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HSS型HSPの働き方〜適職の探し方と仕事への向き合い方〜

近年HSPという言葉が、多くの方に認知されてきました。

そしてHSPの中でも、多くの矛盾を抱えて生活しているHSS型のHSPの方々は、

チルティ

「自分にあった仕事がわからない」
「仕事に就けても続けていく自信がない」
「苦労して仕事についてもすぐ転職してしまう」

このような思いを抱いているのではないでしょうか。

この記事では

  • HSS型HSPの特徴
  • HSS型HSPが仕事が長続きしない理由
  • HSS型HSPに向いている仕事50選
  • HSS型HSPに向かない仕事10選

を解説します。

また、「HSS型HSPで働いていくことができるのか不安・・」という方へ、

  • HSS型HSPの仕事の探し方
  • HSS型HSPの仕事への向き合い方

についても紹介していきます。

この記事を読めば、HSS型HSPである「自分にあった仕事」の見つけ方が分かるはずです。
最後までお読みいただけると嬉しいです。

目次

HSS型HSPとは

HSS型HSPとは、HSPの中でも刺激を求める傾向にある人のことを指します。

HSSとはHigh Sensation Seekingの略で、刺激追求型と呼ばれることもあります。

実はHSS型やHSEという言葉は、多くの研究を踏まえて科学的に立証されたものではありません。(意外ですよね)

とは言っても、外向的なHSPさんや刺激を追求するHSPさんがいるのも事実です。

心理学で最も立証されている性格理論のひとつ、ビッグファイブ理論には「外向性」「開放性」という指標があります。

この検査で外向性が高いと出たHSPさんはHSE、開放性が高いと出たHSPさんはHSS型HSPと言えるかもしれません。

HSS型HSPの特徴

よく言われる表現だと「アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる」ような矛盾を抱えていると言われます。

HSS型HSPとは、「外部からの刺激に対して非常に敏感だけど、刺激を求めずにはいられない」といった矛盾を抱えた存在なのです。

そんなHSS型HSPの特徴を矛盾も含め説明していきます。

HSS型HSPの研究は多くないため、「このような個性があると言われている」といった内容ですので、参考程度にとどめておいてください。実際には、HSP以外の様々な性格要素も絡み合い、一人一人の特徴や強みは変わってきます。

好奇心旺盛で刺激を求める

HSS型HSPは常に好奇心旺盛で多くの刺激を自ら求める傾向が強いです。

しかしHSPと同様、刺激がストレスとなるため、時にひどく疲れ、傷ついてしまうこともあります。

<具体例>

  • 様々な刺激を求めて行動する ⇄ 新しい環境や物事がストレスとなり疲弊
  • 外に出かけるのが好き ⇄ 人ごみにぐったり
  • 新しいものが好き ⇄ すぐ飽きる

初対面で打ち解けるのは得意

好奇心旺盛なHSS型HSPの人は、多くの刺激を求め初対面の方と打ち解けるのは比較的得意な傾向があります。

自分の知らない知識や、話をすることが楽しいからです。

その一方、次第にHSP気質の繊細さが顔を出し、相手の表情などを深読みしてしまいどっと疲れがきてしまうことがあります。

<具体例>

  • 多くの人と関わりを持とうとする⇄人に疲れる
  • 初対面で打ち解ける⇄2回目から疎遠になりがちで相手に勘違いされる
  • いろんな事を話すのは好き⇄盛り上がり長時間話すと疲れる

発想力と行動力がある

HSS型HSPは好奇心旺盛の為、多くの知識がある傾向にあります。

その為、他の人と違う角度のアイデアや今までなかった斬新なアイデアを出せることがあります。

そして「これだ!」と思った意見があればすぐ行動に移すことができます。

しかし上手くいかなかった時はもちろん引きずりますし、少しでも引っかかることがあると逆に気になってなかなか行動に移せないこともあります。

<具体例>

  • こうと思えば即行動​​⇄些細なミスは引きずる
  • やってみなくちゃわからないと思う ⇄いろいろ想像すると踏み出せない
  • 自分のヒラメキの素晴らしさに感動する⇄実行にうつせないひらめきがたまっている

物事に熱中しやすい

HSS型HSPは、物事にハマってしまうと熱中になりやすく頭から離れなくなりがちです。
一度興味を持つととことんその事を調べ、研究しのめり込む傾向にあります。

しかし好奇心旺盛で新しい事が好きなため、他のことに興味が湧くと意識が移ってしまいます。

<具体例>

  • 集中力があってのめり込む⇄すぐ飽きる
  • ゲーム等でかなりの実力者になる⇄他のゲームに興味を持ったらそっちにいく
  • 一つのことに集中する⇄新しいこともやりたくなりパンクしがち

自分を見失いがち

多くの刺激を求め、多くの人と関わりを持つ中で、自分の「特性」や「気持ち」を隠しがちになると言われています。

上手く刺激に向き合おうとするあまり、自然と自分の本心や気持ちを押し殺してしまう為です。

そうではないのに、周りからは明るく社交的と勘違いされることもあります。

<具体例>

  • 自己肯定感は低い⇄心のどこかに自信もある
  • 自虐ネタを披露する⇄いじられると傷つく
  • はたから見ると元気で外向的で社交的⇄多くのストレスを隠している

このようにHSS型HSPには多くの矛盾する特徴があると言われています。

HSS型HSPについてさらに詳しく知りたい方向けに、下記の記事も用意していますので、ぜひ見てみてください。

なぜ仕事が長続きしないのか

HSS型HSPは前述のように、矛盾した特性を持っている傾向があります。

その為、多くの方が仕事が長続きせず悩んでいるのではないでしょうか。

次はHSS型HSPの特徴が仕事にどのような影響を与えるか説明していきます。

一つの仕事、組織にとどまれない

何度も述べているように、好奇心旺盛で刺激を求めるのが一番の特徴であるHSS型HSP。

ルーチンワークなど、変化がない仕事は、飽きてしまいモチベーションが下がります。

HSS型HSPの人にとって、変化がない仕事は大きなストレスや他に刺激を求めることになるので、仕事が長続きしない傾向にあります。

事務やデータ入力など、HSPの人に向いていると言われている仕事でも、刺激を求めるHSS型HSPの人にとってはストレスに感じるかもしれません。

また仕事内容だけでなく、常に事務所にいる仕事や、毎日顔を合わせる人が同じ職場も、新しい刺激が欲しくなり物足りなさを感じてしまいます。

熱しやすく冷めやすい

興味を持つと没頭するため、他の人より商品の知識などは深くなる傾向があります。

営業活動などでは、多くの人と関わりを持つ事を求めるためHSPの人よりも苦にならず、仕事の成績も良いHSS型HSPの方もいらっしゃると思います。

しかしふとした時に、人と関わることにストレスを感じたり、他に興味が移ると、あっという間に転職したり仕事をやめたりしてしまいます

他の方からみたら、商品に詳しく仕事も上手くいっているように見えるのに急にやめることがある為、「変わり者」と思われてしまうのかもしれません。

チルティ

HSS型HSPは、自分がこうしたい!と思ったらすぐ行動する傾向があるので、同僚や家族から理解されない辛さがあると思います。

休息のコントロールができない

また仕事が続かない理由として、1人になる時間がなく、休まらない事があります。

HSS型HSPの方は社交的に見えるので頼られやすく、多くの頼みごとやプライベートの誘いを受ける傾向にあります。

HSP気質ももちろん持ち合わせている為、上手く断れず、結果的に無理をすることになり、仕事が続かなくなってしまいます。

人間関係

人との距離が近い職場も、仕事が続かない原因になります。

HSS型に限らずHSPの人にも当てはまりますが、音や匂い、人の視線や感情にも敏感です。

職場のスペースが狭かったりすると、キーボードを打つ音や、他の人の体臭、話し声なども気になってしまいます。

周囲に焦っている人がいれば、自分も焦るようになるなど、他人の感情にも影響をうけやすいです。

仕事で上司からプレッシャーを掛けられたり、ちょっとした注意を受けたりと、人から「気にし過ぎ」と言われるようなことでも、本人にとっては辛いものです。

HSS型HSPの人には、気質を理解してもらえる職場かどうかも、重要な要素です。

HSS型HSPに向いている仕事・向かない仕事

では実際にHSS型HSPにはどのような仕事が向いていて、どのような仕事が向いていないのでしょうか。

一般的に言われている、「向いている仕事」と「向かない仕事」をあげていきます。

あくまで一般的な傾向を踏まえて、世間で言われている程度のものです。「向いている仕事に今ついているから良かった」とか「向かない仕事に今ついているから転職したほうがいいかな・・」と捉えてしまうと、むしろ外れることも多く危険です。あくまで参考程度にご覧ください。

後述しますが、「HSS型HSP=これが適職」というものではなく、他の気質や性格も含めた自己分析をしてはじめて、一人一人にあった仕事がみつかります。

向いてる仕事50選

〜人の心や体のケアに関わる仕事〜

カウンセラー | 臨床心理士 | セラピスト | マッサージ師 | 医師 | 看護師 | 介護士 | エステティシャン | 整体師 | 占い師 | ヨガインストラクター | ジムトレーナー

〜動物や植物に関わる仕事〜

トリマー | ドッグトレーナー | ペットシッター | 獣医 | 動物園、植物園飼育員 | 農業 | 林業 | フラワーコーディネーター | 花屋 | 造園師

〜在宅ででき独創的な仕事〜

プログラマー | エンジニア | webデザイナー | webマーケター | サーバーネットワークエンジニア | グラフィックデザイナー | 動画映像クリエイター | CGデザイナー | 脚本小説家 | 絵本作家 | 画家 | 漫画家 | ゲームクリエイター | カメラマン | ハンドメイド作家 | コピーライター

〜黙々とできる仕事〜

家事代行 | 倉庫作業 | 新聞配達 | 警備員 | 図書館司書 | タクシードライバー | 事務 | 経理

〜変化があって刺激的な仕事〜

営業 | ツアーコンダクター | 企画開発職

このようにHSPの気質である共感力の高さや、HSS型の気質である好奇心旺盛さが活かせる仕事が一般的には向いていると言われています。

向かない仕事10選

〜ルーティンワークで刺激の少ない仕事〜

事務職 | ライン作業 | 銀行業 | 宿泊業 | オペレーション業務 | 窓口業務

〜上下関係や古い慣習の仕事〜

建設業 | 自衛隊 | 警察 | 保険証券会社

向かない仕事には、このような仕事が一般的にあげられています。

ではHSS型HSPの人は、上記にあるような向かない仕事を避け、向いている仕事に就けば問題ないのでしょうか。

きっとそうではないと思います。

なぜなら、一人一人の個性はHSS型HSPという言葉だけで一括りにできないからです。

HSS型HSPの仕事の探し方

HSS型HSPの人の中には、コミュニケーションを取るのが好きで人を巻き込んで仕事をするのが得意な人もいれば、黙々と仕事をするのが得意な方もいます。

決してHSS型HSPという一括りで「適職」を探すことはできないということです。

ではどうすればいいかというと、まずは自分を知ることです。

自分は何が得意で何が苦手なのかをしっかりと把握した上で自分にあった仕事を探すことが大切になります。

ここでは、HSS型HSPで働き方に困っている方がどのように「適職」を探せばいいのか順番に説明していきます。

HSPを正しく理解

近年急激に「HSP」という言葉がテレビやネットに取り上げられるようになり、認知が広まっています。

HSP気質の人がいるということが広まることはいいことである一方、間違った解釈や捉え方で広まってしまっているという部分も少なからずあります。

<具体例>

  • 「自分はHSPだからと発達障害、ADHD、うつ病ではない」という誤った認識をし、正しく病院や支援を受けなくなってしまう
  • 「HSPは人の心が読める」「HSS型HSPは天才だ」などど優れた人種であるかのように思い込み、差別的発言をしてしまう

そもそもHSPは心理学用語ですが、まだ研究段階で正確なことがわかっていない部分があります

現在「HSP」について言われていることは環境感受性が高い人であるということです。

https://www.japansensitivityresearch.com/about-sensitivityより引用

このグラフで示されている「環境感受性が高い上位約30%」を、HSPとラベリングする研究が多いです。

そのため、よく言われる「緊張しやすい」「凹みやすい」=HSPではなく、「感受性が高いため緊張しやすかったり凹みやすい傾向にある」程度の関連性です。

HSPの中にも、「人と関わるのが好きなHSP」「話好きなHSP」「個人作業を好むHSP」など多くの個性を持った方がいます。

なのでまずは、「自分はHSPだから」という一括りで考えるのではなく、何が得意で何が苦手なのかを自己分析で把握することが大切になってきます。

HSPにおすすめな自己分析

では実際にどのように自己分析をしていけばいいでしょうか。

ここでは、私も実践している「自己理解プロファイル」という手法を紹介します。

自己理解プロファイルとは、性格検査とキャリア分析を掛け合わせて自己分析をする手法です。

性格検査により下記を満たし、

  • 自分の本質を知る
  • 自分の性質を「数値」「タイプ」で可視化できる
  • 性格の全体像を把握できる

キャリア分析では下記を補完することが出来ます。

  • ・具体的な環境下に置かれた時の自分の強みを把握
  • ・エピソードができ、納得感、説得力もアップ

そしてなぜ性格検査とキャリア分析を組み合わせるかというと、正確性と網羅性を高め、より深く自分の強みと苦手を把握できるためです。

上記のように掛け合わせることで、自分の強みとして活かす部分と、苦手で避けるべき部分が浮かび上がってきます。

性格検査

性格検査では、「Bigfive test」を行います。

Bigfive testとは、「人間の基本的な性格は5つの要素から成り立つ」とするビッグファイブ理論に基づき、5つの要素から成り立つ性格をさらに30個の要素に分解し、性格を分析します。

このテストを通して、まずは、自分の性格を細かく可視化し自己理解を深めます。

キャリア分析

キャリア分析では「モチベーショングラフの作成」と「STAR分析」を行います。

まず「モチベーショングラフの作成」です。

自分の人生の中で充実して幸せだった時TOP5と、辛く悲しかった時TO5を探し当てます。

その10個の「特異点」を詳細分析することで、過去の人生から自己分析を掘り下げることができます。

STAR分析

モチベーショングラフで見つけた特異点のSTAR分析を実施します。
STAR分析とは、過去の出来事を下記の点で思い出し、書き出すフレームワークです。

過去の出来事、経験から、自分の強みやモチベーションの源泉、弱みや避けるべき状況も特定できます。

  • Situation
    最初に概要や状況を述べます。具体的なシーンを述べることが大切です。
  • Target&Task
    自分が解決しようと思った課題や、取り組もうと思った目標について述べます。因みにTargetは「目標」を意味し、Taskはそれを自分の「任務」とするという意味です。
  • Action
    具体的にその課題解決や目標達成のためにとった行動を述べます。行動は、チームで取り組んだことや、相手に対して働きかけたことが望ましいです。
  • Result
    その結果、どういう成果を生み出したのか、それは、今までとはどう違うのかを伝えます。また、その結果としての自分の学びや成長を伝えます。

「モチベーショングラフ」と「STAR分析」を用いることで、性格とは別の、今までの経験の中で培った強みや、実際に苦手だった分野を可視化することができます。

MBTI性格検査

専門家しか実施できない、性格をタイプ分けする国際規格に基づいて世界で最も用いられている性格検査のひとつです。

心理学者ユングの類型論をベースに作成され、自己理解や他者理解、キャリアカウンセリング、教育等の場面で導入されています。

以下4つの指標を基に、「心の利き手」を見つけ出し、組み合わせて16の性格タイプとして分類します。

  • エネルギー、関心の向き(外向or内向)
  • ものの見方、情報の取り入れ方(感覚or直観)
  • 判断の仕方、結論の導き方(思考or感情)
  • 日常の過ごし方(判断的態度or知覚的態度)

この性格検査は専門家しか実施できず、専用の書籍とシステムが必要です。

自己理解プロファイルの完成

上記のワークを通して、自己理解プロファイルが完成していきます。

具体的に「どういう職種なら強みを活かせるのか」「どういう環境ならストレス少なく働けるのか」を導き出すことが出来ます。

このブログを運営している株式会社Tealsには、先述のMBTIの専門家が所属しており、かつこの自己理解プロファイルの手法も自社で考案したものです。

私も、「Tealsホーム」というコミュニティで自己分析を進めているのですが、最終的には、下記のようなシートが完成します。

こういった自己理解やキャリアのサービスは、数万円以上する高額なものが多いですが、「Tealsホーム」は990円で入会できますので、興味がある方は一度詳細を見てみてくださいね。

仕事を探す 

HSPを理解し、自己分析ができたら実際に仕事を探していきましょう。

自分の長所短所、個性を把握し、興味のある分野に絞ると自ずと形は見えてくると思います。

ここまで自己分析をしていくと、決して世間で言われている「HSPに向いている仕事」が全て当てはまるわけではないということがよくわかると思います。

例えば、下記のように思えるといいですね。

チルティ

「自分は集客するのが苦手だから、HSPに向いていると言われがちなカウンセラーで独立するのは難しいが、細かい作業や小さな目標を設定してコツコツやるのが得意」

「HSPには向いていないと言われがちだけど、工場のライン作業ならできそうだし、意外と待遇がいいらしいし、見てみようかな!」

HSS型HSPはあくまで要素の一つ。喋るのが得意な人、黙々と作業が好きな人、新しいアイデアを考えるのが得意な人など、20人いたら20個の個性があると言えます。

キャリアの選択肢も、実は「転職」「フリーランス」「障がい者雇用」「独立」など幅広いので、可能性が無限に広がっていますよ。

ちなみに、HSPがあつまるコミュニティ「Tealsホーム」には、キャリアカウンセラーや転職エージェント、先輩フリーランスの方に気軽に相談できる仕組みも整っています。

HSS型HSPの仕事の向き合い方

HSS型HSPの仕事の探し方について述べてきました。

上記のような分析で自分の気質、性格にあった仕事を見つけてもらえたら大変嬉しいです。

しかしもちろん、仕事は見つけて終わりではありません。
せっかく自分の適職を見つけたからといって、全てが上手くいく訳ではありません。

なので最後にHSS型HSPが、仕事をしていく上で大切な向き合い方をお伝えしていきます。

仕事とプライベートのバランス

自分にあった仕事ができるなら、次はプライベートとのバランスです。

3-3で述べたように、HSS型HSPの方は社交的であるがゆえに、多くのお願い事をされたり、休日の誘いを受けることが多くあると思います。

HSPですので、誘いやお願いを断るのが難しい方も多いと思います。

チルティ

なので、周りに元気で社交的と思われても、自分の中で
「人よりも疲れやすい」ということは忘れないでください。

かといって刺激がなくなるのもよくないので、自分の体調や状況をしっかり考えながら過ごしていただきたいです。

<対応策の例>

  • 刺激の多い仕事(営業など)の時は、できるだけ休みの日は家でゆっくりする。
  • 刺激の少ない仕事(事務など)の時は、休日は職場の人や1人で出かける。
  • 二連休を取れる時は、活発に動く日としっかり休む日と分ける

刺激と休憩のバランスは人によって変わるので、皆さんにあったバランスを見つけていただけると嬉しいです。

得意分野を活かせる環境

HSS型HSPの方は、興味を持ち熱中できれば、他の人と比べてものすごい速さで経験や知識を積んで成功に近づく傾向にあります。

自ら進んで、知識やスキルの習得に取り組み、会社に欠かせない存在になれます

自分の得意分野で夢中になれる仕事を、ストレスがなるべく少ない環境でやれるのが理想です。

そうすれば、HSP気質のない方よりも十分に活躍できる可能性があります。

<HSS型HSPにとっていい環境の例>

  • ある程度の裁量権がある
  • パーソナルスペースがあり、社員の距離感が近すぎない
  • 休日や退社後の社員行事がない
  • 評価制度が明確で、成果をしっかり評価してくれる

自分を知る

HSS型HSPの仕事の探し方と重複する部分がありますが、やはり自分を知るということが一番大切になります。

自分が得意なこと苦手なことをしっかり把握し、可能な限り得意なことに関わるようにしてください。

仕事をする以上、苦手な場面も出るかと思いますが自分の苦手な事を知っていれば前もって対応もできるかと思います。

また長所短所だけでなく、自分の限界や自分の気持ち、自分のリラックス方法などを把握することも自分を知るということです。

ついつい周りにいい顔をしてしまいがちなHSS型HSPさん。
本当の自分にも寄り添い、労ってあげてください。

また、HSPと発達障害、うつ病などとの関連性も研究されており、人によってはその要素も踏まえたうえで、「自分を理解する」ことが重要です。

最後に

ここ数年でHSS型HSPに限らず、HSPという言葉が急速に世に広まりました。

HSPという言葉を知り、今までの違和感の答えがわかりスッキリした人、HSPとわかったもののどうすればいいかわからない人など多くの人がいると思います。

HSPという言葉は心理学用語でありまだまだ研究段階です。

よく言われる「HSPは◯◯だ」というのが全員に当てはまる訳ではありません。
1人1人性格や気質、短所長所は違います。

なので、一人一人が性格検査やキャリア分析を通して自分の資質を知って、それを磨き活かすことが一番大切だと思います。

是非皆さん、まずは「自分」を知ることから始めてみてください。
きっとそこから自分の道が見えてくると思います。

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この記事を書いた人

大学卒業後、営業職に勤めるも生きづらさを感じ退職。退職後生きづらさについて調べていると「HSP」という言葉に出会う。その後は、就職することに恐怖を感じたり、人と会うことを避ける時期もあったが、次第に「HSPの自分」を受け入れるようになり、HSPの気質を生かしたいと考え、カウンセリングの資格などを取得。
現在は、HSPの方が、少しでも生きやすい環境を作るために活動中。

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