人付き合いで疲れちゃった…今日はもう何もできないや…
そんなこと、結構あるのではないでしょうか?
この記事では、
を紹介します!
私もHSPの気質があり、人付き合いで疲れては何もできずに時間を無駄にした…と思うことがしばしば。
しかしこれらの疲れの取り方を実行してみると、気持ちが軽くなり徐々に体が動くようになりました!
この記事を読んで、自分に合った疲れの取り方を見つけていきましょう!
1.HSPとは?
そもそもHSPって何?という方もいらっしゃると思います。
HSPとは、「環境感受性が高い人」のことを指します。
環境感受性が高いがゆえに、緊張しやすく、人一倍疲れやすいのです。
HSPという個性と付き合っていくためにも、自分に合った疲れの取り方を知っておきましょう!
2.HSPさんが疲れる原因やHSPの特性について
HSPさんが疲れてしまう理由、あなたもいくつか当てはまるのではないでしょうか。
刺激を強く受けてしまう
HSPさんはただ生活しているだけでもかなりの刺激を受けてしまいます。
例えば…
- 「時計の秒針の音が気になる…眠れない…」
- 「このお店、照明が眩しいな…目が痛い」
- 「雨の匂いがする!洗濯物取り込まないと!」
など。人によって感じやすい感覚や程度は異なりますが、
人一倍強く刺激を受けるので、一日生活するだけでもどっと疲れてしまいます。
何事も深く考えがち
ちょっとしたことでもすごく気になってしまい、ぐるぐると深く考えてしまいます。
例えば…
- 「朝、忙しくて先輩に挨拶しそびれちゃった。怒ってないかな…」
- 「この資料確認してもらいたいけど先輩忙しいかな?声かけないと仕事が進まないし…でも迷惑かけちゃったら…」
- 「そういえば家の鍵ってかけたっけ?かけたはず…いやでも…」
など。こういうときって、案外相手は何も思っていなかったりしますよね。
でもHSPさんにとっては一大事!
一日中考えて、あっけなく解決して力が抜ける、なんてことは日常茶飯事です。
気を遣いすぎてしまう
HSPさんは、無意識に色々なところに目を向けて生活する人が多いです。
例えば…
- 旅行中、写真撮ろうか?荷物重くない?寒いからカイロあるよ、と先回りで行動したり
- 無くなりそうな日用品を早い段階で買い込み、ストックが何度も被ったり
- ついつい商品の陳列を直してしまうなんて人も
周囲からは、「そんなに気を遣わなくていいのに」「そんなところにまで気が回るなんてすごい」と言われることも多々あります。
本人はやろうと思ってやっているのではなく、無意識に行動してしまっているため、周囲にそうは言われても、気を遣わないようにするのは至難の業です。
共感性が高く、【共感疲労】してしまう
【共感疲労】とは、その名の通り、他人の気持ちに引っ張られて自分も疲れてしまうことを言います。
あなたはこんな経験ありませんか?
- 悲しいニュースを見て、当人の気持ちを考えて心が痛くなったり
- 感動する映画や舞台を見て何度も泣いてしまったり
- 友人の喜ばしいニュースを聞いて自分のことのように喜んだり
こういった感情の変化により、自分のことではなくても心理的疲労が起こるのです。
このように、HSPさんには人一倍疲れやすい方が多いです。
少しでも有意義に過ごせるよう、HSPさんのための疲れの取り方を知る必要があるのです。
3.すぐにできる!疲れの取り方15選
以下の疲れの取り方を参考に、実際に気になったものを試してみましょう!
十分な睡眠を取る
疲れた時には睡眠を取って、心身ともにゆっくり休めましょう。至ってシンプルですよね。
十分な睡眠を取ることで、考え事もまとまり、体力的にも回復できます。
時間がない時には、10分前後の睡眠を取るのもおすすめ。
少し休むだけでも気分がすっきりします。
すぐに横になれない方は、机に伏せて目を瞑ってみましょう。
ただし、中途半端に寝てしまうとかえって頭がぼーっとしてしまうこともありますので注意が必要です。
瞑想してみる
瞑想には、不安や緊張を和らげたり、睡眠を促進する効果があります。
私は不眠症気味なのですが、瞑想をすることでいつの間にか寝ていた、なんてこともあります。
瞑想には種類もいくつかあるようですので、自分に合うものを試してみてはいかがでしょうか。
例えば…
- マインドフルネス瞑想
- 良い姿勢で座り、自分の呼吸に意識を向けます。何か考えが浮かんでも、考えを断ち切り呼吸を意識する、を繰り返します。自分は今ここにいる、ということを意識して、精神を安定させましょう。
- 食事瞑想
- 食事前に空腹感を意識します。それからしっかりとよく噛んで味わい、食べ物の匂いや味、色などに注意を向けて食事が吸収されることを意識します。飲み込んだらひと呼吸おいてゆっくり食べる、を繰り返します。満腹感を満たしているか確認しながら食事を進めてみましょう。
- 歩行瞑想
- 歩くときに、足裏の感覚を研ぎ澄ませ、一歩一歩に集中します。歩行にだけ意識を向け、心の中で動作を言語化すると、より雑念を消すことができるでしょう。
眼精疲労を解消する
ただ目を瞑るだけでも、眼精疲労の解消につながります。
視界からの情報量はとても多いですから、それをシャットアウトすることが大事です。
私もよく目が痛くなることがあるのですが、そういう時には、目を瞑って瞼の上からやさしく円を描くようにマッサージをします。
こうすると気持ちがよく、視界もすっきりします。
また下記のようなホットアイマスクや温めた濡れタオルなどで目を覆うのも効果的です。
簡単にできますので、ぜひ試してみてくださいね。
めぐリズム 蒸気でホットアイマスク 無香料 12枚
https://www.kao.com/jp/products/megrhythm/4901301348029/
音楽を聴いたり、読書をしたりしてリラックスする
音楽や読書が好きだという方は多いのではないでしょうか?
自分が好きな音楽を聴くも良し、ヒーリング音楽でリラックスするも良し。
また自分のお気に入りの本を読み、その世界に没頭して、現実逃避をするも良しです。
自分だけの世界に入り込むことで、現実から離れて疲れを軽減しましょう。
心地の良いものを身に着けてみる
HSPさんは、五感が鋭い傾向にありますが、どの感覚が突出しているかは人によってまちまちです。
触覚が敏感なHSPさんは、自分が好きな感触の毛布や洋服、ぬいぐるみなどを見つけて、触って癒されてみるのがおすすめです。
私もふわふわの毛布にくるまって癒されることが良くありますが、幸せな気持ちになれますよ。
自然に触れる
HSPさんの中には、自然が好きな方が多い印象があります。
かくいう私も自然が大好きです。
緑にはリラックス効果があると言われていますし、水の流れをぼーっと眺めてみるのもいいですね。
特に、都心周辺に住んでいる方は、都会の喧騒から離れ、鳥や葉っぱのこすれる音に耳を傾けてみると良いでしょう。
海が近い方は、波の音を聞いて癒されてみるのもおすすめです。
スマホから離れてみる
情報社会である今、スマホには多くの情報や感情が詰め込まれています。
悲しいニュースで気分が落ち込んだり、信じられない行動を見て怒ったり、スマホによって感情が激しく揺れ動き、そして疲労してしまいます。
そんな時は思い切ってスマホの電源を切ってみたり、遠くに置いてみたり、通知を切ったりしてみましょう。
スマホを気にせずぼーっとできるので、とても気分がラクになりますよ。
簡単な運動やマッサージをする
立ち上がって体をひねってみたり、伸びをしたり、デスクワークの方は腕を回してみるのもいいでしょう。
立ち上がるのはちょっと…という方は、足首を交互にぱたぱたと上下させてみましょう。
血行が良くなり、足がすっきりして、軽くなってきませんか?
また簡単なマッサージやツボ押しをしてみるのもおすすめです。
足のむくみを取るように、下から上に向かって手で流したり、合谷(ごうこく)と呼ばれるツボを押したりしてみましょう。
合谷というツボは、万能のツボと呼ばれており、
肩こり、頭痛、眼精疲労など、
多くの不調に効くツボです。
私も、少し体調がすぐれないときや疲れがたまっているときには、ここを押してリラックスすることがあります。
一人でゆっくり過ごしてみる
たとえ仲の良い友人や恋人がいるとしても、一人の時間がないと疲れてしまいますよね。
一人になれば、自由に時間を使うことができますし、好きな趣味に没頭することもできます。
家の中で一人になれないなら、人の少ない場所に行ってぼーっとしてみるのもいいでしょう。
一人でドライブをするも良し、カフェでのんびり読書や食事を楽しむも良しです。
ヘッドスパへ行ってみる
ヘッドスパなんて行ったことないし、わざわざ行くのもな…と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は以前やっていただく機会があり、体験したことがあるのですが、普段は刺激されない場所を丁度いい強さでマッサージしてもらい、とても気持ちよくてすぐに寝てしまいました。
血行が良くなってポカポカしますし、リフレッシュやリフトアップ、安眠の効果がありますので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
思いっきり泣いてみる
最近では、涙活(るいかつ)という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。
涙を流すと、副交感神経が活性化され、リラックス効果を得ることができます。
HSPさんは特に感情が左右されやすい傾向にあるため、そこを利用してみましょう。
お気に入りの泣ける映画や本があるなら、それを見て涙を流すのも良いですし、自分の思いのたけを紙に書き出したり、誰かに話して泣いてみるのも良いのではないでしょうか。
湯船に浸かってゆっくりする
お風呂に浸かるのが面倒だという方も、たまにはお湯をためてゆっくり浸かってみてはいかがでしょうか。
お湯に浸かることで、血行が良くなり、疲労物質や老廃物の回収が促進されるため、疲労回復につながります。
また湯船の中で足や腕をマッサージしてみるのも、気持ちが良いのでおすすめです。
私はできるだけ湯船に浸かるようにしていますが、お風呂の時間を楽しくするために、スマホをジップロックなどに入れて好きな動画を見てリラックスするようにしています。
カフェインの摂取を控える
カフェインを摂取しすぎると、気持ち悪くなったり頭が痛くなったりするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カフェインは、過剰に摂取してしまうと中枢神経が刺激され、めまいや心拍数の増加、震えなどの症状が出る場合があります。
疲れているときに飲み、さらに体調が悪くなっては元も子もありませんから、コーヒーや紅茶が好きな方は、一日に1杯にする、ノンカフェインのものを飲むなどして、カフェインを摂りすぎないように注意しましょう。
好きなものを食べる
疲れた時には自分の好きなものを食べて幸せな気持ちになりましょう。
甘いものや辛いもの、酸っぱいもの、好きなものは人それぞれだと思います。
いつもは我慢しているものも、日々頑張っているご褒美に食べてみてはいかがでしょうか。
バランスの良い食事を摂る
バランスの良い食事を摂らないと、体も疲れやすくなってしまいます。
ご飯などの穀類と一緒に、肉や魚、卵、大豆などのタンパク質と、野菜や海藻、乳製品や果物をきちんと食べることが大切です。
食事を摂ると体も温まりますし、疲れた体を修復するエネルギーになってくれます。
ここまで、疲れの取り方を挙げてきましたが、自分に何が合うかわからないという方は、自分が幸せだと感じることを実行してみてください。
人は幸せを感じると、セロトニンという物質が分泌されます。
セロトニンには、喜びや快楽から分泌されるドーパミンや、恐怖や驚きから分泌されるアドレナリンをコントロールして、精神を安定させる働きがあります。
幸せを感じて、心身ともにリラックスすることで、疲労回復につなげましょう。
4.HSPでも疲れにくくなる習慣や行動15選
自分なりの疲れの取り方を見つけたら、次は疲れにくくなるような習慣づけや行動の仕方を考えていきましょう。
自分の気持ちを言語化したり、歌ってみたり、絵を描いてみる
気持ちの言語化には、気持ちを整理する効果があります。
モヤモヤすることがあったときには、ノートでもいらない紙でも構いませんので、考えていることをなんでも書き出してみましょう。
嫌なことがあった時には、書き出した紙を破ってみてもいいでしょう。
紙に書き出すと、ストレスホルモンが軽減されるため、すっきりできるはずです。
歌うのが好きな方は、カラオケに行って思いっきり歌ったり、お風呂で歌うのもいいでしょう。
声を出すことがストレス発散につながりますし、楽しく歌えたら一石二鳥ですよね。
絵を描くのが好きな方は、自分の気持ちを絵に表してみたり、模写やスケッチをしてみたり。
絵を描いて心を落ち着かせることで、ストレスが発散できて、自分の作品も増えるので嬉しい気持ちになりますよ。
信じられる人に自分の気持ちを話す
自分の気持ちをため込まないためには、誰かと対面で話をするのが効果的です。
声を出すことは考えをまとめるためにも有効ですし、新しい意見を取り入れるためにも他の人の考えを参考にすると良いでしょう。
すぐに対面で話ができない人は電話で友人などと話をしてみるのもいいですね。
心にモヤモヤが溜まらないように、吐き出せる相手をさがしてみましょう。
苦手なことや苦手な人から距離をとる
苦手な対象と、無理して付き合っていませんか?
人混みが苦手なら、人の少ない時間帯や場所を移動したり、苦手な知り合いがいるのであれば、極力連絡を取らないようにしたり、苦手なもので自分の心を圧迫しないようにすることが大切です。
日々の生活の中で、「苦手だな」「嫌だな」と感じることがあるなら、そこからできるだけ距離を取って疲れないように工夫していきましょう。
一人の時間を意識し、スケジュールは詰め込みすぎないようにする
HSPさんは、他の人と一緒にいると無意識に気を遣ってしまい、自分が思っているよりも疲れてしまう傾向にあります。
友人や恋人、家族のために買い物などの予定を詰め込んでしまったり、自分のためでも買い物や習い事を詰め込みすぎてしまうと、どうしても疲れやすくなってしまいます。
そのため自分のキャパシティを理解し、適度に一人の時間を意識することが重要なのです。
予定が毎日のように詰まっていて、休む暇がないという人は、一度スケジュールを見直してみましょう。
そして、今度も予定を入れすぎないように注意しましょう。
五感から入る刺激を軽減する、遮断する
五感をシャットアウトすることで、疲れの軽減が期待できます。
私はよく、出かけるときにはイヤホンを付けて外の音が入らないようにしています。
モスキート音や知らない人達の会話、うるさい音なども軽減されますし聞かずに済むのでおすすめです。
他にも、眼鏡(伊達でもOK)をかけて視覚の情報を軽減したり、自分の好きな香りの香水をつけたり、好きな手触りの洋服や小物を持ち歩いたり、できるだけ好きな食べ物を食べたり。
五感からの情報を少しでも減らせると、自分が思っているよりも疲れにくくなりますよ。
環境を変えてみる
疲れてしまいがちの方は、カフェや会議室、違う席などに移動してみましょう。
もし仕事中に移動ができないのであれば、ちょっと外の空気を吸いに行ったり、トイレに行ったり、席を立ってリフレッシュする時間を多く設けるようにしましょう。
バイト先がうまくいかずモヤモヤする方は、思い切ってバイト先を変えてみたり、勉強をするときに自分の部屋では気が散ってしまうのであれば、カフェや図書館などに移動してみたり、物理的に環境を変えてみるようにしましょう。
環境を変えてみると、新しい発見もあって楽しい気持ちになれるかもしれません。
どうしても環境を変えるのが難しいという方は、通勤通学の道をちょっと変えてみたり、いつもとは違うお店に行ってみたり、ちょっとした環境の変化をつけて疲れをためないようにしていきましょう。
マスクをつけて外出する
マスクをつけることで、顔が隠れていつもより気持ちがラクになるのではないでしょうか。
現在はマスクをつけることが習慣化されていますが、徐々にマスクを外す人が増えてきたように思います。
最近では様々な色やデザインのマスクが売っていますので、ファッションの一部として楽しむのもいいですよね。
眼鏡をかけることもそうですが、顔の一部を隠すと安心につながります。
安心する要素を増やして外出へのハードルを下げるようにしていきましょう。
SNSを使ってHSP仲間を作ってみる
同じ種類の仲間や共感してくれる仲間がいるのは、とても心強いですよね。
そこで、SNSを用いてHSPの仲間を作ってみるのはいかがでしょうか。
私はTwitterを通じてコミュニティを知り、今ではたくさんのHSPさんとつながっています。
本の話や食べ物の話、趣味の話など、好きなことで盛り上がりますし、「こんなことがあったんだ~」など、相談相手にもなってくれます。
実際に会ったことがないから話しやすいということもあるかもしれません。
自分と気の合う仲間を見つけて共感し合い、楽しい生活を送ることで、疲れの軽減につなげましょう。
よければ、私が入っている「Tealsホーム」ものぞいてみてくださいね。
お気に入りの香りのアイテムを持ち歩く
嗅覚は、五感の中でも唯一、怒りや悲しみなどの急激な感情の動きに作用すると言われています。
お気に入りの香りを見つけて持ち歩き、心をリラックスさせるようにしていきましょう。
香りによって効果が変わりますが、ストレスや疲労回復を求める場合には、ラベンダー、サンダルウッド、カモミールローマンなどの香りを嗅ぐと良いでしょう。
せっかく持ち歩くなら自分の好きな香りがいい!という方は、もちろん好きな香りで構いません。
お店に行って実際に好きな香りを選んで、香り袋やスプレーで日々の気持ちをリラックスさせましょう。
刺激を受けた後の回復方法を知っておく
自分自身が回復できる方法を知っておくことは、とても大切です。
家の中でできる回復法、外でもできる回復法、移動時にできる回復法など。
「こうしたら自分は癒されて疲れが軽減されるんだ」「こうすれば気分がラクになるんだ」など、知っていれば多少の疲れには対応できるようになるでしょう。
怪我や体調不良の時と同じで、対処法を知っていれば焦ることもありませんし、安心材料にもなります。
自分なりの回復方法を知っていれば、気持ちがラクになって疲れにくくなり、良いループが生まれるでしょう。
自分の体調の波をありのまま受け入れるようにする
不調を我慢して他人の仕事を引き受けてしまったり、無理に明るく振舞ったり、そうやって自分を押さえつけるのはやめましょう。
我慢をしてしまうと、余計にストレスがかかり、さらに体調が悪化する可能性が高くなります。
不調は疲れの延長にありますので、疲れたらすぐに休むことが大切です。
今は体調が悪いから、○○を頼んでもいいですか?
少し頭が痛いので、病院に行きたいと思います。○○の作業は後からでもいいでしょうか?
このように、自分が不調であることは隠さずに周囲を頼るようにしましょう。
逆に、自分の調子が良い時には、自分が疲れ過ぎない範囲で周囲の手伝いをしたり、仕事を進めたり、体調の波には逆らわず、うまく付き合っていけるように意識しましょう。
人付き合いには「境界線」を引いてみる
誰と接する場合でも、自分のすべてを話して相手のすべてを分かろうとするのはかなり難しく、疲れがたまりやすくなってしまいます。
そこで人付き合いには「境界線」を引いて適度な距離感を保ち、過度な干渉は避けるようにしましょう。
かといって、「境界線」を引く、というのは相手を遠ざけることではありません。
どちらにも依存しすぎず突き放しすぎず、かける言葉や態度などを意識することが大切です。
自分は自分、他人は他人、考え方が違うのは当たり前で、価値観が違うのも当たり前です。
うまく「境界線」が引けるようになれば、他人の仕事を押し付けられることや家族との衝突、恋人との喧嘩もなくなり、ストレスの軽減につなげることができるでしょう。
気持ちが暗くなるようなニュースや情報は遮断する
HSPさんは他人の気持ちにとても左右されやすい傾向にあります。
たでさえ疲れているのに、悲しいニュースや怒りのニュースを見てしまうと、さらに気持ちが落ち込んで疲れてしまいますよね。
ニュースを見て情報を仕入れるのは大切なことではありますが、疲れている時にはできるだけ見ないようにしたり、ネットで見る方は、詳しい内容には触れないようにして、情報を遮断するようにしましょう。
朝起きたら散歩して日光を
朝起きたら一時間以内に、15~30分散歩をして、日光を浴びるようにしましょう。
まず散歩によって、セロトニン神経が刺激されます。
起きてすぐにセロトニン神経を刺激すると、体内時計がリセットされ、夜にしっかり眠くなるので規則正しい生活につながります。
また日光を浴びることによってビタミンDが生成され、15~30分の散歩で一日分の必要量を生成することができます。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進させたり、免疫の機能を調節したり、健康な体作りに重要な働きを担っています。
散歩をするのも週に1、2日だけでも効果があります。
散歩に出るのがつらいという方は、ただ日光浴をするだけでも構いません。
健康的な生活が送れるように心がけ、疲れにくい体を作っていきましょう。
サプリメントを服用して体のバランスを整える
サプリメントの服用によって、自分に不足している養分を補うことができます。
例えば…
- GABA
- GABAとは、普段から体内に存在しているアミノ酸のひとつ。
- 交感神経の働きを抑えることで精神を安定させ、ストレスを緩和する。
- ビタミンD
- カルシウムの吸収を促進し、免疫の機能を調節する。
- 精神的病の発症を防ぐためにも有効。
- アシュワガンダ
- ストレスへの抵抗力を高める効果がある。
- 体力や免疫力を高める効果がある。
最近では、これらの他にも様々なサプリメントが売られています。
自然に摂ることが難しいようであれば、サプリメントから養分を摂取することもひとつの方法です。
忙しい方でも、無理せず簡単に補うことができますので、ぜひ活用してみましょう。
5.根本からHSPに向き合うための考え方
HSPに向き合うことで自分を知り疲れの根源に気が付くことで、疲れにくい自分づくりに役立てましょう。
HSPに関する書籍や記事を読んで理解を深める
HSPに関する知識を身に着けることで、自分の行動や考え方に納得でき、自分との付き合い方が上手になる効果が期待できます。
私も、HSPのことを知る前は、「なんでこんなことを考えるんだろう」「どうしてこんなに気にしてしまうんだろう」とよく悩んでいました。
しかしHSPのことを調べて理解してからは、そういったことで悩むことも減り、少しずつ自分を前向きに捉えられるようになりました。
HSPさんのことを詳しく書いている書籍を紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
HSPの心理学: 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」
https://www.amazon.co.jp/dp/4760821880
HSPの人がどのように生きづらさを解消しているか知る
HSPさんの仲間を作ったり、SNSで検索したりして、周囲のHSPさんがどのように生きづらさと戦っているか知りましょう。
そうすることで、自分にも適用できる解消法を見つけることができるかもしれません。
実際に私はTwitterで仲間を見つけ、ストレスの発散法や癒しのレパートリーを増やすことができました。
本を読んでそういった解消法を見つけるのもいいですね。
きっとどこかに、自分に最適な解消法があるはずです。
HSPであることによって自分が何に困っているか知る
自分がHSPだと思ったら、それによって困っていることを知りましょう。
私の場合は、「仕事が断れない」「友達の頼みを断れない」ことでした。
自分の困りごとを知ることができれば、それにどう対処するかを考えることができます。
自分がそういったタイプの人間だということにはなんとなく気が付いていたのですが、きちんと理解してからは、無理に頼み事を引き受けることもなくなりました。
何に悩んでいるのか、困っているのか、今一度自分に問いかけてみましょう。
同じ状態で苦しんでいる人の存在を励みにする
SNSには、HSPであることに苦しんでいる人が多くいます。
Twitterなどで仲間を見つけ、その人達の苦しみに共感することで、自分はひとりではないと思えるのではないでしょうか。
HSPであることを家族などに言えない場合はもちろん、言えても理解してくれないのはつらいことですよね。
そんな時、ひとりで抱え込むのではなく、一人じゃないと思えることは、生きていくうえで励みになるはずです。
自分と他人は別の存在であることを認識する
「境界線」の話と似ていますが、自分と他人が全くの別人であるということはしっかり理解しておく必要があります。
趣味が合う、考え方が似ているからと言って、自分と全く同じ人間ではないですよね。
価値観や考え方で、異なる部分はもちろんあります。
それを理解しておかないと、分かってもらえないと怒ったり、自分には理解できないことをされて悲しんだり、そうして疲れの要因が増えていってしまいます。
他人なのだから理解できないのは当たり前です。
良好な関係を続けていくためにも、別人であることを認識したうえでうまく付き合っていきましょう。
HSPを楽しむ
HSPであることを楽しむことができれば、今よりもっと気楽に生活できるのではないでしょうか。
仲間を見つけてHSPあるあるで盛り上がったり、自然に触れて五感をフル活用して癒されてみたり、HSPさんだからこそ気が付けることはたくさんんあります。
五感や感情が人より敏感であることを利用して、自然に触れて芸術を楽しみ、趣味をより深めていきましょう。
他人に期待しすぎない
HSPさんは、他人に自信がないという方が多い傾向にあり、その分他人に期待してしまうようです。
期待すること自体が悪いという訳ではありません。
期待しすぎることが、良くないのです。
期待しすぎた分、がっかりしたり喜んだり、感情の起伏が激しくなって、より疲れてしまいます。
人は簡単に変えることができません。しかし自分は変えることができます。
期待しすぎずに、適度な信頼を持って接するように心がけましょう。
6.まとめ
自分なりの疲れの取り方や習慣、見つけられたでしょうか?
HSPさんはどうしても疲れやすい性質にあります。
自分に合った方法を見つけ、自分を理解し、うまく付き合っていけるようになりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント