HSS型HSPってどんな特徴があるのかな?
聞いたことはあるけど、詳しくは知らないかも。一緒に調べてみようか!
「HSS型HSP」という言葉は聞いたことがあるけど、詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか?
本記事では、そのような方に向けて以下を紹介します。
- 【HSS型(刺激追及型)】HSPの4つの分類とは?
- HSS型HSPの特徴とその個性
- HSS型HSPが抱える矛盾とは?
HSS型HSPとは「刺激追求型」とも呼ばれ、HSPの中でも好奇心旺盛で刺激を求める傾向のある人のことです。
「刺激を求めるが刺激に敏感な存在」という矛盾に苦しむこともありますが、すばらしい個性を持っています。
体験談も交えて紹介していきますので、HSS型HSPについて詳しくなっていきましょう。
HSS型HSPとは?HSPの4つの分類と共に紹介!
HSS型HSPとHSPは何が違うんだろう?
違うというより、HSPの分類の1つだと考えると分かりやすいかも!
HSS型とは「High Sensation Seeking」の略で、刺激追求型とよばれることもあります。
ここではHSPとの共通点も含めて、その特徴を紹介します。
【HSS型(刺激追及型)】HSPの4つの分類とは?
以下のように、HSPは4つに分けられると考えられており、その中の1つが「HSS型(刺激追求型)」です。
共通することは「刺激に敏感」であること。
また、HSS型(刺激追求型)であるかどうか、HSE(外向型)であるかどうかで分けられています。
HSS型とHSEを混ぜてしまうこともありますが、以下の違いがあります。
- HSS型=好奇心旺盛であらゆる刺激を求める
- HSE=人との出会いを多く求める
「HSS型HSE」の気質を持つ人もいますので、分けるときには注意です。
また、HSS型やHSEという言葉は科学的に証明されたものではありません。
あくまで、「HSPっぽいんだけどなんか違う」という矛盾を説明するために生まれた言葉です。
HSS型やHSEであるかどうかを調べる方法
HSPの4つの分類の中でも、自分がどの分類か調べる方法はあるのかな?
効果が証明されたチェック方法はありませんが、本記事では「ビッグファイブ理論」で調べる方法を紹介します。
<ビッグファイブ理論とは>
ビッグファイブとは、性格は5つの因子によって構成されているという学説のことです。ビッグファイブは、世界で最も信憑性のある性格分析と言われており、ビッグファイブを使った心理テストは世界中で活用されています。
アチーブメントHRソリューション「ビッグファイブとは?5つの性格特性と心理テストを紹介」(https://achievement-hrs.co.jp/ritori/big-5/)
具体的には、ビッグファイブにおいて「開放性と外向性の度合い」を調べ、HSPの中でもどれに当てはまるかを考えます。
- 開放性:知的好奇心の強さや、芸術的感受性などを測る指標
- 外向性:社交性や積極性、活発さを測る指標
例えば、開放性が高い人は「HSS型」、外向性が高い人は「HSE」の傾向があると考えることができます。
詳細な自己分析方法を知りたいという方は以下ものぞいてみてください。
HSS型HSPの特徴5選!特徴から考えられる個性も紹介!
では、HSS型にはどのような特徴があるのでしょうか?
先ほど紹介した以下の「HSS型HSP」の特徴を具体的な場面で考えていきましょう。
HSS型HSPの特徴
- 刺激に敏感(HSPと共通の特徴)
- 好奇心旺盛(HSS型の特徴)
- 刺激に飛び込む(HSS型の特徴)
- 内向的(HSEではない特徴)
感受性が高く様々な刺激に敏感
HSS型にもHSPと共通して「あらゆる刺激に敏感」という特徴を持つ人がいます。
例えば、以下のツイートに共感できるという人も多いのではないでしょうか?
これだけだと悪く見えますが、良い刺激にも敏感で「相手の表情の小さな変化」や「日々の小さな幸せ」を見つけられます。
そのため、その特徴を多くの場面で発揮している芸能人もいます。
- ダウンタウン|松本 人志さん
- ピース|又吉 直樹さん
- 元乃木坂46|中元 日芽花さん
全員がHSPであるという科学的な根拠はありませんが、HSPと公表し活躍している芸能人がいることも事実です。
HSPの芸能人についてもっと知りたいという方は以下ものぞいてみてください。
深い思考力を持つ
「一を聞いて十を知る」「1つをとことん突き詰めて考える」など、深い思考力を持っている方が多いのも特徴です。
一度スイッチが入ったときの集中力は凄まじく、周りの音を全く気にせずに作業を進められます。
- 仕事で誰よりも早くタスクを終わらせる
- 研究など1つの知識に対する理解が深い
- 目安を大幅に下回る時間で資格を取得する
ただ、興味のないことには無関心なこともあり、スイッチを入れられるかどうが勝負です。
好奇心旺盛で何事にも興味を持つ
HSS型HSPは刺激を求めて、自由に行動する傾向にあります。
興味があることに対して突発的に行動するので、小さな頃からたくさんの経験をしている人も多いのではないでしょうか?
- 新商品が出ると、すぐ購入する
- 興味がある店にはとりあえず行ってみる
- レストランで毎回違うメニューを頼む
活動的でエネルギッシュである
好奇心旺盛であることと共通して、活動的でエネルギッシュな人もいます。
友人と遊んでいるときや職場でも明るく笑顔なため、周りに元気を与える存在でもあります。
- バンジージャンプなどスリルを求めて活動する
- 海外旅行など行ったことの無い場所に行くのが好き
- 職場や友人と遊ぶときはいつも明るく笑顔で元気
そして、色々なことに興味をもち活発に動いていくため「マルチ・ポテンシャライト」の才能を持っている人もいるかもしれません。
専門分野だけでなく、多くの経験で培った知識で活躍できることは、大きな強みにもなります。
<マルチ・ポテンシャライトとは>
さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに追求する人
indeed 「転職回数の多さを武器に!マルチ・ポテンシャライトを知ろう」(https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/career-as-a-multipotentialite)
人に好かれる
HSS型HSPは刺激を常に求めており、活発的でとにかく明るいため、周りからも元気に見られやすいです。
かといって、マイペースではなく、人の気持ちにも繊細で相手に合わせて動くこともできる。
そのため、サポーターとしてもリーダーとしても動けるので、色々な場所で「できる」存在として好かれることがあります。
結論:HSS型HSPは「刺激を求めるが刺激に敏感な存在」である
HSS型HSPは刺激を求めるけど、刺激に敏感な存在なんだね。
HSS型HSPは「ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる」のように「矛盾を抱えた存在」と表されることがあります。
「矛盾を抱える」と表すと、ネガティブイメージを持つかもしれませんが、HSS型HSPには多くの個性があります。
また、HSS型HSPは全人口で6%しかいないと言われている、希少な存在でもあります。
大切なのは、個性を理解しどのように発揮できるかを考えること。
ぜひ、本記事の内容を参考にその個性を発揮できるようにしていきましょう!
HSS型HSPが抱えやすい悩みを体験談とともに紹介
HSS型HSPは矛盾を抱えた存在であるため、生きづらさを感じることもあります。
今回は抱えやすい悩みについて、HSS型HSPの特徴や体験から紹介していきます。
刺激を求めて外に出るが、外に出たら出たで疲れる
HSS型HSPは家にいるよりも新しい刺激を求めて、外出します。
しかし、外には日光の光や車の騒音、人混みなどの刺激がたくさん。
そのため、家に帰ってきたときにはグッタリということも少なくありません。
また、友人と遊びに行ったときも同じで、遊んでいるときは楽しいのに帰るとグッタリすることも少なくありません。
刺激とのつき合い方が難しいというのはHSS型HSPが最も抱えやすい悩みの1つかもしれません。
イベントを企画するのに、2時間で帰りたくなる
ちょっと、疲れてきたな…。
刺激を求めるため、様々なイベントの企画を好む人もいます。
ただ、たくさんの人と話したり、上手くいくかどうかの不安と過ごしたりと、刺激が多いのが正直なところ。
企画したはいいものの、2時間ぐらいで疲れて、帰りたくなるということもあります。
頑張ろうと思うが、自分を追い込みすぎて辛くなる
集中力が高く、興味を持ったことに対しては時間を忘れて熱中する。
そのため、短期間で多くのことを学び、急成長できるという特徴があります。
ただ、時間を忘れているため、気づいたら突然電池切れになっていることも少なくありません。
私も時間を忘れて熱中することが多いけど、気づいたら疲れて、そのまま布団にダイブしているということがよくあるわ!
また、好奇心旺盛で他のことに興味がうつりやすく、気づいたら冷めているということもあります。
ただ、飽きるものや期間は人それぞれで、1ヶ月程度のものもあれば、5〜6年続くものもあります。
人とすぐに仲良くなれるが、少しつき合うと距離ができる
HSS型HSPは活発なため、周りからも積極的なイメージを持たれやすいです。
そして、その性格から人に好かれることも多く、初対面であっても距離を詰めることができます。
ただ、同時に警戒心も高く、最初こそ仲が良いですが、2回目以降は相手との距離をはかることもしばしば。
洞察力も高いため、自分に合うのかどうかを判断しながら行動することも多くあります。
思い切って行動するが、やってからミスを後悔する
思い切って行動するのですが、ミスをすると引きずってしまうこともあります。
特に思考が深いため、「どうして気づけなかったのだろう」と反省会が始まってしまうこともあります。
スッと悩みが消えることもあれば、引きずってしまうこともしばしば…。
思いきり行動できることはよいですが、失敗するリスクもあるため、バランスが難しいところです。
HSS型HSPが幸福に生きるためのポイント3選
では、どのようにしたら「HSS型HSP」の抱えやすい悩みを乗り越えて、幸せに生活できるようになるのでしょうか?
ポイントは「矛盾を受け入れ、矛盾にあった生活ができるようになること」です。
ここでは、体験をもとに以下3つについて紹介していきます。
適度な休息と休養をとる
HSS型HSPには適度な休息と休養をとることが大切です。
・休息とは
長時間作業の間に入れる短いブレイクのこと。例えば、1時間働いたら、10分間休息するなど、次の仕事や勉強をはかどらせるために、いったん集中力や肉体をゆるめることです
・休養とは
一般的には、休息よりも長い時間の休みで、心身のエネルギーをチャージすることを指します。例えば『週末は海辺をお散歩して、いい休養になった』など、仕事を休んで、気力・体力を養うためのものです
覚えておきたい「休息」と「休養」の違い(https://dime.jp/genre/506299/)
充電のいらない電池がないように、どんな人であってもいつかは体力に限界がきます。
中でもHSS型HSPは集中力が高く、気づいた時には限界がきているということも少なくありません。
そのため、疲れを感じたときは無理をせずに、気分転換の時間をとってあげることが大切です。
頑張りすぎなくて大丈夫です。自分のペースで一歩ずつ前進して行きましょう。
今の自分にできることに目を向けていく
何で、私はこんなに生きづらいんだろう…。
私はHSS型HSPだから、他の人と違って生きづらいんだ…。
HSS型に限らず、HSPと話すとこのようなことを聞くことがあります。
私もHSPでたくさんの辛い経験をしてきた1人で、同じように考えてしまうことがよくあります。
- 「人に共感しすぎてしんどくなることもあるけど、人の痛みに寄り添える人間でいられるなら、この気質を受け入れて生きていくのもいいかなって思えるようになりました。」(最上 もがさん)
- 「HSPだからこそできることや、魅力があると私は思います。いいや、あります。これはもう断言します。」(中元 日芽花さん)
でも、HSPだからできることはあるんだなと少しずつ前進できるようになってきました。
また、繊細で周りの表情ばかり気にする自分だからこそできることはあると思えるようになってきました。
上手くいかないことを悲観的に考えることはなく、ありのままの自分で生きていくことが大切だと考えています。
自分自身を受け入れる
ここまでで、色々な人の言葉を借りながら、HSS型HSPが気楽に生きるためのポイントを紹介してきました。
幸福に生きるポイントとは書いていますが、正直、HSPが幸福に生きることは簡単じゃないとも思っています。
それは私自身の経験からも、色々なHSPの話を聞く中でも感じたことです。
「辛い」「大変」「生きづらい」と様々な悩みがある中で、頑張れないこともあると思います。
しかし、そんな人に伝えたいこと。それは「甘えじゃない」ということです。
どんなことがあっても前向きに幸せに生きようとして、頑張っているだけなのです。
頑張れないのは甘えではありません。今の自分。ありのままの自分を受け入れて、ゆっくり前に進んでいきましょう。
HSS型HSP型の特徴の活かし方を5つの状況別に解説!
では、本記事の最後にHSS型HSPの特徴の活かし方について紹介していきます。
これは「私にもできるかも」という発見のきっかけになるようにしますので、ぜひ参考にしてください。
仕事
「圧倒的な集中力」「好奇心旺盛であらゆる刺激に飛び込む力」「深い思考力」。
これらは、例えば以下のように仕事のあらゆる場面に活かすことができます。
- 集中力の高さを活かし、短い時間で仕事をこなしていく。早いスピードで、知識を吸収するため成長が早い
- 色々な仕事に挑戦し、多く経験する。失敗もあるが、次に活かして、前に進める
- 危険にいち早く気づき未事故を防ぐ。誰も思いつかないような考えを提案し、周りを驚かす
ネガティブな面に注目してしまいがちですが、見方を変えるとHSS型HSPには仕事に活かせる特徴があります。
明日から、ポジティブな面にも目を向けて仕事をしてみてください。
人付き合い
「活発的で明るい」「人の表情や感情を読み取ることができる」
HSS型HSPは「人に好かれやすい」特徴を多く持っています。
また、常に新しい刺激を求めて色々な場所に飛び込んでいるため、色々な人と会うことができます。
社外の人と出会えることはたくさんのメリットがあるよね!
恋愛
ここでは特徴の活かし方ではなく、恋愛において注意すべきことという観点から紹介していきます。
まず、注意したいことは恋愛においても「熱しやすく、冷めやすい」ということです。
最初は好きだったのに、だんだん気持ちが無くなっていくんだよね…。
そのため、「一緒にいるとき・いないとき」など、状況の中で印象を確かめてみることがオススメです。
また、「好奇心旺盛でマイペース」の部分もありますので、包容力が高い人がよい場合もあります。
ただ、最も大切なのは「心が通じ合えるかどうか」だと私は考えています。
HSP全体の恋愛については、以下ものぞいてみてください。
副業・趣味
HSS型HSPが本業以外に副業を始めることや新しい趣味を始めることには、多くのメリットがあります。
- 日々新しい経験や知識を学ぶことができる
- 色々な人に出会うことができる
- 本業をやめることができる
ただ、自分にはどんな仕事が向いているか分からないという人も多いかもしれません。
そのような方は自身の適職を探すためにも、ぜひ下記の記事を参照してみてください。
休日の過ごし方
HSS型HSPにとって休日の過ごし方を考えることは、最も重要なことです。
なぜなら、休日の過ごし方によって平日のコンディションなどが大きく変わってくるからです。
- 刺激を求めて、自分の知らない土地に行ってみる
- 日々の疲れを癒すために、1日家でゆっくりする
今の状態から「新しい刺激を求めるのか」。それとも「疲れを癒すために使うのか」を選択してみてください。
個人的なオススメは「新しい刺激を求めつつ、リラックスできる場所」を選ぶこと。
例えば、以下のような場所はオススメです。
HSS型HSP 休日のオススメ場所
- スーパー銭湯や日帰り温泉
- 自然と多く触れ合える山や森林公園
- 下呂や湯河原など自然や温泉が有名な温泉地への旅行
【HSS型HSP】自分のペースでゆっくり進んでいこう
HSS型HSPの皆さんに伝えたいことは、「頑張りすぎなくて大丈夫。自分のペースでゆっくり前に進んでいこう」ということです。
HSS型HSPは矛盾を抱えた存在かもしれませんが、その矛盾は才能にもなっていきます。
ただ、どうにもならないときに心の支えになるのは、同じHSPの仲間友人の存在ではないでしょうか?
「Tealsホーム」では、代表の理念のもと、300人以上のHSP一人ひとりがありのままで生きていくために活動しています。
実際、Tealsホームに参加したことで将来が明確になり、充実した人生を送れるようになったという人もいます。
医学的に対処した方がいいときは病院の紹介もあるので、初めは驚きましたが、警戒心が強い自分でも「しっかりしてるんだな」と安心しました。今は挑戦したい道が見つかったので、Tealsで出会った方と一緒に前に進んでいます!
1人で転職や副業、フリーランスを目指すことは不安で大変なことですが、Tealsホームでは仲間や講師と自分のペースでできるので、無理なくスキルアップできます。
ぜひ、Tealsホームで素敵な人生を送れるようにしていきましょう。
皆さんの参加をお待ちしています!
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