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HSPは天才肌?個性を発揮するためには「自己理解」が大切な理由を解説!

チルティ

HSPは天才肌というけど、本当なのかな?

みなさんはこのような疑問を持ったことはないですか?

この記事ではそのような皆さんに向けて、以下について解説していきます。

  • HSPは「天才肌」ではなく「個性」です
  • HSPの個性が光るケース6選
  • HSPが才能を発揮するためには「自己理解」が重要

結論、HSPは「天才肌」ではなく1人1人が持つ「個性」です。

もちろん、その個性を活かすことが出来れば、周りから『天才っぽい!』と思われるケースもあるでしょう。

ただ、その個性を活かすためには「自己理解」を深めることが最も大切です。

ぜひ、今回の記事の内容を通して、個性を発揮できるようにしていきましょう。

なお、今の仕事が合わなくて、転職を考えている方。HSPに合わせた今よりも自由な暮らしをしたいと考えている方。HSPの仲間が欲しいと思っている方。

本ブログを運営するTealsでは、HSPによるHSPのためのコミュニティ「Tealsホーム」を運営しています。

100人以上のHSP仲間とキャリアのプロとともに「自分のままで働く」をコンセプトに日々活動しています。

1つでも当てはまるという方は、ぜひ下記から詳細をのぞいてみてください。

目次

結論:HSPは「天才肌」ではなく1つの「個性」である

チルティ

他の人と違って、変わっているのかな?

この記事を読んでいる人の中には、「何となく他の人と違うかもしれない」と違和感を感じている人もいるかもしれません。

私自身もHSPであり、他の人と違うかもと悩むことは何度かありました。

しかし、今ではHSPを「変わっている」や「天才肌」と考えておらず1つの「個性」だと考えています。

そして、そのように考えられるようになったのは「同じHSPであっても1人1人得意なことは違う」と気づけたからです。

以下では、なぜ私がそのように考えられるようになったのかを解説していきます。

HSPの4つの特徴「DOES」

まずは、HSPの一般的な特徴として広く知られる「DOES」について見ていきましょう。

DOESの4つの特徴

  • Depth of Processing(物事を深く考えて処理できる)
  • Over Stimulation(過剰に刺激を受けやすい)
  • Emotional Responsiveness & Empathy(共感力が高い)
  • Sensitive to Subtleties(些細なことに気付きやすい)

「DOES」とはHSP提唱者であるアーロン博士が提唱したHSPの4つの特徴のことです。

Depth of Processing(物事を深く考えて処理できる)

頭文字Dは「Depth of Processing」、「物事を深く考え処理できる」ことを意味しています。

1つの情報から深く考え、多くのことを想像することができます。

具体例

  • 一を聞いて十のことを想像し考えられる
  • 他の人にはない視点から物事を考えることができる
  • 調べ物を始めると深く掘り下げることができる

Over Stimulation過剰に刺激を受けやすい)

Oは「Over Stimulation」、「過剰に刺激を受けやすい」ことを意味しています。

五感から得られる様々な刺激に対して、強く反応します。

具体例

  • 人混みや大きな音が苦手
  • 友達との時間は楽しいものの気疲れする
  • 芸術や音楽に触れると感動しやすい
  • 人の些細な言葉に傷つき忘れられなくなる
  • 大きな声に驚いてしまう

Emotional Responsiveness & Empathy(共感力が高い

他人の気持ちに深く共感し、相手と同じ気持ちになることもあります。

具体例

  • 他者との心理的な境界線が薄く、他者の感情から影響を受けやすい
  • 人が怒られていると、自分のことのように感じて傷ついてしまう
  • 悲しい映画や本などの登場人物に共感し、号泣する
  • 他人の仕草、目線などに敏感で機嫌や思っていることがわかる

Sensitive to Subtleties(些細なことに気付きやすい)

Sは「Sensitive to Subtleties」、「些細なことに気付きやすい」ことを意味しています。

他の人にとっては何ともない刺激や変化であっても気づくことがあります。

具体例

  • 身の回りの環境の変化に気付きやすい
  • 強い光や日光のまぶしさなどが苦手
  • カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
  • 肌着のタグやチクチクする素材が気になってしまう

HSPの4つの分類

友人S

HSPっぽいんだけど、当てはまらない部分もあるんだよね… 。

「DOES」について紹介しましたが、中には何か違うという違和感を持った人もいるかもしれません。

その見解は正しく、実際、近年ではHSPはHSS型やHSE型など4つに分類されていると言われており、同じHSPであっても様々な見方がされています。

例えば、以下のような「刺激を求めるけど、刺激に敏感」という特徴に当てはまる人は、HSPの中でも「HSS型HSP」の可能性があります。

  • 何もせずにじっとしているのは嫌い
  • 海外旅行など新しい場所に行くのが好きだ
  • 興味のない話は退屈である

つまり、「HSP=天才肌」のように一括りにしてしまうと、HSPである自身に対して誤った理解をしてしまう可能性もあるということです。

HSS型HSPについては下記により詳しく書かれているので、当てはまるかもと感じた人はぜひ見てみてください。

あわせて読みたい
HSS型(刺激追求型)HSPの特徴とは?変わっているけど天才と言われる理由 この記事では「HSS型HSPが天才・変わっていると言われる理由」「HSS型HSPの特徴」「HSS型HSPの才能」を解説します。また「HSS型HSPだけど、自分も天才と言えるのかな…?」という方へ、「HSS型HSPさんが自分を天才だと思いにくい理由」「HSS型HSPとの向き合い方・特性の活かし方」についても紹介します。

HSS型HSPに関する研究は少なく、HSPに4つの分類があるという科学的根拠を示す論文も存在しません。4つの分類は1つの指標としてご理解ください。

HSPが「天才肌」ではなく1つの「個性」である理由

チルティ

同じHSPであっても1人1人得意なことは違うんだ!

先述したように、これが私が「HSP=個性」であると考えられるようになったきっかけです。

そして、ここまで読んできた方の中にも同じように感じた人がいたのではないでしょうか?

  • 新しい環境に飛び込むことや周囲の環境が急に変わることが苦手
  • 相手の話を聞くことが得意で、聞き役に徹することが多い
  • 繊細な仕事が得意

実際、私は相手の話を聞くことは得意ですが、繊細な仕事は得意ではありません。

つまり、重ねてにはなりますが、同じHSPであっても得意なことは異なり、「HSP=天才肌」というように一括りにはできないということです。

ぜひ、「HSPだから自分は〇〇なんだ」と一括りにせず、自分自身の個性を理解することを心がけていきましょう。

「HSP=変わっている」「HSP=天才肌」という考えは誤った認識。HSPとは1人1人が持つ個性の1つ。

HSPの個性が光るケース4選

では、具体的にHSP1人1人の個性が光るケースにはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、「1人1人が持つ個性は違う」という前提のもと、先述した「DOES」を根拠に、一般的なケースについて、以下4つ紹介していきます。

  • 深い思考力で1つのことを追求できる
  • 周囲の些細な変化や違和感にすぐ気づくことができる
  • 相手に共感し、寄り添うことができる
  • 誠実で誰からも信頼されやすい

ここで紹介することは友人などの体験談を元にしたものです。そのため、あくまで「この個性は私にもあるかも」と個性を知るきっかけにしてもらえたらと思います。

深い思考力で1つのことを追求できる

HSPには「物事を深く考え処理できる」という特徴を持つ人がいます。

そして、この特徴を活かし、1つのことを深く追求することが得意という人がいます。

例えば、大学での研究の際などに、深い知見を活かし、他の人が思いつかない意見を述べることができたという人もいたのではないでしょうか?

ひなた

私も大学から大学院まで6年間で数学を専攻するぐらいの数学好きで、1つの学問を追求することが昔から大好きでした。」

周囲の些細な変化や違和感にすぐ気づくことができる

Mさん

髪色変えたの気づいてくれたんだ、嬉しい!!

日常的に多くの刺激に触れていることが多いため、HSPには周囲の些細な変化に気づくことが得意という人もいます。

そして、その得意を活かして、友人の髪色など周囲の些細な変化に気づくことに長けている人もいます。

変化に気づいてくれるのはやはり嬉しいことなので、前向きな変化はぜひ言葉にも出してみることがオススメです。

相手に共感し、寄り添うことができる

HSPには共感力が高い人が多いというのも、特徴の1つです。

それ以外にも、相手の表情や声の高さなどほんの少しの変化に気づくことができるため、相手の感情をいち早く察知し、寄り添うことが得意という人もいます。

ひなた

私も予備校で働いているので、生徒と話すことが多いですが、多くの知識を提供することより、相手に寄り添うことを得意としています。

例えば、他の人と比べて相談役になることが多いという人もいるのではないでしょうか?

もしそうであるならば、相手に寄り添えることが皆さんの強みなのかもしれません。

誠実で誰からも信頼されやすい

ここまで述べてきたことから、総じてHSPには誠実で他の人から信頼されやすいという人も多い印象です。

  • 繊細で難しい仕事をミスなくできる
  • 自分の変化にすぐに気づき、それを言葉にして褒めてくれる
  • どんな話であっても、真摯に受け止め聞いてくれる

また、これらの特徴を持っているだけでなく、仕事に対して真面目に取り組む人も多いため、周囲からは「できる人」という印象を持たれることもあります。

HSPの個性を活かすために「自己理解」が大切な理由3選 

HSPの個性を最大限活かすためには「自己理解」が最も重要です。

以下では、「自己理解」が最も大切な理由について3つ紹介していきます。

持っている個性は1人1人異なるから 

上司A

あなたの個性を教えてください!

恐らく、「そんなこと言われても、よく分からない」という人がほとんどだと思います。

実際、私もそのような状態にしばらく陥っていた1人です。

しかし、そもそも、自身の個性を知らなければ、それを活かすことはできません。

そのため、難しいことではありますが、個性を知ることが個性を発揮するための第一歩です。

そして、先述してきたように1人1人が持つ個性は異なります。

だからこそ、HSPというラベルを一度取り払い、自分自身をありのままに見つめ直す「自己理解」が大切になります。

自身の得意を知るために重要だから

Aさん

私の強みは相手に寄り添うこと。だからこそ、営業でもたくさんの新規顧客を獲得する新規営業ではなく、お客様との信頼が重要なルート営業が得意なんだ

Mさん

私はたくさんのアイデアを提案することは得意でないけど、事務のような細かな仕事をすることが得意で、今はそれを活かして事務職で仕事をしているわ。

自己分析は自身の得意を知るためにも役に立ちます。

「個性を発揮する」とは、言い換えると「自身の得意を活かす」こと。

そして、得意を活かすことで充実した生活を送ることができるようになったという人もいます。

ぜひ、「個性を知り、得意に活かす」という流れを意識してみてください。

個性や得意を活かした環境や働き方を知ることができるから

「自己理解」は自身の個性を活かした環境や働き方を知るためにも役立ちます。

  • 営業での外回りが中心の仕事で体を壊してしまった…。しかし、転職でリモートワーク中心の仕事に変えてから、ストレスなく働くことができている。
  • 以前は接客などの人と関わる仕事ばかりで息が詰まっていた。デスク作業がメインの事務職に転職してから、趣味も始められて毎日が充実するようになった。
  • 以前の職場では毎月のノルマが厳しく、そのノルマが原因でストレスが溜まり続けていた。しかし、ノルマの少ない職場に移動してからは、自分のペースで仕事を続けることができるようになった。

実際、上記のように私の知り合いの中にも転職してから人生がより充実したという人が多くいます。

ただ、そもそも自分に合った環境や働き方を知らなければ、自分に合った仕事に転職できる可能性は低くなります。

そのため、自身の天職を探すためにも「自己理解」を深めていきましょう。

もし、HSPで「仕事が続かない」と悩んでいる場合、下記の記事もオススメです。

少しでも興味がある方はぜひ、のぞいてみてください。

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【HSPの自己理解】おすすめの自己分析 

では、ここからは具体的にHSPにオススメの自己分析である「自己理解プロファイル」について解説していきます。

「自己理解プロファイル」とは、以下の図のように性格検査とキャリア分析を掛け合わせて自己分析をする手法です。

具体的な方法について紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。

性格検査とキャリア分析で自己分析の「正確性」と「網羅性」を高める

「自己理解プロファイル」の特徴は、性格検査とキャリア分析をかけ合わせ、自己分析の「正確性」と「網羅性」を高めていることです。

まず、性格検査では以下を分析していきます。

性格検査で満たすもの

  • 自分の本質を正確に知る
  • 自分の性質を「数値」「タイプ」で可視化する
  • 性格の全体像を把握できる

しかし、性格検査をしただけでは、自身の個性が分かっても、個性の活かし方を理解することは難しいです。

そこで、キャリア分析で以下を分析し、具体的に強みの活かし方を理解していきます。

キャリア分析で満たすもの

  • 具体的な環境下での自分の強みを把握
  • 独自のエピソードができ、自己分析に対しての納得感・説得力が上がる

そして、最終的にこれら2つを組み合わせることによって、以下のように強みと弱みを「正確」かつ「網羅的」に理解できるようになります。

性格検査に用いる方法

では、ここからは性格検査とキャリア分析の具体的な方法について見ていきます。

性格検査では、「Bigfive」と「MBTI性格検査」テストを実施します。

Bigfive

Bigfiveとは、「人間の基本的な性格は5つの要素から成り立つ」とするビッグファイブ理論に基づき、5つの要素から成り立つ性格をさらに30個の要素に分解し、性格を分析します。

このテストを通して、まずは性格を細かく分析し、自己理解を深めていきます。

MBTI性格検査とは?

専門家しか実施できない、世界で最も用いられている性格検査の1つです。

心理学者ユングの理論をベースに作成されており、現在は自己理解や他者理解、キャリアカウンセリング、教育など様々な場面で導入されています。

MBTI検査では、具体的に4つの指標をベースに全部で16の性格タイプで分析していきます。

  • エネルギー、関心の向き(外向or内向)
  • ものの見方、情報の取り入れ方(感覚or直観)
  • 判断の仕方、結論の導き方(思考or感情)
  • 日常の過ごし方(判断的態度or知覚的態度)

キャリア分析に用いる方法

キャリア分析では「モチベーショングラフの作成」「STAR分析」を行っていきます。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフの作成では、まず以下を書き出していきます。

  • 人生の中で充実して幸せだった時Top5
  • 辛く悲しかった時Top5

そして、書き出した10個を人生の浮き沈みによってグラフで表現し、過去から今までの人生を振り返っていきます。

STAR分析

モチベーショングラフをかけた後は、グラフの特徴的な部分を「STAR分析」によって分析していきます。

「STAR分析」では以下のフレームワークに従って、過去の出来事や経験から、強みやモチベーションの源泉、避けるべき状況などを分析していきます。

  • Situation

最初に出来事や経験の具体的なシーンについて、詳細に分析していきます

  • Target&Task

次に自分が解決しようと思った課題や、取り組もうと思った目標について書き出していきます。Targetとはその状況における「目標」、Taskとは「課題」を意味しています。

  • Action

課題解決や目標達成のためにとった行動について書き出していきます。行動は、自分以外の人。すなわち、チームで取り組んだ行動や、相手に対して働きかけたことを中心に書き出していきます。

  • Result

最後に行動の結果としてどのような成果を生み出したのかを書き出していきます。また、その結果、どのような自分の学びや成長があったのかを書き出していきます。

そして、「モチベーショングラフ」と「STAR分析」を用いることで、性格分析だけでは見えない経験で培ってきた強みや、苦手だった分野を可視化していきます。

自己理解プロファイルの完成

結果的に上記ワークを通して、下記のような自己理解プロファイルが完成します。

このシートを具体的に埋めていくことで、具体的に「どのような職種や環境であれば、個性を活かして働くことができるのか?」「どのような環境であれば、ストレスなく働くことができるのか?」が明確になります。

ただ、ここで「自分1人では難しそう」と感じた人もいると思います。

そのように感じた人はぜひ、Tealsホームに参加し実践してみてください。

Tealsホームでは専門家しかできない「MBTI性格検査」を自己分析のプロと一緒にできるだけでなく、所属するキャリアのプロから転職に向けた支援も得ることができます。

「自己理解と転職を同時に成功させる。」

実際に転職を成功させた人もいますので、ぜひ興味がある方は一度詳細をのぞいてみてください。

まとめ:個性を活かして充実した人生を!

この記事を通して、皆さんに伝えたいことは以下3つです。

  • 同じHSPであっても1人1人個性が違うこと
  • 「個性を活かすこと」がHSPが人生を充実させるために大切である
  • 個性を理解するために「自己理解」が最も重要である

実際、個性を理解したHSPは1人1人個性を発揮して、活躍しています。

ひなた

私もライティングを未経験で始めましたが、今ではこの記事を書けるぐらいまで夢中になって楽しむことができています!

ぜひ、今回紹介した「自己理解プロファイル」などを実践して、より充実した人生を送れるようにしていきましょう。

皆さんの参加をお待ちしています。

<参考文献>

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この記事を書いた人

大学院卒業後、新卒で予備校に入社。人と接することが好きで入社したが、電話対応など多くの刺激に触れる職場に働きづらさを感じるようになる。その後、大学院生時代に出会ったHSPに関心を持ち始め、自身もHSPであることを知る。しばらく働きづらさを感じる日々を過ごしたが、試行錯誤の末、HSPの特徴を生かした働き方を確立。今も新卒で入社した予備校で働く。現在はHSPが幸せに暮らせる社会の実現を目指して、HSPとして生きる術を発信中。

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