この記事を見ている皆さんの中には、
「HSPは天才って、本当?」
「私もHSPっぽいけど、天才と言えるかな?」
と、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?

HSPである私も、HSPが天才と書かれた記事を見てから、HSPが天才なのかどうか色々と考えてきた1人です。
本記事では、HSPっぽい私の経験から「HSPが天才かどうか知りたい」人に向けて、以下を解説します。
本記事で解説すること①
- HSPが天才と言われる理由
- HSPの4つの特徴「DOES」
- HSPの芸能人
また、「HSPっぽいけど、私も天才なのかな…?」と思っている方へ以下を解説します。
本記事で解説すること②
- 【HSP】DOESから考える資質
- 【HSP】資質を犠牲にしない生き方
- 【HSP】資質を生かす場所の見つけ方
本記事を通して、HSPの「天才性」を一緒に考えていきましょう!
HSPは天才って本当?4つの特徴「DOES」を解説!
HSPは「Highly Sensitive Person」の略。1980年代に心理学者のアーロン博士が提唱した言葉です。
「とても繊細な人」と訳され、HSPには4つの特徴「DOES」があると言われています。
まずは、その4つの特徴からHSPが「天才」かどうか考えていきましょう。
「D」(物事を深く考えて処理できる)



HSPの脳内は、たくさんの思考で一杯なんだね!
Dは「Depth of Processing」、物事を深く考えて処理できる力を示しています。
ぼーっとしている時がありますが、その時は何かを考えていることが多いです。
他にも、1つのことからさまざまな思考を巡らせる特徴があります。
「D」の具体例
- 1つのモノゴトから多くを想像できる
- 常に頭の中が思考でいっぱい
- 他の人が思いつかないようなアイデアを思いつく
「O」(刺激を受けやすい)





人よりも繊細で敏感なのがHSPの特徴なんだね。
Oは「Over Stimulation」、刺激を受けやすい特徴を示しています。
周りの環境に敏感で、音や光など、外からのあらゆる刺激に反応します。
また、私も体験がありますが、他の人が気にしない音にも反応しやすいのが特徴です。
「O」の具体例
- 強い光が苦手で、急に明るくなると目が痛くなる
- 大きな音が聞こえると、嫌な気分になる
- 喜びや悲しみなど、感情の浮き沈みに弱い
「E」(共感力が高い)



HSPには、聞き上手で感情に寄り添うのが得意な人も多いんだね。



そうだね、僕は予備校で働いているから生徒とよく話すけど、聞き上手であるのが強みと言ってもらえることも多いんだ。
Eは「Emotional Responsiveness & Empathy」、共感力の高さを示してます。
喜怒哀楽など、すべての感情に敏感で、感情に合わせて話をするのも得意な人がいます。
私は映画を見るのが趣味で、だいたい主人公に感情移入しながら映画を見ています。
「E」の具体例
- 涙に弱く、もらい泣きする
- 映画やドラマの主人公に感情移入しやすい
- 相手の感情に合わせて、話せる
「S」(些細なことに気付きやすい)



他の人が気づけないことに気づけるんだね。



髪色の変化とか、ちょっとした変化に気づけるから、喜んでもらえることが多いよ!
Sは「Sensitive to Subtleties」、些細なことに気付きやすい特徴を示しています。
髪型の変化、他の人が困っている姿など、視野が広く些細なことに気づけるのもHSPの特徴です。
ただ、色々なことに気づき過ぎて、疲れ切っていることもしばしば…。
ほとんどが無意識なので、集中できる環境を”意識的に”作るのもオススメです。
「S」の具体例
- 相手の表情や感情の変化に敏感
- 相手が何を考えているかを察しながら話せる
- 困っている人に、真っ先に気づく。
HSPは天才って、本当?


「DOES」から分かるように、HSPには五感に優れ、他の人と違ったセンスを持っている人が多くいます。
それが理由で、HSPは天才と言われることがあるのかもしれません。
例えば自ら「HSP」だと発表し、「お笑い」や「芸術」の分野でその力を発揮している芸能人も多くいます。
HSPだと自ら発表し活躍している芸能人
- ダウンタウン|松本 人志さん
- 田村 淳さん
- ベッキーさん
HSPと発表している芸能人をもっと知りたい人は、ぜひ下記も参考にしてください。


HSPは天才?HSPが持つたくさんの資質を紹介!
では、具体的にHSPはどんな資質を持っているのでしょうか?
ここでは、紹介した「DOES」の特徴から、より具体的に考えてみます。
「D」から考えるHSPの資質


まず、HSPが持つ「思考の深さ」から資質を考えていきましょう。
集中力がある
深い処理能力を持つHSPには、集中力がある人が多い印象です。
特に興味の強いものへの集中力に優れていて、時間を忘れて取り組みます。
ただ、疲れやすい一面もあるので、適度に休憩を取ると、集中力を維持できます。



私は大学院まで数学をするぐらいの数学好きでしたが、気付いたら、朝から晩まで研究に没頭していることも多かったです。
飲み込みが早い


HSPには一から想像し、たくさんの情報を得られる人もいます。
特に、常に思考を巡らせているため、仕事を覚えるのも早く、初めてやる仕事でも難なくこなします。
飲み込みが早い人というのは、一言で表すと「理解力が高い」ということです。
「一を聞いて十を知る」、まさにそんな人が飲み込みが早い人と言えるでしょう。
GLOBIS CAREER NOTE「飲み込みが早い人の特徴と理解力を高める方法」(https://mba.globis.ac.jp/careernote/1449.html)
探究心が強く、色々な知識を持っている



興味が出ると、とにかく深い部分まで調べたくなるんだ。
探求心が強いHSPさんなら、色々なことを知りたがるのも特徴の一つです。
私は、ブログを始めたのが1年前で、その当時から「どうやったら検索上位を取れるのか?」など、1日中調べている日もありました。
最近の日本では「プロフェッショナル人材」が求められており、知識欲の強いHSPには、その素質があるかもしれません。
Schoo for Business「探究心が強い社員の特徴?」(https://schoo.jp/biz/column/1429)
「O」から考えるHSPの資質


次に、「繊細さ」や「敏感さ」からくる資質を考えます。
小さな幸せに気づきやすい
あらゆる刺激に敏感なHSP。
これは、強い光や騒音などのマイナスな刺激だけでなく、プラスの刺激にも同様です。
小さな幸せを感じられると、嫌なことがあっても気にせず流せるので、生活が一気に楽になります。
私は朝起きて快晴だと、今日も頑張ろうと気分がハッピーになります。
HSPが感じやすい小さな幸せ
- 今日は外が快晴で気持ちいい
- 美味しいご飯が食べれて、幸せ
- 赤ちゃんが笑っている姿をみれて、幸せ
表情の変化から相手の考えを読み取れる


HSPには変化にも敏感で、表情や声のトーンから「相手の感情や考え」を読み取れる人も多い印象です。
私は予備校で働いていて、生徒と話すことが多く、以下のようなメリットがありました。
意識して読み取るようにすると感覚が研ぎ澄まされ、会話がスムーズに進むようになるのでオススメです。
感情が読み取れるメリット
- 生徒がどんな答えを求めているかを推測しながら話せる
- 生徒から話しやすい人だと思ってもらえる
- 結果、生徒からの信頼をいち早く勝ち取れる
独特な感性を持っている
人が気づかない些細な変化にも敏感なHSPの中には、色々な経験の中で感性が磨かれ、独特なセンスを持っている人もいます。
例えば、先ほど紹介した芸能人の中には他の人には真似できない芸風で、お茶の間を賑やかしてくれる人もいます。
- 独特なお笑いを提供してくれる松本 人志さん
- ファッションや小説の考察が得意なピース 又吉さん
- バラエティで活躍するタレントのベッキーさん
「私だけ違う」と感じる瞬間もありますが、それはチャンスかもしれません。



私も人と違う意見を持っていることが多く、最初は遠慮して意見を言えませんでした。でも、勇気を持って発言すると認めてくれる人が多く、安心できるようになりました。
「E」から考えるHSPの資質


3つ目、「共感力の高さ」からHSPの資質を考えてみましょう。
ちなみに、共感力とは以下のような力です。
<共感力とは?>
共感empathyとは広辞苑によると、「他人の体験する感情や心的状態,あるいは人の主張などを,自分も全く同じように感じたり理解したりすること。」とされており、他人の気持ちを自分も全く同じように理解することといえる。
岡 美智代「対象者の話を「書く」ことの効果」(https://www.jahbs.info/journal/pdf/vol33_2/vol33_2_2_1.pdf)
聞き上手である
共感力の定義からも分かるように、HSPには聞き上手な人が多い印象です。
特に、相手の感情に寄り添うのが上手く、話しやすい環境を提供できます。
また、批判や意見を多く言わないので、話しているうちに相手が納得してくれることもしばしば…。



HSPには優しい人が多い印象だけど、聞き上手であるのが理由かもしれないね。
映画や小説、相手の話を解釈するのが上手


共感力の高さは、映画や小説の解釈や、話を噛み砕いて話すのにも役立ちます。
私は、映画館で映画を見るのが趣味で、よく「作者はこんなことを伝えたいんじゃないかな?」と考えています。
また、聞き上手なのも、話を自分ごとに置き換えられるからかもしれません。
具体例
- 主人公に感情移入できる
- 映画の作者が伝えたいメッセージを読み取れる
- 相手の話を「〇〇ということだよね?」と上手くまとめられる
初対面の人とも仲良くなれる


初対面でも何だか、話しやすい人は、以下の特徴を持つ人ではないでしょうか?
- あいづちや頷きをしてくれる
- こちらの感情に合わせて、話をしてくれる
- 話のテンポが合う
HSPにはこれらを無意識にでき、相手と仲良くなるのが上手い人が多い印象です。
初対面でも仲良くなれるメリット
- 友達が多く、色々な経験ができる
- ルート営業などで、すぐにお客様と打ち解けられる
- 周りに人が集まるので、良い人だと思ってもらえる
「S」から考えるHSPの資質


最後に「S」、些細なことへの気づける特徴からHSPの資質を考えてみましょう。
気遣いができる
視野が広く、気遣いできるのも、HSPの多くが持つ資質の1つです。
気遣いができると、不思議と素敵な人だと思ってもらえる機会が増えます。
例えば、恋愛対象に「気遣いできる人」の項目が入っているのを見たこともあるかもしれません。
気遣いの具体例
- 飲み会で飲み物が無くなった人に、注文するかどうか聞ける
- 職場で困っている後輩に、自分から声をかける
- 相手の「〇〇してほしい」に、応えることができる
危機管理能力が高い
HSPには「危機管理能力」が高い人も、多い印象です。
<危機管理能力とは?>
起きたことに対して被害を最小限に抑え、いち早く危機からの脱出を図り回復させるかを考えて行動するスキルをいいます。
ソギノジダイ「危機管理能力とは 組織の危機意識を高める方法と低下しやすいケース」(https://smbiz.asahi.com/article/15043969#inner_link_001)
危機管理能力は、プライベートでもビジネスでも大きな役割をもちます。
危機管理能力が高いメリット
- 重大なミスに気づけるので、災害などが起きた際の被害を最小限に抑える
- 仕事でのミスを最小限に抑えるので、できる人だと思ってもらえる
- 結果として、自分を守れる
HSPにはたくさんの資質がある!


紹介してきたように、HSPには4つの特徴から派生した多くの資質があります。
そして、自分の持っている資質を最大限発揮できれば、他の人から「天才」だと思ってもらえるかもしれません。
特に、HSPであるかどうかに関わらず、人にはそれぞれが持つたくさんの資質があるので、それらを見極めることが大切です。
ただ、自分がどのような資質を持って、どのように発揮すればいいか理解するのは難しいですよね。
資質の発揮方法が分からないと、自分の悪いところばかりに目が入り、学校や社会でも、自信が持てず、思うように行動できなくなる可能性があります。



私も20年以上、HSPとしての自分に自信が持てず、いつも不安な状態で過ごしていました
そんな人にオススメしたいのが「Bigfive」や「MBTI」などの性格検査、そしてHSPによるHSPのためのコミュニティ「Tealsホーム」です。
Tealsホームと他のコミュニティの違い
- 自身もHSPである自己理解のプロ(MBTIの有資格者)から、資質の分析方法や資質の活かし方を学べるので、HSPの目線から安心してアドバイスをもらえる
- 転職支援も行っているので、資質の活かし方が分かった後は、転職を実現し、理想の生き方に向けて活動できるようになる
- 同じ悩みを持つHSPの仲間が150人以上所属しているので、すぐに悩みを共有し、不安の無い状態で生活できるようになる
「同じHSPの人からアドバイスをもらいたい」
「自己理解を深めるだけでなく、転職も視野に入れて活動したい」
「理想の生き方を実現するきっかけを仲間と一緒に探していきたい」
という人には、「Tealsホーム」がピッタリでしょう。
私も「Tealsホーム」で転職を実現して、理想の生き方を実現できた1人です。
以下から、簡単に参加できるので、ぜひ詳細をのぞいてみてください。
HSPは天才?資質を犠牲にしている可能性も…



資質があるのは分かったけど、どうやって活かしたらいいんだろう…。活かせる自信がなくて…。
HSPには繊細で敏感な人が多く、結果合わない環境では、持っている資質を十分発揮できない可能性があります。
以下では、合わない環境を「場所」「人」「役割」に分けて紹介していきます。
「場所」が合っていない



周りが慌ただしく働いていたり、声が聞こえてきたり…何だか集中できなくて…。



そうだよね、私も隣の人のクリック音が聞こえてきたりすると、集中できなくなるんだ…。
環境への敏感さや繊細さを持つHSPは、「場所」が合わないと力を発揮しづらくなります。
私もそうですが、集中したくても集中できない…。すぐに疲れてしまうなど、自分ではどうしようもできない場合が多いです。
合わない場所の具体例
- 周りの人との距離が近く、作業音が聞こえてくる場所
- 大きな音や強い光が多い場所
- 慌ただしく働いている人が多い場所
「人」が合っていない


一緒にいる「人」が合わない場合も、HSPは力を発揮しづらいです。
HSPには相手の表情や声のトーンに敏感な人が多く、このような人たちの前では、常に顔色を伺うことになります。
私も何度か経験がありますが、それがストレスになり、体を壊してしまいます。
合わない人の具体例
- 表情が変わらず、常に真顔で話す人
- 反応が早く、こちらが話終わる前に返答する人
- イライラしやすく、1日に何回も怒りの声を上げる人
「役割」が合っていない
与えられた「役割」が合っていない場合も、負担になる可能性があります。
例えば、ひたすらノルマを求められる「飛び込み営業」を考えてみましょう。
飛び込み営業のデメリット
- 1日中、外回りで断られるのが当たり前で精神がすり減る
- 歩き回る必要があるため、体力的に辛い
- ノルマ未達の不安でストレスが溜まる
人によってはHSPでなくても辛い環境のため、相当な負担になる可能性があります。
他にもイレギュラー対応が常に求められる役割や、コミュニケーション量が多い役割は、ストレスになる可能性があるので、注意が必要です。



予備校での受付対応は、常にイレギュラー対応と隣り合わせ。クレーム対応などもあるので、精神がすり減るのを、日々感じていました。
HSPは天才?資質を最大限活かせる環境の見つけ方


では、どのように才能を活かせる環境を見つければいいのでしょうか?
私の経験をもとに、お話していきます。
自分を正しく理解する


抽象的な表現になりますが、まず大切なのは正しく自分を理解することです。
例えば、みなさんが心休まる場所や人たちにはどんな特徴がありますか?反対に、苦手だなと思う場所や人たちにはどんな特徴がありますか?
もし、思いついたら、それらを書き出してみてください。
著者:ひなたの場合
- 無表情で話し続ける人が苦手。何を考えているか分からず、不安になる
- 大きな音や光が苦手。体がビクッとして、集中力が削がれてしまう
- 人と話すのは好きだけど、話しすぎると疲れてしまう。適度が重要
他にも、自分が気づいた時に、メモしておくと、だんだん自分の好き嫌いが分かってきます。
また、正しく自分が理解できると、意識的に合う環境を見極められるようになります。
資質を活かせる場所は必ずある



合う環境なんてないのかもしれない…どうやって生きたらいいんだろう。
HSPに悩み、もう自分は生きていけないと思っている人はいませんか?
実は私も、つい1年前はそのように思っていました。
1年前の私
- ミスすることが怖くて気をつけているのに、仕事ではミスばかり
- 上司が怖くて、仕事が手につかない。怒られる未来ばかりが気になる
- 私がもっと頑張らなくちゃ…。
毎日のように仕事が終わると、倒れるように布団に入る。次の日が来るのが怖くて、夜も眠れない。
そんな私でも、今は少しずつ、活き活きと働けるようになってきました。
それは、会社に相談して、自分の働く場所と役割を変えてもらったからです。
必ず、みなさんに合う環境はあります。少しずつ探していきましょう。
まとめ:資質を活かせる環境は必ずある!



HSPは天才って言うけど、本当なのかな?
本記事ではこの疑問に答えるべく、HSPの資質や資質の活かし方を解説してきました。
HSPには天才だと思われるような資質がたくさんありますが、活かせる環境に出会えず、犠牲にしてしまっている人もいます。
例えば、私は、今働いている予備校からの転職を決め、新しい職場でスタートを切ります。
それは、今の予備校の環境に疑問を感じ、自分に合う環境がどこにあるのか?また、フリーランスへの道など、キャリアを広げていきたいと考えたからです。
もし、今の職場が合わないと思っている方は、転職も検討してみてください。
「Tealsホーム」では、転職支援も行っているため、力になれるかもしれません。ぜひ、一緒にがんばりましょう!
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