- 失業した
- 精神疾患で働くのが難しくなった
- うつ病で退職した、働きたい気持ちはあるのに働けない
- お金の不安がつきまとう
- どこに相談したらいいのか分からない・・・
こんな状況になった時、どうすればいいのか悩むよね・・・。
この記事では、精神疾患になった時、うつ病で退職した時に利用できる補助金や手当をまとめました。
無理して働き始める前に、補助金や手当で生活を保ちつつ、将来の計画や自己理解を深めるのも大切です。
支えになる公的制度はたくさんあります。
今回紹介する制度を知ることで、少しでも悩んでいる方の力になれると嬉しいです。
精神疾患になった時、うつ病で退職した時に使える補助金・手当一覧
精神疾患になった時や、うつ病で退職した時に使える補助金や手当にはどんなものがあるんだろう?
精神疾患になった時や、うつ病で退職した時に利用できる補助金や手当には、以下のものがあります。
退職前後に知りたい制度
ここでは、退職前後に知っておきたい制度について解説します。
失業手当
失業手当とは、失業した人が再就職するまで安定した生活を送れるよう支援するための給付金のことです。
「失業保険」や「失業給付」と呼ばれることもあるよ。
正式には「雇用保険で支払われる手当のうち、求職者給付の中の基本手当」のことをいいます。
受給条件・対象者
失業手当をもらうには、2つの条件を満たす必要があります。
- 雇用保険を一定期間以上納めていること
- 失業の状態にあること
この2つの条件を満たしていれば、アルバイトやパートで働いていた人でも、失業手当をもらうことができます。
「雇用保険を一定期間納めている」というのは「退職する前2年間の雇用保険加入期間のうち、賃金支払い日数が11日以上ある月が12か月以上あること」をいいます。
過去2年間のうちに転職していたとしても、雇用保険に加入していた期間が通算1年以上あれば失業手当給付の対象になるよ!
自分が給付の対象になるのか分からないという方は、ハローワークで調べてもらえるので相談してみてくださいね。
内容
失業手当は、離職した日の翌日から1年間が受給期間になっています。
この期間に失業手当をもらわないと、受給資格は失効してしまうよ。
失業手当をもらえる日数や受け取れる金額は、退職した時の年齢・雇用保険の加入期間・退職理由によって異なります。
申請方法
失業手当の申請は、おおまかにこのような流れになっています。
- 退職したら、必要書類を持ってハローワークで求職申し込みを行う
- 「ハローワークカード」と「受給資格者のしおり」をもらう
- 待期期間を過ごす
- 雇用保険説明会に参加する(約2時間)
注意点
失業手当をもらえるのは、離職日の翌日から1年間です。
この期間にもらわないと受給資格がなくなってしまうので、失業手当をもらう予定の人は早めに申請しましょう!
失業手当について、内容や申請方法など、詳しくはこちらの動画を参考にしてくださいね。
参考
- サンデーマネーチャンネル 失業保険の手続きと受給の流れまとめ【損しないもらい方を解説】(https://www.youtube.com/watch?v=_xAx5wqOipE)
傷病手当
傷病手当とは、病気やケガなどで働けなくなり、会社を休職する時にもらえる手当のことです。
受給条件・対象者
傷病手当をもらうには、次の条件を満たす必要があります。
- 業務外のケガや病気であること
- 仕事に就くことができず給与が出ない
ここでいう「病気」にはうつ病や適応障害などの精神疾患も含まれるので、ご安心くださいね。
「業務外」というと、職場の影響でうつ病になった場合は出ないの?と悩んじゃいそうだけど…
現実的には、「業務の影響でうつ病になった」と証明していなければ業務外と言えることが多いよ。
証明できる場合は、後で出てくる「労災保険」になるんだね。でも、会社や労基を巻き込んで事実確認しなきゃいけないんだ。
証明されて労災保険が通る確率は高くないから、証明せずに傷病手当を申請する人も多いみたいだよ。
内容
傷病手当は、連続して3日休んで、4日目以降で休んだ日から支給の対象になります。
支給される金額は、給与の2/3です。
支給される金額から社会保険料や住民税が引かれるため、手元に残るお金は支給金額より少なくなるので注意してね。
申請方法
「給与が出ていない証明」「お医者さんの意見書」の書類をそろえて、健康保険に申請します。
手続きにかかる期間は、健康保険によって異なります。
実際に入金されるのは、お休みし始めたところから最低2ヵ月以上かかるのがほとんどのようです。
注意点
傷病手当が受給できる期間は、1年6ヵ月です。
お休みしている日数が1年6ヵ月になるまでは傷病手当を受け取ることができます。
加入している健康保険によっては、傷病手当の付加給付などがある場合もあります。
傷病手当は、休職が必要な人にとって受給条件がややこしいです。
僕も当時は頭が混乱したよ。
ここは少し勇気を出して、会社に連絡して協力を仰ぐことをオススメします。
お金の問題はあとあと申告になってきます。
傷病手当について、支給される金額など詳しくはこちらの動画を参考にしてくださいね。
参考
- FPナナコ 健康保険の傷病手当金(https://www.youtube.com/watch?v=qtDUy9za9o0)
労災保険
労災保険とは、仕事中や通勤途中にケガや病気、障害、死亡した際に給付されるお金のことです。
基本的に、傷病手当か労災保険は、「業務の影響かどうか」という観点で、どちらか一方を申請することになります。
受給条件・対象者
労災保険は、正社員だけでなく、パートやアルバイトの方も対象です。
「業務災害」と「通勤災害」の場合に労災保険の対象になります。
- 業務災害:業務上でのケガや病気、障害、死亡のこと。
- 通勤災害:家と職場との往復など、通勤中に被ったケガや病気、死亡のこと。
さっきも話したけど、本人と会社と労基3者で「業務の影響で病気になった」と証明しないといけないから、時間がかかることが多いみたい。
通過する確率も数十パーセントと言われているよ。
会社も、すぐに認めてくれるとは限らないから、急いでたり、心が弱ってたりする時は傷病手当にする人も多いみたいだね。
内容
労災保険の給付は、補償の種類によって8つに分けられます。
- 療養補償給付
- 障害補償給付
- 休業補償給付
- 遺族補償給付
- 葬祭料
- 傷病補償年金
- 介護補償給付
- そのほかの給付(二次健康診断等給付)
申請方法
労災保険の給付を申請する手順はおおまかにこのような流れになっています。
- 補償の種類に応じた請求書を手に入れる
- 請求書に記入する
- 請求書と添付書類を労働基準監督署に提出する
補償の種類がたくさんあって自分がどれに当てはまるか分かんないから、どの請求書を手に入れたらいいのか分かんないよ・・・
請求書はどれも労働基準監督署に行けばもらえるよ!
事情を話して「適した請求書をください」と言えば大丈夫だから安心してね。
申請する際、手続きの期限を越えると、給付と給付を受ける権利がなくなってしまうので注意しようね。
注意点
労災保険の給付と同じ理由で公的年金も受け取る場合には、労災保険の給付額は減ります(併給調整)。
労災保険は、業務災害や通勤災害の時に手厚い補償を受けられるよ。
どのようなものかというのを知っておくと、万が一のときに役立つね。
詳しい内容を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
参考
- 価格.com 労災保険とは? 給付条件と申請手続きのしかた(https://hoken.kakaku.com/social/rousai/)
自立支援医療
自立支援医療(精神通院医療)は、精神疾患で通院を続ける必要がある方に、医療費の自己負担を軽くすることができる制度のことです。
受給条件・対象者
自立支援医療(精神通院医療)は、すべての精神疾患が対象です。
治療するために通院を続ける必要がある人が利用できます。
対象になるのは、通院・デイケア・訪問看護で、入院は対象外です。
職場などに連絡が行くこともないため、安心して利用できるよ。
内容
通常、医療費の自己負担額は3割ですが、自立支援制度(精神通院)を利用すると原則1割まで軽減されます。
月額の自己負担に上限があるため、月額の上限額以上の医療費を払う必要はないので安心だね。
申請方法
申請は、市区町村の担当窓口で行います。
必要な書類を揃えて手続きを行うことで制度を申請できます。
申請に必要な書類は以下の通りです。
- 申請書(支給認定申請書)
- 主治医の診断書
- 世帯所得が確認できる書類
- 健康保険証
- マイナンバー
注意点
自立支援医療の制度が適用されるのは、都道府県が定めた指定医療機関のみです。
すべての病院が指定医療機関ではないので、申請する前に確認しておくといいね!
自立支援医療(精神通院医療)について、詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
参考
- HSPチルカフェ 精神疾患の人が利用できる補助金「自立支援医療制度」とは?対象者や手続きのポイントを解説!(https://teals-marketing.com/hspblog/independence-support/)
- LITALICO仕事ナビ 自立支援医療(精神通院医療)ってどんな制度?自己負担額や具体的な申請方法、更新についてまとめて解説します(https://snabi.jp/article/107)
医療費助成
心身障害者医療費助成とは、都道府県が保険診療の自己負担分を助成する制度のことです。
受給条件・対象者
対象となるのは、身体障がい者・精神障がい者・知的障がい者です。
所得や障がいの程度・種別によっては、医療費を全額負担してもらえたり、一部負担になったりします。
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳などを持っていることが利用の条件である場合が多いよ。
自立支援医療(精神通院医療)はすべての精神疾患が対象で、
心身障害者医療費助成は身体障がい者・精神障がい者・知的障がい者が対象になるんだね!
自立支援医療(精神通院医療)と心身障害者医療費助成は、併用して利用できるよ!詳しくは役所のホームページや福祉課などに相談してみてね。
参考
- 東京都福祉保健局 心身障害者医療費助成制度(マル障)(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/josei/marusyo.html)
内容
心身障害者医療費助成を利用すると、医療費の自己負担額を減らすことができます。
通常、医療費の自己負担は3割です。
心身障害者医療費助成を利用すると、自己負担は全額免除や一部免除になるよ。
申請方法
心身障害者医療費助成を利用する場合、準備するものは各市町村によって異なりますが、必要になるものは基本的に2つです。
- 健康保険証
- 療養受診証
注意点
それぞれの都道府県や市町村によって、利用条件や利用方法が異なります。
対象となる人が違う場合もあるので、心身障害者医療費助成を利用する場合は、住んでいる地域の条件を調べて確認しておくといいね!
また、該当する障がいにより申請窓口が違う点も注意が必要です。
心身障害者医療費助成の対象は、身体障がい者・精神障がい者・知的障がい者です。
それぞれどの窓口に申請するか分からない場合は、市町村のホームページで事前に調べておくといいね!
心身障害者医療費助成について、詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
参考
- mentally 【心身障害者医療費助成制度】「障害を抱えて不安…」生活をサポートしてくれる制度内容と利用方法(https://mentally.jp/support-system/14705)
高額療養費
高額療養費とは、ひと月で医療費が一定額を超えた場合、その超えた金額が支給される制度です。
受給条件
高額療養費の毎月の上限額は、所得や70歳以上かどうかによって異なります。
70歳以上の方には、外来だけの上限額も設けられています。
内容
窓口で保険証を提示すると、自分が負担する医療費は1〜3割になります。
残りの金額は国や自治体から支給されます。
高額療養費を利用することで、医療費の負担やお金の心配は軽くなるよ。
難病や重病の治療を受けやすくなるので、ぜひ活用してみてくださいね!
申請方法
高額療養費の申請方法は、公的医療保険によって異なります。
- 健康保険に加入している人:医療費が自己負担限度額を超えた時、保険証に記載されている支部に「高額療養費支給申請書」を提出します。
- 国民健康保険に加入している人:医療費が自己負担限度額を超えると、自治体から申請書が郵送されてきます。必要書類を添付して郵送しましょう。
注意点
高額療養費の申請には期限があります。
診療を受けた月の翌月1日から2年以内に申請しなければなりません。
高額療養費を利用したい方は、自分が加入している公的医療保険を確認しよう!
高額療養費についての詳細は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
参考
- MONEYPEDIA 【FPが解説】高額療養費制度とは?仕組みや申請方法をわかりやすく紹介(https://syngroup.jp/moneypedia/purpose/for-medical/4670.html)
職業訓練
ここでは、ハローワークが行う職業訓練について紹介します。
ハローワークが行う職業訓練には2種類あります。
- 公共職業訓練(失業保険をもらう人)
- 求職者支援訓練(失業保険をもらえない人)
今回は求職者支援訓練について解説します。
対象者
求職者支援訓練とは、雇用保険を受給できない方が、職業訓練を通してスキルアップし、早期就職を支援する制度です。
失業保険がもらえない人・雇用保険に加入していない人が対象になるよ。
月10万円を支給されながら就職に向かって訓練できる、素晴らしい制度です!
訓練の内容
ハローワークが行う職業訓練の種類には、以下のようなものがあります。
- IT系
- 医療事務
- 介護
- 理美容
訓練期間は2ヵ月~6ヵ月程度で、月曜日から金曜日まで行います。
ハローワークが積極的な就労支援をしてくれるので、スキルがなくて就職に困っている人でも安心して利用できるよ!
申請方法
ハローワークで職業訓練の申し込みをします。
注意点
ハローワークの来所日には必ず行く必要があります。
職業訓練を受けるには選考があるため、必ず受講できるとは限らないので注意が必要です。
職業訓練は、原則として欠席・遅刻はNGです。
要件に当てはまれば、月10万円と交通費が給付されます。
詳細についてはこちらの動画を参考にしてみてくださいね。
参考
- 社労士ゆーちゅーば/YOU 実は得する!ハローワークの職業訓練+職業訓練受講給付金 ~ハローワーク徹底活用術~(https://www.youtube.com/watch?v=1_Ulbl9lUGw)
中長期的な補助金制度
ここでは、中長期的に利用できる補助金制度について解説します。
精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)
精神障害者保健福祉手帳は、精神疾患または発達障害などの障害があり、日常生活に制限がある人が取得できる手帳です。
対象者
精神障害者保健福祉手帳の対象になるのは、精神疾患または発達障害などがある方です。
うつ病、てんかん、注意欠陥多動性障害(ADHD・ADD)、その他の精神疾患が含まれます。
社会不安障害やパニック障害、睡眠障害などでも手帳を取得できることもあります。
自分が対象となるか分からない場合は、お医者さんや判定機関に相談してみてね。
内容
精神障害者保健福祉手帳を取得すると、様々な福祉サービスを受けることができます。
内容は、障害の深刻さに応じて決まる「級」によって変わります。
助成や税金の減免を受けられるのも経済的なメリットです。
障害者雇用枠で企業に応募することもできるよ。
申請方法
申請は、各市区町村の障害福祉担当窓口で行います。
申請に必要な書類は以下の通りです。
- 障害者手帳申請書
- 診断書または障害年金証書等のコピー
- 顔写真
- マイナンバー
注意点
精神障害者保健福祉手帳は、2年ごとに更新する必要があります。
日常生活に支障がある方は、精神障害者保健福祉手帳を取得することも検討してみるといいね。
精神障害者保健福祉手帳について、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
参考
- DI-AGENT 精神障害者保健福祉手帳取得のメリットとは?申請方法や福祉サービスまでわかりやすく解説(https://di-agent.jp/tips/entry089.html)
障害年金
障害年金とは、ケガや病気によって仕事や生活に支障がある場合に支給される年金です。
受給条件・対象者
障害年金を受け取るには、障害認定を受け、受給するための要件を満たす必要があります。
満たす必要のある条件は次の3つです。
- 障害年金の初診日が特定できること
- 所定の期間、保険料を納めていること
- 障害状態が障害等級に該当すること
詳細についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
参考
- Rakuten保険の総合窓口 障害年金とは?受給できる人や受給要件、受給額はいくらかなどをわかりやすく解説します(https://www.rakuten-insurance.co.jp/media/article/2019/077/)
内容
障害年金は大きく分けて「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2つがあります。
どちらの障害年金を受け取るかは、初診日(障害の原因となった病気やケガで、初めて診療を受けた日)に加入していた公的年金によって異なります。
- 障害基礎年金:初診日に国民年金に加入していた人
- 障害厚生年金:初診日に厚生年金に加入していた人
支給される額は、障害の程度によって異なるよ。
申請方法
申請場所は、障害基礎年金と障害厚生年金で異なります。
- 障害基礎年金:お住いの市区町村役場
- 障害厚生年金:年金事務所
申請に必要な書類は以下の通りです。
- 年金請求書
- 年金手帳
- 戸籍謄本、戸籍抄本、戸籍記載事項照明、住民票、住民票記載事項証明書のいずれか
- 医師の診断書
- 受診状況等証明書
- 病歴、就労状況等申立書
- 本人名義の通帳など
- 印鑑
注意点
障害年金はケガや病気などにより、障害のある状態となった時、頼りになる制度です。
しかし、障害年金は障害のある状態であっても、誰でも受給できるわけではありません。
本人の状況などによっても追加の書類が必要になることもあるので、各市町村の窓口や年金事務所に問い合わせて確認しましょう!
障害年金は申請書類も多いので、健康な人でも混乱すると思います。
遠慮せずに社会保険労務士を頼ろう!
障害年金について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
参考
- Rakuten保険の総合窓口 障害年金とは?受給できる人や受給要件、受給額はいくらかなどをわかりやすく解説します(https://www.rakuten-insurance.co.jp/media/article/2019/077/)
生活保護
生活保護とは、収入がない・収入が少なくて生活に困窮している人が利用できる支援制度のことです。
受給条件・対象者
生活保護は、生活に困っているすべての方が対象になります。
内容
生活保護には8つの扶助があります。
- 生活扶助(食費、水道光熱費など)
- 住宅扶助(家賃代、敷金礼金など)
- 教育扶助(小中学校での費用など)
- 医療扶助(病院代や薬代)
- 介護扶助(ホームヘルパーなど)
- 出産扶助(出産費用)
- 生業扶助(高校生の費用など)
- 葬祭扶助(お葬式代)
8つの扶助に加え、母子加算や障害者加算といった追加の給付もあるよ。
申請方法
生活保護は、お住いの市町村にある福祉事務所で申請できます。
必要な書類がそろわなくても申請はできるので、まずは福祉事務所へ気軽に相談してみてくださいね!
注意点
生活保護を受けるための申請は、本人が行う必要があります。
生活保護の申請は、国民の権利です。
生活保護について詳しく知りたい方は、こちらの動画を参考にしてね。
参考
- 医療費節約チャンネル【りゅう】 【国民の権利】生活保護制度についてわかりやすく解説!(https://www.youtube.com/watch?v=WOChjcD_hlA)
障害者就労移行支援制度
障害者就労移行支援制度は、障害者の就労を支援するサービスです。
人によっては無料でサービスを受けることも可能ですし、費用が発生する場合もコストパフォーマンスは非常に高いです。
対象者
一般企業への就職することを希望する方で、65歳未満の方が対象です。
内容
障害やうつ病などに理解のある支援員が、一人一人に個別支援計画を作成します。
支援内容(※就労移行支援事業所「ミラトレ」の場合)
- 支援員との面談:仕事への不安とどう向き合うか、支援員と話し合って対策を考える
- 疑似就労体験:働くことへの不安を解消する「仕事のリハビリ」のようなもの
- 再就職のサポート:本人と企業の仲介、定期的な面談
▼具体的な内容はこちら
支援計画に沿って、就職を目指してカリキュラムを行うことで、就職するのに必要なスキルを身につけるよ!
申請方法
就労移行支援を利用したいと思ったら、住んでいる市町村の障害福祉課などの窓口に相談してみましょう。
通える範囲内にある就労移行支援の事業所を紹介してもらえます。
利用する就労移行支援事業所と、利用する時期が決まったら、必要書類を用意して受給者証の申請をしましょう!
障害福祉サービス受給者証の発行がされたら、利用する就労移行支援事業所と利用契約を行います。
注意点
受給者証を申請してから、交付が完了するまでは1ヶ月~2ヶ月かかる場合が多いです。
また、就労支援サービスの利用料は、前年の世帯所得によって異なります。
利用料金について不安がある場合は、就労移行支援事業所に問い合わせてみてね。
申請前・交付前でも見学や相談ができるので、他にも不安があれば実際に足を運んで雰囲気を確認してみるのもよいでしょう。
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参考
- ミラトレ 就労移行支援とは(https://mirai-training.jp/employment-transition/index.html)
- ミラトレ 就労移行支援の対象者(https://mirai-training.jp/employment-transition/target.html)
- ミラトレ 就労移行支援で受けられるサポート内容(https://mirai-training.jp/employment-transition/support.html)
まとめ
退職して心身ともに休みたいけどお金が心配な方、働きたい気持ちはあってもメンタル不調でなかなか動けない方など、生活に困っている方は多いのではないでしょうか。
今回紹介した制度や手当は、生活やお金に困っている方にとって、とても頼りになるものです。
私自身、退職してから失業手当を受給することで、落ち着いて身体を休めながら就職活動を行うことができました。
現在悩んでいる方や苦しい思いをしている方は、制度や手当を利用することも検討してみてくださいね。
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