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HSPってネガティブ?マイナス思考になりやすい理由と対処法

ぶーちゃん

私、物心ついた時からネガティブな性格なんだよね…

チルティ

ネガティブって悪いことではないけど、悩んでいるHSPも多いよね…

「HSPだからネガティブなのかも」と思って辛い方や、「どうにかしたい」と対策を探しながら、この記事にたどり着いた人もいると思います。

HSP=ネガティブという訳ではないですが、様々な理由で生きづらくてマイナス思考になってしまうHSPさんも多いと思います。

この記事では

  • HSPとネガティブの関係性
  • ネガティブになりがちな訳
  • ネガティブを抑え方や対処法

について解説します。

実際に、私もネガティブだった時期がありました。今でも、ネガティブになる時もありますが、昔ほど深刻ではなくなりました。

今回はそんな私の経験から、「ネガティブ思考に陥ったときにどうしたらいいのか」、「少しでもポジティブになるためにはどうしたらいいのか」などについて体験談を交えながら紹介していきます。

最後までお読みいただけると嬉しいです。

目次

HSPはネガティブ思考?

HSPの人は感受性が豊かです。そのせいか、ネガティブになりすいと悩んでいるHSPも多いと思います。

もしかして実はネガティブが好きなのか?と思ったりもしながらネットや本屋さんで情報を探した経験、ありませんか?私はありました。

そこでこの章ではHSPがネガティブ思考になる理由について解説していきます。

HSPはネガティブな性格なのか

あれやこれやと考えてしまうHSPは多いと思います。私もその1人です。特に何かショックな出来事があると、そのことについて悪い方に悪い方に考えてしまいます。

チルティ

基本的に悪い方に物事を考えてしまうんだよね

ぶーちゃん

そうだね、ポジティブ、プラス思考、前向き…昔の私にとっては無縁な言葉だったなあ…

良いことが起こっても、その時の精神状態によっては「何か裏があるに違いない…」と疑ってしまい、素直に喜べないという場合もあるかもしれません。逆に悪いことが起こった場合は最悪で、悪い可能性ばかりが頭に浮かんでしまいがちでした。

HSPがネガティブだという科学的な根拠はありませんが、SNSにも多くのネガティブなHSPさんがいることは確かです。

HSPのネガティブ思考あるある

HSPは「些細な刺激をキャッチする」といった特徴を持っています。また、「深く思考する」という特徴も持ち合わせています。

そのため、「もしこの先○○が起こったら…」とあらゆる予測をしているので、ネガティブ思考癖になっていることもあります。

『ネガティブ思考=ダメな思考』というイメージを感じやすいですが、一方でメリットとなる部分もあります。それは「慎重な行動が取れる」「よく考えを巡らせている」ことです。

そのような慎重な姿勢は、ときには周囲から頼られたり喜ばれたりすることもあります。

ネガティブ思考癖から無理に離れる必要はないですし、気に病む必要もないと思います。

気質が原因の1つかもしれませんし、HSPの特徴をまずは知り、自分に合った対策方法を実践すると良いと思います。

HSPがネガティブになりがちな訳

HSPさんは繊細な気質を持っているので、他人や自分の感情の動きにとても敏感です。

人の感情からその場の空気、さらには失敗したときやトラブルがあったとき、普通の人よりも気持ちの切り替えができず、ネガティブ思考になりがちです。

ここではネガティブ思考になりがちな理由をお話します。

些細な刺激をキャッチしてしまう

HSPは敏感なので、小さなことから大きなことまで感じ取ります。

職場で不機嫌な人がいると、「私のせいなのかも…」と、自分を責めてしまう傾向が強いです。HSPは相手に共感しすぎて、マイナス感情を抱きがちなのです。親や周囲の人が問題を抱えていると、それを解決するのが自分の責任だと無意識に思ってしまいます。

そんな時はトイレに立つなどして、その場から一度離れることをオススメします。

周りとの違和感に不安やストレスを感じやすい

HSPは刺激に敏感であり、環境に過度に反応しやすい心を持っています。そのため、周りとの違和感に不安やストレスを感じやすいのです。

また、他人とのコミュニケーションにおいて、相手の表情や声のトーンなどに反応しやすく、自己否定や自己不安に陥ることも。

今はコロナでマスクをしている人も多いので、表情はあまり読み取れませんが、声を聞けば機嫌が悪いかどうか、他の人より敏感に察知します。

また、周りと異なる考えがあったり、言いたいことを分かってもらえないとストレスを感じやすいです。

こういった悩みは、HSPでない人には更に理解されにくいため、「自分を受け入れてもらえない」と感じストレスの原因になったりします。

じっくり考えるうちに不安を広げてしまう

HSPの特徴のひとつに、「深く処理する」というものがあります。

ネガティブなことでもポジティブなことでも、じっくり考えている内にあれやこれやと気がついたり、発想が広がる場合もあります。

なぜその出来事が起きたのかを考えていると、仮説を立て様々な可能性を見つけていきます。

そして色々考えているうちに「〇〇になったらどうしよう…」や「このままじゃダメだな…」と不安が強くなってしまうのです。

HSPがネガティブを抑えるための考え方

昔は私もとてもネガティブな性格で、そんな自分が大嫌いで、そんな自分を責めてしまっていた時期もありました。

ここでは少しでもネガティブを抑えてポジティブ思考にもっていくにはどうしたらいいのか、それについて解説していきます。

ポジティブシンキングとは?

改めてポジティブシンキングの意味について、『ジーニアス英和辞典』で調べてみました。そこには「積極的思考、前向き(プラス)思考」と書かれていました。

周りから「もう少し前向きに考えなよ!」「考え過ぎ」「悩み過ぎ」などと言われるHSPは多いのではないでしょうか?以前の私はまさにこのタイプでした。

そこで、どうしたら少しでも前向きに考えることができるのか分かりませんよね。むしろ、「そんなこと言われても無理なものは無理」と思ってしまいます。

ただ、私の周りにいるポジティブな人には共通点があることに気づいたので、それを特徴としてまとめてみました。

ポジティブシンキングが身についている人の特徴

  1. 行動範囲が広い
  2. 周囲と良好な人間関係を築いている
  3. モチベーションが維持できている

ポジティブシンキングが身についている人は行動範囲が広く、人間関係も良好で、物事の受け取り方が肯定的で自己肯定感も高く、モチベーションが維持しやすい特徴があると気づきました。

ネガティブを抑えるためにどうしたらいいのか

ここからはHSPの私がネガティブを抑えるために行っていることを解説していきます。

私は昔、自他共に認めるネガティブ人間でした。今は昔ほどではないですが、たまにマイナス思考に陥る時もあります。そんなときは下記を意識しています。

参考になれば幸いです。

①自分は自分のままで良いと考える

無理に自分を変えようとせず、「今の自分が良い!」「そのままの自分が好きだ」と認めてあげることが大切です。自己否定はせずに肯定してみてください。まずは自分が自分の良き理解者になることが大切です。

②白黒ハッキリさせなくて良いと考える

仕事や人間関係など、白黒つけないと気が済まないHSPもいるのではないでしょうか。しかし白黒つけられることばかりではないので、時として「まあこういうもんだよね」と考えるようにすることが大切です。

③他人と比較しない

これは一番大事なことだと思います。仕事やプライベートなどで友人や会社の人など、様々なことでつい比較してしまうと思いますが、比較する必要はありません。

自分は自分、人は人です。もし比較しそうになった時は、自分の長所を考えてあげてください。そして比較対象からそっと目を背けてみてください。

④頑張りすぎない

HSPは真面目で責任感があって頑張り屋さんが多いです。だからこそ、しっかり休む時間を作ってください。ひたすら寝たり、海を眺めながらぼーっとしてみたり。何もない静かな時間が一番休まると思います。

以上4つを挙げてみました。

あくまでも一例なので、少しでもネガティブを抑えてポジティブにいられるように、自分に合うやり方を探してみてください。

無理にポジティブになる必要はない

ここまでネガティブを抑えるための方法や、ポジティブになれる考え方などについて解説してきましたが、無理にそうなる必要はありません。

もしネガティブになってしまったら「あ、今ネガティブな気持ちになっているな。○○なことが起こると、自分って落ち込みやすいのか」と自分の思考の癖を分析してみるといいかもしれません。

そうすると次に同じことが起きてもセルフケアや予防することができるようになります。

落ち込んで辛い時には、今回ご紹介したポジティブになれる思考法を試してみてほしいです。

HSPでネガティブになったときの対処法

人は誰でも過去に失敗した経験を持っています。失敗したときと同じような場面に出くわすと「また失敗したらどうしよう」「今度失敗したら二度とチャンスはないかもしれない」と不安になってしまいます。

しかし「失敗する可能性もあるし成功する可能性もある」というのが一般的な見方です。

うまくいくことだってあるはずなのに、不安の連鎖に陥ってしまうと、成功する可能性を想像できなくなってしまいます。

私もかなりのマイナス思考で、今でもたまにネガティブになりますが、下記の解消法を意識したおかげで昔ほどではなくなりました。

あくまでも一例なので参考になればうれしいです。

何もしない時間を作ってみる

よく聞く言葉ですが一番大事なことだと思います。

たまには「何もしない時間」を作るのが大切です。静かな部屋で何も考えず、ただボーッと過ごす……こうすると頭のなかで色々考えていたことを整理することができます。

しかし刺激や音に敏感なHSPが多いので、アイマスクやイヤホンはオススメです。

私はノイズキャンセリングイヤホンを使っています。波の音など、ヒーリング音楽を聴くのもありですし、好きな音楽を聴いたりして何もしない時間を作ってみてください。

自分に労いの言葉をかけてみる

HSPは、日常生活で心が傷つきやすいです。傷ついたときは自分を慰め、励ましてみてください。

例えば悪口を言われて傷ついた場合、「親友が悪口で傷ついていたら、どんな言葉をかけるだろう?」と想像してみるのがいいと思います。

「よく頑張ったね」など、なんでもいいです。自分で自分に労いの言葉をかけたり、書き出してみたりすると、心が少し落ち着いたりします。

心をリセットする方法をもつ

気分が乱れたときのために、自分なりに心をリセットする方法を用意しておくといいです。

マイナスな思考や感情をリセットでき、「さっきのことは気にしないようにしよう」と思えるなら、なんでもOKです。

下記はあくまでも一例ですが、こんなことを私はやっています。

〇心をリセットする方法〇

  1. ストレッチや伸びをする
  2. 外の景色を眺める
  3. ひとりになれる場所に行く
  4. ペットを触る

ペットに関しては飼えない家もあると思います。私も今住んでいる家がペット禁止なのですが、友達や親戚がペットを飼っているので、たまに触らせてもらったりしています。

自分にとって心がリセットできる方法を探してみてください。

まとめ

今回は

・HSPとネガティブの関係性や対処法
・ネガティブになりがちな訳
・ネガティブを抑え方や対処法

について、私の実体験も含めながらお話してきました。

様々な要因で生きづらさからネガティブ思考に陥りやすいHSPも多いと思います。

私も昔は苦しくて辛いと思うことだらけでしたが、少しだけ意識や考え方、働き方を変えてみるだけで、随分生きやすくなりました。

この記事が少しでも読んでくださった方にとって参考になったり、ヒントになれば幸いです。

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この記事を書いた人

学生時代から人見知りで内向的な性格なため、上手く馴染めず生きづらさを感じていた。社会人になり、より人間関係に悩んでしまい不安障害と適応障害を患う。現在は寛解しているが、なぜこんなに苦しいのかを調べていくうちに、HSPの存在を知り自分にも当てはまることだらけであることに気づく。同じHSP気質を持って苦しんでいる人が他にもいると思い、「HSPの人にとって生きやすい社会にしたい」と思い、現在はHSPにとって少しでも生きやすい環境を作るために何ができるか、自分にとってどんな働き方が良いのか模索中。

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