HSPにカフェインは合わない?むしろオススメ?色々な情報が入ってきてわからない…。
と思ったことはありませんか?
かくいう私もコーヒー好きなのですが、コーヒーを飲むと眠くなってしまい、全く集中できなくなってしまうことが多くありました。
この記事では、論文や専門家の引用と私の体験談も踏まえて
- HSPがカフェインを飲むと頭痛やめまいがする原因
- HSPさんは要注意?カフェインが含まれる食べもの5選
- HSPがカフェインと上手に付き合う方法
- HSPにオススメしたい食べもの3選
について解説していきます。
この記事を読み、カフェインとの上手な付き合い方を知ることで、今よりも楽しく快適な生活を送ることができるでしょう。
今から実践できる方法を紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。
HSPはカフェインを摂らない方がよい?
結論、HSPだからという理由だけでカフェインを摂らないほうがよいとはなりません。
大切なのは、
- 自分にとってのカフェインの適量を知ること
- カフェインとの上手な付き合い方を知ること
- 上記2つから自分に合ったカフェインルールを作っていくこと
の3点です。
実際、HSPでもカフェインを問題なく摂れるという人はいます。
以下では、まずHSPがカフェインを苦手とする理由を見ていきましょう。
HSPが体調を悪くしてしまうのは「カフェインに敏感に反応してしまう」ため?
前提として、意外かもしれませんが、「HSPがカフェインに弱い」と明確な根拠を示す論文などは多くありません。
そのため、HSPの全員がカフェインに弱いということは言えないのですが、HSPを自認していて、「自分はカフェインに弱い気がする」という方がいるのも事実。
以下では、実際にカフェインによってどのような症状が起こりやすいのか?について、見ていきましょう。
どれも一般的な体質であれば、過剰摂取の時に発生する内容なので、過度に警戒する必要はありません。
めまいや頭痛
カフェインには中枢神経を刺激する働きがあり、この働きにより脳を活性化させます。
適度な活性化は眠気解消や集中力アップにつながりますが、過剰に摂りすぎると脳が活発に働きすぎてしまいます。
その結果、脳が興奮状態になり、めまいや頭痛が起きることがあります。
不安や動悸
先にも述べましたが、カフェインには中枢神経を刺激する働きがあり、この働きにより脳の一部分である「扁桃体」が刺激されます。
扁桃体は不安と関係する神経であるため、この扁桃体が刺激されると、不安な感情が促進されてしまいます。
心拍数の増加・興奮症状
中枢神経の1つである交感神経には、血圧や体温を上げる働きがあるため、カフェインを摂ると体全体の血圧・体温が上がります。
適度な上昇は疲れや眠気を抑えパフォーマンスを向上させますが、過度な上昇は心拍数を増加させすぎてしまいます。
その結果、体が「興奮状態」になり夜に眠れなくなるなどの症状が起きてしまいます。
カフェインが引き起こす症状ってたくさんあるんだね…。
そうだね、カフェインは適量であれば体にいいんだけど、害もたくさんあるんだ。でも、ルールを守れば大丈夫!安全に飲むことができるから安心してね!
HSPさんは注意!カフェインが多く含まれるもの5選
ここまでカフェインが体に及ぼす悪影響について、解説してきました。
カフェインは適量であれば体に良いですが、過度に摂ると体に悪影響をもたらします。
では、実際にどのような食材にカフェインが含まれているのでしょうか?
身近な食べものについて見ていきましょう。
コーヒー
カフェインが含まれている食材の中で、最も有名なのがコーヒーではないでしょうか?
コーヒーには以下のようにカフェインが含まれています。
コーヒーに含まれるカフェインの量
- レギュラーコーヒー:100mlあたり60mg
- インスタントコーヒー:100mlあたり57mg
一般的に1日のカフェインの適量は200〜400mgと言われているため、コーヒーの適量はだいたい3〜4杯がです。
ただ、HSPはカフェインに敏感に反応し1杯だけでも適量を超えてしまうことがあります。
そのため、自分に合ったコーヒーの飲み方を見つけることが大切です。
エナジードリンク
エナジードリンクの種類によって異なりますが、エナジードリンクには多くのカフェインが含まれています。
エナジードリンクに含まれるカフェインの量
- レッドブルー:100mlあたり30mg
- モンスターエナジー:100mlあたり40mg
- オロナミンC:120mlあたり18mg(瓶1本分)
そのため、疲れを取るためにエナジードリンクを飲むと、逆に疲れやすくなることがあるので注意が必要です。
お茶
私たちがよく飲んでいるお茶にも以下のようにカフェインが含まれています。
実際、お茶には
お茶に含まれるカフェインの量
- 紅茶:100mlあたり30mg
- 緑茶(玉露);100mlあたり160mg
- 緑茶(煎茶):100mlあたり20mg
- ほうじ茶:100mlあたり20mg
- 玄米茶:100mlあたり10mg
- ウーロン茶:100mlあたり20mg
のカフェインが含まれています。
最近はカフェインレスのお茶も多く販売されているので、カフェインが苦手な場合や、仕事中はカフェインレスのものを積極的に選ぶこともオススメです。
また、いつ、どの種類のお茶を飲むか何となくでも決めておくと、カフェインに悩まされない快適な生活を送れるようになります。
コーラ
世界で最も有名な炭酸飲料といえば、コーラではないでしょうか?
少量ではありますが、コーラには100mlあたり10mgのカフェインが含まれています。
そのため、寝る前のコーラなどは避けたいところかもしれません。
チョコレート
チョコレートにもカフェインが含まれています。実際、
チョコレートに含まれるカフェインの量
- ハイカカオチョコレート:100gあたり84mg
- ミルクチョコレート:100gあたり28mg
そのため、カフェインが苦手だという人は、ハイカカオのチョコレートはなるべく避け、ミルクチョコレートを食べる方がよいかもしれません。
特に仕事中の糖分補給として、チョコレートを選ぶときは注意が必要です。
HSPがカフェインとの上手に付き合うコツとは?
HSPとカフェインの関連性や、カフェインが含まれる食材について紹介してきました。
HSPでカフェインが苦手な方でも、決してカフェインを摂らないほうがよいという訳ではありません。
最も大切なのはカフェインとの上手な付き合い方を知ることです。
以下では、カフェインとの上手な付き合い方について5つ紹介していきます。
カフェインの適量を知る
まず大切なのは、自分にとってのカフェインの適量を知ることです。
実際、カフェインの適量は人によって以下3つに分類されると言われています。
- 高カフェイン感受性:1日100㎎以下のカフェイン(コーヒー1杯)で副作用が起きる
- 中カフェイン感受性:1日200〜400㎎までのカフェイン(コーヒー3杯)なら副作用が起きない
- 低カフェイン感受性:1日500㎎以下のカフェイン(コーヒー5杯以上)でも何も起きない
つまり、カフェイン感受性の程度は人によって大きく異なります。
そのため、HSPだからカフェインを取らない方がよいと判断するのではなく、自分のカフェイン感受性がどの程度かを理解しながら、カフェインと付き合うようにしていきましょう。
あおさんはどうやって自分のカフェイン感受性について知ったの?
コーヒーを何杯飲んだら、眠くなってくるのか?ということを基準に考えたね。2杯目を飲むとだいたい眠くなってくるから低〜中ぐらいだなって考えてるよ!
そっか〜、自身の経験から考えていったんだね!
そうだね!お店での基準も分かってくるから、経験から考えることもオススメだよ!
カフェインレスのものを選ぶ
カフェインが苦手な人は、カフェインレスのものを最初から選ぶこともオススメです。
最近は「デカフェ」のようにカフェインを事前に取り除いた商品も販売されています。
コーヒーだけでなく、紅茶などでもカフェインレスの商品は多く販売されています。
ぜひ、お気に入りの一杯を見つけて見てくださいね。
コーヒーにはミルクを入れる
ブラックコーヒーが好きな人もいるかもしれませんが、カフェインが苦手な人はコーヒーにミルクを入れることをオススメします。
私の場合、カフェではカフェオレなどミルク入りの飲みものを最初から頼んでしまうことが多いです。
カフェインルールを作る
カフェインに悩まされることを減らすためにも、自分なりのカフェインルールを作ることをオススメします。
私の場合、
- 起きた後と寝る2時間前はコーヒーなどカフェインを含むものは飲まない
- コーヒーを飲む時は水も一緒に飲むようにする
- カフェに行ったらコーヒーはおかわりせず1杯まで
のようにルールを作っています。
これにより、朝はぼーっとすることがなくなり、色々な作業に集中することができるようになりました。
また、基準がはっきりしているので迷うことが減り、より快適に日々の生活を送れるようになっています。
ぜひ、自分なりのルールを作って楽しいカフェインライフを送っていきましょう。
自分なりのカフェインルールを持っておくことが大切なんだね!
そうだね、生活の中で迷うことも無くなるからカフェインルールはぜひ作って欲しいな!
HSPにあまりオススメしないカフェインとの付き合い方
カフェインとの上手な付き合い方について解説してきました。
紹介したことを実践していくことで、より快適なカフェインライフを送ることができるようになるでしょう。
しかし、悪い付き合い方をしてしまうと、生活に大きな悪影響が出てしまうのがカフェインの怖いところ。
以下ではオススメしないカフェインとの付き合い方についても一緒に見ていきましょう。
夜寝る前にカフェインを摂る
2章で紹介しましたが、カフェインを飲むと脳が活性化し、眠気が一気に冷めてしまうことがあります。
そのため、寝る前にカフェインを摂ることは絶対に避けたほうがよいかもしれません。
特に夕方以降はカフェインを摂らない方がよいと言われています。
例えば、夜7時以降はカフェインの含むものを摂らないなどと、ルールを決めてしまうのもオススメです。
カフェインを摂る時間にも注意して、より快適なカフェインライフを送っていきましょう。
空腹でカフェインを摂る
カフェインには胃液の分泌を助ける作用があり、脂っこいものを食べた時にはその消化を助けてくれます。
しかし、空腹だと胃液が過剰に出てしまい、胃腸を悪くしてしまう原因になります。
そのため、空腹時にカフェインを一気に摂ることは避けましょう。
例えば、お昼にカフェで休憩するときには、フードなどを一緒に頼むこともオススメです。
ぜひ、お気に入りの食べ合わせなども見つけてみて下さいね。
カフェインを摂りすぎてしまう
最もやってはいけないことは、適量を超えたカフェインを摂ってしまうことです。
過剰にカフェインを摂ってしまうと、頭痛やめまいなど体に多くの悪い症状が出てしまう可能性があります。
自身の適量を知るとともに、適量を守ってカフェインと上手に付き合っていきましょう。
HSPにオススメしたい食べもの3選
ここまでHSPのカフェインとの付き合い方について解説してきました。
しかし、カフェイン以外の食生活にも気をつけることでより快適な生活を送ることができるようになります。
下記で、HSPに特にオススメしたい食べもの3つについて紹介していきます。
※科学的に「HSPに効く」と証明されているものではなく、一般的にも健康に良いと思われるものの中からピックアップしています
梅干し
繊細なHSPは日々の何気ないことで疲れが溜まりやすい人が多く、食事からも疲労を回復してあげることが大切です。
中でも、梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復に効果的で、疲労を回復させてくれるだけでなく、疲労が蓄積しない体を作ってくれます。
ご飯のお供などに気軽に取り入れられるので、今日の夕飯から早速取り入れてみてはどうでしょうか?
冷凍フルーツ
フルーツに多く含まれる「ビタミンC」にはストレスに対抗するホルモンの分泌を促す効果があります。
HSPには繊細で敏感な人が多く、人よりも様々なストレスで悩まされていることが多くあります。
そのため、ストレスが溜まってきたというときはミカンやイチゴなど、ビタミンCを多く含むフルーツを食べてみてはいかがでしょうか?
特に、冷凍フルーツは15時のおやつにも取り入れやすく、気軽に取り入れることができます。
ぜひ、取り入れてみてください。
ワカメやもずくなどの海藻類
ワカメやもずくなどの海藻には、カルシウムや鉄分などのミネラルが多く含まれており、ストレスの緩和や血糖値の上昇をおさえてくれます。
もずくなどはスーパーでワンパックで売っているため、日々の食事にも取り入れやすいかもしれませんね。
私は、週に3回程度はもずくを食事に取り入れるようにしており、1人暮らしで偏りがちな生活のお供にしています。
ぜひ、皆さんも日々の食事に取り入れてみてくださいね。
HSPの特徴を知ってよりよい生活を
ここまでHSPがカフェインとどのように付き合っていけば良いかについて解説してきました。
これらの方法を実践していくことも大切ですが、他のHSPの人たちが、どのように生活しているかを知ることもよりよい生活のヒントになります。
私も他のHSPの人たちが、日々の暮らしで実践していることを生活に取り入れることで、生活がより充実するようになりました。
そして、HSP仲間を見つける上で交流の場としてぜひ紹介したいのが、HSPの人によるHSPのためのコミュニティ「Tealsホーム」です。
ここに集まるHSPの人たちは、今まで生きづらさなどを感じながら、辛いことも含めて多くの経験をしてきた人たちです。
しかし、だからこそ同じ悩みを持っていたり、他の人たちの多くの悩みに共感し互いに助け合いながら、活動することができています。
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きっと、皆さんの人生を変える出会いがそこに待っていますよ!
【参考文献】
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