
みなさん、毎日お仕事お疲れ様です。
さて「お疲れ様」とは言いますが、私たちは仕事の何に疲れるのでしょうか。
- 業務量の多さ
- 勤務時間の長さ
- 職務に対する責任感
などが挙げられますよね。
そしてもうひとつ、どの職種にも共通して言えるのが人間関係だと思います。
気の合う友達と過ごしていればなんとかなった学生時代とは違い、気の合わない人とも一緒に何かをせざるをえない機会も多い社会人。
イライラしたり落ち込んだりする状況もあるかもしれません。
そこで今回は特に、性格検査の一種であるMBTIでINFJが当てはまる人に向けて、
- INFJの特徴
- INFJが仕事でイライラする人の特徴
- INFJが仕事で人にイライラしたときにできる対処法
について紹介します。



読むと「イライラ」の原因が具体的になるかも!



心を穏やかに保つためにできる方法も見つかりますように。
INFJの特徴


仕事の人間関係に関わらず、イライラした気持ちを解消するためにはイライラの原因を知ることが大切です。
そしてイライラの原因を知るにあたって、イライラしている自分自身の特徴を把握できていると大きな強みになります。
なのでまずはMBTIをもとに、その診断タイプのひとつであるINFJの特徴を紐解いていきましょう。
MBTIとは
最初にも触れましたが、MBTIとは性格検査の一種です。
心理学者ユングの「タイプ論」をもとにした診断で、国際規格に基づき世界45カ国以上で活用されています。
MBTIは、
- 心のエネルギーの方向性(外向型↔︎内向型)
- 情報の取り入れ方・受け取り方(感覚型↔︎直感型)
- 受け取った情報の使い方を決める指標(思考型↔︎感情型)
- 自分の言動が習慣や行動に現れたときにどうしがちか(判断型↔︎知覚型)
の4つの指標において、それぞれどちらの型が優位に働くか(働きやすいか)で性格の傾向を表現します。



どちらかの型が極端に働きやすい人もいれば、両方同じくらい働く人もいるよ!



環境や心の調子によって結果が変わる場合もあるので、結果はあくまでも参考程度にするのがいいですね。
INFJは16パターンある診断結果のうち、
- I:内向型(自分のエネルギーが内側に向く)
- N:直感型(ものごとが持つ意味や可能性に注目する)
- F:感情型(理論より感情、価値観を大切にする)
- J:判断型(計画立てて行動することを好む)
の指標が優位に働く人を指します。



ここからは、4つの指標が性格にどのような影響を与えているのかを確認しましょう。



こっちはエンタメとして楽しむ程度にしておこう!
また、Tealsが運営するコミュニティ「Tealsホーム」では、専門の資格を持ったメンバーと直接話をしながら自己理解を深めることができます。



MBTI自体についても深く理解できるから勉強になるよ!
【INFJの特徴】I:内向型(自分のエネルギーが内側に向く)
MBTIの診断結果を表すアルファベット4文字のうち、最初の1文字は「心のエネルギーの方向性」を示します。
具体的には
- 考えるときに自分の考えを外に出すか、出さずに自分の中で完結させるか
- 心の充電を外からの刺激によって行うか、内省(自分の心の動きを振り返る)によって行うか
- 自分の思いや考えを外に出す必要性についての考え
などから自分のエネルギーが外の世界に向いているか(外向型)、自分自身に向いているか(内向型)を判断します。



コミュニケーション能力があるかとか、アクティブであるかとかは関係ないんだね。
INFJは内向型。内向型の人には
- 行動する前によく考える
- 他の人に求められない限り、自分の思いや考えを外に出す必要性を感じない
- 見たり聞いたりしたものに対して、自分がどう思ったかを考えることにエネルギーを費やす
などの特徴があると言われています。



パッと意見が言えないのは、意見が無いんじゃなくて考えているんですよね。
【INFJの特徴】N:直感型(ものごとが持つ意味や可能性に注目する)
MBTIの診断結果の2文字目は情報の取り入れ方・受け取り方の傾向を示しています。
例えばテーブルに1つのりんごが置いてあったとします。あなたは何を感じるでしょうか。


- 赤い
- 大きい
- いい香りだ
などの五感で判断できる「今ここ」を大切にした考えが出る人は感覚型、
- なぜここにりんごがあるのだろうか
- りんごといえば白雪姫だ
- このりんごの赤と、持っているポーチの赤は似ているな
といった”りんごそのもの”というよりは、そこから想像を膨らませたような考えが出る人は直感型だと言われています。



両方大事な感覚ですね!
INFJは後者の直感型。
- 抽象的なイメージからひらめいたもので総合的に情報を集める
- 洞察が必要な事象や複雑なしくみ、哲学的な話題について興味がある
- 想像力が豊かで、型にはまらない
- 「今ここ」より先の未来に意識が向いているように思われることが多い
傾向があるそうです。
【INFJの特徴】F:感情型(理論より感情、価値観を大切にする)
3文字目は受け取った情報の使い方について、思考(論理)と感情のどちらを重視するかを表す指標です。
感情型であるINFJは
- ものごとを「好き」「嫌い」といった気持ちから捉える
- 人間関係で調和を求めているようにみられる
- 明らかな原理や論理よりも個々の価値観を尊重したいと思う
- ある情報が正しいかより、それがいかに人に影響を及ぼすかが大事
などの考えが強い人が多いです。



判断が状況によって変わりやすいタイプではあるかも……。
【INFJの特徴】J:判断型(計画立てて行動することを好む)
最後の指標は、前3つの指標によって起こる自分の言動が習慣や行動に現れたときにどうしがちかを示します。
この指標は計画立てて行動することを好む判断型か、臨機応変な行動を好む知覚型に分けられ、INFJは判断型に当てはまります。
判断型の人は
- ものごとの順序を大事にする
- 締切には余裕を持って作業を進めたい
- To Doリスト大好き
- イレギュラー対応はできるものの、「もっと準備していれば」と後悔する
などの傾向がみられます。



計画通りに仕事が進むと嬉しいよね!
ここまでのまとめ:INFJってどんな人?
- I:内向型(自分のエネルギーが内側に向く)
- N:直感型(ものごとが持つ意味や可能性に注目する)
- F:感情型(理論より感情、価値観を大切にする)
- J:判断型(計画立てて行動することを好む)
の考え方が優位に働き、
- 考えてから行動する
- 事実から様々な想像を膨らませる
- 人の感情や価値観を大切にして行動を決める
- 順序立てた行動が好き
などの傾向を持つ人といえます。
INFJが仕事でイライラする人の特徴5選


ここからは上で紹介したような特徴を持つINFJが、仕事でどのような人にイライラするのか、またなぜイライラするのかを
- ルールやマナーにルーズな人
- 計画立てて行動するのが苦手な人
- 協調性が高くない人
- 言葉遣いがきつい人
- 感情の浮き沈みが激しい人
の5点から考えたいと思います。



嫌いじゃないけどなんかイライラする……。



理由がわかると少しすっきりするかもしれません
ルールやマナーにルーズな人
INFJの人は、物事の意味や可能性に注目する直感型と、計画立てて行動を進めることを好む判断型の考え方が優位に働く傾向があります。
そのため、ルールやマナーに対しても”守ろう”という意識が強いだけでなく、自分自身でそれを守る意味をきちんと見出せている人が多い印象です。



小学校でヘアアクセサリーの着用禁止なのは、家庭の経済状況を見えにくくするためかな〜?みたいな
だからこそ、「こんなの意味あるの?」「自分だけなら大丈夫でしょ」なんて簡単にルールやマナーを破る人を見ると心がざわざわする場合があります。
計画立てて行動するのが苦手な人
何かをするときは起こりうる様々な事態を想定し、しっかり計画を立ててから行動に移したい傾向の強いINFJ。
- 考えるより先に行動に移してしまう
- 考える工程を飛ばそうとする
- 基本何とかなるだろうと思っている
などの特徴がある人と行動すると、自分の考えが納得いかない段階で行動に移さざるをえなかったり、イレギュラーに対応する頻度が増えたりしてイライラする場合があります。



次に何が起きるかわからないって結構ストレスなんだよね。



その人の持つ臨機応変さ自体は羨ましかったりするのですが……。
協調性が高くない人
INFJは物事を判断するときに論理より感情を大切にする傾向があります。
そしてその「感情」は自分だけでなく、周りの人の感情まで含まれる場合も。
そんなINFJがなるべく多くの人が気持ちとして満足できる結論を導き出そうと奮闘しているとき、
- 自分の利益だけを尊重した意見を主張する人
- 周りの考えに耳を傾けない人
- 足並みを揃えず自分のペースを貫く人
が同じコミュニティにいるとイライラするのは当然と言えるでしょう。



これに限らず「みんなのこと考えてよ!」って思う言動はINFJがイライラする大きなポイントかも。
言葉遣いがきつい人
1つの事実からさまざまな方向に想像を膨らませることの多いINFJ。
そのため、リスク管理や細かな気遣いをするのが上手な方も多い印象です。
一方で、言葉遣いがきつい人に出会ってしまうと、相手が意図している以上にその言葉の意味を深く受け取ってしまい、「自分が怒らせたのではないか」「嫌われているのだろうか」なんて想像をして不安になってしまう場合もあります。
感情の浮き沈みが激しい人
物事の判断において感情を大切にしたいINFJにとって、”感情の浮き沈みが激しい=判断基準がブレブレ”と思いがち。
そのため、感情の浮き沈みが激しい人と仕事をすると、
- 判断がブレて自分の立てた計画が崩れる
- 予期しない事態に巻き込まれる
- 相手に寄り添いきれない自分を不甲斐なく思う
などの状況に陥り、イライラする場面が増えてしまうことも。



勝手に振り回されて勝手に疲れている気がします……。
INFJが仕事で人にイライラした時にできる対処法4選


上に挙げたものをはじめとした理由でINFJがイライラしてしまった場合に、自分自身で取れる対処法はなんでしょう。
この章では、
- イライラする人から離れる
- 気持ちを書き出して整理する
- 周りの人に相談する
- リフレッシュする時間をとる
の4点を紹介します。



イライラする人とは仕事しない!は難しいから……。



自分で自分のご機嫌が取れると強いですよね!
イライラする人から離れる
これが1番直接的な方法かなと思います。
仕事する場所を変えたり、休憩に出かけたりしてクールダウンをするのもおすすめです。
また、離れておけば相手の言動に振り回される頻度も減り、新たなストレスを生む原因も減らせるので一石二鳥と言えるでしょう。



仕事の順番を変えるだけでも一緒にいる時間は減らせるかも。
気持ちを書き出して整理する
紙やスマホのメモ機能を用いて、
- 何が起こったのか
- 何を言われたのか
- 自分がどう感じたのか
- 本当にしてほしかった / したかったことは何か
などを書き出すのはイライラをしずめるために有効です。
書く作業を通して、事実と自分の想像の区別や考え方の癖が見えてくると、自分が次に取りたい行動がわかる場合があります。
周りの人に相談する
イライラした気持ちから抜け出せなくなってしまったら、信頼できる周りの人に相談を持ちかけてみてもいいでしょう。
同じ職場の同僚や上司なら細かな背景も理解した上で、新しい視点からアドバイスをもらえるかもしれません。
それが難しい場合でも、全く仕事に関係のない友達にただ寄り添ってもらうだけでもかなり心は軽くなるはずです。



1人でぐるぐる考え続けるのはしんどいから切り替えてもらおう〜!
同じ悩みを抱えていた人が、何かいい解決方法を知っているかもしれません。
そうでなくても、自分の話を心からの共感を持って聞いてもらえる、それだけできっと心が軽くなるはずですよ。
リフレッシュする時間をとる
家に帰ってからの時間や仕事が休みの日などに、意識して気持ちを仕事から離すことはとても大切です。
- 音楽を聴く
- おいしいものを食べる
- 自然に触れる
- 新しい場所に出かける
- ゆっくり眠る
リフレッシュして自分の気持ちを落ち着かせられたら、状況が変わっていなくても見え方が変わる場合があります。



冷静になれるんだね!



客観的な視点も気持ちがたかぶっていない方が持ちやすいような気がします。
普段から自分が幸せに感じる時間、好きなものをたくさん見つけておくと良いでしょう。
まとめ


今回はMBTIにおけるINFJの特徴に加え
- 自分とは違う考え方を持つという点でのイライラする人の特徴
- 職場の人にイライラしたときに自分でできる対処法
についてご紹介しました。
さまざまな思考回路を持つ人が共に何かを成し遂げるために協力をするのが”仕事”でもあります。
だから、例えゴール地点は同じでも、その道筋や解釈が違うがゆえに、ぶつかるのは当たり前。
つまり、イライラするのも当たり前とも言えるでしょう。
ただ、自分も相手も苦しくなったり、仕事の目標が達成できない……といった結果を招いたりしないように、その原因と向き合い、乗り越えることが求められる場合もあります。
その最初の一歩に、この記事がMBTIの視点から「自分」を言葉にし、異なる考え方を持つ人との違いに向き合うきっかけになれば嬉しいです。
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