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【HSPの子どもがもつ特徴】親が知っておきたい接し方のポイントも紹介

「子どもの育てにくさを感じて悩んでいる」

「もしかしてうちの子はHSP?」

ゆい

この記事にたどり着いたあなたは、そんな思いを抱えているのではないでしょうか。

HSP(Highly Sensitive Person)とは、「ひといちばい敏感な人」を指す言葉。

チルティ

子どもの場合はHSC(Highly Sensitive Child)とよぶよ!

ゆい

娘の育てにくさに悩んできた筆者も、HSCの概念を知り気楽になりました。

この記事では子どもの育てにくさに悩む親御さんへ向けて、以下の内容をお伝えします。

  • HSCの特徴
  • 親が抱えがちな悩み
  • 敏感な子どもへの接し方

この記事がぜひ、あなたのお役に立てたら嬉しいです。

目次

HSP・HSC は「感受性が豊かな人」

HSP/HSCとは?

  • 感受性が高い人たちを表す言葉
  • 「HSP/HSC」の概念を広めたのは、アメリカの心理学者・エレイン・N・アーロン博士
  • 病気や障害ではなく生まれ持った「ひといちばい敏感な特性」

感受性の低い人と比べて自己嫌悪を感じたり、無理にまわりに合わせようとしてつらくなってしまったり、よくも悪くも周囲の影響を受けやすいHSPさん。

そんなHSPさんに対してマイナスなイメージを抱く方もいるのではないでしょうか。

ゆい

しかしよい影響も受けやすいHSPさんは、適した環境であれば能力を発揮しやすいのです!

HSCのセルフチェックリスト

自分の子どもはHSCの特性があるのか気になる方は、こちらのセルフチェックをおこなってみてください。

  • すぐびっくりする
  • チクチクするような服、くつ下の縫い目、肌に触れる襟元のタグなどをいやがる
  • サプライズしてあげてもほとんど喜ばない
  • 厳しい罰を与えるよりも、優しく間違いを正す方が言うことをわかってくれる
  • わたしの気持ちをよく察するように感じる
  • 年齢の割には難しい言葉をつかう
  • ほんのかすかな匂いにも気がづく
  • 優れたユーモアのセンスをもっている
  • 直感力が優れているように思える
  • 興奮したことがあった日はなかなか眠れない
  • 大きな変化にはうまく対応できない
  • 服が濡れたり砂で汚れた時は着替えたがる
  • 質問を山のようにぶつけてくる
  • 完璧主義なところがある
  • 他人の苦しみによく気がつく
  • 静かな遊びが好き
  • 深い示唆に富む質問をしてくる
  • 痛みにとても敏感
  • うるさい場所を苦にする
  • 微妙なことによく気がつく(何かものを移動させた時や、人の外見の変化などについて)
  • 高い場所に上る前に、安全かどうかじっくり考える
  • 知らない人がいると、一番良い時の実力を発揮できない
  • ものごとを深く感じとる

引用:http://hspjk.life.coocan.jp/selftest-hsc.html

HSP・HSCの特徴「DOES」

アーロン博士によると、HSP(HSC)には「DOES(ダズ)」とよばれる4つの特徴的な性質があるそうです。

D = 深く考える(Depth of processing)

HSPの脳は、情報を深く処理する部分が活発になっている。

1を聞いて10を知り、人の気持ちや空気を読む能力に長けている。間違ったことをするとどうなるかがよくわかるので、慎重なところがある。

一例として、数人で大皿料理を食べるときに「これを何人で分けるのか、後から来る人の分を取り分けておく必要があるか、遠慮している人はいないか……」などを瞬時に考えてしまい、動作が一歩遅れてしまうこともある。

HSCの子育てハッピーアドバイス」精神科医 明橋 大二 著

O = 過剰に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)

物事に対して受ける刺激がHSPではない人と比べて強い。

人の感情や雰囲気だけでなく、暑さや寒さの変化に弱く、痛みや刺激を受けやすいなど、体の内外のことに敏感。小さな音でも聞きつける、鼻がきく、チクチクした肌触りが苦手など、感覚的に敏感であることも多い。

刺激が多い時には過敏で動揺しやすくなる。何に対して敏感かはそれぞれに違いがある。

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E = 共感力が高く、感情の反応が強い(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)

脳科学による研究で、HSPは他の人が何かをしたり感じているのを見ると発火して、あたかも自分が同じことをしたり感じているように感じる神経細胞「ミラ-ニューロン」の活動が活発であることが示された。

共感力が高く、つらい思いをしている他人の気持ちが手に取るようにわかったりする。直感が鋭い、感情移入しやすい、想像力が豊か、正義感が強い、完璧主義などの特徴がある。不公平なことが許せず、些細な間違いに強く反応することも。

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S = 些細な刺激を察知する(being aware of Subtle Stimuli)

人の髪型や服装、場所の小さな変化や、人が自分を笑ったこと、逆にちょっとした励ましなどにもよく気づく。

体内の刺激にも敏感で、薬が効きやすいこともある。少しの刺激で痛みを感じ、何か悪い病気ではないかと不安になったりする。


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ここからは、HSCがもつ特徴「DOES」にまつわる具体例を、筆者の経験をもとにお伝えします。

あくまでも個人の体験談なので「HSCが必ず当てはまるわけではない」と、心に留めておいてください。

D:深く考える

先のことまで考えて行動するHSCさんは、慎重になりがちです。

ゆい

娘は物事に対し、失敗を恐れてチャレンジしたがらないことがよくありました。

チルティ

学校のルールに対して「なんでこうでないといけないんだろう?」と、疑問を抱きやすい傾向も。

O:過剰に刺激を受けやすい

些細なことでも刺激を受けやすいHSCさん。

「学校の教室でみんなが騒ぐ声が嫌だ!」と言い出す場合があります。

ゆい

娘は、ぬいぐるみやクッションなど肌触りがふわふわなものが好きです。

E:共感力が高く、感情の反応が強い

HSCさんは、共感力が高く人の感情を読み取る力に長けている印象です。

ゆい

娘が「〇〇ちゃんがみんなから悪口を言われるのを聞くのが辛い」と話してくれたことがあります。

S:ささいな刺激を察知する

身の回りのちょっとした変化にも敏感になることが多いHSCさん。

たとえば、壁の飾りを変更するとすぐに気づいたり、「みんな自分のことをジロジロみてくるから嫌だ」と言ったり。

チルティ

まわりからは「気が利く子」だと褒めてもらいやすい反面、疲れてしまう原因にもなるよ…。

HSCの特性による親の悩み4選

ここでは、HSCさんの親が抱えがちな4つの悩みについてお伝えします。

子育てに疲れを感じてしまう

チルティ

ひといちばい敏感な子どもを育てる親もまた、ひといちばい悩みを抱えがちなんだ。

ゆい

保育園に通うころから癇癪を起こしやすかった娘は、小学校にあがると弟へ八つ当たりするように。

そんな娘に対してこちらもつい感情的になってしまい、「きつく言いすぎてしまったな…」と自己嫌悪になる日々もありました。

周囲の理解が得られにくい

HSPやHSCという言葉は広まってきたものの、世間ではまだHSCへの理解が少ないのが現状です。

チルティ

HSCとは見た目で分からないから、子どもが必要なときにサポートが得られにくいんだ…。

HSCの概念を知らない人から「気難しい子」「育て方が原因なのでは?」などと言われた経験がある方もいるでしょう。

ゆい

周りから理解されない状況が、さらなるストレスの原因につながるのです。

子どもが集団生活に馴染みにくい

周囲からの刺激を受けやすいHSCさんにとって、たくさんの刺激で溢れている学校そのものがストレスになり得えます。

チルティ

HSCさんは集団生活に苦手意識を持ちやすい傾向があるんだね。

「無理に学校へ行かせるのはかわいそう?」「不登校になって勉強についていけなくなると困る」など、さまざまな心配が浮かんできますよね。

自分を責めてしまう

「子どもが育てにくいのは自分の育て方のせい?」と、自分を責めてしまった経験はありませんか?

チルティ

悩むのは、誰よりもお子さんのことを考えて頑張っている証拠だから、自分を責める必要はないよ!

ゆい

この瞬間もあなたは記事を読み新たな知識を得ているのですから、少しづつよい方向に進んでいけるはずです。

HSCの子どもに対する接し方のポイント

HSCさんには困り事が多いと感じる方も多いかもしれませんが、素敵な特性も兼ね備えています。

ここでお伝えするHSCさんへの接し方を参考に、お子さんの特性を伸ばせる子育てを楽しんでもらえたら嬉しいです。

HSCの子どもへの理解を深めよう

チルティ

HSCへの理解を深めると、親であるあなた自身も気楽になれるはず!

ゆい

HSCへの理解を深めるうちに、ありのままの娘を受け入れられるようになりました。

HSCへの理解を深めると「自分の育て方は悪くない」と、自信をもってお子さんと向き合えるようにもなるはずです。

刺激を減らす環境づくりをしよう

チルティ

刺激を減らせる環境づくりを意識して、お子さんの負担を減らしてあげよう!

筆者の場合、娘が学校を嫌がったときは無理に行かせようとせず、「今日は休んでも明日は行けそうかな?」といった柔軟な対応を心掛けました。

それからは弟への八つ当たりも減り、落ち着いて過ごせる日々が増えたように思います。

ゆい

子どもの困りごとの原因に目を向け、環境を整えてあげることが大切なのだと感じました。

「自己肯定感」を大切に

「どうせうまくできない」という子どもの否定的な言葉が気になった経験はありませんか? 

ネガティブな刺激も受けやすいHSCさんは、自己肯定感が低くなりがちです。

チルティ

自己肯定感を高めるにはどうすればいいの?

ゆい

たとえばお子さんが描いた絵を見せてくれたら「〇〇ちゃんの絵が好きだよ」と、そのときのようすを褒めてあげましょう。

根気が必要ですが、親が子どものありのままを受け入れてあげると、子どもの自己肯定感アップにつながるはずです。

親自身の心地よさも大切に

親はつい自分のことを後回しにしがちです。

親であるあなた自身も気を張りすぎず、心地よくすごせるようにしましょう。

相談先を探そう

いつでも相談できる先を探しておくと安心です。

ゆい

最初はどこに相談すればよいのかもわからず不安ですよね…。

相談先の担当者さんとの相性もあるので、すぐに自分に適した相談先が見つかるとも限りません。

最初は勇気が必要ですが、自治体が運営する子育て支援施設といった身近な場所を訪ねたり、ほかの親からの口コミを参考にしたりして、適切な相談先を見つけてみてください。

チルティ

「いつでも相談できる場所がある」と頭の片隅に置いておくだけで、気が楽になるはずだよ!

ひとりの時間を大切にしよう

あなたは少し頑張りすぎていませんか?

チルティ

親もひとりの人間。自分自身も大切にしてあげようね!

親が休む時間がとれないと、イライラを子どもにぶつけてしまう原因にもなります。

お互いのためにも、意識して自分の時間をつくりましょう。

ゆい

短時間カフェで読書をするだけでもリフレッシュになりますよ。

あなた自身の人生を楽しもう

HSPやHSCに関する悩みはまわりに相談しにくく、なかなか分かってもらえないのもつらいですよね。

このブログを発信する株式会社Tealsでは、Tealsホームというコミュニティを運営しています。

ゆい

コミュニティ内には子育てに関する情報を交換できる場もあるので、気軽に相談できる場所を探している方にはおすすめです。

まとめ

ひといちばい繊細な子ども「HSC」。

チルティ

HSCさんの親もまた、多くの悩みを抱えてしまいがちに。

今回は以下のことをお伝えしました。

  • HSP(HSC)には「DOES(ダズ)」とよばれる4つの特徴がある
  • HSCの理解を深めることが重要
  • 親自身の心地よさも大切
ゆい

子どもと何度も向き合ううちに、親子の絆も深まるはずです!

ぜひこの記事の内容を参考に、HSCさんの特性を伸ばせる子育てを楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

子どものころから人間関係で悩むことが多かった30代2児の母。仕事や子育てなど、さまざまな場面で生きづらさを感じてきた。もっと生きやすくなるために自分の性格を変える努力を続けてきたが、「HSP」という言葉を知り自己理解が深まったことで、「自分らしくいられる方法」を考えるようになる。現在は、「誰かの悩みに寄り添えるように言葉を紡いでいきたい」という思いで、Webライティングに励んでいます。

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