仕事に関して、あなたはどんな気持ちや考えを持っていますか?
- 今から始まる仕事がゆううつ
- 苦手な職場の人の顔が離れない
- 終わった仕事の反省点を思い出して落ち込んでいる
- 今日も怒られるのではないかと不安になる
- 失敗ばかりする自分が嫌になる
なんて仕事に対するネガティブな感情が大きな割合を占めている方はいないでしょうか。
チルティ仕事だから仕方ない、と思ってない?



実はそれ、当たり前じゃありませんよ。
人にはそれぞれ得意・不得意があります。
能力を発揮したり安心して過ごしたりできる環境も人それぞれです。
例え仕事でも、得意な内容だったりやりがいを感じられたりすれば「楽しい」と思えるのではないでしょうか。



仕事に対してネガティブな感情を抱いてしまうのは自分にあった仕事を選べていないのが原因かもしれません。



自分の能力が低いからではないんだね!
特にHSP気質がある人は、仕事で抱いたネガティブな感情をプライベートな時間でも切り替えられずに苦しんでしまう人が多い傾向があります。
そのため自分に向いている仕事を選んで、ストレスを抱えないことが幸せな人生を送るためにとても重要なのです。
ということで今回は、
- HSPの基本的な気質
- HSPの強み・弱み
- HSPに向いている仕事の特徴5選
- HSPに向いている仕事を探すポイント3選
をご紹介します!



自分の素敵なところを発揮できる仕事について考えるきっかけになりますように……。
「DOES」から探るHSPの特徴


自分に向いている仕事を探すためには、自分のことを知るのが重要です。



自分に向いている仕事を見つけるためにはもちろん、一緒に働く人に自分の魅力を伝えるのにも役立つよ!
今回はHSPの大きな特徴である「DOES(ダズ)」を通して自分の気質を知り、言葉にできるようになりましょう。
人の気質は周りの環境やそのときの精神状態に大きく影響されるので、HSPだけでは説明しきれません。



当てはまるものを参考にするくらいの感覚で読んでね!
DOESとは
DOESとはHSPの特徴をさす4つの特徴です。
4つ全てが当てはまって初めてHSP気質を持つといえるといわれています。
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略。環境感受性の高い人を指します。



環境感受性とは環境からの影響の受けやすさを表す特性です。



ここでの環境は音・光・気温・人の感情などが挙げられるね。



ここからはDOESの特徴をひとつずつ深掘りしていきましょう!
D:物事を深く(複雑に)考える
- 考え出すと止まらない
- 知りたいと思った事柄はとことん追求する
- あらゆる選択肢が浮かんで決断に時間がかかる
- 物事の細かな部分が気になる



一を聞いて十を知るタイプとも言われますね。



こだわりの強さの要因になる場合も!
O:刺激を強く受ける
- 大きな音が鳴ったり強い光が出る場所にいると疲れてしまう
- 人混みに苦手意識がある
- 他の人の言葉に一喜一憂しやすい
- 芸術に深く感動できる
E:感情の反応が強い
- 他の人の感情を自分の抱いた感情のように感じてしまう
- 本やドラマで大きく感情を動かされる
- 赤ちゃんや動物など、言葉でコミュニケーションを取れない相手の気持ちがわかる気がする
- 誰かのささいな表情や仕草などに意味を見出す



周りの人が幸せそうなら私も幸せ。ただし逆もしかり……。



この特徴を持つ人は身を置く環境が本当に大切だよね。
S:刺激に敏感に反応する
- アルコールや添加物などに強い反応を示す
- 不快で着られない服の素材がある
- 直感がよく当たる気がする
- キーボードのタッチ音や他の人の寝息などの小さな音が気になる
HSPの強み3選
ここからはDOESの特徴を踏まえて、HSP気質を持つ人が仕事をする上で強みとして活かせる部分を3つ紹介します。



強みが活かせる仕事ならきっと自信を持ってできますね!
- 多くの視点から物事を考えられる
- 人に寄り添ったふるまいができる
- 目の前の物事に丁寧に向き合える
多くの視点から物事を考えられる
HSP気質を持つ人はひとつの物事を様々な角度から見られる傾向にあります。
そのため、自分と異なる考えも柔軟に受け入れられる人が多い印象です。
また置かれた状況から多くの情報を受け取り、問題解決に役立てる能力にも長けていることも。



複雑に考える分色んな想定ができるね!



未然にトラブルを防ぐのは得意です!
人に寄り添ったふるまいができる
表情や声色、仕草といった人の細かな変化に気づきやすい分、周りの誰かの「困った!」のサインにも敏感に反応できる人も多いです。
加えてその困っている人の抱えた感情を自分のもののように受け止めて、理屈抜きに優しい言動が取れるのは、HSP気質の大きな魅力と言っていいでしょう。



困ったときに手を差し伸べてくれる人はありがたいですよね。



しかも親身になってくれるなんて最高だ!
目の前の物事に丁寧に向き合える
物事の細かな変化や刺激の原因を追求するのが苦にならない傾向のあるHSP。
ときに効率そっちのけで人やモノに向き合う姿に心動かされる人は少なくないはずです。



自分にとっての違和感を取り除く作業は、きっと誰かの役にも立っているね。



仕事でもパフォーマンスの向上やミスの削減に貢献できます。
HSPの弱み3選
上記したように、HSP気質は仕事で誰かの役に立つための強みとなります。
一方で、状況によっては仕事でつまづく原因となり、自分を苦しめてしまうかもしれません。



頑張っているのにうまくいかないのは苦手な仕事や環境だからかも。



今から紹介する項目が今の仕事でネックになっていないか確かめてみましょう……!
- 変化に適応するのに時間がかかる
- 自分の気持ちが環境に影響されやすい
- マルチタスクが苦手
変化に適応するのに時間がかかる
刺激に敏感に反応したり、考え出すと止まらなくなってしまう傾向があるHSP。
- 職種や部署
- オフィス
- 業務改革
といった変化にすばやく対応できない場合があります。



ルーティン崩さないで〜!



環境だけでなく人間関係に慣れるのにも一苦労しますよね。
自分の気持ちが環境に影響されやすい
- 職場のギスギスした空気
- 目にみえる結果が求められる風潮
- 空調や光など気になる刺激がある環境
といった「居心地が悪い」と感じる要因が環境にあると、それだけで落ち込んだり悲しくなったりしてしまうことも。



直接自分が関わってなくてもしんどくなっちゃいます。
マルチタスクが苦手
周りの人が気にもとめないような細かな変化に気づく分、1つの業務に割く頭と心の容量はどうしても他の人より大きくなってしまいます。
そのため業務AとBとCを同時進行で進める、みたいなマルチタスクは苦手意識を持つ人が多いようです。



スピード感を求められるのも辛いかも。



適度に手を抜くのが難しかったりもしますよね。
HSPに向いている仕事の特徴5選


ここまではHSPの強みや弱みについて確認しました。



当てはまるものはあったかな?



自分にも魅力がある!とわかるとワクワクしますよね。
次はHSPに向いている仕事の特徴を5つご紹介します。
ここでいう「向いている仕事」は
- 自分の強みを活かせる
- ストレスを強く感じにくい
- やりがいを感じられる
仕事を指します。



普段の仕事を振り返ったり、新しい仕事を探したりするときの目安にできるかも!



仕事をする上で大切にしたいポイントはなんでしょう……?
- 人の悩みを解決できる仕事
- 自分のペースで進められる仕事
- 働く環境を選べる仕事
- 正確な作業が求められる仕事
- 考えの深さを活かせる仕事
人の悩みを解決できる仕事
カウンセラー、サポート(インフォメーション)センター、企画職など
他の人の幸せを自分の幸せかのように感じられるHSPもいます。
「ありがとう!」が直接聞ける仕事はモチベーション高く続けられる人が多いようです。
自分のペースで進められる仕事
ライター、図書館司書、清掃員など
上記した仕事は、同時にいくつもの業務をしたり、誰かに急かされたりする状況が少ない場合が多いです。
また業務の役割分担もはっきりしている傾向があるので、ルーティン通りに自分の仕事をコツコツこなすのが得意なHSPには向いていると言えるでしょう。



「これもした方がいいのかな」がないだけですごく気が楽ですよね。
働く環境を選べる仕事
フリーランス、データ入力スタッフなど
共用のオフィスで仕事をするとなると、どうしても室温や備品など自分の心地良い環境を整えるのが叶わない場合があります。
HSP気質の中でも特に環境に覚える違和感が苦しい人は、自宅やお気に入りのカフェなどを含めた働く環境を選べる仕事を検討しても良いかもしれません。



人の視線や声が気になる場合にもおすすめ!
正確な作業が求められる仕事
事務員、プログラマー、コーダー、校正・校閲スタッフなど
これらの仕事は一般的に速さより正確さが重視される業務が多いです。
- 数字を間違えずに打ち込む
- 狙った働きをするコードを書く
- 誰かの業務のダブルチェックをする
などミスが許されない業務は、細かな部分を見落とさないHSP気質を持つ人は重宝されるでしょう。



これらの仕事は人の感情に振り回されずに済むので楽なんてメリットも。
考えの深さを活かせる仕事
広報職、デザイナー、プランナーなど
少しの情報から多様に考えを膨らませるのが好きな傾向が強いHSPなら活躍できる可能性が高いです。
常に新しいアイデアを求められる仕事はきっと楽しめるはず。



私の妄想も誰かの笑顔につながるアイデアに……?



出したアイデアが現実になるのは嬉しいだろうなあ。
HSPが向いている仕事を探すポイント3選


HSPに向いている仕事の特徴は上に挙げたものを含めていくつかあります。
とはいっても星の数ほどある仕事。
同じ業界でも会社によって
- 誰を相手にする仕事か
- いつが忙しいか
- 会社の雰囲気(アットホーム、事務的、競争心旺盛……)
などは大きく異なります。



例えば営業。訪問販売か企業向けの営業かって無視できない違いですよね。



向いている仕事を選んだつもりなのになぜか辛い!となる可能性もあるかも。
そうならないために、仕事選びの段階で心がけられるポイントを3つ紹介します!
- 自分の気質についてよく知る
- 仕事選びで大事にしたい項目を明確にする
- 周りの人の力を借りる



サクッと決められる問題じゃないからこそ、できる項目から取り組んでみましょう!
自分の気質についてよく知る
ここまでHSP気質を主な視点として、向いている仕事について考えてきました。
しかし、HSP気質には強弱があります。



大きな音はそんなに気にならないけれど強い光は苦手!とか。



人それぞれ気質の出方は変わってくるはずです。
また、人の性格を形作るのはHSP気質だけではありません。
家族をはじめとした周りの人や、置かれた環境などに大きく影響されます。
なので、本当に自分に合った仕事を探すためには、様々な角度から自分を知ろうとするのが大切なのです。



お話しながら自分のMBTIを知ることができます!



自分の得意なことや向いている仕事を見つける手がかりもあるかも……。
仕事選びで大事にしたい項目を明確にする



まずは仕事を選ぶ上で大切にしたい項目を挙げてみよう!
- 仕事内容(やりがい)
- 給料
- 残業の有無を含めた労働時間
- 職場の人間関係
- 通勤時間
いくつも思い浮かぶと思います。
向いている仕事を見つけるためには、これらの項目に優先順位を付けるのが大切です。
なぜなら、「優先順位の高い項目=満たされなかったときに心身にダメージを受けやすい項目」だから。



自分の弱みとも言えるかもしれません。
手当たり次第に「できそうな仕事」を探す前に、「したい仕事」について考える時間をしっかり取ると良いでしょう。
周りの人の力を借りる
仕事に限らずですが、1人で何かを考えているとどうしても行き詰まりがちになります。
だからこそ、悩んだら誰かに頼る、という選択肢を持っておくと安心です。



解決策が思いつかないとずっとぐるぐる考えちゃうよね。



私も悪い想像が膨らんで止められない!なんて日がしばしばあります。
周りの人の力を借りる具体的な方法としては
- 自己分析を客観的な視点から助けてもらう
- 話を聞いて気持ちを整理させてもらう
- 気になる職種の人から話を聞く
- 仕事探し自体のサポートをしてもらう
などが挙げられます。



あなたの力になりたい人はたくさんいるよ!
人間関係や仕事で悩んでいる方が気軽に相談できる場所となっています。
転職支援や福祉を活用したサポートなども行っているので、興味のある方はぜひ一度のぞいてみてくださいね。
まとめ


今回は向いている仕事の特徴や、仕事探しのポイントをHSPの気質に注目して紹介しました。
- 小さな刺激が不快に思えて仕事に集中できない
- 些細な違和感が拭えずに手が止まってしまう
- 誰かの言動を引きずってずっと落ち込んでしまう
なんてHSPが原因のひとつとなって仕事でつまずく場面があるかもしれません。



そんな経験が多くなればなるほど自信がなくなってしまいますよね。



周りの人の励ましもうまく受け取れなかったり……。
でも今回の記事を通して繰り返しお伝えしてきたように、HSP特有の気質は環境によっては大きな強みになります。
今仕事でうまくいってない事実は、決してあなたが不器用だったり、仕事ができないこととイコールではないのです。
だからこそ置かれた場所で試行錯誤すると同時に、自分が「変わる」のではなく身をおく環境を「変える」視点も持てたら気持ちが楽になるかもしれませんね。
自分以外の人からの共感や、客観的な視点は「絶対に解決しないだろう」と思われる悩みを解決するきっかけになることも。
勇気がでない……という人はのぞくだけでもOK!ぜひお気軽にみにきてくださいね。










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