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【HSPあるある】人付き合いが苦手すぎてつらい…限界を感じたときの対処法は?

  • 人と話した後、毎回ぐったりしてしまう
  • 相手に気をつかい過ぎて、しんどくなる
  • 過去に人間関係で嫌な思いをしたから、できれば人と関わりたくない

HSPさんの中には、こういった人間関係での悩みを抱えている人が多い印象です。

家族や親戚、仕事で関わる人、恋人や友人……など、すでにある人間関係内での悩みから、
新しい環境や新しく知り合った人との関係構築などで、悩んでつまづく人もいます。

この記事では、

  • HSPが「人付き合いが苦手」と感じてしまうメカニズム
  • 人付き合いを苦手だと感じてしまう理由
  • 人付き合いでつらさや限界を感じたときの対処法

を解説します。

多くの方と対話を重ねてきた公認心理師である筆者が、
HSP気質の方が人間関係でつまづきやすいポイントや、自分との向き合い方のコツなどもご紹介します。

チルティ

少しでも多くの人が前向きになってくれたら嬉しいな。
ぜひ最後まで読んでみてね。

記事執筆者

公認心理師:田原直裕

 理学療法士として、施設、病院、区役所に従事したのち、各機関で学んだ医療・心理学・コミュニケーションの現場体験と知識を活かし、公認心理師の資格を取得。性格やメンタル、人間関係に悩みを抱える知人が多かったことから、現在は恋愛サポートや公認心理師としての活動も行なっている。

【保有資格】 理学療法士、公認心理師

詳細なプロフィールはこちら

目次

HSPが「人付き合いが苦手」と感じるメカニズム

HSPの人付き合いにおける特徴として

  • 感受性が高い
  • 共感力が高く、考えることが多い
  • 物事を深く考える傾向がある

などが挙げられます。

そのため、他者と関わる時には、相手の変化、特に感情や心の機微を敏感に察知します。

そして、高い共感力を持って、相手の気持ちを自分ごとのように想像することができるとともに、
感情や心の機微の背景を深く考察する傾向があります。

これらの特徴を上手く使いこなすことができていれば、人付き合いは得意分野になるかと思います。

しかし、逆にこの特徴があることで、「人付き合いが苦手」だと感じる人も少なくありません。

「人付き合いが苦手」だと感じるメカニズムは主に次の3つのパターンが考えられます。

「人付き合い=疲れる=良くない出来事」という思い込み

HSPは他者と関わる際には、人一倍、思考をしている状態となっています。

つまり、人よりも脳のエネルギー消費が大きいといえます。

そして、多くの場合、上記の特徴は無意識的に現れるため、気付いた時には「なんだかすごく疲れた」と感じる方も少なくありません。

そういった疲れを感じる経験が多いと、「人と会う=疲れること」として、脳が認識する場合があります。

疲れを感じることは、それだけ相手の気持ちを想像したり、深く考えようとしたりしている証拠ではありますが、
決して良くないことではありません。

しかし、この疲労感の解釈を誤ってしまうと
「人付き合い=疲れる=良くない出来事」という思い込みを生んでしまいます。

疲れているのは自分だけ?

誰かと一緒に過ごしているときに、

チルティ

周りの人は楽しそうにしているけど、自分は疲れたから早く帰りたい。

と思うことはありませんか?

このように周りと比べて、”人に合わせることに対して疲労感を強く感じやすい”と思うと、
周りの人より自分が劣っていると誤認してしまい、
「自分は人付き合いが苦手なのかな?」と思い込んでしまうこともあります。

先に述べたように、人一倍疲労を感じることは、
自分の容量が小さいからでもなく、人付き合いが苦手だからでもなく、
誰よりもエネルギーを使っているだけという可能性も大いに考えられます。

自分を責めすぎてしまう

HSPの特徴の一つである「物事を深く考える」では、内省が行われていることがよくあります。

内省をすることは自己分析にもなるため、ポジティブな側面もたくさんあります。

しかし、内省をする際に、必要以上に自分を責めてしまう場合も少なくありません。

例えば、一緒にいる人が不機嫌になった時

原因が自分にないか考え込んでしまい、指摘されたり注意されたりしたわけでもないのに、
「自分のせいで不機嫌にしてしまった」「自分に落ち度があった」と考えてしまうことがあります。

相手に聞いて答え合わせをすることも怖くて、「自分が悪かったのかな……」と解釈してしまうと、
実際には何もしていないのに失敗体験として記憶に残ってしまいます。

そして、失敗体験として刻まれた記憶は、自己効力感の低下の要因になり、苦手意識を生んでしまうことがあります。

人付き合いを苦手だと感じてしまう理由

次に、前項で説明した3つのパターンとHSPの特徴を関連付けて、
人付き合いを苦手だと感じてしまう理由について具体的に解説します。

相手の気持ちを無意識に読んでしまう

チルティ

相手の言動や行動から、相手の気持ちを深読みしてしまう。

また、自分の言動や行動で相手がどんな気持ちになっているか考えてしまうことはありませんか?

これもHSPの特徴が現れているかもしれません。

周りに「考えすぎだよ」と言われることがある方は、当てはまるかもしれません。

相手の気持ちや考え、自分が相手に与えている影響について無意識に、
必要以上に考えてしまうことで、疲れを感じてしまっている可能性があります。

本音を話せない

HSPの方は、相手の気持ちを考えすぎるあまり、自分の気持ちや本音を打ち明けられなくなる傾向があります。

自分の気持ちを後回しにする癖を続けていると、気付かぬうちに
「本音を言うことはわがままだ」と思い込んでしまうことも。

そうなると本音を隠して相手に合わせることが当たり前になってしまいます。

しかし、慣れていると思っていても、本音を言えないストレスは溜まっているため、
精神的な疲労となりやすいかもしれません。

周りの目が気になる

内省傾向の強いHSP。
内省の中で自己否定を続けてしまうと、自己肯定感が低下してしまう方も少なくありません。

また、周りの人の気持ちや感情に敏感な特徴も相まって、
常に周りに評価されている気持ちになって周りの目が気になってしまうこともあります。

チルティ

そこから派生して、周りの目が怖く感じることも……。

人前に出るなど目立つ行動に対して苦手意識がある場合は、
このような心理状況となっている可能性が高いかもしれません。

初対面の人と関わったり、注目を浴びたりすることに対する精神的ストレスは、人一倍、感じ易いかもしれません。

相手の感情に引っ張られやすい

共感力が高いことは、想像力が豊かな証です。
その分人よりも頭をたくさん使っている状態となります。

また、怒りや悲しみなどのネガティブな感情に共感すると、精神疲労も蓄積されやすい可能性があります。

感情の起伏が激しい方や、怒りっぽい人がいる場にいることだけでも疲れを感じてしまうかもしれません。

さらに、他者の感情を敏感に察知しやすい分、自分の気持ちを後回しにしてしまいやすい傾向もあります。

これも自分の本音を言いづらくなる要因になり得るかもしれません。

人間関係で傷ついた経験がある

誰でも人間関係でのトラウマがあると、人付き合いに対しての苦手意識を持つことがあります。

しかし、HSPの方は特に深く考え込む傾向にあるため、より大きな出来事として記憶に残っている可能性があります。

チルティ

深く考えるとき、自分のことよりも相手の気持ちを考えすぎてしまうがゆえに、必要以上に自分を責めてしまう場合も……。

他の人は気にしないような言葉や表情の変化にも敏感だと、その背景や意図を深く想像してしまうことで、
より大きな失敗体験として刻まれてしまうこともあります。

相手のペースに巻き込まれることへの不安

他者の気持ちや感情を察知しやすい気質があると、相手に合わせることが前提になり、
自分のペースや気持ちを抑え込んでしまうことが当たり前になっているかもしれません。

慣れているように感じていても、周りに合わせることによる疲れは蓄積されていきます。

相手が苦手な人であれば、明確に心理的抵抗を感じるものですが、
そうでない人との時間に対してもなんとなく前向きな気持ちになれないことがあるようでしたら、
無意識に相手のペースに合わせることに対するストレスを感じているかもしれません。

そのストレスを我慢して過ごしていることで、
人付き合いに対してもネガティブな気持ちを感じやすくなっている可能性があります。

人付き合いでつらさや限界を感じたときの対処法

ここでは、人付き合いでつらさや限界を感じたときの対処法を紹介します。

苦手と感じる人とは距離を置く

チルティ

特別に何か嫌なことをされたわけでもない、悪い人ではないけど……
なんだか話していると心が苦しくなる。

そんな経験はありませんか?

それはきっと、周りの人は気付かないような小さな刺激に反応しているサインかもしれません。

例え周りからの評判がいい人だとしても、無理に周りと意見を合わせる必要はありません。

そっと距離を置くことをお勧めします。

特に感情の起伏が激しい人に対しては、一緒にいることが苦痛に感じるかと思います。

他の人が我慢をしているからと言って、自分も我慢しないといけないなんてことはありません。

自分の感じ方が全てです。
その感性は自分だけのものなので大切にしてください。

「仕事で関わらないといけない」「デスクの距離が近い」など、難しいこともあると思います。

その場合には、できる限り関わりを少なくする工夫をしてみるのも一つの手です。

また、HSPはお誘いを断ることを苦手とする方も少なくありません。

  • 断ったことで相手を傷つけてしまうかもしれない
  • 今後、誘ってもらえなくなるかもしれない

こういったことに対しての恐れが出てきている状態かと思います。

確かにお誘いを断ることによるリスクは発生しますが、お誘いを断ることは相手を否定することではありません。

少し冷たい表現になってしまいますが、
しっかりと断る理由を説明したうえで、恐れている状態になるのであれば、
お誘いを受け続けたとしても、長く大事な付き合いにはならない可能性が高いです。

きっとあなた自身のことも大切に思い、良好な関係を築いていきたいと思っている人は、
あなたの状況もしっかりと受け入れてくれるはずです。

自分がつらくならなくて済む人を選んで人付き合いをしていくことも、対処法の一つになります。

ひとり時間を充実させる

他者と過ごす時間に疲れやストレスを感じてしまうことと、人付き合いが苦手なことは異なります。

しかし、疲労やストレスが溜まってしまう事実があるならば、回復・発散方法を認識しておきましょう。

とりわけ、HSPにおいては、ひとり時間を作ることが有効な場合が多いです。

そのため、ひとり時間に何をしたら心が軽くなるのか、しっかり把握しておくと良いでしょう。

また、自分だけの時間が必要な頻度や、どんなことがあった時にその時間を作るといいのかも知っておくと、
疲労やストレスの蓄積を避けられると思います。

周りの気持ちを優先して考えてしまうため、自分のことを後回しにしてしまいやすいですが、
だからこそ、誰かとの予定と同じかそれ以上に優先順位を上げてひとり時間は確保するように心掛けましょう。

自分の心に余裕を作っておくことが、結果的に、
自分自身も周りの人も大切にできる状態につながるはずです。

周りの人を上手に頼る

これは人付き合いに限らず、何事においても悩みやストレスを抱えた時に、
HSPにとって最も重要であり、最も難しさを感じるポイントです。

HSPの特徴を強くもち、悩みやすい方の多くは

チルティ

人から相談を受けることは嫌じゃないしむしろ嬉しいけど、自分が相談するのは苦手。

との考えを持っているようです。

HSP気質を持つ私自身も、正にその1人でしたが、人に頼るようになってから、生きづらさを感じなくなりました。

とはいえ、いきなり人を頼って、話しづらいような悩みを相談することには抵抗があると思います。

そこで、まずは「頼っていいと知ること」から始めてみましょう。

そのために最初は、近しい人に「小さなお願い」をしてみてください。

「小さいって何?」と思われるかもしれませんが、その判断基準はご自身の感覚を信じていいと思います。

なぜなら、ただでさえ、頼ったら迷惑じゃないかな?と常々考えている人が思う「小さなお願い」は、
相手を傷つける可能性はほぼゼロに等しいからです。

実際、私自身がキャリアや恋愛に関する相談を受ける時、
ご自身でHSP気質を自覚されている方から相談を受けることもありましたが、
嫌な気持ちになったことは過去に一度もありません。

自分1人での内省に慣れていると、なかなか人を頼る一歩は踏み出しにくいかもしれません。

しかし、その一歩を踏み出せたらきっと、
「思っているよりも周りの人は優しい」ということに気が付くことができると思います。

その気付きは必ず、生きづらさを軽くしてくれるはずです。

チルティ

周りに相談できる人がいない場合や、一人で悩んでいてつらいときは、Tealsホームを活用するのもおススメだよ。

このブログを運営しているTealsのコミュニティ「Tealsホーム」では、MBTIを含む性格検査なども活用しながら、
自己理解を深め、日々の生活をより過ごしやすいものへと改善していきます。

チルティ

⼀⼈で抱え込まず、お気軽に相談してみてね。

まとめ|自分の気質と上手く付き合おう

本記事の重要ポイント

  • 「人付き合い=疲れる=苦手」ではない
  • 自己内省で自分を責めすぎない
  • 苦手な人とはできるだけ関わらないようにする
  • ひとり時間を大切にする
  • 人に頼ることに慣れていく

本記事では、HSPの特徴から、人付き合いを苦手に感じるメカニズム、理由、対処法について綴ってきました。

そのため、ネガティブな側面として表現していることが多いと思います。

しかし、本来、HSPの特徴は他者の容姿、表情、感情の変化に人一倍敏感で、気付けることが多いなど、
ポジティブな側面がたくさんあります。

その特徴に助けられている人は必ずいるはずです。

特徴が出れば出るほど疲れやすいかもしれませんが、
自分が疲れた分だけ、周りの人を大切にできた証だと思って、HSPの特徴を前向きに捉えつつ、
周りの人と同じかそれ以上に、自分のことも大切にしながら過ごしてもらえたらと思います。

記事執筆者

公認心理師:田原直裕

 理学療法士として、施設、病院、区役所に従事したのち、各機関で学んだ医療・心理学・コミュニケーションの現場体験と知識を活かし、公認心理師の資格を取得。性格やメンタル、人間関係に悩みを抱える知人が多かったことから、現在は恋愛サポートや公認心理師としての活動も行なっている。

【保有資格】 理学療法士、公認心理師

詳細なプロフィールはこちら

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