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HSPの仕事あるある|出勤から帰宅まで、心がすり減る瞬間(30選)とその対策

仕事中に「しんどいな」とよく感じていませんか?

HSP(繊細さん)が感じる「仕事のしんどい場面」は意外と多いです。

こゆき

「ちょっとしたこと」が気になって疲れてしまうけど、
周りの人は平気そう……そんな経験はありませんか?

本記事では、「出勤から帰宅まで、心がすり減る瞬間(30選)とその対策」をまとめました。

  • 出勤前から疲れてしまいませんか?
  • 業務中は、色んな理由で心がすり減りますよね。
  • 休憩中は、一人で静かに過ごしたい……。
  • 帰宅後は、もうぐったり……。

今回は、仕事で悩むHSPの方向けに、
仕事での”あるある”とその対策について具体的に紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

チルティ

”あるある”を共感してもらえると嬉しいな。

目次

【出勤】朝からすでに疲れてしまう……

始業前から疲れてしまった経験はありませんか?
会社が遠いと特に、HSPさんにはつらいかもしれません。

ここでは、始業前の疲れる場面のあるある5選を紹介します。

通勤電車~人混み、音、匂い~

HSPさんは、視覚・聴覚・嗅覚など、あらゆる感覚に対して敏感な傾向があります。
そんなHSPさんにとって、朝の通勤電車はまさに「五感への総攻撃」と言えるかもしれません。

・まず、ぎゅうぎゅう詰めの人混み。

 パーソナルスペースが保てないので、心がすり減るような感覚になってしまうことも。

 誰かの荷物が当たったり、無言で押されたり、小さなストレスが積み重なります。

・さらに、電車内は雑音にあふれています。

 車内放送のアナウンス、他人の咳払い、スマホの電子音、ドアの開閉音など、音の刺激が多いです。

・加えて、香水や洗髪料の匂い、空調機の匂いなど、嗅覚への刺激も絶えません。

こゆき

会社に向かう途中でもう疲れてしまいます。

チルティ

電車通勤ってしんどいよね

職場の人とバッタリ会ってしまう

  • 「駅で同僚に会ってしまった」
  • 「乗り換えの時、先輩を見かけた」
  • 「会社近くのコンビニに寄ったら、上司とバッタリ」

HSPさんは、会社では気を遣って過ごしている場面が多いです。

朝はまだスイッチが仕事モードに切り替わっていないタイミング。

そんなタイミングで会社の人に会うと、どう対応するか悩んでしまいますよね。

こゆき

「おはようございます」だけ言う?
「今朝は寒いですね」なんて世間話をするべき?

……そんな考えが頭をぐるぐるします。

チルティ

朝からそんな考えが浮かぶと、ほんの少し、疲れちゃうね。

出勤が早すぎる/始業時間ギリギリに行く

出勤時間についても、こんな傾向はありませんか?

  • 早めにつかないと心配で、不必要に早すぎる時間に出勤してしまう。
  • 逆に、人と顔を合わせるのが気まずくて、あえてギリギリの時間に出勤してしまう。

HSPさんは「周囲に迷惑をかけたくない」「ちゃんとしなきゃ」といった思いから、
早めに出勤する方も多いと思います。

逆に、気まずさ回避のためにギリギリに出勤する方もいるのではないでしょうか。

早すぎると朝の雑談で疲れてしまうし、
遅すぎると遅刻が心配になるよね。

こゆき

私はギリギリに出勤してしまいます。
始業前の雑談って、まだ眠気もあって、上手に答えられないんですよね。

ちょうどいい時間に着きたいだけなのに、それが一番難しい……、
そんなふうに感じている方は、意外と多いのではないでしょうか。

出社前のチャット通知を見たくない

出社前にスマホに社内チャットが届いて、気分が沈み、足取りも重くなる。

……そんな経験はありませんか?

HSPさんは、他人の感情の動きやちょっとしたニュアンスにも敏感です。

例えば、上司からの短いメッセージにトゲを感じたり、「出勤後、至急対応お願いします」などのメッセージにプレッシャーを感じてしまったり。

だから、始業前にメッセージが来ると、しんどいですよね。

特に、

「昨日の自分の対応、良くなかったかな?」

そんな不安が残っている日にメッセージが来ると、何が書かれているのか嫌な予想が広がってしまって、

「うわぁ、開けたくない……」と思います。

チルティ

いらない心配という場合も多いんだけどね。

こゆき

取り越し苦労で疲れてしまうの、やめたいです。

可能であれば、就業時間以外は、社内チャットを見ないようにしてみましょう。
気持ちが揺さぶられる状況を回避できますよ。

挨拶だけでひと仕事

「おはようございます」

たった一言なのに、声の大きさやテンションが気になってしまう。

……そんな経験はありませんか?

また、挨拶した時の相手の反応を見て、

チルティ

「機嫌が悪そう、何かあったのかな」
「もしかして体調悪い?」

そんなふうに思考が巡ってしまうのでは?
あまり情報を得たくないので、極力あっさりした挨拶をするようになることも。

こゆき

私は朝座席に着いたら、
宙を見つめながら周囲に向けて
「おはようございます!」と言ってます。

あまり表情は見ないようにしていて、
そのままそそくさと仕事に取り掛かります。

チルティ

自分に合った挨拶の仕方でいいんだよ。

【業務中】音や刺激に驚いてしまう。気付いたら大量の仕事を抱えている。

チルティ

HSPさんは業務中も疲弊してしまいやすいよね。

ここでは、業務中にどんな場面で疲弊するか、あるある15選をご紹介します。

こゆき

自分がどんな場面で疲弊するか、あらかじめ分かっていたら、
回避したり、「苦手だから仕方ない」と客観視したりして、
疲労を軽減できるかもしれません!

電話が鳴る音で毎回ビクッとする

静かなオフィスに突然響く、電話の着信音。

それだけで驚いてしまって、思わず身体が跳ねてしまう。

……そんな経験はありませんか?

HSPさんは、刺激に敏感で、突発的な大きな音にストレスを感じてしまいやすいです。
特に、集中しているときほど、突然思考に割り込んでくる音に驚く人も多いのでは?

こゆき

長年働いて、電話の音に慣れても、
集中しているときに突然鳴り響くコール音に
ビクッとしてしまうのは変わりませんでした。

チルティ

慣れで軽減はできるけど、完全に驚かなくなるのは難しいよね

また、

  • 「誰が電話に出る?」
  • 「私が出た方がいいよね?」
  • 「クレームだったらどうしよう……」

など、一気に思考がぐるぐる回ってしまいます。

チルティ

気まずさを回避したくて、
とりあえず率先して電話に出てしまう
HSPさんも多いんじゃないかな。

こゆき

気付いたら、自分ばかり電話を取るのが当たり前になるんですよね。
電話対応ばかりしていて、自分の仕事が全然進まない
……そんな日がよくありました。

可能であれば電話を取るのはほどほどにして、自分のキャパシティを超えないようにしてみましょう。

電話をかけるのが苦手

「あとで落ち着いたらかけよう」と思っていた電話、気づけば数時間が経過していた……。

HSPさんは、電話をかけるだけの行為に、たくさんのエネルギーを消耗してしまう方が多い印象です。

電話をかけるだけと言っても、

  • 電話をかける前に会話内容を整理して、会話のシミュレーションを繰り返しがち。
  • 相手の表情や雰囲気が見えないので、相手の反応を敏感に察知しながら会話。
  • 声のトーンや言葉遣い次第で、実際よりも相手の主張をキツく受け取ってしまう。
  • 相手は怒っていないのに、怒られているように感じてしまう場合も。
  • 電話が終わった後は、自分の対応に問題はなかったかなと会話内容を反芻。

そんな一連のプロセスに精神的にぐったりしてしまいます。

こゆき

相手の反応を見ながら会話するのが癖になっているから、
電話でも相手の反応を探ろうとしてしまって、
疲れてしまうんですよね。

チルティ

繊細なコミュニケーションをとるHSPさんにとっては、
苦手意識があって当然だね。

本当は、相手のことを思いやりながら会話するのは、長所なんだよ。

上司や同僚の独り言に驚く

「チッ!」

「くそっ、ふざけやがって」

「腹が立つ!」

こゆき

「ーーえ、今、私に話しかけてる?」

……突然聞こえてくる独り言に驚いた経験はありませんか?

独り言は、話しかけるようなトーンで発せられることが多いです。

しかも断片的なので、独り言なのか、話しかけられているのか、咄嗟に判断しづらいのが特徴です。

  • 恐る恐る「何かありましたか……?」と返すと、「いや、独り言」と言われる。
  • 独り言だと思ってスルーしたら、「話しかけてるんだけど」と言われる。

どちらであっても、しんどいですよね。

独り言がネガティブな内容であれば、

「私が何かした……?」「仕事の成果に問題があったのかな……」と気になってしまいます。

こゆき

ずっと独り言を呟いている人って、
癖になっているだけで、
悪気はないんですよね。

だからこそ、やめてもらえなくて、余計につらい……。

チルティ

できるだけ気にしないようにするけど、隣の席の人がずっとネガティブな独り言を呟いててつらいよ……。

仕事に集中できないのを理由に、席替えをお願いするのも有効です。
独り言が気にならない方に代わってもらいましょう。

上司や客の怒鳴り声が他人へのものであっても怖い

  • 会議室から、偉い人が誰かを叱責する大声が聞こえてくる。
  • 窓口から、客の叫び声が響いている。

自分が怒鳴られているわけじゃない。
でも、怖い。

……そんな経験はありませんか?

HSPさんの傾向として、他人の感情を引き受けてしまいやすいです。
そのため、自分には関係のない怒鳴り声でも、自分が責められているかのように感じてしまう場合も。

こゆき

自分が怒鳴られているわけじゃなくても、怖いんですよね。

チルティ

怒鳴り声が聞こえてこない仕事がいいね。

他人の機嫌の変化に敏感でソワソワする

  • 上司がピリピリしている、話しかけた方がいいかな?
  • 同僚がつらそう、相談に乗った方がいいかな?

そんなふうに悩んだ経験はありませんか?

HSPさんは、表情・声のトーン・しぐさなど、他人のちょっとした変化を察知する人が多いです。

  • 仕事に集中したくても、「空気が重い」「何とかしなきゃ」と考えてしまって、集中できなくなってしまう。
  • 周囲の関係性の機微を必要以上に背負い込んでしまう。

そんな傾向があるので、ギスギスしている職場は苦手意識を持ちやすいです。

こゆき

業務内容よりも、職場の雰囲気の方が働きやすさに直結してしまいます。

チルティ

和やかな職場で働きたいね。

急に仕事を追加されて、予定どおりに進まないのが苦手

HSPさんは、深く考える人が多くて、あらかじめスケジュールをしっかり考えて動く傾向があります。

そのため、「急な仕事の追加」にはストレスを感じてしまいやすいです。

急な業務を頼まれて、「今抱えている業務は……どうしよう、間に合うかな」と、思考がフル回転。

また、HSPさんは真面目で、完璧主義な方も多い印象なので、

「丁寧に仕事をしたい」「中途半端な仕事にしたくない」という思いが強い人も多いように思います。

予想外の仕事が入ると、全部を完璧にこなそうとして、ストレスを抱え込みやすいかもしれません。

チルティ

業務量に押しつぶされそうなときは、
完璧じゃなくても、手を抜いてもいいんだよ。

ひとつの失敗を延々と引きずる

HSPさんは、ちょっとした失敗でも、「迷惑をかけてしまった」と自分を責めてしまいやすい傾向です。

「信用を失ってしまったかも」

「事前に何とかすれば、防げたんじゃないか?」 などと思考がぐるぐるループします。

一日中落ち込んでしまったり、数日経っても思い出してしまったり。

チルティ

気にしちゃって、すぐには忘れられないよ……

こゆき

責任感が強いがゆえなんですよね。

「周りの人はみんな、自分のことで精一杯だから、誰も気にしていない」
と自分に言い聞かせると少し楽になるよ。

褒められても「このくらい普通」と思ってしまう

HSPさんは、繊細だからこそ、頑張り屋さんが多い傾向です。

でも頑張った成果などを褒めてもらっても、

「でもこのくらい普通なんじゃないか」と思ってしまって評価を素直に受け取れず、

注目されるプレッシャーで「次はもっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう場合も多いです。

本来、褒め言葉は努力への肯定であり、安心をもたらすはずのものです。

「ちゃんとやった自分」をちょっとだけでも認めてあげましょう。
ほんの少し、心が軽くなります。

人前での発言に緊張する

HSPさんは、内向型で、目立つのが苦手な人も多い印象です。

また、相手をよく見て会話するスタイルなので、人前で複数人に向けて発言するのは、

「ちゃんと伝わっているかな?」「この説明で大丈夫かな?」「聞いてくれているのかな?」

と、不安になってしまう傾向があります。

だから緊張するんだよね……

こゆき

相手が聞いてなかったら、話を続けるのもしんどいし……

研修で数百人相手に話した経験があるけど、
居眠りしてる人もいて、きつかったです……。

他人の仕事の粗(あら)に気がついてしまい、モヤモヤする

「あ、ここ誤記がある」「あれ、処理が抜けているかも」

そんなふうに気がつくものの、

「指摘するほどでもないかな? 業務に支障はあるだろうか……?」

「気づいてる? 気づいてない? 教えてあげるべき? いらないお世話?」

と葛藤してしまって、モヤモヤ。

……そんな経験はありませんか?

HSPさんは、細部に目がいきやすく、ちょっとした違和感に気づきやすい傾向があります。

また、他人の感情に敏感で、配慮しがちなため、
違和感に気づいても、それを伝えるかどうかで、悩んでしまいます。

でもそれは、“繊細な注意力”であり“責任感の強さ”で、長所でもあります。
そんな自分を責めないでくださいね。

メールや業務用チャットでの言葉選びに延々悩む

メールや業務用チャットで、

「この言い回し、分かりにくいかな」

「断定口調で伝えたら、冷たく感じる?」

「長すぎ? 短すぎ?」

そんなふうに悩んだ経験はありませんか?

文章だけのやり取りでは、相手の表情や声のトーンが分からないので、誤解されないように先回りして色々と考えてしまいます。

送信後も、返信があるまでソワソワしてしまう場合も。

こゆき

5分以上悩んでいたら、もうそのまま送ってしまう。
そんなルールを決めると楽かもしれません。

チルティ

最初に考えた文面と、悩み続けた末の文面は、
実はあんまり変わらないよ。

気づいたら仕事を大量に押し付けられている

  • つい、気になって、電話に出てしまう。
  • つい、仕事を引き受けてしまう。
  • つい、私がやれば丸くおさまると考えてしまう。

そんな積み重ねで、仕事を大量に抱えてしまうHSPさんはきっと多いと思います。

チルティ

他の人に押し付けるのが苦手で、
つい自分でやればいいと思ってしまうんだよね。

こゆき

頼み事をするのも苦手なので、
助けを求める前にパンクしてしまった経験があります。

まずは、自分を守ることを意識してください。
全部は引き受けずに、しんどいものは断っても大丈夫です。

チルティ

心苦しかったら、自分が潰れたら周りが困るから、
これも周りのため……。

そう心で呟いてみてね。

苦手な調整業務をなぜか振り分けられる

HSPさんは、人に気を遣って疲弊してしまいやすい傾向も。

でも、真面目で、人間関係の機微に気を配るのは得意なせいで、

率先してしんどい「調整業務」を割り振られてしまう場合も……。

こゆき

「同僚さんよりも、あなたに任せる方が安心だから」といって、
押し付けられる難しいお相手との調整業務……。

意味もなく怒鳴ってくる取引先のご機嫌伺いなんて、
本当は一番苦手なのに……。

チルティ

やってられないね……。

意見を聞いてもらえない

HSPさんは他者との調和を重んじる人が多く、強く主張したり押し返したりするのが苦手な傾向があります。

そのため、「そこまで強く言ってこないから無視しても大丈夫だろう」と思われてしまいやすいです。

また、物事を丁寧に観察し、慎重に言葉を選んで発言するため、

言い返すタイミングが遅くなってしまって、「もう決まったから」と聞いてもらえないなんてことも。

必要に応じて、「私は反対です」とひとこと言えるように心がけると、少し楽になるかもしれません。

同僚と比較して褒められても嬉しくない

「〇〇さんより丁寧だね」「△△さんと違って、しっかりしていて頼りになるよ」

そんな“比較つきの褒め言葉”に、モヤモヤした経験はありませんか?

HSPさんは、他人の感情や立場に敏感なため、

「自分が褒められる=誰かが否定される」という構図に無意識で反応してしまいやすいです。

一応褒められているので、真っ向から言い返すこともできなくて、

申し訳なさや気まずさを抱える結果になってしまいます。

こゆき

社内競争とか出世とかに興味がなくて、
誰かに勝ちたいという競争心もないので、
誰かを下げて褒められても、嬉しくないんですよね。

チルティ

僕も、僕のいないところで、
こんなふうに批判されているんだろうな……って思っちゃうよね。

HSPさんは周囲の言葉に流されず、「自分が自分をどう評価するか」を大切にすることが、心のバランスを保つ鍵になります。

【休憩・雑談】一人で静かにしていたい……

休憩時間なのになぜか疲れてしまったーーそんな経験はありませんか?

休憩時間を雑談に当ててしまうと、HSPさんにはつらいかもしれません。

ここでは、休憩中の疲れる場面のあるある5選を紹介します。

ランチは基本一人で過ごしたい

HSPさんにとって、一人で気分転換をする時間は大切です。

ランチは、仕事中にリフレッシュするための大切な時間。

でも、「一緒にご飯食べましょう」と言われてしまったら、嫌ではないし、断りにくいです。

また、昼休憩に雑談をするような職場は、少ししんどくなってしまうかもしれません。

チルティ

ランチも、雑談も、ちょうどいい頻度なら楽しいよ。

こゆき

私は、毎日になってしまうとしんどいと感じます。

程よい頻度で、一人時間を確保しましょう。

仕事に集中したいのに、雑談をふられる

集中して作業をしている、そんな時に限って、上司や同僚に雑談をふられてしまう。

……そんな経験はありませんか?

HSPさんは集中しているとき、完全に目の前の作業に入り込んでしまいやすい人も多い印象です。

そのため、話しかけられると、思考が一気に遮断され、リズムが崩れてしまいます。

さらに、他愛のない雑談でも、相手への配慮が働いてしまって、「ちゃんと反応しなきゃ」と気を張ってしまう傾向があります。

こゆき

業務に集中したいタイミングで、
10分おきに雑談をふってくる上司に苦しんだ経験があります。

上司としては、「雑談=部下のストレスケア」のつもりで、
「いいことをしている」認識だったので、
業務に集中したいと伝えてもやめてもらえなかったんですよね。

チルティ

そういうときは、上に言って、
席替えをお願いしてみるのがおすすめだよ。

管理職の方々は、職場全体の仕事がスムーズに進むこと
及び社員が潰れないことを大切にしています。

相談したら、席替えをしてくれる可能性が高いですよ。

「大丈夫?」と聞かれても困る

仕事を抱え込みすぎて、にっちもさっちも行かない。

……そんなときにかけられる「大丈夫?」の言葉。

でも、「大丈夫です」以外に返せない。

……そんなやりとりをしていませんか?

HSPさんは、相手の気持ちや場の空気に敏感で、「大丈夫?」と聞かれたときに、正解の言葉を探してしまう傾向があります。

こゆき

素直に大丈夫かどうかを答えるのではなく、
「今ここで求められる答えは何か?」と考えてしまうんですよね。

だからこそ、「気にかけてもらえるのは有り難いけれど、少し負担」という矛盾を抱えやすいです。

チルティ

大丈夫じゃないけど、そうは言いにくい……。

そんなときは、「まあまあです」みたいな曖昧な言葉で返してもいいと思うよ。

良かれと思って話しかけられるのが負担

仕事を引き受けてしまった後に、「その仕事、大変だね」

同僚と会話をしていた後に、「あの人ちょっと困るよね」

ーーそんな共感の言葉に、モヤモヤする。

良かれと思っているのが分かるからこそ、HSPさんは拒絶しにくくて、

苦笑いでスルーしてしまう場合があります。

こゆき

肯定も否定もしにくい声かけ、返事に困りますよね。

チルティ

状況に合わせて、自分のメンタルを守るために、
「そんなことありませんよ」と否定するのも大事だよ。

オフィスでの雑音が聞こえると休憩にならない

せっかくの昼休憩ーーだけど、オフィスではみんなが話していて、雑音がする。

もしくは、誰かの怒鳴り声が響いている。

そんな状況では、休憩時間であっても、休憩できません。

HSPさんは、「必要ないはずの刺激」でも拾ってしまいやすいので、雑音
ーー近くの会話、キーボード音、紙をめくる音などーーも拾ってしまって、気が休まりにくいです。

「せめてお昼くらい、静かな場所で過ごしたい」と思ったとしても、それは普通の考えです。

ぜひ、近くのカフェや公園のベンチなど、過ごしやすい場所を探してみてくださいね。

こゆき

私は休憩時間は音楽を聞いています。

チルティ

雑音が聞こえなくなるからおすすめだよ。

【帰宅後】疲れてしまって、たくさん眠ってしまう

帰宅後、ドアを開けて自宅に入った瞬間、ドッと疲れが押し寄せる。

……そんな経験はありませんか?

そんなふうに、帰宅して緊張がほぐれて初めて、自分がどれだけ疲れていたかに気づくのは、
HSPさんあるあるではないでしょうか。

そんなHSPさんの帰宅後のあるある5選を紹介します。

家に帰ってすぐにベッドに倒れこむ

帰宅した瞬間にスイッチが切れて、もう何もしたくなくなって、

夕飯は食べず、お風呂も入らず、ベッドに倒れ込む。

……そんな経験はありませんか?

HSPさんは、外では「ちゃんとしなきゃ」と気を張っている方が多いです。

その緊張が一気に解けるのが、“安心できる家に帰った瞬間”。

疲れすぎて何もできない自分を責めてしまうかもしれませんが、
それだけ一日頑張った証拠です。
そんな自分を褒めてあげてください。

こゆき

私は疲れきっていた時期、床に倒れ込んで寝ていた記憶があります。

チルティ

床で寝ちゃうと身体がしんどいよ。お布団で寝ようね。

あの一言、失礼だったかなとずっと反芻する

家に帰って、夕飯を食べて、お風呂に入って、ホッと一息……

そして安心したら、1日の出来事が思い浮かんで、

「あの一言、よくなかったかな……」なんて1日の反省会が始まってしまう。

こゆき

反芻してしまう場合は、頭を使うゲームなど、
なんでもいいので何かをして、気持ちを切り替えましょう。

チルティ

本を読んだり、アニメを見たりしてもいいかも!

嫌な出来事が頭から離れない

HSPさんは、感情や記憶を深く処理する傾向があるため、その場では我慢して流した内容でも、あとからじわじわと心に沁みてくることがあります。

そのため、特に“嫌な出来事”があると、普段以上に仕事が頭から離れなくなってしまいやすいです。

「もっと上手なやり方があったのでは」

「明日、クレームの電話が来そうで嫌だな」

「もっとこう返せばよかったな」

すでに終わったやり取りを繰り返し思い返したり、今後どうなりそうか予想してしまったり……。

しかもそれは理屈では止められないからこそつらいですよね。

「もう忘れよう」「気にしすぎかも」と思えば思うほど、
かえって意識がそこに向かってしまい、思考が止まらなくなる、なんて場合も。

でもそれはHSPさんの“優しさ”や“誠実さ”の裏返しです。
人との関係を大切に思い、仕事に誠実に向き合うからこそ、気にしてしまうのです。

好きなことにも手がつかなくなる

読書、アニメ、映画、ゲーム、裁縫、創作活動
……そんなあなたの好きなことですら、手につかなくなったら要注意。

メンタルが相当参ってしまっています。

定時で帰れたから、趣味を楽しみたかったのに。
休日だけは、好きなことをしていたかったのに。

そう思ってしまうかもしれませんが、それはただ心が「休息を必要としている」だけです。

多くのHSPさんにとって「好きなこと」は、落ち着いた状態で楽しめるもの。
だからこそ、「無理をしないで、たくさん眠る」選択がとても大切です。

「明日もまた同じようにしんどいのか…」と絶望する

お風呂を上がって、髪を乾かして、やっと寝る準備ができた。

早く休もうと布団に入ったけれど、明日の仕事について考えてしまって、頭が冴えてしまう。

チルティ

「寝て、明日になったら、また仕事……」

これまで紹介してきたように、HSPさんには仕事をこなす1日の中で、しんどいシーンがたくさんあります。

やっと家に帰ってきたのに、まだ疲労が回復しきっていないのに、寝たらまた仕事に行かないといけない。

明日について考えて、絶望してしまうーーそんなHSPさんも多いのではないでしょうか。

こゆき

寝ようと思うと、
明日起こるであろう嫌な出来事が頭に浮かんできて、
その対応をどうするかとか、事前に準備すべきことは何かとか、
考え始めてしまうんですよね。

チルティ

そんな日は、自分が今日一日頑張ったことを思い出して、
「自分はよく頑張った」と自分に言い聞かせてあげてね。

場面ごとの対処法

こゆき

ここまで、HSPさんの仕事のあるある30選を紹介してきました。

チルティ

簡単に、対処法をまとめてみるね。

【出勤】イヤホンで音楽を聞きながら出勤する

通勤電車や駅の雑踏は、HSPさんにとって朝からエネルギーを消耗する大敵です。

ノイズキャンセリング付きのイヤホンや、落ち着く音楽で周囲の刺激をやわらげ、自分だけの空間を作りましょう。

おすすめの習慣

  • プレイリストを「朝専用」「疲れた時用」「気分を盛り上げたい時用」など分けておく
  • 車内では目を閉じて呼吸を整える。
  • 目を閉じにくければ、(可能なら)読書する。
  • 満員電車はなるべく避ける。

【業務中】境界線を設定する

上司や同僚の影響で疲れてしまうなら、自分と相手の間に境界線を設定しましょう。

  • ○分の雑談なら付き合う。それ以上は付き合わない。
  • 休憩時間以外の雑談はそっけなく返す。
  • 「相手の機嫌の悪さは相手の課題」と自分に言い聞かせる。

これらは「冷たい反応」ではなく、自分を守る「賢い反応」です。

【業務中】NOと言う

心の中で、NOと言う練習をして、断ることへの罪悪感を減らしましょう。

  • 抱え切れない業務を「今はAとBとCを処理しています」と引き受けない。
  • 不要な雑談に「今は集中したいので、後にしてください」と毅然と対応。
  • 電話が鳴っても、自分ばかり電話対応をすることにならないように、出ない。
  • 必要に応じて、毅然と「私は反対です。なぜなら〜」と伝える。

断りにくければ、以下のフレーズで「調整する」と捉えれば、心理的負担が軽くなります。

おすすめのフレーズ

  • 「今は担当業務立て込んでいて、○時以降なら可能です」
  • 「すみません、こちらの業務が優先でして」
  • 「確認しますね」とクッションを挟む。
  • (雑談から逃げるとき)「ちょっとすみません」と言って、お手洗いへ。

【休憩・雑談】一人時間を大切にする

休憩時に毎日ずっと誰かと一緒にいたり、雑音のあるオフィスにいたりすると、疲労が溜まってしまいます。

  • 週○日だけ同僚とランチーーそんなちょうどいいペースを見つける。
  • 昼休みは外に出て、お散歩ルートを見つける。
  • お気に入りの落ち着くカフェを探す。
  • イヤホンで音楽を聞く。
こゆき

体力の余裕がある昼休みにはお散歩して、
疲れていたら職場のデスクで音楽を聞いています。

チルティ

自分が楽になる過ごし方を模索してね。

【帰宅後】仕事について考えない

クレームの多い業務、ギスギスした人間関係、納得のいかないルールーー
そういう悩みを持っているときは、会社以外では、仕事について考えないようにしましょう。

没頭できる趣味を見つけるか、「仕事のスイッチを切るルーティン」を持つのがおすすめです。

  • 職場を出たら仕事関連の通知は見ない。
  • 帰り道、晴れる音楽を聞いて気分を変える。
  • 家に着いたら、アロマやおしゃれな照明などで、非日常を演出する。
  • 頭を使うゲームや、創作活動に没頭する。
チルティ

どんなものでも大丈夫だから、あなたに合うルーティンを探してね。

まとめ|必要以上に心を消耗させないために

今回の記事では、仕事でのあるあるとその対処法についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。

働いていると、人間関係、業務内容、納得のいかない職場のルールなど、色んなことに悩むと思います。

でも、思い詰めすぎないで、無理をしすぎないで、自分を大切にすることを心がけてくださいね。

たくさん悩んでいるあなたは十分、頑張っているのですから。

このブログを運営しているTealsには、HSPや内向型の方向けのコミュニティ『Tealsホーム』があります。

人間関係やキャリアで悩んでいる方のために、気軽に相談できる場所となっています。

チルティ

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この記事を書いた人

子供の頃から一人でいるのが好きで、ずっと本を読んでいた。文章を書くことが好き。大学院卒業後、新卒配属された部署で生きづらさを感じて、「HSP」を知る。複数の部署を経験し、自分にとって働きやすい環境の条件は「チームメンバーに過干渉されないこと」「チームメンバーに仲間意識を持てること」「ある程度の裁量が認められること」であると気付く。MBTI公式セッションによるベストフィットタイプはINFJ。自分の理想を描き続け、理想に向けて日々精進中。

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