人と関わるのがつらい…
この記事を読みに来てくださったあなたは、このような思いで悩んでいると思います。
私もHSPで、人と関わることが得意ではありません。
- 人と会う前は上手く話せるか不安で落ち着かない。
- 話している間も緊張で震えが止まらなくなる。
- 家に帰ると「もっと上手い反応が出来たのに」と反省会…
このように、人と会うとドッと疲れてしまいます。
そんな私でも、少しずつ人と上手に関われるようになってきました。
この記事で分かること
- 人と関わりたくないと思う理由
- 「人と関わりたくない」思いとの向き合い方・対処法
- 人と関わりたくない人へおすすめしたい仕事の選び方
「人と関わりたくない」という思いは、様々な理由で生まれます。
つらさを和らげるには、この思いと向き合うことが大切です。
ひとつひとつ解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
HSPが人と関わりたくないと思う理由
感受性の高いHSPさんは、多くの情報を受け取ったり深く考えたりすることが多く、人と会うと疲れやすいです。
そのため、「人と関わりたくない」と思うようになってしまうのかもしれません。
詳しく説明します。
周りの人に理解してもらいにくいから
HSPの感受性の豊かさを、HSPではない人に伝えるのは簡単ではありません。
「そんな細かいところまで気づくの!?」と驚かれることもしばしば。
そういった反応を受けたHSPさんは「周りには理解してもらえないんだ…」と思い、自分の感情に蓋をしてしまいがち。
表に出さないだけでなく、自分がその感情になること自体を否定してしまうこともあります。
感情を抑え込んだ結果、人との関わりを苦痛に感じるという声も多く聞きます。
人の影響を受けやすいから
HSPは、人の表情、仕草、声色などから様々な情報を受け取ります。
その結果、情報過多になりやすいです。
ずっと気を張っている
私も、情報を受け取るために、人と会う間は自然と気を張っています。
その影響で疲れやすく、疲れを取るために「一人の時間が欲しい」という気持ちになるのです。
些細な言動に反応し、落ち込みやすい
例えば、取引先の人が一瞬表情を曇らせたとき。
「何か失礼があったかな…」
「お気に召さない話をしちゃってたかも?」
「どうやって対応しよう…」
「何でもっと上手に話せなかったんだろう」
このように、相手の些細な言動を気にして落ち込むことも多いですね。
そしてそれは家に帰ってからも続きます。
場合によっては、更に長期間悩むことも…
後述しますが、HSPではなく不安障害などの影響もケースもあるので、ひどい場合には病院に相談してみた方がいいかもしれません。
深く考えて行動するから
情報を多く受け取るだけでなく、受け取った情報をもとに考えを膨らませていくHSPさん。
考えるためには時間も労力も必要なので、疲れてしまいがちです。
周りのペースや考えで動くのが苦手
HSPさんには、じっくり考えてから行動したい方が多い印象です。
そのため、周りの人たちのペースに合わせることを苦痛に感じるときもあると思います。
相手を待たせることに申し訳なさを感じたり、合わせられない自分を責めてしまったり…。
こんな思いになるくらいなら、人とは関わらないでおこうかな…
そう考えてしまうのも無理はありません。
相手を優先しがち
受け取った情報をもとに、相手がどんな状況か、何を思っているかを深く考えるHSPさんは多いでしょう。
考えた結果相手と自分の考えが違ったら、「相手を嫌な気持ちにさせたくない」そう思って相手を優先することが多いんじゃない?
確かに、丸く収まるならと思って相手を優先しちゃうかも。
相手の気持ちを考えて行動できるのはとっても素敵!でも、自分の気持ちに蓋をし続けるのは苦しいよね。
うん。後から「こうすればよかった」と引きずって、モヤモヤが溜まっちゃう…
このようなことが続くと、人と会うこと自体を避けるようになってしまいます。
コミュニケーションの取り方に迷う
「深く考える」のは、コミュニケーションを取るときも同じです。
「いつのタイミングで話しかけるのがいいんだろう?」
「どんな話をするのが正解なのか分からない…」
といった考えが頭をよぎり、悩みがちですよね。
「一度だけ話したことのある相手」など、微妙な距離感の相手とのコミュニケーションは特に緊張します。
周りからどう思われているのかを気にするから
全てにおいて完璧に取り組んだり、自分を偽ろうとするHSPさんもいると思います。
相手の気持ちを読み取って深く考えるからこそ、
「相手の機嫌を損ねないようにしなきゃ」
「完璧な人でいなきゃ」
と周りからの評価を気にして行動してしまうのかもしれません。
本当の自分を見せるのが苦手
「この意見を言うと、変わった人だと思われないかな」
のように考え、言いたい意見を飲み込むこともあると思います。
自分の意見を言えないことが続くと、余計に伝えるのが怖くなってしまうこともあります。
怒られたくない・嫌われたくないと強く思う
「完璧」でいようとする傾向にあるHSPさんは、「完璧」が崩れることを極端に避けるのではないでしょうか。
具体例
- 注意されると、涙が出そうなほど苦しくなる
- 理不尽な意見を言われても、言い返せない
- 基本的に誘いには乗る
自分の本心とは正反対の言動をとることもありますよね。
理由はHSP以外のことかも?
「人と関わりたくない」と感じるのは、HSPだけが理由とは限りません。
外向性が低い性格
性格的に人との関わりを好まない人もいます。
ビッグファイブ理論でいう「外向性」の項目が低い、内向型の人などですね。
内向型の人は、誰かと関わることに対して楽しさを感じにくい傾向にあります。
それで「一人でいるほうが楽だ」と感じるのです。
外向型が良くて内向型は良くない、というわけではありません。
内向型の人にも、「内面と向き合い、広く深く考えて行動する」などの良さがあります。
トラウマがあり人を信じられない
前項の「性格」と少し被りますが、過去の出来事が影響している場合もあります。
人間関係でのトラウマがあると、「また同じようなことが起きたらどうしよう」と不安になります。
そして人と関わるのが怖いと感じるのです。
家庭環境が複雑
具体例
- 一人親家庭で育った
- 親が忙しく、一緒に過ごした時間が少ない
- 家族が不仲
- 家庭内暴力がある
- 干渉や放任の度合いが極端
このような家庭で育つと、人との関わりに消極的になることがあります。
「人間関係はこういうものだ」というイメージがついたり、良好な人間関係の築き方が分からなかったり。
間近で見ているだけに、強く印象に残るのかもしれませんね。
学生の頃に起きた人間関係のトラウマ
日本保健医療行動科学会の「子どものトラウマ」に関する論文に記述があります。
安全感や信頼感を損なうトラウマ体験は,その後の対人関係全般に影響を及ぼす。
「子どものトラウマ」日本保健医療行動科学会年報
具体例
- いじめを受けた
- 些細な言動で親友を怒らせてしまい疎遠になった
- 大勢の人が見ている場で失敗した
- 部活動での上下関係が厳しかった
- 担任の先生が親身になって話を聞いてくれなかった
このような経験があると、
「また裏切られるかもしれない」
「自分は人と関わるのは向いていないんだ」
「人と関わっても苦しくなるだけだ」
「社会に出てからも同じことが起こるのでは?」
と感じて不安になる、ということなのかもしれません。
社会人になってから起きた人間関係のトラウマ
限られたコミュニティでの人間関係が中心になる学生時代。
それとは違い、大人になると一気に人間関係の幅が広がります。
また「一人の自立した人間」として見られ、責任が重くなります。
合わない人と関わらなければいけない機会も増えます。
良好な人間関係を築くことも難しくなるでしょう。
その中でトラウマを経験すると、人と関わることが億劫になるのも無理はありません。
恋愛で起きた人間関係のトラウマ
恋愛で裏切られた経験があると、その傷は深く残ることも多いでしょう。
特別な想いを寄せる相手なだけに、単に「裏切られた」のではなく「信じていたのに裏切られた」と感じ、苦しくなりがちです。
コンプレックスがある
コンプレックスがあり自分に自信が持てないと、人と関わることをためらってしまいます。
悩みや欠点を知られたくない
容姿や能力などが劣っているとひどく感じたり、知られたくない悩みがあると
「バレてしまったらどうしよう」
という恐怖から人と話すときに壁を作ることがあります。
会話自体を避けるようにもなります。
コンプレックスを知られない状況では問題なく人と関われるのなら、これが原因の可能性も高いでしょう。
例えば容姿にコンプレックスがある場合、ボイスチャットでなら楽しく話せる、などですね。
コミュニケーションが苦手
話すこと自体がコンプレックスになっていると、人との関わり全般を避けてしまいます。
人と話す機会が減り、コミュニケーション力を伸ばせずに不安が余計に大きくなることもあり得ます。
病気の可能性もある
病気が理由で「人と関わりたくない」という考えになっていることもあります。
不安が生活に大きな支障をきたすのであれば、病気の可能性も視野に入れてみてくださいね。
うつ病
うつ病とは
うつ病は、気分障害の一つです。一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。
「うつ病」厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイト
うつ病で気分が落ち込んでいるから、人と関わることを楽しめないのかもしれません。
社交不安障害(SAD)
社交不安障害(SAD)とは
DSM-Ⅳによると,SADは,他人の注視を浴びるかもしれない社会的状況または行為をする状況に対して,顕著で持続的な恐怖を抱き,自分が恥をかいたり,恥ずかしい思いをするように行動すること(または不安症状を露呈したりすること)を恐れる状態であるとされる.
「社交不安障害の現在とこれから」精神神経学雑誌
人から注目を浴びることが怖い社交不安障害だと、「人と会う」という行動も恐れてしまうのでしょう。
回避性パーソナリティ障害
回避性パーソナリティ障害とは
回避性パーソナリティ障害は、拒絶、批判、または屈辱を受けるリスクのある社会的状況や交流を回避することを特徴とします。
「回避性パーソナリティ障害」MSDマニュアル家庭版
社交不安障害と少し似ていますが、「恐れる」のか「回避する」のかという違いがありますね。
回避性パーソナリティ障害の人は「人と関わりたくない」と思うだけでなく、実際に関わらないように行動するようです。
発達障害
発達障害とは
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。
「発達障害」厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイト
発達障害は「人と関わりたくない」という思いと直接的な関係はありません。
しかし、生まれつき行動や情緒が周りと違っていると、
「自分は人間関係を上手に築くのが苦手なんだ」
と感じることもあります。
HSPが特に人と関わりたくないと思う状況
これまでは人と関わりたくないと思う理由を紹介してきました。
他にも、状況によって「人と関わりたくない」と強く感じることもあります。
人の多い場所にいるとき
HSPは感受性が豊かなので、人の多い場所が苦手な傾向にあります。
話し声があちこちから聞こえてきたりして、受け取る情報が多くなるからです。
そういった場所に行くことに苦手意識が生まれ、避けるようにもなります。
多くの人が楽しそうにしている場所だと、無理にテンションを合わせようとして余計に疲れてしまいます。「自分にはできない」と落ち込みさえします。
苦手な環境にいる・ことをするとき
苦手な環境にいると、緊張して疲れてしまいますよね。
具体例
- ノルマが厳しく、いつもピリピリしている職場
- 家族に怒りっぽい人がおり、家でも居心地が悪い
このような環境にいるとつらくなり、自己肯定感も下がってしまいます。
そして、いつも以上に人と関わることが怖く感じるのではないでしょうか。
苦手なことをしなければいけないときも同様です。
具体例
- 電話をするとき
- 雑談をするとき
- 取引先の人と話すとき
「上手く話を盛り上げられているかな」
「何か失礼な言動をしていないかな」
と考え、神経をすり減らしてしまいます。
疲れているとき・体調不良のとき
すでに心身が疲れている状態だと、人と関わることに対してエネルギーを使えません。
相手に優しく接することがいつもより難しく感じるときもあります。
また疲れているときは、ネガティブ思考になりがちですよね。
「人と関わるなんて自分には無理だ…」
「こんな思いはきっと誰も理解してくれないだろう」
「悩んでいることを相談できる相手もいないし、どうしよう」
このように、どんどん悩みが大きくなることもあります。
「人と関わりたくない」という思いを受け入れよう
ここからは、人と関わりたくない思いとの向き合い方を紹介します。
はじめに、「人と関わりたくない」という思いと、そう思っている自分を受け入れましょう。
無理して克服する必要はない
「人と関わりたくない」という思いは、無理して克服しなくて大丈夫です!
無理すると、反動でさらに「人と関わりたくない」という思いが強まることもあります。
また、先天的な特性が理由なら、そもそも克服することができません。
代わりに「向き合い方」を変えることならできます。
ただしこれも、余裕のあるときにおこないましょう。
人との関わり方は人それぞれ
一日中たくさんの人に囲まれている人。
数人の友人と適度に話す人。
必要なとき以外は全くしゃべらない人。
社会にはいろいろな人がいますよね。
たくさんの人と関わる人が良くて、ずっと一人でいる人は悪い、というわけではありません。
人との関わり方は、自分の好きなように決めて大丈夫です。
自分を理解しよう
「人と関わりたくない」という思いを受け入れられたら、次のステップです。
「自分の気持ち」「合う環境」「合う人との関わり方」などを理解していきましょう。
本音に目を向ける
本当に「人と関わりたくない」と思っているのか、実際は「疲れない範囲で人と関わりたい」のか。
今は「完全に一人になって休みたい」のか「信頼できる人になら会いたい」のか。
本音に目を向けることは、「人と関わりたくない」という思いと向き合う上で大切になります。
自己肯定感を高める
自己肯定感が低いと、事実以上に「自分は人と関わるのに向いていないんだ」と思うことがあります。
また、「こんな自分じゃダメだ」と自分で自分を責めてしまう人もいます。
感じ方をポジティブに変えることができれば、「人と関わることは怖くない」と思えるようになるはずです。
具体的には下記の方法で自己肯定感を高めることができます。
具体例
- 自己肯定感を下げる人・ものから離れる
- 自分の長所に目を向ける
- 自分を褒める
- 小さな目標をたくさん達成する
- 人と比べることをやめる
- いつもと少し違うことに挑戦する
「これならできそう」と思えるものを試してみてくださいね。
自分に合う環境を考える
環境が合っていないだけで、本当は人と関わることが苦手ではないかもしれません。
自分に合う環境を探してみましょう。
具体例
- 苦手なことをカバーし合って働ける会社
- 特性や得意不得意を受け入れてもらえる
- 穏やかな雰囲気の場所
同じHSPさんでも、合う環境は多種多様です。
「自分に合うかどうか」を意識して考えてみてくださいね。
コンプレックスを知り、克服できないか考える
コンプレックスが理由で人と関わることが苦手になっている場合は、克服を考えてみましょう。
具体例
- 自分を客観的に見る
- コンプレックスのない理想の自分に近づく
- 自己肯定感を高める
ひとりで克服するのが難しいときは、信頼できる相手やカウンセラーを頼るのも良いですね。
どのくらいなら無理なく人と関われるか知る
人と関わる時間が自分の限界を超えている可能性もあります。
少しずつ人と関わる時間を減らしてみましょう。
具体例
- 用事を作り、誘いを断る
- 自分から話しかけにいかない
- SNSで交流する時間を減らす
他には関わり方を変えてみる方法もあります。
具体例
- オンラインに切り替える
- テキスト上でのやり取りをメインにする
オンラインだと刺激を受け取る範囲が画面のみになるのでオススメです。
意識して休もう
自分を理解出来たら、次はそれに沿って行動することを心がけてみてくださいね。
一人の時間を作る
人と会うことで疲弊したら、一人で休む時間を作りましょう。
休み時間や休日は一人で休む
仕事での人間関係を本来休めるはずの時間に持ち込むと、疲れを取る時間が短くなります。
気になるかもしれませんが、仕事の情報を遮断してきちんと休みましょう。
仕事以外でも、関わるのは一緒にいたいと思える人のみにし、休む時間を作るようにしてみてくださいね。
気が済むまで一人で過ごす
疲れがたまっているのなら、気が済むまで一人で過ごすという方法もあります。
十分にまとまった時間を取って思いきり休むと、気力が回復するかもしれません。
好きなことをしてリフレッシュする
ただ休むのは苦手だという人は、好きなことに打ち込むのもよいでしょう。
一人でできる趣味を始める
一人で楽しめる趣味を持っておくと、「人と関わりたくない」という考えを忘れられます。
具体例
- 鑑賞系の趣味(映画鑑賞・音楽鑑賞・美術鑑賞など)
- ものづくり系の趣味(イラスト・ハンドメイド・DIYなど)
- リフレッシュ系の趣味(ヨガ・瞑想・ストレッチなど)
- アウトドア系の趣味(ジョギング・登山・釣りなど)
- スキルアップにつながる趣味(ブログ・学習・読書など)
趣味はさまざまなので、自分に合うものを見つけてみてくださいね。
信頼できる人と会う
一緒にいることが苦にならない人と過ごすことでもリフレッシュできます。
買い物や食事に出かけたり、一緒にゲームをしたり。
ただ話すだけでもスッキリしますよ。
人との関わり方を学ぼう
「人と関わりたくない」と思っても、全く人と関わらずに生きていくことはできません。
また、交友関係を広げすぎなければ、むしろ人と関わることは好きだというHSPさんもいると思います。
でも、人に対して苦手意識があったり、コミュニケーションの取り方が分からなかったり…。
この章では、人との関わり方を知りたい方へ向けた対処法をご紹介します。
詳しく知りたい方は、より深い解説をしているこちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。
人と関わることは怖くないと認識する
人間関係でトラウマを経験しており、人に対して苦手意識がある。
そんな方は「人と関わることは怖くない」と認識するための方法をとりましょう。
相手の長所を探す
「人が苦手」という思いがあるのは、人の短所に注目しているからかもしれません。
相手の長所を意識して探してみてくださいね。
ただし、どうしても相性の悪い相手はいるものです。
長所を探してもやはり苦手なときは、無理せず関わる回数を減らしても大丈夫です。
同じ趣味の人と話してみる
共通の話題があると、会話が弾みやすいですよね。
楽しい趣味の話をしていくうちに、会話や人に対する恐怖心を和らげられる場合もあります。
SNSで簡単に同じ趣味の人を見つけられるので、余裕があればぜひ試してみてください。
自分と合う人との関わりを増やす
今いる環境に相性の悪い人が多いだけだという可能性もあります。
ほんの少し勇気を出して新しい環境に行くと、無理なく人と関われるようになるかもしれませんよ。
具体例
- SNSを始める
- コミュニティに入る
- 転職する
このブログを運営している株式会社Tealsには、HSPさんがたくさん集まるコミュニティ「Tealsホーム」があります。
Tealsホームは、自分のままで働きたい人が一歩踏み出すためのコミュニティです。
Tealsはいつでもあなたを歓迎します♪
コミュニケーションスキルを高める
コミュニケーションスキルを高めて自分に自信をつけるという方法もあります。
具体例
- 相手に関心を向ける
- 話に集中する
- 共通点を見つけ、深堀りする
- 仕草や話し方を相手に合わせる
- 表情などの非言語コミュニケーションを意識する
- 結論から話す
- 話のネタを探し、ストックしておく
- コミュニケーションが上手な人の真似をする
コミュニケーションに関する書籍も多くあるので、本格的に学びたい方は本を利用してみるのも良いですね。
ちょうどいい距離感で人と接する
「どのくらいの人と」「どのくらい深く」関われるかは人それぞれです。
自分に合う関わり方で人と関わるようにしましょう。
誘いを断ってみる
嫌われちゃったらどうしよう…
そう思って気が乗らない誘いでも乗ってしまうこと、ありますよね。
ですが、誘いに乗ってばかりでは疲れてしまいます。
時には自分の心に素直に従っても大丈夫です。
ただ断るのは気が引けるという人は、断る理由を持っておくという方法も試してみてください。
ヨガなどの習い事は、予定になる上にリラックスできるのでHSPさんにオススメです。
期待をしすぎない
相手に過度な期待をかけていると、期待が外れたときにつらくなりますよね。
期待しすぎないようにすれば、つらくなることを避けられます。
その上、期待を上回ったときの喜びが大きくなります。
でも、期待しないのって難しい…
という方は、期待しすぎている場面でそれを認識するところから始めてみましょう。
考え方は少しずつ変えていけば大丈夫です。
交友関係を無理に広げない
「交友関係は広いほうがいい」と思って、無理にいろんな人に話しかけに行ってない?
言われてみると、SNSを始めたてのときにフォローやリプをし過ぎることがあったよ。
それをしばらく続けていると、疲れてSNSを辞めたくなっちゃうよね。
そうそう。つらくなって、そのアカウントは消しちゃった。
私も同じ経験があるから、それ以降SNSは「自分のペースで」を第一に考えて利用しているよ。
「自分のペースで」なら大丈夫そう!
人との関わり方は自由です。
必要以上に交友関係を広げる必要はありません。
自分に合う距離感や広さで人と関わるようにしましょう。
素の自分で接する
自分を偽って人と接していると、偽った“自分”を好きな人が集まってきます。
こうなると、交友関係を続けるためには自分を偽り続けなければなりません。
素の自分で接すると、素の自分を好きな人が周りに集まります。
無理に偽る必要がないので、素の自分でいるほうが居心地がいいですよね。
しかし、これまでずっと自分を偽っていると、素の自分を出すのは難しいと思います。
素の自分でいるための具体的な方法を紹介します。
素の自分を受け入れる
「素の自分でいていいんだ」
そう思うためには、自分を受け入れることが大切です。
具体例
- 休日は気の向くままに過ごしてみる
- 信頼できる人と共に行動する
- 短所を知り、認める
- 周りと比べない
- 自己分析をする
例で紹介した自己分析は、Tealsホームで力を入れていることのひとつです。
Tealsホームには「自己理解プロファイル」というプログラムがあります。
自己理解プロファイルを利用すると、性格検査とキャリア分析で自己理解を深められます。
Tealsホームでぜひ一緒に自己理解を深めましょう!
自己開示をする
会話に自分の話を混ぜることで、相手の信頼を得やすくなります。
具体例
- プライベートのことを話す
- あるあるの失敗談を話して親近感を得る
- 相手の自己開示を促し、その流れで自分も話す
いきなり深い話をすると驚かれて逆効果なので、少しずつ自己開示をすることを心がけましょう。
悩みを吐き出す
悩みを一人で抱え込んでいると、考えを反芻してしんどいですよね。
そんなときは悩みを外に吐き出してみてください。
モヤモヤを言語化して吐き出すことで、スッキリしますよ。
紙に書く
最も気軽にできるのが、悩みを紙に書く方法です。
相手が必要ないので、いつでもどこでも実践することができます。
言語化しながら手を動かして書くことで、冷静に考えられるという点でもオススメです!
信頼できる相談相手に話す
信頼できる相手に話すという方法もあります。
誰かに話すと、「悩みを共有している相手がいる」という安心感が生まれます。
紙に書くだけでは悩みを消化しきれないという方は、この方法も試してみてくださいね。
吐き出す相手は、受け止めてくれる人、新しい視点をくれる人が良いでしょう。ポジティブに考えられるようになり、不安が解消されやすいです。
不安が大きいなら病院やカウンセリングへ
「不安が大きくて、悩みを吐き出せるような相手もいない…」
というかたは、医者やカウンセラーを頼ることも検討してみてくださいね。
専門的な知識のある方に聞いてもらうことで、不安を和らげられます。
HSPさんは嫌なことを避けても大丈夫
感受性が豊かなHSPさんは、多くの情報を受け取り疲れる傾向にあります。
情報量の多いこと、苦手なことは、避けても大丈夫です。
我慢して苦手なことに取り組んでも、さらに苦しくなってしまいます。
せっかく同じ時間を使って取り組むなら、好きなことをするほうがいいですよね。
苦手なもの・ことを避ける
「これをしたら疲れる」というものはできる限り避けましょう。
具体例
- 会社の人とはプライベートで関わらない
- 大勢の人がいる場所には行かない
- ホラー映画を観ない
- 秒針の音がする時計を部屋に置かない
刺激の強いもの・情報量の多いものから離れて落ち着く環境を作ると、疲れる回数が少なくなります。
これまで休息に充てていた時間を、好きなことに使えるようにもなります!
SNSを見ないようにする
SNSではたくさんの人の意見が飛び交っており、見ると苦しくなるHSPさんも多いのではないでしょうか。
SNSの「簡単に多くの人と繋がれる」という特徴はとても便利です。
しかし、人と関わりたくないHSPさんにとっては、疲れる理由でもあります。
SNSを見る時間を減らし、影響を受けないようにしましょう。
通知をOFFにすると、SNSが気になりにくくなるので試してみてくださいね。
人間関係を気にせず没頭できることを探す
「苦手なことを避ける」
「SNSを見ない」
と、これまでは「やめる」方法を紹介してきました。
でも、やめるだけでは余った時間を持て余してしまいますよね。
空いた時間を埋められる没頭できることがあると、楽しく日々を過ごせるようになりますよ。
具体例
- その世界に浸れる、作品鑑賞や読書
- 頭を使う、ゲームやパズル
- 手を動かす、ハンドメイドやイラスト
- 自然を感じられる、キャンプやガーデニング
- リラックス効果のある、ヨガやスポーツ
HSPにおすすめ!人との関わりが少ない仕事
「人と関わるのは苦手だから、仕事も人と関わらないものを選びたい」
という方へ向け、人との関わりが少ない仕事を紹介します。
IT系の仕事
IT系の仕事はパソコンに向かう時間が多いため、人と話す機会は少なくなります。
具体例
- プログラマー
- Webマーケター
- Webデザイナー
- Webライター
- アフィリエイト
- データ入力
しかしこれらの仕事も、取引先などとのコミュニケーションが必要です。
もちろんパソコンスキルも必須です。
クリエイティブ系の仕事
作品と向き合う時間が長いクリエイティブ系の仕事も、人との関わりは少ないです。
具体例
- 動画編集
- 音楽制作
- イラストレーター
- 小説家
- 漫画家
- ハンドメイド作品の販売
これらもIT系の仕事と同じく、取引先とのコミュニケーションがあります。
またフリーで働く場合は、自分をプロデュースして売り込むことも必要です。
現場作業の仕事
現場に立つ仕事も、あまり人と話す必要がありません。
具体例
- トラックドライバー
- 工場作業員
- 新聞配達
- 警備員
- 清掃員
これらの仕事は、人との関わりが少ないぶん体力の消耗が激しくなります。
体力に自信のある方は検討してみてくださいね。
その他
他にも人との関わりが少ない仕事はあります。
翻訳家
小説、映画、ビジネスで必要な学術書などの翻訳をおこなう翻訳家。
十分な収入を得るのは難しいと言われがちですが、一人で黙々と作業ができる仕事でもあります。
語学力のある方は視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ゲームテスター
発売前のゲームをプレイして、不具合やバグがないか確認するゲームテスター。
単調作業が続くので集中力が必要にはなりますが、ゲームをプレイすることが仕事なのはとても魅力的です。
ゲームと単調作業が好きな方にはうってつけの職業ですね。
人と関わることが好きな人と一緒に働く
自身の苦手な「人との関わり」をカバーしてくれる人とタッグを組む方法もあります。
人と関わる業務は相手に頼み、相手の苦手なことを自分がカバーしましょう。
そうすれば、仕事内容に関係なく人との関わりを減らせます。
相手を見つけることは至難の業ですが、できる限り人と関わりたくない方にはこの方法が合うかもしれません。
人と関わりたくないHSPさんの仕事の選び方
前項で紹介した仕事は、あくまで一例にすぎません。
人と関わる機会が少なくても、合わない仕事であれば苦しくなります。
自分に合う仕事内容や働き方を選ぶのが一番です。
まずは自己理解を深めて合う仕事を知る
「自分に合う仕事と言われても、何が合うのかわからない…」
という方は、自己理解を深めるところから始めてみましょう。
例えば、私はTealsホームで「自己理解プロファイル」を進めています。
自己理解プロファイルは、性格検査とキャリア分析で自己理解を深め、これからのキャリアや生活に活かすことのできるプログラムです。
このプログラムを利用すると、自分の得意分野や過ごしやすい環境を知ることができます。
私は自己理解プロファイルを通して「慎重でありながら精力的に活動する傾向もあるので、本当にいいと思えることには臆さず行動できる」と気づくことができました。
適したキャリアを見つけるのに、きっと役立ってくれますよ。
またTealsホームには、自己理解を深めた後の「キャリア選択」や「スキル習得」のサポートもあります。
「自分のままで働く」ためにも、Tealsに参加して一歩踏み出してみませんか?
今の働き方で快適に
自分に合う仕事がわかったら、次のステップです。
実際のキャリアにどう活かすのかを考えていきましょう。
今の働き方が合っていれば、無理に環境を変える必要はありません。
環境は整っているので、さらに快適に働くにはどうするか考えます。
具体例
- 上司との関係性を良好にするため、他者理解を深める
- 得意・苦手を互いに補完し合う働き方ができないか掛け合う
- 一部をオンラインでの作業にさせてもらう
合う会社へ転職する
「今の会社では自分のままで働けそうにない…」
という場合は、思い切って転職を視野に入れることをオススメします。
転職エージェントやハローワークに話を聞いてみるのもいいですし、Tealsホームでも、専門家からキャリアのリアルなお話を聞ける機会があります。
得意なことを活かして働ける会社をきっと見つけられますよ。
転職エージェントってビジネス的で怖いイメージがあるけど、大丈夫?
会社によってはそうだよね。TealsはHSPさんに詳しい繊細な人が多いから、安心できると思うよ。
また、HSPさんが無理なく就活するコツをまとめた記事も用意しています。
就活を検討する方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
フリーランスになる
フリーランスとして働く方が向いているHSPさんもいます。
この場合のキャリア支援も、Tealsホームではおこなっています。
例えば「ライター」「SNS運用」のスキルを習得できるコースがあります。
講師に添削していただきながら、実際に記事や投稿を作成することができます。
私も、仕事での経験が全くない状態から、Tealsなどでライティングを学んでいるんだ。
このレベルの記事が書けるまで、どのくらい練習したの?
8ヶ月前から記事を書くようになって、これでちょうど10本目かな。「合う環境」「モチベーション」「得意かどうか」が大切なことにも気づけたよ。
「人と関わりたくない」という考えがあっても、スキルを身につけて自分のままで働くことは可能です。
一緒に合う働き方を見つけましょう!
まとめ|HSPさんは自分のペースで人と関わろう
この記事では、
- 人と関わりたくないと思う理由
- 「人と関わりたくない」思いとの向き合い方・対処法
- 人と関わりたくない人へおすすめしたい仕事の選び方
についてお伝えしました。
HSPさんが「人と関わりたくない」と感じる裏には、いろいろな理由があります。
しかしそれは、必ずしも克服が必要なものではありません。
人との関わり方は自由です。
自分のペースで、自分に合う方法で、人と関わるようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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