HSPの皆さんは、こんな悩みをもっていませんか?
- 疲れがなかなか取れない
- 具体的な疲労解消方法を知りたい
- 効率よく疲労回復をするのが難しい
- HSPはなぜ疲れやすいのか知りたい
HSPにとって疲労の問題は尽きないよね。
この記事では、疲れを感じやすいHSPの方に向けて
- なぜHSPは疲れやすいのか
- HSPの疲れのサイン8つ
- おすすめの疲れの取り方11選
をご紹介します!
HSP当事者の筆者が実践して効果のあった方法もお話しますので、自分に合った疲れの取り方を見つけてくださいね。
HSPは疲れやすい?
僕は疲れやすいんだけど、HSPと疲労は関係あるのかな?
そうですね。HSPの気質から疲労を感じやすい傾向があると言えるかもしれませんね。
HSPにはDOESという4つの特徴があります。
- Depth of processing(物事を深く処理する)
- Overstimulation (強く刺激を受けやすい)
- Emotional response and empathy (共感力が強い)
- Sensitivity to subtleties (些細なことにも敏感)
DOESから分かる通り、HSPは刺激に敏感で、感情の変化も多くなりがちです。
色んなものにアンテナを張るため、その分多くのの情報を吸収してしまう人も。
このように聞くと、一見マイナスに見られがちなHSPの特徴ですが、実は良い面もたくさんあります。
疲れやすい傾向がある一方で、感受性が豊かであり些細な出来事にも幸福を感じやすいのです。
HSPの性質に悲観的になりすぎず、うまく付き合っていこうね。
8つの疲れのサイン
HSPさんの中には、周囲の人の変化には敏感でも自分の疲れには鈍感な人もいるのではないでしょうか?
ここでは、HSP向けに具体的な疲れのサインをご紹介します。
ぜひ、自分の心身の変化を思い出しながら読み進めてみてくださいね。
五感が過敏になる
五感は視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の5つですが、人によってどれが過敏になるかはそれぞれです。
たとえば視覚なら、普段は気にならないものが目に入りやすくなり、結果精神的なストレスに繋がります。
嗅覚が鋭い人は、強い香水の匂いに影響を受けてしまう人もいるね。
HSPの中でもどの感覚が強いかは個人差が大きいでしょう。
自分の中で、いつもよりも感覚が強い五感があると感じたときは疲れのサインかもしれません。
体調不良
長引く疲れや体調不良はHSPの疲労のサインかもしれません。
日常生活が薬でなんとか送れているときはかなり危険ですので早めに対処しましょう。
特に、心理的なものが原因の場合は早めに精神科にかかりましょう。
精神科は初診予約がとれるのが数か月先というケースも少なくありません。
心の病気は治療に時間が掛かりやすいため、無理せず医療機関を頼ってくださいね。
一人になりたくなる
私は人との関わりが多くなると一人で自室にこもりたくなります。
HSPの方は相手の様子を汲みやすい傾向があるので、知らぬ間に疲労が溜まりがちです。
一人になりたいという気持ちは、まさにキャパオーバーの表れではないでしょうか。
つらいときは誰にも気を遣わなくてよい自室でゆったりと過ごしましょう。
涙が出る
泣くとストレス解消になる方もいるでしょう。
たとえば辛い出来事があり、涙を流してすっきりできたなら問題ありません。
しかし、心が晴れなかったり、なんとなく泣いてしまったりする場合は要注意です。
私は抑うつ状態が酷かったとき、自分はだめだという漠然とした理由で毎日涙をこぼしていました。
理由が分からない涙は特に気を付けるようにしましょう。
あまりにも心がしんどい場合には、医療機関も頼ってくださいね。
白黒思考
心にゆとりのあるときって、自分にも人にも寛容でいられるよね。
つまり、良し悪しで物事を捉えてしまう場合は心が疲れている可能性が高いです。
ささいな問題に悩んだり怒ったり、心が揺さぶられる瞬間が多いなと感じたら自分の心に目を向けてみましょう。
日頃から自分に厳しい方は白黒思考になりがちなので、思考にゆとりをもたせる練習をしましょう。
たとえば、「~ができなかった」ではなく、「~はできた!」と考えるなどです。
物事を否定ではなく肯定で捉えてみるとよいでしょう。
イライラする
自他共に対しイライラとしてしまうタイミングはありませんか?
人間誰しも怒りやすくなってしまうときはあるでしょう。
しかし、あなたが普段穏やかな場合は疲れのサインかもしれません。
イライラするときが増えたって感じたら、自分は疲れてるんだなって思うだけでも心に余裕が出るよ。
自分の感情に目を向け、心の調子を量るようにしてみましょう。
集中力が低下し、思考が遅くなる
気になる出来事があったとき、気がそぞろになって集中力が下がった経験はありませんか?
人生はさまざまなことが起こりますから、今の今までなにも気にならなかった人はいないと思います。
注意した方がいいのはどんな状況かな?
答えのない悩みについてずっと悩み、他の作業をしていても考えてしまっている場合は注意しましょう。
以前よりも集中できなくなったと感じる場合は疲れのサインかもしれません。
過去を思い出し悲観する
過去には戻れないため、後悔する人は多いでしょう。
しかし過去は曲げられない事実であり、やり直したいと思ってもやり直せません。
だから後悔するのですが、過去に囚われすぎると心がつらくなってしまいます。
もしあなたが昔の出来事に悩み後悔しがちなときは、前に進む元気が足りないときかもしれません。
ゆっくり休んで前進する英気を養うようにしましょう。
HSP向け疲れの取り方11選!
疲れのサインは分かったけど、どうやって解消したらいいのかな?
次から具体的に疲れへの対処法をご紹介します。ぜひ参考にして試してみてくださいね。
とにかく寝る
私は寝るのが好きで、疲労回復にも一番効果があると思っています。
HSPの方は外界の環境や人付き合いに疲弊しやすい傾向があります。
そのため、目を瞑り周りの環境をシャットアウトできる睡眠は有効でしょう。
更に、単純ではありますが睡眠には身体を休める目的がありますから身体的な疲労回復も見込めます。
周りを整えてみる
疲労が溜まっているとき、自分の生活は乱れていませんか?
振り返ると色々乱れちゃってるかも……。
日常生活が忙しいと食事や入浴、掃除など日々の作業が乱れがちです。
特に食事は健康に直接影響しやすいかと思います。
生活習慣に乱れを感じたら時間に余裕ができたときに整えてみましょう。
質のいい食事を摂ったり自室を清潔に保ったりすると、結果的に疲労回復に繋がるケースもありますよ。
香りを楽しむ
先ほど、HSPには五感に鋭い方が多い傾向があるというお話をしました。
疲れのサインとしてはデメリットでお伝えしましたが、逆にメリットでもあります。
つまり、嗅覚であれば好きな香りには人一倍幸福感を強く受けられるのです。
ルームフレグランスや柔軟剤、日々身に着ける香水など自分の好みの香りを探してみてはどうでしょうか。
リラックスタイムにアロマやお香を焚いてみてもいいですね。
運動する
運動が好きな方は好きなスポーツに取り組めばストレス解消になると思います。
しかし、運動が苦手だと感じる方もいますよね。そんなときは散歩がおすすめです。
わざわざするのではなくとも、仕事や学校の帰りにいつもと違う道を通ってみるだけでも新鮮です。
また、家でも軽くストレッチしてみると身体も心もスッキリできますよ。
瞑想に取り組む
瞑想、というと構えてしまう方も多いかと思います。
実際私もそうでしたが、まずは1分から何も考えない練習だと思って取り組んでいます。
動画サイトを検索すると瞑想用のBGMも数多く用意されているので、ぜひ調べてみてください。
瞑想は、特に悩んで寝られない夜にもおすすめです。
悩みや不安で頭がいっぱいのときは一度瞑想で頭を休める時間を作ってあげるとよいでしょう。
外に出かける
私もですが、気を遣わなくてよい家が好きというHSPさんは多いのではないでしょうか。
しかし、あまりにも家にこもりすぎるとかえって心労に繋がってしまう恐れがあります。
特に在宅ワークなど、家にいる時間が多い方は適度に外に出る習慣をもつとよいでしょう。
出るまでは面倒かもしれないけれど、思い切って出ると意外とスッキリするよ!
ぜひおうち時間が長い方は5分の散歩からでも試してみてくださいね。
趣味に没頭する
皆さんにはどんな趣味がありますか?
買い物、アニメや映画鑑賞、読書など人それぞれ趣味があるかと思います。
休日には思いっきり趣味にのめり込むのもよいでしょう。ただし、趣味で疲れてしまっては本末転倒です。
時間を決めるなどして適度におこなうようにしましょう。
長時間プレイすると目が疲れるゲームみたいに、身体に疲労が出る趣味はやりすぎに気を付けてね!
動植物に触れる
誰かと関わるのはなにかと心労が多いかと思います。
そんな人疲れには、自然や動物とのふれあいをおすすめします。
家に動物がいる人はゆっくり触れ合ってみるといいよね。
今は動物カフェや植物園など動植物に触れ合えるレジャー施設も豊富です。
気分転換を兼ねてお出かけしてみてはいかがでしょうか。
PC作業が可能な猫カフェもあるようですので、仕事や勉強をしながら癒されに行くのもいいですね。
SNSの利用を調整する
昨今は当たり前になったSNSの利用ですが、気づかぬうちに疲れの要因になっているケースも。
まず自分がSNSをどのように利用できているかを見つめ直してみましょう。
SNS利用で純粋に励まされる、元気を貰えると感じる方は疲れているときに利用して仲間にエールを貰うのも一つです。
しかし、SNS利用で気分の浮き沈みがある方は疲れているときのSNS利用は控えましょう。
他の人と比較したり、SNSの友達相手に悩みが増えているようならSNSは元気になってからにしようね。
相談してみる
家族や友人など周りの頼れる人に悩み事を聞いて貰うのも一つです。
HSPの方は頼るのが申し訳なく感じる傾向にあります。
しかし、逆に自分は誰かに頼られたら助けたいと思う方が多いのではないでしょうか。
それはきっと相手も同じように思っていると思いますから、ぜひたまには甘えてみましょう。
とはいえ、HSPに理解がないと話を分かって貰えないと感じる方もいるかと思いますので、Tealsホームをご紹介します。
TealsホームはHSP向けのコミュニティだよ!
コミュニティ内では定期的にイベントもおこなっており、利用者同士の交流もできます。
ぜひHSPの仲間探しにいらしてくださいね。
なかなか取れない疲れはどうするべき?
疲れを取るための対策をいくつも試してみても解消されない場合はどうしたらよいのでしょうか。
なかなか取れない疲れには大きな要因があるケースがあります。
これからご紹介する方法で疲れを突き詰めて考えていきましょう。
原因を探ってみる
まず、なぜ疲れが取れないのかという要因を探る必要があります。
大方理由の目星がつく人は多いけど、そこからもっとなぜなぜって深く掘っていくんだね。
たとえば仕事の悩みであれば上司と合わない、仕事量が多いなどもっと具体的に理由を捉えるイメージです。
そして、悩みが自分の行動でどのように解決できそうか手立ても併せて出していきましょう。
一見体調を崩しているだけの悩みも、深堀すると会社に要因があり体調不良が出ているケースもあります。
表面的な理由ではなく根本原因にまで突き詰めていくと対策がしやすくなりますよ。
要因を取り除く
原因について、ある程度自分の行動で取り除ける場合には解消に動いてみましょう。
会社での仕事量が多いケースで、他の人の仕事も受け持ちやすい原因があるとします。
HSPの方は断ることが苦手、というケースもあるでしょう。
いきなり大きな調整をおこなうのは難しいと思います。
そのため、2回に1回は断ってみる、余力がないなら断るなど取り組みやすい基準を定めるのがおすすめです。
一度試してみて効果があった対策、なかった対策を参考に何度か原因解消を試みてみよう!
自分なりに対策をしてみて、少しでも毎日が過ごしやすくなれたのなら同じ環境でも頑張れそうですよね。
しかし、それでも原因が解消されないのであれば次の方法を考えましょう。
それでも解決しないときは
できる対策を尽くしても効果がない場合は、環境が要因の場合が多いです。
大変な作業になるかと思いますが、思い切って環境を変える対策を考えるもおススメです。
自分がつらいと感じる環境に無理に頑張って居続けても、メリットはあまり感じられません。
私は抑うつ状態を経験しており、精神疾患は発症すると治すのにも時間がかかると学びました。
自分を守るために、動けるうちに早めに対処することを強く勧めます。
そして、実際転職を考え始めたけど、また失敗するのではないかと悩まれる方もいらっしゃると思います。
TealsホームではHSPや内向型向けの転職相談もおこなっているよ!
他にも、SNS運用、ライティング、プログラミングを学べるスキルコーチングも開講しています。
HSPとして働きやすい環境を考え直したいという方はぜひTealsホームを覗いてみてくださいね。
まとめ
これまでHSPさん向けに疲れの取り方をご紹介してきました。
HSPの方は生活に大きな波がなくても、どうしても疲れやすい傾向があると思います。
私自身、日常生活で疲弊してしまうタイミングが多いので、少しでも皆さんの疲労回復の参考になれば幸いです。
疲れをため込んでしまい、大きな疲れにならないよう早めに対処して貰えたらと思います。
みんな毎日すごく頑張ってるから、疲れたときはたくさん労わってあげてね。
セルフケアを適切におこないながら、皆さんが少しでも穏やかに日々を送れるよう願っています。
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