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HSS型HSPが疲れた時に「ラクになる考え方」とは【刺激を求める心と体】

あき

あ!あれ楽しそう!あっちも面白そう!って色んな事に手を出しちゃって、気がついたら疲れてるんだよね…。

チルティ

急に疲れが出てくるから、生きづらく感じるよね…。

こんな風に思うこと、ありませんか?

HSS型HSPさんならではの疲れやすさって、あると思います。

そんな皆さんのために、この記事では、

  • HSS型HSPさんが疲れてしまう理由
  • HSS型HSPさんの心と体をラクにする考え方

について、筆者の体験談を交えて解説していきます!

特に考え方にフォーカスしていますので、すぐに取り入れられる点も多いと思います。

私も日々悩みが絶えませんが、本記事の内容を理解するようになってから、周囲への考え方や疲れやすさが変化していきました。

様々な考え方を理解し変えていくことで、きっと今より心と体をラクにすることができるでしょう。

目次

1.HSS型HSPとは

HSS型HSPとは、HSPの中でも刺激を求める傾向にある人のことを指します。

そのため、HSPであることに加えて、HSS型HSPならではの疲れを感じます。

HSPだと思われないことも多々あり、生きづらさを感じてしまうと思います。

そんな生きづらさを解消するため、生き方を変えていきましょう!

2.HSS型HSPの特徴

HSS型HSPには、ざっくりと以下のような特徴があります。

  • 自ら刺激を求める
  • 周囲から繊細さんだと思われにくい
  • 趣味が多くなりがち
  • 気持ちの波が激しい

好奇心が旺盛で、様々なものに手を出しがちですが、飽きやすいところもあります。

HSS型HSPについてもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事をチェックしてみてください!

3.HSS型HSPの疲れやすい系のあるある話

自分もHSS型HSPなのですが、いくつか大学時代の体験談を踏まえたあるあるを紹介します。

  1. 好奇心のまま行動して疲れる
あき

うーん、このサークルもこっちも、あっちのサークルも気になるなあ。よし、気になるとこと全部話を聞きに行ってみよう!

   数時間後…

あき

いろんな話が聞けて良かった!…けど、なんか…すごく疲れたかも…。

  1. 責任感が強すぎて周囲を頼れず、1人で抱え込んで疲れる
あき

よし、サークルの合宿の担当になったから頑張らないと!あれもやってこれもやって…あ、こうした方がいいかな…

   合宿当日…

あき

ご飯の会場はあっち!次はイベントやるから会場に荷物をいどうして、えっとえっと…

   合宿後…

あき

ふぅ…な、何とか終わった…。みんなは楽しんでくれたかな…?

  1. 常に気を張っているので気がついたら疲れている

   サークル活動中…

あき

あ、あの人初めて参加する子かな?話しかけてあげようかな。

あき

あそこのボール危なそう…避けに行こう。

あき

次の順番が来るまで時間があるからここ片付けておこうかな。

   サークル終了後…

あき

ふぅ…。今日も疲れた。でもみんなは元気そうだな…なんでだろう?

このように、無意識に行動をしてしまいさらに疲れる、の繰り返しです。

同じような経験がある方もいらっしゃるでしょうか?

4.HSS型HSPが疲れる理由

ここでは私たちが疲れてしまう原因について、いくつか紹介します。

HSS型以前にHSP(繊細さん)である

HSPは繊細さんと呼ばれるように、様々なことに対して繊細です。

五感が鋭く他人の気持ちや環境の変化にも敏感な傾向にあります。

HSPでない人に比べたら、その分感じるものやことが多いため非常に疲れやすいのです。

無意識に頑張りすぎてしまう

HSS型HSPさんは、楽しんで行動していることもあり自分の心身の状態に鈍くなりがちです。

そのため、自分が疲れていることに気がつきにくいのです。

それに加えて、ひとつのことに熱中してしまう特徴もあります。

これらのことから、どんどんタスクをこなし、行動を起こしているうちに、無意識下で「頑張りすぎている」状態になってしまうのです。

刺激探求型である

自分の好奇心のままに行動しがちなHSS型HSPさん。

自ら刺激を求めて、新しいことに挑戦したり、突然旅行をしてみたり。

そのため刺激探求型と呼ばれています。

しかし新しいことをした結果、その過程で得られる情報量も人一倍なのです。

結果、楽しい反面どうしても疲れてしまうというわけです。

責任感が強い

HSS型HSPさんには、責任感が強い人もいます。

下調べを完璧にやろうとしたり、当日の流れも把握して後のことも考えて…。

そうして常に気を張っているため、気がついたらなぜか疲れているのです。

1人で抱え込みがちになる

HSS型HSPさんには、周囲を頼ることが苦手な人もいます。

自分で何でもやろうとするため、やることや仕事が増えても、

あき

これはこの後やって…こっちは今のうちに片づけて…

と、周囲に頼らず自分1人で抱え込みがちになってしまいます。

ずっとこんな調子では、どんなにマルチタスクが得意でも疲れてしまいますよね。

5.HSS型HSPの心と体をラクにする考え方15選

ここでは、日々生きていく中で大切にしたい考え方を紹介します。

自分はHSS型HSPであると受け入れる

心と体をラクにするうえで大切なこととして、自分を理解し受け入れることは共通して言えると思います。

まずは、「自分がHSS型HSPである」ことを受け入れましょう。

自分がどんな性質で、どんな傾向があるのかを知ることで自分の行動原理が分かってきます。

そうしてどんどん自分を理解し、「これが自分なんだ」と受け入れていきましょう。

また、HSS型HSPの仲間を作ることでさらに自分の性質に詳しくなれるはずです。

この時、「HSPであること」「HSS型であること」以外にも、自分の性格や傾向の全体像を掴んでおく事もとっても大切です。

よろしければ、私の参加しているTealsホーム「自己理解プロファイル」をやってみると良いと思います。

認知バイアスを知る

チルティ

認知バイアスって何だろう?

そもそもバイアスには、「偏り」という意味があります。

認知バイアスとは、認識が偏っていることを意味します。

自分のこれまでの経験や先入観から、合理的な思考ができない心理現象のことを表します。

これにより誤った判断をしてしまうのです。

例えば…

  • A店よりB店の方が混んでるからB店の方が美味しいに違いない!(確証バイアス
  • 体育会系の出身なのだから打たれ強いだろう(無意識バイアス
  • 「限定商品」「早い者勝ち」なら買わないと損?(アンカリング効果

など。日常には様々な認知バイアスが潜んでいます。

チルティ

認知バイアスを知ると何かいいことがあるの?

あき

こういう心理現象があることを知っていれば、自分がどういう原理で行動しているのかがわかるよ!

なるほど!そしたら自分が疲れやすい理由にも気がつくことができそうだね!

あき

うん!疲れやすい原因が分かれば、自分の気持ちにも対処しやすくなるよね。

そうやって自分の考え方に気がつけば、心をラクにしていけそうだね!

気持ちの波があることを理解する

一度取り組み始めたら自分の好奇心のままに行動し、寝食を忘れることもあるHSS型HSPさん。

しかしその反面、飽きやすい一面があるのもまた事実です。

私は気になったことにはすぐに手を出してしまい、結局中途半端に終わることが多々あります。

「やりたい!」と思うことも、「面倒くさい」と思うこともしょっちゅうです。

しかし、そんな気持ちの波があることを理解してからは、少し気持ちがラクになりました。

あき

また中途半端になっちゃった。でも、そういう性質なんだし仕方ないよね。

自分が疲れるラインを知る

自分でも分からないうちに、いつの間にか疲れていることってありますよね?

それも、自分が疲れるラインが分かっていれば対処することができます。

そのために、自分の体の変化や時間経過をこまめに確認するようにしてみましょう。

例えば…

  • ちょっと頭が重くなってきたかも?休もうかな。
  • 何時間続けて仕事してるっけ?さすがに休憩しよう。

など。こうして少し休んでみることで、自分が意外と疲れていることに気がつくはずです。

疲れることリストを作ってみる

自分が疲れるタイミングが分かったら、特に自分が疲れると思うことをリスト化してみましょう。

どんなことでも構いません。

例えば…

  • 1時間PCで作業する
  • 2時間買い物する
  • 友達とご飯を食べる

など。自分がなにで疲れるか分かっていれば、気持ち的にもラクになります。

人間なのですから疲れるのは当たり前です。

楽しいことでも疲れるんだ、と考えて、素直に疲れることを挙げてみましょう。

自分が何に癒されるのかを知る

疲れることが分かったら、自分が何に癒されるのかも理解しておきましょう。

あき

私はベッドで横になったり、甘いものを食べてるときが癒されるな~

かわいい動物の動画を見たり、自然に触れるのもいいよね!

もちろんこれも人それぞれです。

疲れることと同様に、癒しを理解していれば、自分の疲れに対処しやすくなります。

人を頼れるようにする

人を頼るということは、決して悪いことではありません。

私は自分ができないと思われるのが嫌で、なかなか周囲に頼れませんでした。

しかし後から、誰もそんなことは思わないし、思われても別にいいか、と思い直しました。

頼れずに自分が疲れすぎて、後戻りができなくなってからでは遅いのです。

人を頼ることは、自分を守ることにもなるのです。

もしも、頼る=ダメなこと、と思っているなら、考え方を変えてみましょう。

自分の気持ちを書き出す効果を知る

自分の気持ちを書き出してみよう、という言葉はよく耳にしますよね。

気持ちの書き出しには、主に2つの効果があります。

  1. 自分の考えが客観的に見られるようになる
  2. 新しい考えに自分で気がつけるようになる

落ち着いて文章化してみたり、書いたものを読み返すことで、これらの効果が得られます。

チルティ

これを利用すれば、書き出しで気持ちを落ち着けることができそうだね!

あき

気持ちを落ち着けられる理由を理解することが大切なんだよね。

「無」になる大切さを知る

皆さんは、無心になることの大切さを知っていますか?

私は疲れたらスマホを遠くに置いて、ぼーっとする時間を作るようにしています。

そうすることで頭がすっきりして、リラックスした気持ちになれるからです。

他にも

  • 小さなことにも幸福感を得やすくなる
  • 気持ちを切り替えて時間を有効活用できる
  • 今までにないアイデアが突然生まれる

など。様々なメリットがあります。

ぼーっとすることが時間の無駄だと考える人もいますが、決して無駄ではありません。

次の行動につなげるための大切な行動のひとつなのです。

取り組む時間を決める

仕事や家事、趣味など、やり始めたら止まらなくなってしまうのがHSS型HSPさん。

そこで、それらに取り組む時間を決めてみましょう。

チルティ

例えば、どんな風に決めたらいいのかな?

あき

私なら、30分記事を書いて休憩して、の繰り返しかな。

チルティ

気がついたら何時間も作業していることはないの?

あき

たまにあるから、そういうときはアラームをかけたり、集中力が切れたりしたらちょっとずつ休むようにしてるよ。

このように、時間を決めるとその分集中力が上がり、効率的に作業できるようになります。

ただ時間を決めるのではなく、効果を知っておくことが大切です。

涙活してみる

涙活とは、涙を流すことで心を健康にする活動のことです。

涙を流すことには様々なメリットがあります。

例えば…

  • ストレスレベルが下がり、ストレス解消につながる
  • 徐々に悲しみが減少する
  • 副交感神経が優位になりリラックスできる

など、泣くという行為にはネガティブなイメージがつきがちです。

しかし、上記で得られる効果にもあるように、心のデトックスができます。

私も定期的に、漫画や映画を見て涙を流して、リフレッシュするようにしています。

泣きたいときに涙を流していいんだね。

睡眠を大切にする

睡眠不足で日中眠い…頭が働かない…ということ、ありませんか?

きっと誰しもが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

睡眠は、健康な生活を送るために必要不可欠な要素のひとつです。

他にも

  • 自律神経を整えてストレスやうつ症状を緩和する
  • 内分泌機能が向上し代謝活動が促進され疲労回復につながる
  • よく眠ることで日中活動的に過ごすことができる

など。私たちには良いことばかりです。

これらのメリットを十分理解し、日々の睡眠を大切にしていきましょう。

誤解されやすいことを自覚する

一般的に、HSPは繊細さん、というイメージがあります。

しかしHSS型HSPさんは、自ら刺激を求めて行動し、色々なことに手を出します。

そのため、周囲からはHSPだと思われにくい傾向にあります。

そのことを自分自身で理解しておきましょう。

それだけでも他の人との付き合い方が少しだけ変わってきます。

あき

自分から色々始めたりしてるから、繊細な人だって思われてないのかなー、って思うだけでもちょっとラクになるよ。

あとは、HSPの知り合いをたくさん作っておくと、理解してもらいやすいから安心だね。

もしよければ、100人以上のHSPが穏やかに交流したり、相談し合ったり、一緒に勉強しているTealsホームをのぞいてみてくださいね。

自己嫌悪はほどほどに

自己嫌悪しちゃうときって、どんどん負のループに陥っちゃうよね…。

あき

そうなんだよね。疲れちゃって予定をキャンセルして、後々後悔して自分を責めたり…。

そもそも自己嫌悪とは、自分自身のことが嫌になること、を指します。

気持ちに波があるHSS型HSPさんは、自己嫌悪に陥ることもよくあるのではないでしょうか。

デメリット

  • 自分の心を傷つけ続けてしまう
  • ずっと続くと精神疾患にかかる可能性が高くなる
  • 自分の魅力が発揮できなくなる

このようなデメリットがあることを覚えておきましょう。

これから先、自己嫌悪しそうになった時には、このことを思い出してください。

自分を傷つけるのではなく、受け入れたり気持ちを書き出したりして、乗り越えていきましょう。

とはいっても、自己嫌悪を抑え込むことができない場合には、以下のことを試してみてください。

  • とりあえず寝てみる
  • カラオケに行って大声を出す
  • 自分のことを考えないように何かに没頭する

趣味との付き合い方を整理する

あき

趣味が多いから何か辞めようかな、とか、どう付き合っていこうかな、と悩んでる時期があったんだ。

チルティ

でも趣味が多いのは悪いことじゃないよね?

あき

そう!それに気がついてから、やりたいことをやりたいときにやるようにしたよ。

何かひとつの趣味をとことん追求できる人を羨ましく感じることってありませんか?

それは間違いなく、その人の魅力です。

しかし、趣味が多いということもまた、私たちの魅力のひとつです。

気まぐれでやりたいことが変わりますし、辞めたくてもまたやりたくなってしまうでしょう。

それなら趣味がころころ変わったとしても気にせず、受け入れた方が建設的です。

まとめ

さて、心をラクにする考え方を紹介してきましたが、いかがでしたか?

何かに気がついたり、ハッとしたり、情報の再確認をすることはできたでしょうか?

この性質とは一生の付き合いになりますので、受け入れていきましょう。

しかし、性質は変えられなくても考え方は変えることができます。

この記事が、これからの生活に少しでもプラスになれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

好奇心旺盛なHSS型HSPの会社員。大学卒業後メーカーに勤務するも、仕事がうまくいかず、不安障害、パニック障害と診断される。また社会人になってからHSPであることを自覚し、今までの生きづらさの原因を知る。休職中に自分について理解していくうちに、自分のような人たちを、一人でも多く救えないかと考えるようになる。どんな人でも生きやすい世の中づくりができるよう、自分にも何かできないかと日々模索中。

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