HSPの人は、どんな場面で自分がHSPだと感じるんだろう?
僕が普段生活していて、HSPだなと思う瞬間を教えてあげるよ!
「自分はHSPかも…?」と感じている方の中には
- HSPの人はどんな悩みがあるんだろう?
- HSPの人はどんな場面で「自分はHSPだな」と感じるんだろう?
- HSPの”あるある”って?
とHSPについてもっと知りたい方が多いのではないでしょうか。
この記事ではHSPである私の実体験を踏まえながら、場面別にHSPの人が感じる”あるある”をご紹介します。
あくまで私の実体験に基づくものです。
記事を読んで、HSPへの理解を深めていきましょう!
HSPってなに?
まず、HSPにはどのような特徴があるのか説明します。
HSPについてはこちらの記事でも詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
HSPとは
近年、HSPがニュースなどに取り上げられるようになり、HSPを知るようになった人は多いと思います。
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリ―センシティブパーソン)の略称で、感受性が強く、敏感な気質をもっている人を指します。
HSPの特徴
HSPの提唱者であるアーロン博士によると、HSPは「DOES」と呼ばれる4つの特徴を持っていると言われています。
〈DOES〉
- D:Depth of Processing その場の雰囲気や、空気を読める
- O:Over Stimulation 五感から得られる外部の刺激に強く反応
- E:Emotional Responsiveness & Empathy 他人の感情変化に敏感で、影響を受けやすい
- S:Sensitive to Subtleties 他人では気付かない刺激に反応
ではこれらの特徴は、実際にどんな場面であらわれるのでしょうか?
『生活』『仕事』『恋愛』『学校』の場面に分けて、HSPの”あるある”について実体験を踏まえながら紹介します。
HSPの人には「わかる!」と共感しながら読んでいただけると嬉しいです。
HSPあるある 生活編
まずはHSPの人に当てはまることの多い日常生活の”あるある”から見ていきます。
些細な反応や刺激が気になる
HSPの特徴としてよく言われるのが「繊細さ」です。
こんな特徴に悩んでいるHSPの方は多いのではないでしょうか?
たとえば
- 周りの人に相談すると「気にしすぎだよ」と言われる
- 何気ない一言が頭の中でグルグルする
- 夜寝るとき冷蔵庫やエアコンの音が気になって眠れない
日常生活において、些細な反応や刺激が気になり、生きづらさを感じる原因になってしまう場合があります。
出かけると人一倍疲れる
刺激に敏感なHSPさんは、楽しみにしていた旅行でも、帰ってきたらぐったりされる方が多いのではないでしょうか?
外にはHSPが敏感に感じ取る刺激がたくさん溢れています。
たとえば
- 周りの話し声や騒音
- 太陽のまぶしさや溢れている商品
- 人や車の動き
HSPの人は五感が鋭く、敏感であるがゆえに、疲れやすい傾向にあります。
周りの意見に流されがち
HSPは自分の意見を主張するのが苦手な傾向があります。
友達とのご飯や遊びに行く予定など「ここに行きたい!」「これが食べたい!」と主張できる人は少ないのではないでしょうか。
提案したとしても「相手が嫌なところだとどうしよう」「断られたらいやだな…」と考え込んでしまうことも。
逆に相手の提案に対しては、自分が少し嫌でも受け入れる人が多いのではないでしょうか。
LINEが苦手
HSPの人で、LINEが苦手な人は多いのではないでしょうか?
特にLINEの既読機能でつらい思いをしている方は多いのではないかと思います。
既読無視されているときは「なにかいけない言葉をいったかな?」と悪い方ばかり考えてしまうことも。
またグループLINEで自分が最後のメッセージになったときは
なにか変な返信したかな
誰からも返信が来なくなったけど嫌われてるのかな
と不安になる人もいるのではないでしょうか。
HSPあるある 仕事編
次にHSPの職場でのあるあるです。
私自身、営業職に就いていた時期もあり、今思い返すと「あれはHSPの特性だったのか」と思う場面がたくさんあります。
実体験を踏まえながら、紹介していきます。
HSPの人なら、「わかる!」となる場面があると思います。
周りの視線が気になる
私の場合、デスクワークをしていると、後ろを通る人や隣の人の視線が気になって仕事に集中できなくなるときがありました。
まじめに仕事をしていても、見られていると感じると「なにか間違っているのかな?」「仕事が遅いとおもわれているのかな?」と考えてしまうことも。
気になって結局仕事が進まず、定時になかなか帰れませんでした。
まじめに働いているのに監視されている気分なんだよなあ。
会話の声が気になる
刺激に敏感なHSPは、視線と同じように周りの会話も気になってしまう場合も多いです。
これも実体験なのですが、直属の上司と偉い人が話しているときは、自分の話をしているんじゃないかと不安になっていました。
実際に自分の名前が聞こえたときは、気になって目の前の仕事どころじゃなかったです。
また、ざわざわした状況でも、会話の内容が気になって視線と同様、仕事に集中できなくなっていました。
営業職だとクロージングが苦手
営業職の商談では、断ってくる相手を説得しなければならない場面もあります。
しかしHSPの私の場合、一度断られてしまうと
しつこくて怒らせたらどうしよう
すごく嫌そうな顔してるし迷惑なのかな
といろいろ考えてしまい、なかなか契約を迫れない傾向にありました。
またHSPは、相手の言葉に対して、深く考え込んでしまうので、即座に切り返すのが苦手な傾向もあります。
私は、商談が終わって冷静になったときに「ああいえばよかった」「こう切り返せばよかった」と思い返したり、一人反省会をよくしていました。
メールの返信に時間かかる
HSPにとって上司や、他社との仕事メールは時間がかかってしまう場合も多いです。
「この文面で失礼がないか」「この内容で相手に意図が伝わるか」などを考えていると、なかなか送信ボタンを押せません。
周りの人に、文面が合っているのか確認してもらいたくても、メールぐらいでいちいち確認してもらうわけにもいかず…
結果、後回しにしてしまったり、仕事が進まず自分を追い込む原因になってしまいます。
頼まれたら断れない
HSPの人で、仕事を頼まれると断れない人はいませんか?
私も断るのが苦手です。
HSPは批判や嫌われるのを恐れ、何か言われたり頼まれたりすると、反論できずに言いなりになってしまう傾向があります。
また共感性が高く相手の感情に左右されやすいので、「大変そうだし助けられるなら」という優しさを見せ、受け入れてしまうことも多いです。
以上がHSPの仕事あるあるです。
こちらの記事では、HSPの仕事についてさらに深堀した内容が載っているのでぜひご覧ください。
HSPあるある 恋愛編
次にHSPの恋愛場面のあるあるです。
恋愛の場面でも、HSPの特性に悩まされている人は多いのではないでしょうか。
些細な変化が気になる
HSPは相手の表情などを深読みしてしまい、些細な反応が気になる人も多いです。
相手の感情を察知するのが上手ともいえるね!
たとえば
- 今日はいつもより元気がないけどなにか悩みでもあるのかな?
- 疲れているのかな?
など瞬時に気遣えるHSPは多いです。
心配事ができると不安でいっぱい
些細な変化が気になるがゆえに、心配になったり、浮気を疑ったりする場合もあります。
たとえば
- いつもより返事が遅いけどなにかあったのかな
- LINEに既読が付かないけど、ほんとに友達と遊んでいるのかな
など些細な出来事で、ものすごく不安になる傾向があります。
そしてこの不安を友達に相談しても、「気にしすぎだよ」と言われた経験がある人もいるのではないでしょうか?
僕も言われた経験があるよ…。
言われてからは友達に相談するのが苦手になってしまったな。
HSPの心配性な特性はなかなか周りの人に理解されず、苦しんでいる人も多いかと思います。
気をつかいすぎる
好きな人と付き合えたら、ずっと仲良しでいたいですよね。
HSPは嫌われたり喧嘩になったりするのを極端に避けようとして、気をつかいすぎる傾向もあります。
必要以上に気をつかいすぎると、自分自身に疲れがたまってしまう可能性も。
また、過剰な気遣いは、時に相手にとって迷惑になる場合もあるので注意が必要です。
どこかいつもと様子が違ってしつこく「大丈夫?無理してない?」と聞いていたら、「大丈夫って言ってるでしょ!」と怒られた経験があるんだ…。
それは気遣うがゆえに怒ってしまったんだね…
怒らせてしまうと、「次もまた怒らせたらどうしよう」の気持ちと、自分が不機嫌にさせている後悔で頭の中がモヤモヤしてしまうんだ。
こちらの記事ではHSPの恋愛に絞り、より深く説明してあるのでぜひご覧ください。
HSPあるある 学校編
最後に学校でのHSPあるあるです。
僕がHSPを知ったのは就職してからだけど、今思えばHSPだったからかな…と思う行動がたくさんあるんだ!
学校生活の人間関係などで悩んでる人には共感できる部分がたくさんあるかもね!
発言や発表が苦手
HSPの人は人前での発表や発言が苦手な傾向にあります。
私も学生時代、自分から挙手して発言が全くできませんでした。
もともと引っ込み思案なのもありましたが、
- 恥ずかしさ
- 間違えているかもしれない不安
- 周りの視線が怖い
などが理由で発言ができませんでした。
しかし次第に、今まで発言していなかった自分が、急に発言しだしたら友達にへんな目でみられるんじゃないかと思い、発言が更にできなくなりました。
当時は、悪い展開ばかりを考えてしまい、なかなか自分から行動を起こせませんでした。
友達との会話を思い出し寝れなくなる
私の場合、学校時代だけでなく今もありますが、寝る時にその日の出来事が蘇ってきます。
たとえば
- 会話の時は盛り上がっていたが、今考えると面白くなかったかいな
- よく思い出すと、私の言い方で友達が不機嫌そうな顔してなかったかな
- 会話に入っていったとき、嫌そうな顔をしていたような
このようにマイナス思考ばかりで寝れないというHSPさんもいるのではないでしょうか?
リーダーや〇〇長は避けたい
HSPの人の中には、人の上に立つのが苦手で、指示をしたり大人数をまとめたりするのを避けがちな方もいます。
リーダーや部長になると、嫌われるのを覚悟で厳しい意見を言わなければならない時もありますよね。
HSPには苦手な要素が詰まっているのがリーダーや部長などの役職かもしれません。
たとえば
- 批判されたり、嫌われるのを嫌う
- 厳しい意見を言った時、相手のネガティブな感情で悲しくなる
- 相手の表情で傷つきやすい
小学校のとき一度だけ学級委員をやらされて大変だったよ。
何が大変だったの?
声をかけてクラスをまとめろと先生に言われるけど、友達には嫌な顔されるし、まとめれないと先生に怒られるし。
学校に行きたくなくなったよ…。
人をまとめるのが苦手なHSPには難しい役回りだよね。
輪に入るのが苦手
休み時間のときに盛り上がっている輪に、はいりたくてもはいれない経験はないでしょうか。
- 自分が輪に入り、冷めた空気になったらどうしよう
- 入ってくるなよ!みたいな目で見られたらどうしよう
このような考えが頭をよぎってしまったHSPの方もいるのではないでしょうか。
人からよく相談される
HSPの特性の1つに、共感力の高さがあります。
共感性が高く、表情の変化によく気が付くHSPは人から相談を持ちかけられる人が多いのではないでしょうか。
たとえば
- 空気が読める
- 気持ちがなんとなくわかる
- 相手が言ってほしい言葉がなんとなくわかる
どれも漠然とした感覚で、うまく言葉で説明できませんがHSPの人なら感じた経験があるかもしれません。
また、自分の意見を押し付けず、共感に徹するので、相手が話しやすい空気を作るのがうまい傾向もあります。
学生時代は相談を受けていたよ!
ほんとになんとなくだけど、「今元気ないのかな?」とか「こういう風にいってほしいのかな?」と察知できる感覚があったんだよね。
こちらの記事ではHSPの人間関係について説明してあります。
HSPが人とかかわるときの注意点やコツがわかりやすくまとめてあるので、ぜひご覧ください。
HSPの向き合い方
ここまでHSPあるあるをお話してきました。
「同じ思いをした!」と思う場面もあれば、「この場面は経験がないな」と思う部分もあったと思います。
一番初めにHSPの特徴について述べましたが、全てあてはまったからHSPではありません。
なのでHSPの”あるある”にも、あてはまる部分とあまりあてはまらない部分があります。
そこで最後に、人によって特徴が違うHSPにどう向き合っていけばいいのか説明します。
自分を理解する
HSPの人に、HSPの特徴が全て当てはまるわけではありません。
人によって強く感じる特徴もあれば、まったく当てはまらない特徴もあるからです。
最近は「HSP=繊細で気難しい人」と一括りにされているニュースや記事をよく見かけます。
刺激に敏感で避けようとする人もいれば、自ら刺激に飛び込む人もいます。
普段は内向的でも、自分の得意分野では積極的になれる人もいます。
決して「HSP=繊細な人」と一括りにはできません。
誰にでも「個性」があり得意不得意があります。
なので全ての特徴をマイナスに捉えるのではなく、自分の強みや長所を把握しうまく生かすのが大切です。
しかしHSPの人には、自信を失いかけていたり、自分の長所がわからなかったりする人が多いのではないでしょうか?
そんな方に紹介したいのが、「Tealsホーム」で行える「自己理解プロファイル」です。
本当の自分の性格や、自分の長所や短所をより深く把握する手助けをしてもらえます。
実際に自己理解プロファイルを作成して「自分の適職や資質が分かった!」と前向きになった人もいるよ!
ぜひ一度のぞいてみてください!
自分を大切に
HSPは他人を気遣いすぎて自分を後回しにしてしまう傾向があります。
他人を気遣えるのはとても素敵ですが、自分が疲弊してはいけません。
自分にあった休憩方法やリラックス方法を見つけるのをおススメします!
たとえば
- 携帯などから離れ一人っきりになる時間を必ず確保する
- 瞑想する
- 趣味を見つけて、没頭する日を作る
- 予定を詰め込んだり、にぎやかな場所にいくのを控える
HSPにお勧めの疲れ対策について詳しく説明した記事があるので、ぜひご覧ください。
最後に
今回の記事では実体験を踏まえながら多くの”あるある”を挙げさせていただきました。
ここに書ききれない話題もあれば、私が経験していない悩みを持っている方もたくさんいると思います。
今の世の中には、生きづらい場面が多くあると思いますが、一人でも多くのHSPの人が特徴に向き合い、長所を生かし楽しい人生が送れるのを願っています。
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