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外出で疲れやすいHSPさんへ。実践してほしい対策5選

はぁ、疲れた…

帰宅したとたんに疲れがどっとやってきて倒れ込んだ経験、ありませんか?

そんなあなたは、HSPかもしれません。

HSP:Highly Sensitive Personの略。ひといちばい敏感な人のこと。

HSPは感受性が高く、外でたくさんの刺激を受け取ります。それで疲れやすいと言われています。

この記事では、外出で疲れてしまうHSPさんに向けて

  • HSPが外出で疲れる理由
  • HSPが特に疲れやすい場所・状況
  • HSPが外出を楽しむための対策

を解説します。

筆者も外出で疲れがちなHSPです。

しかし、外出時に受ける刺激を意識して減らすと、疲れが軽減されるようになりました。

この記事で対策を学び、外出を楽しめるようになりましょう!

HSPが外出で疲れる理由は、刺激の量?

HSPさんが外出で疲れる理由は、外に刺激が多いからです。

具体的に何が刺激になるのか、紹介しますね。

視覚から得る情報が多い

刺激として代表的なものは、視覚から得る情報でしょう。

例えば下記のような状況に覚えはありませんか?

具体例

  • 太陽の眩しさを不快に感じる
  • スーパーに並ぶたくさんの商品を見て窮屈に感じる
  • 主張の激しい広告を見て圧倒される
  • 車や人の動きにずっと気を張っている

このようにHSPさんは、目から多くの情報を受け取って疲れてしまうのです。

初めての場所だと、見慣れない景色ばかりで余計に疲れます…

たくさんの音がある

刺激は、目から入ってくるものだけではありません。音も刺激のひとつです。

外はさまざまな音であふれています。

具体例

  • 車の走行音
  • 駅構内・電車内のアナウンス
  • 行き交う人々の話し声
  • 工事現場の騒音

この論文にもあるように、HSPは大きな音を不快に感じるようです。

“大きな音で不快になる”など感覚閾値の低さに関する内容の項目が高い負荷量を示していた。

髙橋亜希(2016)「Highly Sensitive Person Scale日本版(HSPS-J19)の作成」『感情心理学研究』第23巻,第2号,p72

たくさんの大きな音があるのも、HSPさんが外出で疲れる理由のひとつと言えそうです。

人から受ける刺激に圧倒される

HSPは人からも刺激を受けます。

具体例

  • テンションの高い人がいる場所だと気力を吸い取られる
  • 自分が疲れていても、他に疲れていそうな人がいると電車の席を譲る
  • 気の合わない人との外出で気疲れする
  • 歩きスマホなどの危険な行為を見かけて不安になる

刺激を受けるだけでなく、得た情報から考えを膨らませることも。

考えすぎて頭がいっぱいになると、疲れてしまいやすいです。

周りの目が気になる

周りの目が気になるHSPさんは多いのではないでしょうか。

そんなHSPさんは、外に出ると360°気を張っていると思います。

具体例

  • 電車で隣の人が不機嫌そうだと「私邪魔なのかも」と不安になる
  • 車の合流が怖い。後ろに車が並ぶと余計に焦る
  • 相手に気を遣って「ここに行きたい」が言えない
  • 満席のレストランだと、ゆっくり食事を楽しめない

気を張る対象が増えるので、人の多い場所は特に苦手です。

HSPに避けてほしい、刺激の多い場所・状況

この章では、HSPさんが特に疲れやすいと言われている場所や状況を紹介します。

これらの場所を避けると、外出時に疲れにくくなりますよ。

疲れやすさは人それぞれなので、「自分が疲れやすい場所はどこか」という視点で読んでみてくださいね。

都会・満員電車

都会や満員電車など、人や情報が密集している場所は疲れやすいです。

慌ただしい人たちに圧倒されたり、電車の走行音やビジョン広告の音声などの大きな音が多かったり。

私は田舎に住んでおり慣れないのもあってか、そびえ立つビル群も都会で息苦しさを感じる理由のひとつです。

テーマパーク・お祭り

テーマパークやお祭りは、HSPさんにとって「楽しいけど疲れる場所」ではないでしょうか。

下記のタイプに当てはまるHSPさんは、テーマパークやお祭りが特に苦手だと思います。

  • 非日常の空間にすぐに対応できないHSPさん
  • 高いテンションでい続けることが苦手なHSPさん

またこのような場所には、大勢の人が集まります。

人の多い場所が苦手なHSPさんは多いので、これも疲れる理由と言えそうですね。

スーパー・ショッピングモール

スーパーやショッピングモールには、多種多様な商品やお店が並んでいます。

また利便性が高く、いろいろな人が集まります。

スーパーやショッピングモールはこのように、人やものなどの刺激が多い場所です。

そのため、HSPさんは苦手に感じやすいです。

商品がたくさん並んでいても、個人経営の書店は落ち着いた雰囲気で好きだったりします。

なるほど!「物が多い」というより「ごちゃごちゃ感」が苦手なHSPさんもいるんだね。

工事現場の近く・線路沿い

音に敏感なHSPさんは多いですよね。

そうそう。工事現場の騒音が苦手で、近くを通るときは早歩きになったりとか。

特に音が大きいときは、耳を塞ぎたくなることもあるよね。

大きな音のある工事現場の近くや線路沿いは、避けた方がいい場所と言えるでしょう。

相性が良くない人との外出

人からも刺激を受けるHSPさんは、一緒に外出する相手も疲れやすさに影響すると思います。

価値観が合わない相手との外出は、ずっと気を張って疲れますよね

感情が読みにくく楽しんでいるかわからない人、怒りっぽい人との外出は特に疲れてしまいます。

細かくスケジュールが決まっている

疲れたから休憩したいけど、次の予定の時間だからもう行かなきゃ…

外出先で、このような経験はありませんか?

外出で疲れやすいHSPには、適度に休憩する時間が必要です。

その時間が取れないくらいスケジュールがきっちり決まっていると、窮屈に感じてしまいます…。

HSPが楽しく外出するための対策5選

HSPさんは、外出を楽しむためにも「外出時の刺激を減らす」ような対策を取りましょう。

詳しく説明します。

イヤホンなどで物理的に刺激を減らす

最初に紹介するのは、グッズで物理的に刺激を減らす方法です。

お悩み別に対策グッズをまとめてみました。

  • 聴覚情報が気になる人:イヤホン・耳栓
  • 視覚情報が気になる人:メガネ・日傘・帽子
  • 人目を気にしがちな人:マスク

全部試すのは大変だから、特に気になる部分の対策から始めてみてね♪

ノイズキャンセリングイヤホン・耳栓

音に敏感なHSPさんは、ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓を使いましょう。

騒音による疲れを軽減できます。

最近は、人の声のみ通すノイズキャンセリングイヤホンや耳栓もあります。興味のある方は調べてみてください。

それなら「電車のアナウンスが聞こえず乗り過ごす」みたいな心配もなくて安心だね!

フレームが太めのメガネ

メガネを使うと、はっきり見える範囲がフレーム内のみになるので、刺激を受ける範囲を狭められます

視力より少し度の低いメガネを使うのもオススメです。細かい情報に気づかずに済みます。

日傘・帽子

日傘や帽子は、日差しを避けられる上に視界が少し狭まるので、刺激を受ける範囲も小さくできます。

人が少ない場所に行くときは、視界を少しでも狭められる日傘がオススメです。

しかし日傘は大きいので、場所を取ってしまいます。人の多い場所では、邪魔にならないように帽子を被るようにしてみてください。

マスク

人目が気になるHSPさんは、マスクを付けて外出しましょう。

顔の約半分を隠せるので、安心感が生まれて疲れにくくなります

ただし「息苦しいからマスクは苦手」という方には逆効果になることも。マスクが平気な方は試してみてくださいね。

刺激の少ない場所・時間帯を選ぶ

場所や時間帯を工夫することでも刺激を減らせます。

具体例

  • ラッシュ時から少しズレた時間の電車に乗る
  • 少し遠回りでも裏道を使う
  • 週末は家で休み、平日夜に外出する

私は公共交通機関での移動だと疲れやすいので、近距離なら自転車を使うようにしています。

疲れにくい移動手段を選ぶことも大事なんだね。

休める場所を探しておく

長時間の外出になるときは、休める場所がないか探しておきましょう。

定期的に休んで疲労を回復することで、帰ってからも疲れにくくなります

具体例

  • 人が少ない公園のベンチ
  • ショッピングモール内の落ち着くカフェ
  • 綺麗で広いお手洗い

座って休めないときは、適度に飲み物を飲んだりお菓子をつまんだりするだけでも落ち着けますよ。

余裕を持ったスケジュールにする

予定がきっちり決まっていると、休む時間が取れず窮屈に感じてしまいますよね。

これは休む時間をあらかじめスケジュールに入れる大まかなスケジュールだけ決めておく、などの方法で対応できます。

旅行だと欲張って予定を詰め込んじゃうから、気をつけておかないと!

そもそも外出の頻度を減らす

そもそも「外出しない」という選択を取れないか、考えてみてください。

仕事も買い物も旅行も、最近はオンラインでできるようになっています。

まずは一部、自宅で済ませられるものがないか検討してみてはいかがでしょうか。

「お出かけに誘われたら3回に1回は断る」のようにルールを決めて、誰かと外出する回数を減らす方法もおすすめです。

外出の頻度を減らすために、リモート可能な働き方を選択するのも一つの手です。

  • 出社が苦手。完全在宅で働きたい
  • 自分のペースで働きたい
  • 本当に得意なことを活かして働きたい
  • フリーランスにも興味はあるけど、自分にできるのか不安

このように、働き方で悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

でも、実際に調べてみると

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外出で疲れたHSPにオススメの回復法

これまでに紹介した対策を取っても、完全に疲れなくなるわけではありません。

外出後の疲れを癒すためにも、家でしっかりと休むようにしましょう。

具体例

  • 十分に寝る
  • 瞑想などでリラックスする
  • 好きなことに取り組む
  • 陽の光を浴びる
  • 軽く運動する
  • 共感し合えるHSP仲間に話す

詳しくはこちらの記事に載っているので、気になる方は読んでみてください。

刺激を避け、外出を楽しもう

この記事の内容を最後にまとめておきます。

まとめ

  • HSPが外出で疲れるのは、刺激が多いから
  • 人や情報・考えることの多い状況で特に疲れる
  • 刺激を減らす対策を取れば、HSPでも外出を楽しめる
  • それでも疲れたときは、しっかりと家で休む

外出で疲れやすいHSPさんに試してほしい対策は、以下の5つです。

外出を楽しむ対策

  • イヤホン・日傘・マスクなどを身に付けて刺激を減らす
  • 人の少ない時間帯や外出先を選ぶ
  • 外で休める場所を探しておく
  • 休憩できるように、余裕のあるスケジュールにする
  • 外出は必要なときだけにする

これらを実践し、外出を楽しめるようになりましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

小さい頃から感じていた生きづらさについて調べているとき、HSPに出会う。生きづらさを解消するためにできることはやってみようと考え、高校生で課外活動を始める。学校外で多種多様な生き方をする人と関わる中で「自分も好きなことに思いきり取り組みたい」「HSPさんが生きやすい社会を作りたい」と思うようになり、現在は自分が好きな「言葉」を使って少しずつ夢を実現するために活動中

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