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HSPさんのための一人暮らし辞典【HSPこそ実家から飛び出そう】

チルティ

生きづらさを感じているHSPさんへ。
今まで、一人暮らしに興味を持ったことはありませんか?

日頃から刺激を受けやすく疲れやすいと言われるHSP。

特に実家暮らしの方の中には、自分だけの時間や自分だけの場所を求めて一人暮らしをしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

たとえば…

  • 実家暮らしで自分の家なのに、気が休まらないと感じることがある
  • そろそろ一人暮らしした方がいいのかな?
  • HSPは一人暮らしした方が気が楽になるってほんとなの?
  • 実家や親から距離を取ることって大切かな?
  • 一人暮らししたいけど実家はお金もかからないし便利だし安心するから離れられない…

色々考えはあるものの、それでも実際に一人暮らしをしようとなると不安はつきものですよね。

結論から言いますと、HSPでも一人暮らしはできます!

bisuke

HSP当事者である私も、実家を出て10年以上一人暮らしを経験していますが、正直かなり楽に感じています。

HSPの人の中には「一人暮らし」が向いている場合があります。

一人の時間が増えると、家族付き合いの疲れが減り、自分の好きなことをする時間が増えます。

さらに、「親の意見」ではなく、「あなた自身の意見」で生活ができるようになります。

そういった点から、一人暮らしに対して快適に感じる方が数多くいます。

bisuke

今回は、実家暮らしのHSPに向けて、
「一人暮らしはしたほうがいい」「ぜひ1度は一人暮らしを体験して味わってほしい」と思う点を中心に話をしていきます。

  • HSPが一人暮らしをするメリット・デメリット
  • HSPは一人暮らしに向いている?向いていない?
  • お金がなくても一人暮らしする方法、一人暮らしで気を付けるべきこと
  • 一人暮らしの部屋を選ぶポイント・注意点
  • HSPでも自立して生活していくコツ

などを詳しく解説します。

なお、HSPにもさまざまなタイプが存在するため、一人暮らしを全員におススメできるとは言えない場合もあります。

この記事ではデメリットの部分や一人暮らしが向いていないタイプについても、きちんと詳しく記載していきますのでご安心くださいね!

bisuke

私自身の一人暮らしの体験から感じたことなども合わせてお話したいと思います。

特に、実家に住んでいて親との関係性に悩んでいたり、親元や実家から離れたい方にとって役立つ内容になっています。

少し長くなっていますが、一人暮らしに関するお悩みにお答えしていますので、知りたい部分だけも読んでいってくださいね!きっと実家暮らしのストレスのから解放されるきっかけになるはずです。

目次

HSPで実家にいるのが辛いなら一人暮らしを検討してみよう

冒頭でも話した通り、HSPである私は家族と離れて1人暮らしをすることで、初めて解放された気分になり、ストレスなく暮らせるようになりました。

今、実家で暮らすHSPさんは、「家族や親との関係」について悩んだことはありませんか?

もし、悩んでいるならば、ぜひ一人暮らしを検討してみてください。

なぜ一人暮らしがよいか、それぞれまとめてお話ししていきます。

仲が悪いわけではない家族でもHSPには刺激が多すぎる

物心ついたころから、私の実家は狭く騒がしいイメージでした。

一人部屋がない家だったため居心地が悪く、どこにいても家族の足音や声など気配を感じており、常に照明やテレビ、ちょっとした物音などが気になってしまい、落ち着くことも好きなことをしてリラックスすることもできませんでした。

他にも『実家あるある』な部分として

  • 用事で急に呼ばれる
  • 意図しないことですぐに怒られる
  • 集中しているときに話しかけられる
  • 家族がイライラしている状況がすぐに分かる

などの環境がありました。

さらに「過干渉な人」「口数が多い人」「ずっと喋ってる人」「マイナス思考な人」などが家族に1人でもいる場合は、常にストレスを受けている状態となり心身共に影響していきます。

このような環境下での実家暮らしは、HSPにとってかなりの刺激であり、無意識のうちにかなりのストレスになります。

刺激が多いと余計に疲れてしまうHSPさんにとって、1人の時間、リラックスできる時間はとても大事です。

そこで、家族から離れられる一人暮らしは、HSPさんには持ってこいなんです。

bisuke

特に親との関係に悩んでいる方にはおすすめしたいと思っています。

実際、一人暮らしをすると家族に対するマイナスの感情が減った分、イライラも減り「こんなにくつろげるのか」と思うことが多々あります。

HSPさんが一人暮らしをすると、「思う存分自由にできる!」「初めて息がつけた」「他の人にもこの自由さ、快適さを味わってみてほしい」といったポジティブな意見がかなり上がってきます。

チルティ

ストレスになるその状況から解放されるには、その原因から離れることが大事だね。

家族との関係が良くなく、ストレスに感じている場合も、その環境から脱出した方があなた自身の心の健康が守られ、いち早く自立することで家族との関係も落ち着くかもしれません。

HSPは一人じゃないと心が休まらない

HSPは、完全に1人になれる場所でないと気が休まらないという方が多いと思います。

実家は自分以外の人がいることが多いですし、足音や存在、ドアの開け閉めなどの音が気になってしまうことも。

特に、他の人がいる時点で、おしゃべりだったりうるさい人がいなくても刺激が過多になってしまい疲れる場合が多いのです。

そして、「1人になれる場所」に適しているのは、やはり『家』なのです。

bisuke

カフェなどでも1人になれるかもしれませんが、HSPは敏感な神経を持っている方がほとんどですから、完全には気が抜けずリラックスできませんよね。

また、店では外で長時間待つことがあったり、他の人の目線を気にしてしまったりと疲れることも多いため、やはり自由に過ごすためには『家の中』が最適かつ必然に思います。

HSP【繊細さん】の一人暮らしのメリット

ここからは、HSPが一人暮らしをするメリット・デメリットをご紹介します。

どんなものがあるか十分に把握して、自分に合っているのか考えていきましょう!

チルティ

まずはメリットについてみていくよ!

HSPさんが一人暮らしをするメリットは、たくさんあります!

細かくお伝えしていきますので、ぜひ一人暮らししたときの自分を想像しながら読んでみてくださいね。

一人の時間、空間が増える

HSPさんにとって一人暮らしをする最大のメリットは『自分一人の時間、空間を確保できること』です。

実家で暮らしていると、以下のような体験をしたことはありませんか?

  • 仕事で疲れて帰っても、休日に好きな時間まで寝ていられない
  • どんなに疲れていても、ゴロゴロ寝転んだり昼寝したりできない
  • 何をするにも選択権がない、すでに決まっていることが多い
  • 休日に好きなだけゲームをしたり趣味や好きなことがしたくても思いっきり楽しめない
  • 基本的に誰かがずっと一緒にいたりするので、神経が休まらない
  • 食事など生活するうえで何か言われたり強制されたりしてしんどくなることがある
  • その場の雰囲気が悪くならないように、空気を察して行動している
  • 家族に対して知らず知らずのうちに気を遣ってしまう
チルティ

HSPは他の人を優先する場合が多いから、誰かと一緒に過ごすと、つい自分のことを後回しにしちゃうよね…。

これでは、家に帰ってもリラックスできず精神的にも疲れてしまいます。

しかし、一人暮らしをしてしまえば自分だけの空間になりますので、家族に気を遣う必要はなくなります。

それだけでなく、HSPは無意識のうちにたくさんの刺激を受け取っていますので、一人で過ごす空間はとても大切なのです。

それでは、一人の空間を手に入れると、どのようなことが起こるでしょうか。

  • 心の底からリラックスすることができる、気が楽になる
  • 自分が好きに過ごせる空間が手に入る
  • 部屋の内装やレイアウトも自分好みに変えられる
  • 休日は好きな時間まで眠れるし、昼寝したりゴロゴロしたりできる
  • 家族の視線がない、家族が何かをしていない
  • 家族の『物』がない、家族の『音』がしない
  • 好きな本を気兼ねなく読んだり、映画やドラマなど好きなTVを観ることができる
  • 好きな時に好きなことができる、やりたいようにできる
  • 食事やお風呂に関して何か言われたり強制されたりしない
  • 家に関して、すべて自分で決められる
bisuke

上記からみても、HSPと一人暮らしの相性はすごくいいことがわかります。

一人の時間ができると、自分自身に目がいくようになりますので、心身ともに丁寧にケアすることができます。

他の人を優先してしまうHSPにとって、一人暮らしは自分を大切にする機会なのです。

自分で考えて行動できるようになる(自立できる)

実家暮らしでは、近くに家族がいることから、ついつい家族や他の人の考えを優先し、意見を求めてしまいがちではありませんか?

これはHSPに限らないことかもしれませんが、親の意見で行動してしまうと自立心が育たない人間になってしまう可能性が高くなります。

チルティ

家族の存在が制限になってしまっている…なんてことも。

長い間、他人の意思を優先してしまうと、いつしか「本当の自分」を見失ってしまうことになりかねません。

他人軸で生きようとしがちなHSPさんは、相手の顔色を気にしたり依存してしまう傾向があります。

bisuke

そこで、HSP自身が自立するためには、「自分の考えで行動する」ことがとても重要になります。

一人暮らしでは、今日食べる物、明日の予定、家事をこなすタイミングなどすべて自分の意思で決定します。

そういったところから毎日少しづつ自分の意思で決めていく習慣をつけ、他の人に判断を委ねず行動し続けていくと、少しずつ主体性が出始め、徐々に自信がついていきます。

チルティ

自立すると、「家族には家族の人生がある」ということに気付けるね。

介護や家族それぞれの問題もあるでしょう。

その場合は別の手段やあらゆる制度、施設などを利用していくことが良いと考えます。

しかしながら、そうではなく「親から離れられない」と思っている場合、いつまでも自立ができません。

bisuke

HSPが『自由に生きること』は、『自分らしい人生を送ること』につながります。

そういった人生がどんなものか、思い描いてみてください。

きっと一人暮らしをしてみたくなるでしょう。

好きな場所に住めると毎日幸福感を感じられる

一人暮らしでは、自分の好みや希望の場所を選んで住むことができます。

もし自然が好きなら緑が多い場所、静かな場所が好きなら閑静な場所、通勤電車に乗らなくていい距離の場所など…
あなたの好きな条件で決めることができるのです。

チルティ

日常的にたくさんの刺激とストレスを感じている反面、小さなことでも幸せを感じることができるHSPにとっては大きなプラス効果だね!

bisuke

私も、過去様々な場所に住んできましたが、緑が多くて公園が近くにある場所、商店街沿いで賑わう場所、駅近の場所など、その時その時に合った場所に住めるのはとても良い空間でした。

何より、誰かに強制されたのではなく自分で好んで決めた場所は、実家以上の快適さを感じることができるはずですよ!

家族と良い関係になれる

親・家族との関係に特に不満はなく、今の実家での暮らしにストレスがなく良好に思う方でも、

「親の意見から離れたい、1人の時間がほしい」「なんでも家族がいる前提で考えてしまう」「何でも口出ししてきて正直うるさい」等、感じたことはないでしょうか?

チルティ

家族であってもそれぞれ考えは異なるし、時には対立してしまったり、ケンカして嫌な空気となってしまうこともあるよね。

家族に依存しすぎると、自分が自立できないだけなく、親や兄弟との関係に影響が出てしまい、家族が不仲となることも。

その点、一度家族と離れると、お互い近くにいない分、気遣いをするようになり、今までより気兼ねすることが減り、仲良くなります。

bisuke

家を出てみると実家で暮らす状況を客観的に見るようになり、「実はストレスに感じていた」「これまでとは違う家族に対する感情」に気付きます。

一人暮らしをすることによって、お互いの悪いところを見ることなく、嫌な言葉を聞かずにすみ、家族の関係について心が疲弊する負担を格段に減らせるのです。

開放的な気持ちになり、集中力が増したり行動範囲が広がる

一人暮らしは基本的にすべてが自由で、とても開放された気持ちにさせてくれます。

何をしていても、好きなだけ寝ていても、横になってゴロゴロしても、誰かに何かを言われることはありません。

やりたいことは全て誰にも邪魔されず集中でき、それは今まで出来なかったことに挑戦することも可能にするため、これまで以上に自分の可能性を広げてくれます。

ゆっくりしたい日は人の目線、気配を気にせずリラックスでき、実家では味わうことのできない開放感を与えてくれるのです。

HSP【繊細さん】の一人暮らしのデメリット

メリットはたくさんあることはわかりましたが、それではデメリットは何があるのでしょうか。

HSPさんが一人で暮らすデメリットとしては、大きく分けると以下があります。

  • 今までと環境が全く変わる
  • 家でも自分一人だけになる

これは、「外からの刺激に弱い」「深く考えこんでしまう」といった部分が大きく関わるでしょう。

実家から離れるということは、独立しすべて一人でしなければならないということ。
つまり、すべてにおいて精神的な負担がかかる可能性を指します。

具体的にどういったことが起こり、どのような影響があるのかを詳しく見ていきましょう。

生活リズムが乱れダラダラ過ごしてしまう可能性がある

一人暮らしをするとご飯やお風呂の時間など、日常生活におけるすべてを自分で決めて生活していかなければなりません。

チルティ

初めての一人暮らしで自由になる反面、どうしても生活リズムが乱れてしまいがちになっちゃうよね。

注意する人がいないのでついつい夜更かししてしまったり、ご飯も自炊せずに出前が増えてしまったり…。
不摂生な生活になってしまう可能性があります。

また、朝のうちに起きなかったり、入眠時間も深夜になったり、睡眠時間がバラバラになると寝不足や寝坊の原因にもなりかねません。

bisuke

生活リズムが不規則になってしまうと、だんだん体調が不安定になったり、自律神経が乱れたり、心の面でも気分が優れないなどさまざまな不調の原因になるので、自分自身で管理し気を付けていく必要があります。

家事が苦手な人には負担になる

一人暮らしではもちろん、家事全般を自分一人で行うことが必須になります。

実家暮らしで家事を手伝わず家族に任せ、自力で何もしてこなかった場合、いきなりすべてを一人で行うことになります。

チルティ

仕事や学校など外の世界で気を使いきって疲れて帰ってきても、ご飯の準備からお風呂の用意まで、すべてしないといけないよ。

もともと実家でも手伝っていたり、家事が苦ではない、むしろ好きであれば気になることではありません。

しかし、得意ではない場合、掃除を怠り部屋が汚くなっていくことに余計なストレスを感じてしまうかもしれません。

始めのうちはやはり慣れが必要ですが、定期的にやり続けると意外と好きなことと気付く可能性も。

bisuke

新しいことにチャレンジしていると思い、色んな時短テクニックなどを駆使しながら楽しむのもアリですね。

トラブルに遭遇したときに自分で対処しないとならない

一人暮らしをして始めによくあるトラブルとして、以下があげられます。

  • 近所の騒音・異臭などの近隣でのトラブル
  • 隣人とのトラブル
  • 訪問販売や勧誘
  • 部屋の設備不良
  • 水漏れ、停電
  • その他、引越し前は予想していなかったトラブル

上記の中には、自分で業者を呼んで対処しなければいけないときもあります。

チルティ

地震や河川氾濫などの自然災害など、自分で気をつけていてもどうしようも出来ないことが起こっても、一人で行動しなければいけないよ。

一人暮らしにもっとも多いトラブルとして、「近隣トラブル」が挙げられます。

特に「騒音」でのトラブルが多い印象ですが、音に敏感なHSPにとって、隣の人が騒がしいと疲れてしまうためかなりストレスです。

bisuke

過去、私自身も隣人の足音や騒音に悩まされたことがあり、精神的に参って引っ越しした経験があります。

今は快適に暮らしておりますが、そういったマナーがない人にお願いしても、たいていは意見を聞き入れてくれず、すぐに改善してくれる人はあまりおりません。

できれば、部屋の内見時に横の部屋との壁が厚いか、上の階の足音が聞こえないかなどを確認するようにしましょう。

お部屋を選ぶ際のポイントも、のちほど詳しくお話しますね!

「お金の不安」がつきまとう

一人暮らしでは、部屋を決めた段階から「初期費用」としてお金がかかります。
そこから、家賃や光熱費など月々の支払い、食費・日用品などすべてにおいてお金がかかります。

また、お金を使うということは、金銭管理も全て自分で行わなくてはいけません。

固定費として家賃や光熱費、食費、日用品、インターネット代など…毎月使う生活に必要なお金を管理していき、そのうえで自由に使えるお金を確認していくのです。

なお、計画的に金銭管理ができるならば問題はありません。

しかし、病気や怪我など突然の出費もあり得るため、節約したりお金のやりくりを工夫して、備えていけるのが望ましいでしょう。

体調を崩したときに看病してくれる人がいない

一人暮らしでは、体調を崩したりメンタルダウンをしたりした時に頼れる人が近くにいない点も、
大きな不安の要因となるのではないでしょうか。

もし遠方からの引越しとなる場合、地元の病院に行くことはできませんし、体調不良でも家族に頼ることはできません。

風邪気味だなと感じたら早めに安静にして対処するなど、自分である程度の不安は解消できますがそれでも心細く感じることがあるかもしれません。

落ち込んだ際の状態が長引きやすい

自分に責任を感じてしまったり落ち込むことが多いHSPは、落ち込んだ原因についてずっと一人反省会をしてしまい、さらに気にしすぎてしまうあまり、うつ状態に陥る危険があります。

また、人の感情に影響を受けやすいHSPが悲しい出来事を聞いた時や仕事でミスをしてへこんでしまった時、何かうまくいかないことがあった時など、誰かに話を聞いてほしくても、家では基本的に一人なため、話し相手がおりません。

実家では家族がいるため失敗についてばかり考える時間はもしかしたら短くて済むかもしれませんが、自分一人しかいない家にいると、マイナスの気持ちを切り替えることがうまくできない懸念があります。

環境の変化によるストレスを感じることがある

これまで慣れ親しんだ場所を離れ、新しい環境へ一人で行くのですから、始めのうちは様々な刺激を受け精神的にも落ち着かない日々になるでしょう。

例えば

  • 自然の多い地域から都会に出れば、空気や水の感覚が違う
  • 通勤・通学の時間が変わり、起きる時間や準備する時間も違う
  • 家の雰囲気が実家と違う
  • 周辺の環境が違う、分からないことが多い
  • 使ったことのない駅や路線を利用する

上記はよくある例ですが、探せばもっとあるかもしれません。

とにかく、一人暮らしになると環境が大きく変わるため、神経が過敏になり、精神的に疲労することが予想されます。

もっとも大きな刺激となる可能性があるので、受ける影響も大きくストレスから不眠などこれまでなかった不調も出てしまうかもしれません。

孤独である虚無感や寂しさに襲われる

今までたくさん書いてきたメリットである「一人暮らしは自由」ということ。

その反面で、帰りを待つ人が誰もいない空間に人恋しくなり、もしかしたら環境特有の寂しさを感じてしまうかもしれません。

また、その孤独から虚無感に襲われてしまったり、自分の部屋をなんだか殺風景に感じてしまうことも。

チルティ

家族や気を許せる仲間と暮らすことは、気苦労も多い代わりに安心感と人の温もりを与えてくれる良さもあるよね。

ですが、正直言いますと一人暮らしの寂しさというのは、次第に慣れていきます。

慣れる期間は人それぞれですが、気を紛らわすため家に恋人や友達を呼ぶこともできますし、そのうちに快適さを実感し、ポジティブな空間になるでしょう。

寂しさはデメリットではありますが、慣れの問題ということもあり、ずっと悩んでいる人はそこまで多くないので、大きな問題ではないと思っています。

一人暮らしが向いているの人の特徴

一人暮らしをしてみたいとは思うものの、実際に自分が向いているかどうかまでわからないと思いますよね。

できれば、一人暮らしを始める前に自分がどちらなのか確認しておきたいところです。

チルティ

ここからは、一人暮らしが向いている人・向いていない人の特徴を解説するよ!

一人の時間が好き

まずわかりやすい特徴で言うと、一番は「一人で過ごす時間が好きかどうか」というところです。

bisuke

自分だけが住む空間になるので、好きなようにレイアウトしたり雰囲気作りを楽しむことができます。

また、朝起きても仕事から帰っても自分ひとりだけの時間になりますので、一人きりで過ごすことが苦痛でない方が向いていると言えるでしょう。

自立したい

実家で暮らしつつも、「できるだけ早く家族から離れて自立したい」と思っている方にも一人暮らしは向いているでしょう。

チルティ

一人暮らしでは毎日のゴミ出しから家事や掃除、さらにお金の管理まで、すべて一人で予定を立てて行うため、毎日毎週のように自分でするよ!

最初は大変かもしれませんが、これは自然と慣れていきますので、自立したい人には適した環境といえます。

また、実家暮らしのときは、すべてにおいて家族に頼っていたということにも気づけるので、家族にも感謝の気持ちをもって接するようになるでしょう。

家事掃除が好き or 頑張りたい

一人暮らしを始めるうえで必然となること、それは家事・掃除です。

もともと実家でも手伝いをしていたなどで家事掃除が好きな方は問題なく一人暮らしが向いています。

また、「やったことないけど、頑張りたい!」と思っている方も、この機会に是非チャレンジしてみるといいでしょう。

家事掃除は、始めこそ大変ですが、回数を重ねて慣れていくと効率を考えるようになり、上達していきます。

bisuke

家事に慣れなくても世の中にはたくさんの便利グッズがありますし、料理に関しても簡単にできるものから時短レシピ、一人暮らしに最適なデリバリーなど、調べればたくさん出てきます。

疲れたときは無理せず、自分にあったやり方をうまく利用して気負いせずやっていきましょう。

家具やインテリア好き

インテリア好きの方は、一人暮らしを思う存分楽しめると思います。

自分の部屋を好きなインテリアで埋めることができますので、レイアウトを考えたり、新しい家具を見たり、とても楽しく過ごせるでしょう。

一人暮らしを始めてからインテリアを集めることが趣味になったり好きになったりする方もいるくらいです。

自分で一番くつろげる空間を作り上げていきましょう!

匂いや音に敏感なタイプの人

HSPさんの中でも特に匂いや音などに敏感なタイプの人は、一人暮らしが向いています。

特に高感度のアンテナが備わっているような感覚を持っているような、「人との違いを感じ取ってしまう」「音や光を強く感じてしまう」「意識していなくても刺激が自分に強く入ってしまう」など体感されている方です。

チルティ

同じ家族でも匂いが気になったり、天気によって調子が悪くなったりしちゃう…。

そのような方には、一人の時間を絶対に確保できる空間を得ることで、丁寧で穏やかな暮らしをおくることができるはずです。

HSS型HSP(刺激を追及するタイプのHSP)の人

同じHSPといっても人によって様々な個性があります。

特に一人暮らしと相性抜群なのが、HSS型(High Sensation Seeking)と言われる刺激や外向を好むタイプです。

HSS型HSPの人の特徴として、以下が挙げられます。

  • 音や光など、外部からの刺激に敏感
  • 好奇心旺盛で刺激(スリル)や真新しい経験を求める
  • 自分の興味のあることをやってみたいが、不安になる
  • 感受性が豊か
  • 心は繊細なのでとても傷つきやすい
  • 仕事でもストレスを抱えやすい
  • つい気を遣って親や他人の意見に従ってしまう
  • マルチタスクが得意だが、抑制・退屈を嫌う
  • 人の上に立って指揮をとったり指導することが得意
  • 表面上明るく社交的に見える傾向にあり、HSPではないと認識されがち
  • 人と別れてからぐったり疲れる傾向がある
  • 何かと考えてしまうことが多い

このように、常にまわりに気を張り影響を受けてしまうタイプのため、必ず休息の場が必要です。

これまでメリットにも挙げてきた『リラックス出来る空間が手に入る』と通じますが、今までの環境から離れてでも一人の時間を作ることは、HSS型HSPの人にとって大きなメリットです。

一人暮らしをすれば、好きなようにリラックスすることもできますし、趣味に没頭したり、今後のキャリアを考えたりもできます。

さらには自分を見つめ直す時間も取れ、様々な出来事において決断力がつくようになります。

また、一人の時間を作ることは、人生の幸福度を上げるためにとても重要で、一人暮らしは自由への第一歩にもなるのです。

HSS型HSPという言葉は、HSP提唱者のアーロン博士と共に活動するジャクリーン・スティックランド氏が提示した言葉ですが、科学的に追求し立証されたものではありません。しかし現実的に、刺激追求が好きなHSPさんはいます。HSPであるなしに関わらず、例えばビッグファイブ性格検査(心理学で最も立証されている性格理論のひとつ)には「開放性」という指標があります。この指標とHSPをかけ合わせれば、分類は可能です。感覚で自分はこのタイプだ!と判断するのではなく、性格検査も実施してみると明確にできるかもしれません。

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Teals – HSPガイドライン

一人暮らしに向いていない人の特徴

それでは、一人暮らしが向いていない人の特徴はどうでしょうか。

HSPさんが一人暮らしを「完全にしちゃだめ」ということはありませんが、HSPさんにもさまざまなタイプが存在し、中には一人暮らしに向いていない特徴の方もいます。

一人暮らしをする際には対策が必要な特徴となりますので、後悔する前に自分に当てはまるかどうか確認し、把握しておきましょう。

一人の時間が苦痛(寂しい、恐怖)

もっとも一人暮らしが向いていない人の特徴として「一人の時間が苦手」な人があげられます。

一人暮らしでは、ふと「誰もいなくて寂しい」「一人で怖い」と感じる場面があります。

今まで実家暮らしをしていた人は、特にご飯の時間、夜の時間に寂しいと感じるでしょう。

チルティ

とくに友達や家族と別れた後、仕事でミスをした時など、人恋しく思う場合もあるよね。

中には常に誰か落ち着く人が側にいてほしいと思っている人もいるかもしれません。

そのため、寂しがり屋で一人が怖いと感じるHSPの人は、一人暮らしは避けた方がいいこともあります。

bisuke

一人暮らしをする場合は、「一人で過ごす時間に慣れなければならない」ということを認識し、あらかじめ心構えしておきましょう。

まだ家族に甘えていたい

もし、「まだ誰かに甘えたい」と思っている場合は、一人暮らしは辛くしんどいものになるかもしれません。

一人暮らしをすれば、家族や友人、恋人など助けてくれる人はいてもその人たちがすぐ助けに来てくれるかは分かりません。

毎日の家事や掃除など、自分で何とかしなくてはいけない状況もあります。

そのため、「まだ両親に甘えたい」と思っていたり、両親も甘えさせてくれそうな状況の場合は、いつかは家を出るその日まで、今のうちに可能な限り実家に甘えておくという選択もありですね。

家事・掃除をやりたくない

家事・掃除は、一人暮らしをするうえで避けられません。

そのため、絶対に家事・掃除をやりたくないという人は、一人暮らしは向いてないといえるでしょう。

家事や掃除は、定期的にしないと部屋が汚く不衛生になるだけでなく、だんだん身体的・精神的健康に悪影響が出てきます。

毎日を気持ちよく過ごすためにも、時短家電や時短テクニックなどを使いながら上手に付き合っていく方法を考えることで、徐々に慣れていけるはずです。

お金を貯めたい・貯金を続けたい

お金をたくさん貯めたい場合も、一人暮らしを始める時期は考えた方が良いかもしれません。

一人暮らしは、実家暮らしに比べると家賃、食費、光熱費などで確実に出費が増えます。

お金を貯めたい期間は焦らず実家暮らしをすることも賢い選択と言えます。

お金の管理がずさんな人

金銭面の管理が不得意、または抵抗があるHSPさんも、一人暮らしに向いていません。

特に、お給料日や特別に得たお金など手元にあるものをすべて使ってしまうようなタイプは危険です。

bisuke

先述にもある通り、実家暮らしでは基本的に固定費はかかりませんが、一人暮らしでは家賃、食費、光熱費など、ありとあらゆるものにかなりの出費がかかります。

また、家賃が最も高い東京では、平均して7万円〜10万円程固定費がかかると言われています。

お金の管理が苦手なまま一人暮らしを始めてしまうと、お金に苦しい生活をすることになりかねません。

事前に何にお金が必要かなど、ある程度の管理ができるようになってから、一人暮らしを始めるのがよいでしょう。

「向いていない人」は一人暮らしできない?

これまでに記載した「一人暮らし」に向いていない特徴に当てはまる人ですが、当てはまるからといって永遠に一人暮らしをしてはいけないということはありません。

チルティ

事前に対策を取って工夫していくことによって、向いていない人でも一人暮らしを快適に行うことができるよ。

たとえば、一人暮らしが向いていない人の特徴に対して、以下の対策を考えてみてください。

  • 一人の時間が苦手な人 → ラジオを聴く、テレビを見る
  • まだ誰かに甘えたい人 → 実家の近くに住む
  • 家事・掃除をやりたくない人 → 便利家電、時短グッズ、時短テクニックを利用する
  • お金をがっつり貯めたい人 → 安心できる金額を貯めてから一人暮らしをする

これらの対策をすることによって、向いていない人でも一人暮らしを始めることができ、自分だけの空間を手に入れることができるはずです。

それでは、さっそく細かく解説していきましょう!

「一人の時間が苦手な人」は寂しさを紛らわす作戦

bisuke

ごはんの時間や夜の時間に一人になることが苦手な人へのおススメは、「音が出る媒体」を楽しむことです!

例えば、ラジオや音楽を聴いたり、テレビや動画を見る、などがありますね。

一人の時間は静かになりがちですが、音が出るものを流しているだけで部屋がシーンとせず、寂しさがまぎれます。

ラジオや音楽、動画再生にもたくさんのアプリがありますから、自分に合ったものを利用しましょう!

「まだ誰かに甘えたい」…実家の近くに住んでみて!

一人暮らしは、必ずしも実家から離れたところでないといけないわけではありません。

もちろん、完全に自立をしたい場合はできるだけ離れて住む方が良いのですが、最初は一人暮らしに自信がない方も、まだ誰かに甘える環境を残しておきたいという方もいるでしょう。

そんな方には、離れなければならないという固定観念をなくし、いっそのこと実家の近くに住むという選択肢もアリなのです。

bisuke

それでも少し離れたいと迷っている場合は、たとえば電車の路線で3つ離れた駅、隣の市町村など、いざという時にすぐ帰れる距離で考えると、安心できると思います。

「家事・掃除をやりたくない人」には便利家電・時短グッズ!

家事・掃除をやりたくない、抵抗があるという人は、便利家電や時短グッズを利用しましょう。

  • 乾燥機能付きドラム型洗濯機(洗濯物を干す作業が不要になる)
  • ロボット掃除機(掃除機をかける作業が不要になる)
  • 食洗器(調理後や食後の洗う作業が不要になる)
  • ミキサー、野菜みじん切り器(野菜を細かく切る作業が時短になる)

なお、上記にもあるような便利な家電は、全て購入するのはお金がかかります。

bisuke

100円均一などの便利グッズも利用しながら何が必要か優先度を考えつつ、やりたくない家事・掃除を簡略化し楽にしていきましょう!

「お金を貯めたい・貯金を続けたい人」はいくら貯めるか決めてから!

最後に、お金をがっつり貯めたい人は正直実家暮らしの方が自分で稼いだ金額分貯金できますので圧倒的に貯めやすく、また貯まるスピードも早いです。

単純に計算しても、家賃+光熱費+食費などありますから、月10万円程度差が出てしまう可能性があります。

しかしながら、将来を考慮すると一人暮らしで毎日のやりくりを学ぶことも大切だと思います。

bisuke

そのため、貯金をしたい人は、一人暮らしを視野に入れつつ実家のうちに貯めたい目標金額を決め、メリハリをつけて貯金していくとよいでしょう!

HSPが一人暮らしをする際の物件選び

それでは、一人暮らしをする上でもっとも大切な『物件選び』について話していきます。

様々な条件から物件を探し回るため、だんだん疲れてきてよくわからなくなり、結果的に惰性で決めてしまうことや、他の人の意見に流されてしまうかもしれません。

あとで後悔しないためにも、HSPさんに「これだけは気を付けてほしい」という項目を細かく紹介していきます!

物件選びをするにあたっての心構え

HSPは、人や外部の刺激に敏感です。そのため、他の人より慎重に物件探しを行う必要があります。

また、自分の性質や条件に合わない物件を選ぶと余計なストレスが溜まってしまい、くつろぐことができません。

こちらで物件の見てほしいところや選ぶ際のコツ、こだわりたい条件を紹介していきますので、後悔しないように選択していきましょう!

条件の優先順位を決めておく

チルティ

物件を探すときは、条件の優先順位をあらかじめ考えて決めておこう!

例えば、家賃は年間の収入の25%以内に収めるのが良いと言われていますので、気に入った部屋を見つけたとしても、家賃が支払える範囲の金額でなければ避けた方がよいでしょう。

また、駅から近いことももちろん大事ですが、駅近の物件は家賃が高いことが多いです。

高い家賃を払うことによって、日々の生活が苦しくなることは、ゆとりが持てず一人暮らしを十分に満喫することができません。

bisuke

初めての一人暮らしや収入が安定しないうちは、まず「家賃の金額」から条件を絞るようにし、次に自分が外せない条件を追加していく方が決めやすいでしょう。

営業トークに流されない

物件選びでは、必ず仲介業者(不動産会社など)とのやり取りが発生します。

HSPは、押しに弱いことが多いので、営業の勢いに流されてしまったり、他人の意見を尊重してしまうことがありますが、ここでは自分の意見をしっかり持つようにしましょう

巧みな言葉で、微妙な部屋を勧められたり、言いくるめられたりしてしまうかもしれませんが、きちんと断る姿勢を見せることで、乗り切ることができます。

bisuke

言葉で伝えることが苦手だったり説明が難しい場合は、事前に紙やスマホに希望の条件をまとめてメモしておき、担当の方に見せられるようにするとよいでしょう。

なお、内見などしても希望に合う物件が見つからない場合は無理にその場で決めずに、日をおいたり改めて身内の人を連れていくなどすると、落ち着いて判断できるのでおススメです。

引っ越す前提で借りる

チルティ

引っ越したらしばらくそこに住むと思うかもしれないけど、実は賃貸の平均居住年数は2~4年で引っ越す方がほとんどだと言われているよ。

意外と期間が短いと感じるかもしれませんが、「契約期間2年で転居」「引っ越しを伴う転勤や異動」「次に住みたい場所ができて引っ越す」など、2~4年程度での引っ越しは割と普通にあることなのです。

そのため、始めから「絶対に2年以上住む」だとか「長期間居住する」などの縛りは持たず、どうしても耐えられないような物件だった場合は、また引っ越せると思っておきましょう。

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私も、何度も環境や隣人が合わなかったりして転居を繰り返した時期があり、部屋の契約更新ごとに引っ越していたこともあります。

引っ越した後もあまりその土地に縛られず、自分の生活にあった物件を探るのも手ですよ。

お部屋探しをする際のチェックポイント 

それでは、実際に物件・場所選びについて、確認していきましょう。

HSPは人によって色んな刺激に弱いので、まず自分が影響を受けやすい要素がないか入念に確認し、自分の条件に合った物件を慎重に選んでいきましょう。

また、あらかじめ駅までの距離を調べておいたり、スーパーや学校、公園など周辺施設を確認しておくなど、実際に住むとストレスになりそうなことを事前に見ておくことも大切です。

なるべく事前に分かる部分は調べておいて、実際の物件選びに挑みましょう。

閑静な住宅街か

まずは聴覚的な刺激に弱いHSPさんは、周囲の生活音や、車などの環境音がうるさくないか確認しましょう。

駅周辺は確かに便利ではありますが、その反面、人が多く行き交う施設や飲食店が立ち並ぶ駅前を通ることで、さまざまな物が目に入り、せっかく家に着いても交感神経が刺激されなかなか休まらない…
なんてことになりかねません。

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そのため、音に敏感な人や人混みが苦手な人は、なるべく人混みや騒音付近、人が集まりそうな場所、飲食店の看板や街頭の刺激が多いところを避け、駅近よりも閑静な住宅街をおすすめします。

また、内見をする時間帯は午前~昼間、遅くても夕方までが多いため、あまり夜の時間を確認できるタイミングがありません。

もし可能であれば、ゆっくり寝たい夜の時間帯がどのような雰囲気かも調べられると良いでしょう。

防音性がしっかりしているか

音の刺激に弱いHSPにもう1つおススメの物件が、なるべく遮音性の高い鉄筋コンクリート造のマンションを選ぶということです。

木造の物件は思っているより隣人の足音や生活音が聞こえてしまいます。
それは、相手の生活音が聞こえるだけでなく、自分の音も相手に聞こえているということになります。

そして、一度気になると夜寝れなくなったり、休日でも落ち着けなくなり十分にリラックスできません

bisuke

そのため、せっかくの一人暮らしを快適に過ごすためにも、可能であれば鉄筋コンクリート造の物件をおススメします。

なお、壁の材質がどのようなものか確かめるときは、内見の際に軽くコンコンと叩いてみると分かりやすいと思います。

防音性に優れている壁は、叩いた時に詰まったような重い音がするはずです。
併せてベランダ・窓、ドアの重厚感や部屋の壁の厚さなども確認してみるのもよいでしょう。

防音性を内見時にチェックしたいときは、あらかじめ担当の人にその旨を伝えるようにしましょう! 

また、鉄筋コンクリート造の物件は少々家賃が上がってしまうことが多いのですが、もし金銭的に難しければ、木造でも角部屋だったり隣の部屋と隣接していない作りの部屋もありますので、担当の方に相談してみましょう。

治安が悪くないか

一人暮らしが慣れないうちは、女性であれば女性限定の物件、その他ファミリーが多く住むような地域など、比較的安全と思われる建物や地域を選ぶと良いでしょう。

なお、大きい道路、公園など人が集まる広場、学生や人通りが多いところは騒音や人目が気になるなどストレスのもとになる可能性がありますので、避けた方が無難です。

また、こちらも内見以外でその周辺に行ってみて、あらかじめ雰囲気を確かめておくことをおすすめします。

不快な臭いがしないか

たまにあるのが、前の入居者の匂いが残っていたり、収納やトイレなどの水場から変な臭いがすることです。

bisuke

嗅覚的な刺激に弱いHSPさんにとって匂いが気になるとせっかくの空間でもリラックスできず日常生活に支障をきたす場合がありますので、必ず内見の際には確認しましょう。

あまりにもひどい場合は、入居前に必ず不動産会社の担当の方や管理会社へ相談するようにしてくださいね。

周辺建物から覗かれないか

人目を気にしすぎたり、他人の目線やその場の空気に刺激を受けやすいHSPさんは、外から屋内が見えないか心配になることがあります。

これは、内見の際に近所の家が近すぎないか、ベランダや窓から見える景色はどんなものかを確認することで「実は隣の窓とすごく近かった」「ドアを開けたら大通りで丸見えだった…」などといったトラブルを防げるはずです。

また、入居後にどうしても気になる場合は、窓ガラスにモザイク状のシートを貼るなど対策がとれますので、シビアになりすぎず自分自身の許せる範囲で確認していきましょう。

セキュリティがしっかりしているか

人の視線に敏感なHSPさんは、不審者やセールス、覗き見防止のためにオートロック付きの物件などセキュリティが厳重な物件を選ぶこともおススメです。

心身ともに休まるには、物理的に安心して生活できる環境を整えることも大事になってきます。

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オートロック以外にも、音声だけのインターホンだと姿がわからず不安になることからモニター付きインターホンもおススメです。

また、マンションの裏、ゴミ捨て場など外部の人間が侵入しやすくなっていないかも確認できると良いかと思います。

さらに、女性の場合のおススメは、防犯上1階を避けて2階以上の部屋を選ぶことや、女性だけが入居できる「女性限定」の物件を選ぶことです。

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特に「女性限定」のマンションは、セキュリティ面や防犯面はしっかりしているところが多く安心ですし、内装が女性向けを意識して可愛いデザインであることが多いのでおススメです。

なお、防犯面が充実している物件は家賃が高い可能性がありますので、どの条件が外せないかあらかじめ考えておき、内見時にチェックすると良いでしょう。

それでもまだ不安なあなたへ

HSPにこそ一人暮らしがおすすめ!まずは試しに行動しよう!

ここまでたくさんのメリットを書いてきましたが、実際にご自身に当てはめてみて、一人暮らしが向いているかどうかわかりましたか?

一人暮らしは精神的にも金銭的にも負担がかかり、余計にストレスになりそう…と思うかもしれません。

ですが、HSPさんこそ自分だけの空間でストレスフリーな生活を送るべきだと私は思っています。

bisuke

私は実際に一人暮らしを10年以上してきましたが、実家暮らしに比べると対人による刺激も減ったことでかなりストレスフリーになり、精神面において健康で自由な毎日を手に入れたと感じています。

人との関わりによる刺激を受けることで、大きなストレスを感じやすい気質ですから、空気を読み、その人が何を考えているかを理解し、さらに顔色を伺い上手く立ち回ろうとしてしまうことに疲れてしまうでしょう。

そのため、一人でいることを楽だと感じ一人でいる時間を好む傾向にあるため、確実に一人の時間を作ることができることは、HSPさんにとって最高の空間だといえます!

チルティ

もし仮に一人暮らしを試してみてどうしても辛かった場合、実家に戻ることも一つの手だよ。

一人暮らしは刺激が少なく快適な暮らしを手に入れられます。

まずはやってみることをおすすめします!

どうしても寂しい場合は習い事や趣味に挑戦してみよう!

「一人でいるのが寂しい」タイプのHSPさんには、習い事など趣味を充実させたり、地域や自身にあったコミュニティに参加するのがおススメです。

外に出る趣味や習い事は人と会う機会が増えて寂しさも紛れます。外に出るのは苦手な場合は、オンラインで繋がるのもおすすめです。

Tealsホームでは

  • 自分のペースで働きたい、活動したい
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チルティ

スキルクラスでは、在宅勤務がしやすく、かつフリーランス需要も多い職種に必要なスキルを習得できるんだ!

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チルティ

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スキルクラスのメンバーは毎月募集しているので、興味のある方はTealsホームをのぞいてみてくださいね。

HSPに一人暮らしがおすすめな理由<まとめ>

今回は、HSPさんが一人暮らしをするメリット・デメリット、向いている人・向いていない人、物件を選ぶコツなどについて詳しくお話しさせていただきました。

なお、自分の家族がいたりして物理的に一人暮らしは無理という方も、「1人で寝られるような環境を作る」「1人でもリラックスできる時間または空間をもらう」「たまに親を頼り子どもを預けてみる」など、こういった対策で少しはストレスを減らせるでしょう。

どんなかたちであれ、HSPさんにとってリラックスできる1人の時間や空間を作ることがとても大切なのです。

これから自立への一つの選択肢として一人暮らしをしようと検討されているHSPさんにとって、今回の情報が参考になれば幸いです。

記事に記載した物件探しのコツやポイント、注意点を何度も確認して自分にあった物件に出会えることを願っております!

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この記事を書いた人

小さい頃は親戚の前でも喋らない、真っ赤になって緊張するほどの内向型。就職を機にだんだん人とのふれあいと刺激を求めるようになり実は外向型であることに気付く。ただし外向型であるがゆえに人と接する際、自身のすべての言動に対して気にしすぎたり目線を気にしすぎるが、本心を言えず察し系になり疲れることが多くなる。あることをきっかけにパニック障害になった、人見知りと緊張は勢いで突破するタイプです。気力回復のため超ロングスリーパー。

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