HSPの方は、会話の後に「疲れたなぁ…」と感じることが多くありませんか?
- 楽しく会話していたのに、家に帰ると疲れがどっとくる
- 何か変なこと言わなかっただろうか、と一人反省会をする
- 会話を思い返して、相手の言葉の裏を深追いしてしまう
上司や先輩など気を遣う相手はもちろん、友達との会話で疲れを感じることも多いです。
悩んでいるのに「考えすぎ」と言われたり、自分でも面倒くさいなと思ったり、心がモヤモヤしますよね。
この記事では、会話での疲れに悩んでいるHSPの方向けに、
- HSPが会話で疲れるのはなぜ?
- HSPが会話するときに苦手な状況って?
- 会話で疲れないようにするには、どうしたらいいの?
について解説します。
この記事を読んで、会話での悩みを解決しよう!
HSPが会話で疲れる理由
どうして会話したら疲れちゃうのかな??
ここでは、HSPが会話で疲れる理由について詳しくみていきます。
全てのHSPが当てはまる訳ではなく、あくまで傾向や体験に基づく記載なので、参考程度にしてくださいね。
空気を読みすぎてしまう
HSPの方は、会話中の表情や声のトーンなどで相手の思っていることを何となく感じ取ってしまう方が多いように感じます。
相手の反応がいまいちだったり、妙な間があいたりすると、
- 何か気にさわることをしてしまっただろうか?
- さっきの言葉、誤解されたかもしれない…
と、そればかり気になってしまい、会話を楽しめなくなってしまうことも。
何気ない一言を深読みして「本当はこんなこと思っていないのでは?」と否定的な感情を抱くこともあるかもしれません。
相手に嫌われたくない気持ちや、自分が傷つきたくない気持ちがあるから、無意識のうちに周囲に気を遣ってヘトヘトになっちゃうよ。
周りの気分に左右されてしまう
相手の気分に左右されがちでしんどくなってしまうHSPの話はよく聞きます。
HSPは自分の意見よりも周りの意見に合わせる傾向があります。
感情の起伏が激しい人がいると、
- 相手の顔色を伺いながら会話する
- 相手の機嫌が悪いのを察知して必要以上に気を遣う
と、思いやりのある行動をとって疲れてしまう場面が多いようです。
共感しすぎてしまう
HSPは聞き上手な人をよく見かけるように感じます。
悩みごとを相談されると、つい共感し過ぎてしまい自分も辛くなってしまうことがあるかもしれません。
私の場合、友達の悩みに共感して一緒に深く考え込んでしまって、なかなか会話を終わらせることができず、疲れてしまう場面がよくあります。
自分はどう思われているのか気になる
周りに自分がどう思われているのか気にしているHSPは多いと思います。
- さっきの自分の発言はこれで良かったのかな
- こんなこと言ったら浮いてしまうかも
- こう言ったらどう思われるだろうか
と恐怖心で話し出せなくなったり、話した後に反省したりする方もいるのではないでしょうか。
会話中に色々考え過ぎて、結局自分が何を話したいのかよく分からなくなる時もあるよ。
私の場合、特に仕事の時は相手の表情やしぐさから感情を読み取ったり、相手に合わせようしたり、全力で対応しています。
全然リラックスできていないので、後でどっと疲れることが多いです。
周りからは「聞き上手だね」と言われることもありますが、実は頭も心もフル回転で常に気を張っています…。
もっと深い話がしたいのに話せない
HSPの中には、雑談が苦手だと感じる方もいると思います。
会話をしていても、無意識のうちに色々なことに気を遣ったり、物事を深く考えたりする方が多い傾向があるため、気楽な会話が苦手だと感じる方も多いようです。
グループで会話をして「もっと深く話したいな」と思っても、流れで別の話題に変わって、結局あまり話せなかった…という経験も聞くよ。
どうせ理解されないとネガティブになっている
自分に自信がなくて自己肯定感が低いと、周りと比較して「自分のことは理解されないだろうな」と劣等感を感じるHSPもいるかもしれません。
今まで会話の中で否定されたり、傷ついたりした経験があると、
- 相手にどう思われているのか気にし過ぎて本音を言えない
- 相手と自分を比較してしまい、ネガティブになる
- 自分の話は相手に認めてもらえないのではないか、と思ってしまう
など、話してもどうせ理解してもらえないと考え、会話すると疲れてしまうようです。
頭の中の処理が追いついていない
HSPは、物事を深く考える傾向があるため、目の前の話題に関することで頭の中がすぐいっぱいになる方もいると思います。
頭の中にあふれたイメージや言葉に没頭しているうちに、周りはいつの間にか次の話題に移ってしまい、置いてけぼりになること。
私の場合、みんなと会話している時に、
- 自分は他の人より頭の回転が遅いのかな
- なんであの子みたいにポンポン話せないのかな
- 話が勝手に進んでるし、ここにいなくてもいいんじゃないかな…
と気分が沈んで落ち込む場面があります。
周りからは「大人しい静かな人」という印象を持たれるのですが、実は脳内がキャパオーバーになってる場合が多いです。
相手と価値観が合わない
相手と価値観が合わないと、自分は本当はそう思ってないのに否定できず会話が進んでしまい、疲れることもあります。
仲が良い友人でも、仕事や結婚など環境や状況が変わると価値観が変わり、話が合わなくなって疲れてしまった経験がある方もいるかもしれません。
HSPは相手に合わせようとする方が多い傾向があるから、自分を抑えこんで疲れている場合があるんだね。
疲れていても溜め込んでしまう
疲れがたまると、イライラして態度に出る人もいますが、自分の中に溜め込む人もいると思います。
HSPは、ストレスやネガティブな感情を自分で解決しようと抑え込む人が多い印象です。
ストレスを発散させないことで余計に落ち込んだり、体調不良になったりして、仕事や学校などに影響が出る可能性もあるよ。
これら9つの理由は、HSP由来のものとは限りません。
精神安定性が低かったり、もしかするとうつ病や発達障害などの可能性もあります。
症状がひどすぎる場合は、一度精神科に相談してみると、原因を明らかにできるかもしれません。
HSPが会話する時に苦手な状況
ここではHSPさんが会話するのに苦手な状況はどんな時か紹介するよ。
大勢での会話
HSPさんは、職場やサークルの飲み会、クラス会、親戚の集まりなど、大勢で集まるのを苦手とする方が多いです。
大きな声や落ち着かない雰囲気、タバコの臭いなど、たくさんの刺激によって疲れることもあります。
私も周りに気を使い過ぎるので、その場を楽しむより疲れる場合が多いです。
初対面の人との会話
初対面の人との会話を苦手にしているHSPは多い傾向にあります。
初対面の人からの評価が気になり、自分がどう思われているのかを気にしてしまいます。
会話の内容は世間話だとしても、
- 自分は変なこと言ってないかな
- 嫌われていないだろうか
- この話で大丈夫かな
と、色々勘ぐってしまい、少し話すだけでも疲れることがあります。
人混みの中での会話
HSPは他人の言動だけでなく、周囲の刺激にも敏感に反応する傾向があるため、人混みの中での会話を苦手にする人が多い印象があります。
気の合う仲の良い友人と会っていても、周りが賑やかで落ち着かない・眩しい・タバコの臭いがするなど刺激の多い場所だと後で疲れることもあるようです。
誰と会うかも大事だけど、どこで会うかも重要なポイントになるんだね。
人の愚痴や悪口を聞くこと
HSPは、会話のテーマによって疲れる場合も多いです。
具体例
- 悪口ばかり聞くと、自分も陰で言われているのではないかと不安になる
- 愚痴を聞いていると、共感してまるで自分が体験したように疲れる
- ネガティブな話題を聞くと、気持ちが引っ張られて落ち込む
相手の話に共感したり、想像したりすることが多いHSPは、会話の内容によって後で疲れることも。
私も前の職場では、お昼休みに愚痴や悪口を聞くことが多くて、心からゆっくり休憩時間を過ごせず疲れることが多かったです。
HSPが会話で疲れないための対処法
会話で疲れないようにするにはどうしたらいいんだろう?
ここでは、HSPが会話で疲れないようにするための対処法について紹介します。
自分は疲れていると自覚する
疲れを溜め込みやすいHSPは多いように感じます。
周りに意識が向いてしまい、自分のことを後回しにする人も多い印象です。
少しでも「今、疲れているな」と感じたら会話を控えるようにしたり、刺激の少ない場所や落ち着ける場所に移動するのもいいと思います。
自分の体調には波があることを自覚して、どの時間帯・どんな条件だと不安定になるか、どの環境だと快適だと感じるか、具体的に書き出してみるのもおすすめです。
具体例
- 帰る時に話しかけられると疲れるから、お手洗いに行って時間を少しずらそうかな
- 職場の人の愚痴を聞くのは嫌だから、休憩時間はできるだけ関わらないようにしよう
- お昼休みは一人で過ごした方がリフレッシュできるな
書き出すことで客観的に自分の状態が分かって、自分の基準が明確になるので、事前に対策しやすくなるよ。
会話中の勝手な思い込みに気づく
HSPは、周りの言動を気にしすぎて会話に疲れてしまうことが多い傾向があります。
- 嫌われていないかな
- あの人からの評価が下がったかもしれない…
- 今の発言は間違いだったかな
ついネガティブな方向に考えがちですが、後で勘違いだったり思い過ごしだったりした経験はありませんか?
私も会話中、勝手に否定的に思い込んで落ち込み、後で誤解だったと分かったことがありました。
自分の勝手な思い込みに気づくのも大切です。
対策としては、普段から会話中に感じたことや考えたことをメモや日記に残すことをおすすめします。
具体例
- LINEの返信がこないから、うるさいと思われてしまったかも。
- 挨拶したけど無視されてしまった。嫌われているのかな。
- 今日の会話で機嫌が悪かったけど、私が何かしてしまったかな。
自分の感じたことを残しておくと、後で「誤解だった」「勘違いだった」と気づいた時に思い出すことができます。
「自分が勝手に悩みすぎていたんだな」と客観的に気づけるだけで、ネガティブな思考に影響されにくくなるのでおススメだよ。
相手との距離感を意識する
対人関係で疲れてしまうのは、相手との距離が近すぎるのも原因の一つかもしれません。
私も以前は、一人でいたいのに周りの人に合わせてお昼を一緒に食べたり、無理して苦手な飲み会に参加したりして、疲労を感じやすくなっていました。
人間関係のストレスをゼロにするのは難しいですが、苦手な人や環境・状況から距離をとることで疲れを軽減できます。
具体例
- 実家暮らしで親にイライラすることが多いので、一人暮らしを始めてみる
- 職場で苦手な人がいるので、お昼は外で食べて避ける
- 飲み会が続くのがしんどいので、仲良くする人を変える
- 苦手な人と会話する時は、物理的に少しだけ離れてみる
自分にとってちょうどいい距離感を見つけられるといいね。
モヤモヤを吐き出す
他人の考えや周りの感情に影響を受けやすい傾向のあるHSPは、自分の本当の気持ちを見失うこともあります。
相手の反応を気にしすぎて、思っていたことを言えずにモヤモヤする方も多いのではないでしょうか。
頭の中だけで考え出すと、ネガティブになって落ち込んじゃうこともあるよね。
自分の素直な考えや思い・不安に思っていることなどを、紙やスマホのメモ帳に書き出して、外に吐き出してみましょう。
自分の中に溜まっていたモヤモヤを、アウトプットするだけで考えを整理できたり、自分のことを客観的にみれるようになるのでおすすめです。
価値観の合わない人や苦手な人には無理して会わない
HSPは相手を優先して自分を後回しにする傾向があります。
私も、つい価値観の合わない人に都合を合わせたり、苦手な人の誘いを断れなかったりします。
自分の心の声を無視して苦手な人に会うと、後でしんどくなってしまいます。
相手に合わせるのではなく、苦手な人とは距離をおいて、自分に正直に行動することも大切だね。
「今の会社の人たちと合わない」と悩んでいる方は、転職で思い切って環境を変えてみるのも良いかもしれません。
- 就活頑張って今の会社に入ったけど、実際に入ると会社の人たちと合わなくてつらい
- 新卒での会社選びミスったかも…
- 今の会社は体育会系で自分には合わない
- 社会人になってから、自分がHSPや内向型だと知った
- もっと自分に合う会社で穏やかに働きたい
このように悩んでいる新社会人や20代の方は多いのではないでしょうか?
私自身、新卒で入った会社の人たちと価値観や会話が合わず、とても悩んでいました。
HSPや内向的な人にとって、社交性が重視される会社だと不利に感じる場面も多くて辛いよね…。
- 会社は騒がしく苛烈すぎる
- 静かで落ち着いた環境で働きたい
- 責任感や顧客、サービスへの愛のために自分を犠牲にしがち
- 人脈や根回しで体育会系ばかり評価され、実力を見てもらえない
そもそも、内向的な人が活躍できる場所ってあるのかな?
実は、よく調べてみると内向型こそ『価値を出すことが認められる職種』はちゃんと存在しています。
内向型だからこそ「慎重さ」「深い思考」「直観と洞察」といった強みを活かして、 活躍できる職種はあります。
だから、自己理解を深めたり、キャリア市場を理解したり…『戦略的に生き抜く術』を身に着けるのが大切なんだね!
このサイトを運営しているTealsでは『内向型向けの戦略』を詰め込んだ転職支援サービスを行っています。
Tealsでは、内向型に寄り添った転職支援を最後まで無料で受けられます。
一人ひとりに向き合ってサポートするから、サポートできる人数に限りがあるみたいだよ。
興味のある方は早めに面談を申し込んでみてね。
価値観の合わない人や苦手な人から離れるのは悪いことではありません。
自分を守るために転職するのも一つの手です。
転職を検討している方、「今の状況を変えたい」「内向型特化の転職支援を受けたい」という方は、ぜひ一度覗いてみてくださいね。
アロマやお気に入りの香りでリラックスする
疲れやストレスがたまると、心と身体に負担がかかって体調を崩すことが多くなります。
無理せず、しっかり休むことも大切です。
私のおすすめは、アロマやキャンドル・お気に入りの香水などを生活に取り入れてリラックスする時間をつくることです。
リラックスすることでストレス発散にもつながります。
好きな香りを楽しみながらストレッチしたり、ゆっくりお風呂に浸かったりして自分の時間を過ごし、心のバランスを整えてみてくださいね。
一人の時間を大切にする
HSPの疲れを回復するには、高ぶった神経を休ませることが効果的な場合が多いです。
私の場合、一人で快適に過ごせる時間を意識的につくることでリフレッシュしています。
一日の終わりにゆっくり過ごす時間も大切ですが、日中もこまめに休憩することを心がけています。
具体例
- 朝、少しだけ早く出社する
- トイレの個室で一休みする
- 癒しグッズを使って疲れをとる
職場や学校でほっと一息つける場所を見つけたり、ストレス対策グッズを試したりするのもいいね。
心地よいと感じる時間を増やす
疲れを溜め込みやすい方は、心地よいと感じる時間を増やすことで自分を癒すこともできます。
外出先や一人で過ごす時間以外でも、心地よいと感じる時間があるとストレス軽減に繋がります。
具体例
- 肌触りの良い素材の服を着る
- お気に入りのアロマや香水を持ち歩く
- 天気の良い日は公園でご飯を食べる
- 神社にお参りする
好きなものや心地よいと感じることには個人差があるので、あなたがリラックスできる環境をぜひ探してみてね。
周囲の当たり前や習慣に振り回されないようにする
HSPは、良くも悪くも周囲の環境に影響を受ける人が多い印象です。
- 職場で周りが残業しているから、自分も残業しないといけない
- 飲み会は苦手だけど、みんな参加するから断れない
- 周りの人と違う意見を言い出しにくい
周りに合わせすぎて燃え尽きちゃうこともあるよ…。
周りの意見よりも自分がどう感じたのか、自分の気持ちや体調を優先することも大切です。
信頼できる人・理解者をもつ
HSPが会話で疲れる要因の一つに、気を遣いすぎてしまう・共感しすぎる等の特徴が、周りの人から理解されにくい点があります。
信頼できる人や何でも話せる理解者がいると、心の負担も軽くなります。
理解者がHSPである必要はありませんが、HSPさん同士の交流は、HSPの特徴をそのまま分かり合える貴重な場です。
Tealsホームでは、HSP同士の交流会や相談会も定期的に開催しています!
私自身、Tealsホームで自分の性格や仕事について相談して、前向きに考えられるようになりました。
安心して自分のペースで関われるのでとても居心地が良いです。
相談できる場所・頼れる居場所を作ってみませんか?
ぜひこの機会に参加してみてくださいね。
まとめ
人と会って疲れたら「もう会いたくないな…」「一人になりたい」と思うHSPさんもいるのではないでしょうか。
疲労を感じたら我慢せず、しっかり休むのが大切です。
「同じように悩んでいるHSPの人がいるんだな」と思うと、自分だけではないと感じて少しだけ心が軽くなるかもしれません。
自分が好きなことをする時間や、癒しの時間を増やして、上手にストレス発散してくださいね
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