HSPって仕事でもプライベートでも大変なことばっかり。長所はあるの?
そう思ったことはありませんか?
この記事では、
- HSPにはどんな長所があるのか
- HSPの長所を活かすための具体的な実践案
を解説します。
私自身もHSPの気質を持っており、小さい頃から生きづらさを感じてきました。
しかし、HSPとの向き合い方を学んで少し実践してみるだけでも、悩む頻度が少なくなりました。
この記事を読んでHSPの長所の活かし方を知ると、生きづらさを感じることが随分と減るでしょう。
それだけでなく、HSPであることに誇りを持ち、楽しく生きることだって夢ではないかもしれません。
1. HSPは活かし方を知れば長所になることも
「HSP」はあくまで感受性が高いという気質です。「生きづらさのラベル」でもなければ、「天才の条件」でもありません。
ただ、刺激に敏感なため、現代社会では生きづらさを感じている人が多いのは確かです。
しかし、HSPという個性と向き合えば、楽しく快適に生きることができるのも同様に確かです。
- 「HSPっぽさ」を感じる人の中には、実はうつ病や発達障害が要因にあるケースも存在します。
- その場合は、「HSPを活かす」前に、病院で正しい診断や処方を受けることも大切です。
2. 共感できるタイプのHSPさん
HSPはあらゆる人や物に対する感受性が高いことにより、共感力に優れている人がいます。
相手の考えていることがわかる人もいます
HSPは、声の大きさやトーン、目線、表情、仕草など、さまざまなところから情報を読み取ります。
相手がどう考えて、どんな情景を思い浮かべているのか、言葉の裏にある細かな情報にまで目を向けます。
喜びも悲しみも、相手と同じくらい、ときには相手以上に強く感じます。
相手にとって共感してくれる人がいるというのは、とても嬉しいことです。
また相手がどう受け止めてもらいたいのかまで読み取り、適切な声かけができます。
苦手に思っている相手に対しても共感し、寄り添おうとします。
その共感力の高さから、相談を受けることも多いです。
こういうタイプのHSPさんは、優しく頼もしいですね。
誰にでも真摯に対応するタイプも
相手の気持ちがわかるので、「自分が相手にされて嫌なことはしない」「自分が相手にしてもらったら嬉しいことをする」という考えで行動するタイプのHSPさんもいます。
このタイプであれば、多様性を受け入れ、誰に対しても平等に誠実に接することができます。意思疎通が十分にはできない子供や動物、植物に対しても、同様に優しく接します。
怒りや不満を表に出すことも滅多になく、周りの人の気分を害することはありません。
具体例
- 気持ちを込めた感謝の言葉をたくさん伝える
- 押し付けがましいことはしない
- マイナスな表現は使わない
- 嫌がらせはしない
- 偏見や差別をしない
3. 気づく・感じる力が強いタイプのHSPさん
常日頃からたくさんのアンテナを張り巡らせているタイプのHSPさんは、些細なことにもすぐ気づきます。
小さな幸せに気づきやすいことも
このタイプのHSPさんは五感が鋭く、小さなことにも気づき、それに対して大きな幸せを感じます。
また、時間が経ってからでも、再度出来事を思い出して幸せな気持ちになります。
具体例
- 道端に咲く花を見て綺麗だなと感じる
- 店員さんが笑顔で挨拶をしてくれて嬉しくなる
- 幸せそうな家族を見かけて心温まる
- 顔を洗った後に使ったタオルがふわふわで心地良いと思う
- 作品に込められた作者さんのこだわりに深く感動する
些細な変化にも気づきやすいです。
具体例
- 相手の「表情が明るくなった」「メイクを変えた」「新しい服を着ている」といった変化に気づいて話題にできる
- 自分や周りの人の心身の状態に気づき、対応できる
- 仕事で顧客の表情の変化を読み取り、興味を持っていたら深掘りしたり反応が薄ければ話を切り替えたりする
- 季節の変化による自然の流れを感じ取る
協調性がある人が多い
場の空気を読み、そのときその場所でどんな行動を取るのが適切か瞬時に判断して行動するのもこのタイプ。
話を合わせた方がいいときは話を合わせ、明るい空気の時は明るく振る舞い、引いた方がいいという場の空気を感じたら言いたいことがあっても引くことができます。
長所を見つけるのが上手
周りの人のことをよく見て自分と比較しがち。そのため、周りの人の長所をたくさん知っています。
細やかな気配りができる
相手が何を望んでいるのか、何に困っているのかを察知し、それに対した行動を素早く起こします。
見知らぬ人や子供、動物に対してもその優しさは発揮されます。困っている人を見かけたとき、道端で怪我した動物を見たときに、さっと手を差し伸べてあげられます。
具体例
- 仕事でぼーっとしている人がいても、悪く思わずに「何か大変なことがあったのかな」と考えてサポートに回る
- 電車で疲れていそうな人を見かけたら席を譲る
- 友達が悩んでいそうなときは、そっと寄り添って話を聞く
- お店の商品がごちゃごちゃに陳列されていると揃える
- 食事の場で、調味料が無いことを「いただきます」の前に気づいて取ってくる
- 机や棚の端に置かれた荷物を落ちない場所に移動する
あらゆるものを丁寧に扱う
全てのものには、誰かの思いがこもっています。その思いを感じ取り、ものを大切に長く使い続けます。
動物や植物に対しても、丁寧にお世話をします。
相手を喜ばせる
「この人はこう言ってもらえたら嬉しいんだろうな」「機嫌が悪そうな人がいるけど、この発言をすれば場を和やかにできそう」と即座に察知することができます。
相手や組織にとってどんな行動をするのが最適かわかるので、相手のためになる行動で貢献します。
人のプラスの感情を大きな幸せに変える
「ありがとう」「優しいね」といった声をかけてもらったり、周りの人が楽しそうにしている姿を見かけたりすると、心がぽっと暖かくなります。頑張っている人を見ると、自分も頑張ろうと思えます。
疲れていても、ちょっとした暖かさを感じて疲れが取れます。
知的好奇心が旺盛
「面白そう」「気になる」と思ったものは調べないと気が済みません。
自主的に学ぶので、多くの知識を持っています。
具体例
- 面白い作品を見つけて、同じ制作者の別作品を調べる
- 本に書いてあった知らない言葉を読み飛ばさずに辞書を引く
- プライベートの時間を使っても仕事の知識やスキルの習得に励む
他にも「コミュニケーションがもっと上手にできるようになりたい」と思ったらコミュニケーション学を学び、「落ち込みすぎてしまうのをどうにかしたい」と思ったら心理学を学ぶ…。というように、「こうしたい」と思ったことを放っておかずに勉強しようとします。
そして、興味を持ったものはとことん追求し、プロに近づきます。
4. 観察眼が鋭いタイプのHSPはここがスゴイ!
視野が広い
いろいろなものを、いろいろな方向から見ているタイプのHSPさんは本当に凄い。
その観察眼と深い考察力で全体を見渡し、素晴らしいアイデアをたくさん思いつくことが可能です。
他の人は思いつかないような気づきを得たり、問題を見つけたりします。
影響を受けやすい
周りの人の行動を「いい」と思ったら、自分でも実行するきっかけになります。
他人の良さを素早く吸収する力があると言えるかもしれません。
模倣が上手
他の人の行動をよく観察しているので、細かいところまで上手に模倣して自分のモノにすることができます。
模倣する相手が尊敬する人であれば、その人に近づきたいという思いがあるため、さらに完璧に再現します。
危機管理能力が高い
周りを常に注意深く見ているHSPは、潜んでいる問題や争いの「もと」にいち早く気づいて適切に対処します。
万が一トラブルが起きてしまっても、被害を最小限に抑えることができます。
5. 深く考えることができるHSPさんの魅力
深い会話ができる
物事を深く考えるため、普段の会話でも自然と深い内容になります。
深い話をすることで相手との間に強い信頼関係が生まれます。
その結果、交友関係のひとつひとつを大切にする傾向があります。
多くの人の幸せを願う
深く考えることの多いタイプのHSPは、ときにその考えを社会全体、世界中にまで巡らせます。
そして全ての人に感情移入し「つらい思いはしてほしくない」「平和な世界で生きてほしい」と願います。
その思いを活かして、寄付などの社会貢献に繋がる行動をします。
集中力が高い
ひとつの物事に目を向ける力が強く、集中して取り組みます。
興味のあること、好きなことなら特に高い集中力を発揮します。
正確に同じ作業を続けることも得意です。
責任感がある
物事に対して真面目に取り組むタイプのHSPは、周りから頼られます。
頼られるとさらに「頑張ろう」「周りの人の役に立とう」と思うので、強い責任感を持っています。
記憶力がいい
深く思考を巡らせているぶん、昔の些細な出来事の記憶でも鮮明に残っています。
ひとりの時間でも楽しめる
自分と向き合うことが多いので、ひとりで過ごすことのほうが落ち着くと感じます。
人と会わなくても物事を楽しむことができます。
また、ひとりで行動することで自分の気持ちに寄り添って分析したり「今なんでこんな気持ちになっているんだろう」「自分はこれが好きなのかも?」と考えます。それによって感性が磨かれ、新たな考えや表現が生まれます。
6. 未来を想定して行動する系のHSPも
先読みした準備ができる
このタイプのHSPさんは、今後必要になる物や情報が何か見通し、準備しておくことができます。
未来のためにしたほうがいい行動、しないほうがいい行動をしっかりと見極めます。
具体例
- 折り畳み傘、絆創膏、予備のマスクなど、もしものとき必要なものをバッグに入れている
- 仕事で必要になる情報をあらかじめまとめておく
- 必要になりそうな資格の勉強をしておく
- コツコツ貯金して将来に備えている
具体例で挙げたように、1日〜数日先の物事から、数年以上先の未来まで考えて行動します。
慎重に丁寧に行動する
ミスをした後の損失がどの程度あるかを常に考えており、全体を見て損失がないように注意しながら作業を進めます。
作業が遅いと思われがちですが、やり直すことが滅多になく、結果的に早く終わる場合もあります。
また「この部分までこだわったら一番喜んでもらえる」という未来も想像でき、細かな点まで妥協することがありません。
決まりを守る
ルールや時間、締切日など、言われたことはしっかりと守ります。
決まりごとを破った場合に待ち受けているマイナスな出来事を、「滅多に起こらないから」「ちょっとくらい大丈夫」と軽視することがありません。
またルールがあるわけではなくとも、危険な行動、周りの人から煙たがられそうな行動は避けます。
計画性が高い
未来のために何をするのが適当か、考えた計画が実行可能なのか、見通すことができます。
向上心がある
自分には無い周りの人のいいところに気づきます。
それを自分もできるようになろうと、自主的に勉強してスキルを身につけます。
「楽したい」という思いを抑えて成長するために頑張るのは、簡単にできることではありません。
コツコツと努力する
今の行動が未来に繋がるということを意識して動けるので、努力を続けられます。
その強い思いで、今の欲望に打ち勝ちます。
7. 直感力が優れているタイプのHSPさん
HSPには周りに敏感で行動をよく観察し、未来の傾向を掴むためのデータを多く持っているタイプの方もいます。
このタイプは直感力に優れています。論理的ではないからと無視せずに、自分の直感を信じてみましょう。
情報収集能力が高い
「この調べかたをすればほしい情報が見つかりそう」「この情報は重要そう」といったことが直感でわかります。
人に聞くのが苦手で自分だけで解決しようとするため、情報収集に慣れているというのも直感を育てることに一役買っています。
初対面でどんな人か判別できる
ひと目見ると自分と相性がいいかどうか、誠実な人かどうかがなんとなくわかります。
本質を見抜く
物事をよく観察して裏に隠されたものまで深く考えるので、本質を見抜くことが上手です。
また、これまでの経験から直感で見抜ける場合もあります。
具体例
- 仕事で顧客の本当の悩みを見抜く
- 相手の話の真偽がわかる
1番良い状態がわかる
感覚で「これがいい気がする」という考えが浮かびます。
この感覚は、普段の生活、仕事、趣味とさまざまな場面で活かせます。
具体例
- お店で洋服を見て、「家にあるあの服と組み合わせたらよさそう」とわかる
- 仕事で報告書をまとめているとき「この情報を入れたらもっとわかりやすくなる」と感じる
- 絵を描くとき「このモチーフが相性良さそうだから入れよう」「この色をアクセントにしたら締まりそう」というのがわかる
- 今後の人生を考えたときに取り組んだほうがいいこと、取り組まないほうがいいことがわかる
お店や物との相性を見極められる
「このお店は自分に合いそう」「この服は自分好みな気がする」と一目見ただけでわかります。
「これはなんとなく違いそう」といったマイナスな直感も当たります。
8. 表現力が高いタイプのHSPさんは格好いい
表現が上手なタイプのHSPさんもたくさんいます。
言葉、動き、絵、写真、動画、ハンドメイド作品など、さまざまな形で表現します。
感受性が豊か
自然のものや身の回りの人々、作品など、さまざまなものに感情移入して深く感動します。
普段から感受性が豊かなことによる生きづらさを感じているので、それを解消するために「こんなものがあったらいいのに」というアイデアを多く持っています。
- 雄大な自然を見て感動する
- 作品を作った人の気持ちがわかる
- 肌触りが気になるので、ごわごわになりにくいタオルがあったらいいなと思う
想像力が豊か
自分の心と向き合い、日々たくさんの思考を巡らせているHSPは、さまざまな考えを持っています。
考えを周りの人たちと共有することも楽しみます。
創造性が高い
想像力が豊かでありながら現実的に考える力も持っているため、想像したものや感じた気持ちを頭の中だけで終わらせずに実際に形にすることが得意です。
形になることで自分の思いを認識しやすくなり、さらに想像力が磨かれるといういい循環に入っていきます。
9. HSPの長所を活かすには
HSPの刺激に敏感であるという特性は、情報量の多い現代社会において生きづらさに繋がることが多いのは事実です。
しかし、HSPの特性やその他の性格も含めた「自分の個性」を知り、それを活かすことができれば、人生はとても生きやすくなるはずです。
1. 環境を整える
短所ばかりに目が行くような環境にいると、長所に目を向けにくくなってしまいます。身近なところからでも大丈夫なので、長所に目を向ける余裕が生まれるような環境を少しずつ整えていきましょう。
落ち着く環境を作る
自分が「こうだったら幸せだな」と思えるような環境を想像し、その理想に現実を少しずつ近づけていきましょう。
環境を整えるというのは、今日にでも実践できるようなことから、生活がガラッと変わるような大きなことまであります。
今の自分に必要な変化を見極め、できそうな部分から試してみてください。
具体例
- 朝起きたらまずカーテンを開けて日を浴びるようにする
- 書き心地のいいボールペンを使う
- お気に入りのバッグを持つ
- 部屋に観葉植物をひとつ置く
- 寝具を質の高いものに変える
- 一緒にいて落ち着く人との関わりを増やす
- 木の温もり溢れる部屋にリノベーションする
- 自然に囲まれた場所に引っ越す
- 楽しめる仕事に就く
仕事がどうしても合わないという場合は、転職エージェントなどを利用した転職も視野に入れてみましょう。
直感に従って行動する
自分で「楽しそう」と思ったことに蓋をしたり、「なんとなく嫌だけどしなければいけないからする」のはできる限り避けましょう。
「将来のために」といった考えは一旦脇に置いて、自分の気持ちに素直に従った時間の使い方をしてみてください。
最初は小さなことからでも大丈夫です。自分の気持ちに従って少し行動してみるだけでも、ストレスが随分と減ります。
ストレスが減ることで心に余裕が生まれ、結果的にしなければいけないことに取り組む気力も出てきます。
自分のためと周りのためを両立させる
自分の気持ちに従うのは気が引けるという人も多いと思います。
そんなときは、「自分のため」と「周りのため」を両立できる行動がないか探してみてください。
具体例
- 好きなカメラで写真を撮り、たくさんの人に素敵な景色を届ける
- おしゃべりをしたいという「自分のため」と相手に楽しんでもらう話をする「周りのため」を両立させる
- 自分の生きづらさを改善したくて得た知識を、同じ悩みを持つ人に共有する
このように、探してみると多くの方法が見つかります。
2. ストレスを回避する
ストレスが全く無い環境というのはありません。
そのため、自分に合うストレスの回避方法を見つけて実践し、ストレスをなるべく受けないように心がけましょう。
五感から入るストレスを減らす
HSPは五感が敏感なので、そこから多くの情報を受け取ります。
受け取る情報の中にはストレスとなるものもあるので、情報をシャットアウトできるような物や行動でストレスを避けましょう。
具体例
- サングラスをかける
- 照明や画面の明るさを落とす
- ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使う
- 肌触りの良い服を身につける
- 濃い味の食べ物はできるだけ口にしない
- 歯磨きの回数を増やす
- 好きな香りのシャンプーや香水を使う
- マインドフルネス瞑想をする
適度に距離を取る
苦手な人・空間・情報から距離を置くことで、ストレスをダイレクトに受け取らずにすみます。
具体例
- 相性のよくない人との会話は最小限にする
- ピリピリしている人がいたら、そっと場を離れる
- ガヤガヤしている店の前を避けて路地を通る
- 満員電車ではなく車や自転車を使う
- 悲惨な災害や事件のニュースは見ない
- 読者の感情を煽るような記事は読まない
自分を犠牲にしない
困っている人を見かけたら助け、今後困りそうな状況に遭遇したら先回りしてサポートするタイプにHSPさんは要注意。
素敵な行動ですが、自分を犠牲にしてまで助けていませんか?
疲れがずっと取れない、仕事が増えて残業しなければならないという状態になっていませんか?
「自分がやらなきゃ」と背負いすぎずに、本人や周りの人たちの力を信じてみてください。
これまでたくさんの人に優しさをお裾分けしてきたのですから、その優しさを少しくらい自分に使っても、バチが当たることはありません。
助ける余裕があるときに、助けられるぶんだけ助ける。
これを意識してみましょう。
具体例
- 先回りのサポートは声かけにとどめておく
- 電車で席を譲るのは2回に1回にする
- 家事の一部を家族にやってもらう
3. ストレスを解消する
どうしても回避できないストレスもあります。
その場合は、ストレスを受けても上手に解消できる方法を探しておきましょう。
状況や疲れ具合に応じて使い分けられるよう、解消法はたくさん持っておくのがベストです。
疲れたら休む
まずは「ちょっと疲れたな」という自分の気持ちに素直に従い、休息を取るように意識しましょう。
たっぷり食べてたっぷり寝て、じっくり本を読んで…。ゆったり過ごすことで、エネルギーが戻ってきます。
アウトプットをして吐き出す
受け取る情報が多いHSPは、意識的にアウトプットを増やすことで心がふっと軽くなることが多いです。
アウトプットの形はさまざまなので、何がいいかわからない場合はまず試してみるところから始めてみると、自分に合う方法が見つかるかもしれません。
具体例
- 人に話す
- 絵を描く
- 写真を撮る
- 日記やブログを書く
- 動画を編集する
- 歌う、踊る、演奏する、曲を作る
- 映画やドラマを撮る、絵本を描く、小説を書く
- ハンドメイド作品を作る
- SNSで投稿する
- 料理をする
- 好きな髪型、メイク、ファッションを試す
体を動かす
少し気力が出たら、体を動かすことでもストレスを解消できます。
ヨガや瞑想をしたりお散歩に出かけたりして軽く体を動かすのも、ジムに行ってガッツリ運動するのも良いでしょう。
居心地のいい空間や居場所を見つける
「この場所に行けば落ち着ける」という場所を確保しておくと、ストレスを感じたときにさっと避難できます。
具体例
- 家にある大きなふかふかのソファで仮眠をとる
- クラシックが流れている落ち着いた雰囲気のカフェに行く
- 誰もいない、朝の職場の休憩室で休む
- 同じ趣味の人やHSPが集まるコミュニティで話す
このブログを運営している株式会社Tealsは、HSPさんがたくさん集まるコミュニティ「Tealsホーム」は、メンバーが「自分のままで働く」ことを目的に活動しています。
こういったコミュニティに入るというのも検討してみてくださいね。
4. 短所の見方を変える
「自分の長所を探そうとしても短所ばかりに目が行ってしまう」という人もいると思います。
しかし、短所は見方を変えれば長所になります。
- 急な環境の変化に弱く、対応が遅い → 同じ環境を長い間楽しめる
- 他の人の気分に振り回されやすい → 他の人の気持ちに気づき、尊重できる
- 小さな音や匂いでも気になる → 些細な変化に気づく
- ちょっとしたことでも考えすぎてしまう → 慎重に行動している証拠で、責任感がある
- 周りと比較して自分はダメだと落ち込む → 自分を客観的に認識できており、成長のために努力できる
HSPには物事を多角的に捉えることが得意な方もたくさんいます。
他の短所も長所として捉えられないか考えてみたら、他にも長所が見つかるかもしれません。
10.まとめ
HSPであることを受け入れて楽しく生きるのは難易度が高いように感じます。
しかし、ちょっとした考え方から意識していけば、毎日を楽しく過ごすことができるようになります。
まずは「自分の心に耳を傾ける」ところから始めてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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