友達と遊ぶのは好きだけど帰宅してからどっと疲れちゃう……。
楽しい用事でも疲れるときってありますよね。
人と会う約束に気が進まない……。
いろいろ考えると約束に対する足取りが重くなるケースもあるでしょう。
そこでこの記事では
- HSPはどうして人と会うと疲れやすいのか
- 疲労の捉え方
- 疲れたときの対処法
をご紹介します!
疲労とうまく向き合う方法を一緒に考えていきましょう!
HSPの特徴
HSPにはDOESという特徴があります。
DOESついて詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてね!
DOESから具体的にHSPにはどんな傾向があるかご紹介します。
色んなことに気づいてしまう
今日の友達、なんだか体調が悪そう……。
こんなふうに相手の様子に気付きやすい経験はありませんか?
HSPの方は相手の機微に敏感な傾向があります。
そのため、一般的には気付きにくい事柄に気付くケースも。
敏感になる対象は人だけではありません。
音とか匂いとか、自分を取り巻くさまざまなものにアンテナを張りがちなんだよね。
気付きは自然な現象なので自分でコントロールするのは難しいです。
もしも過敏であると感じたら別なところへ意識をもっていきましょう。
たとえば手をグーパーするだけでも意識を逸らせるよ!
考えないのは人間にとっては困難です。
意識しないじゃなくて、今ある意識を別な部分に動かすイメージで取り組んでみよう!
相手に合わせてしまう
たとえばみなさんは、目の前で友達がつらそうにしていたらどう感じますか?
う~ん……自分のことじゃないけど、寄り添ってあげたいと思うかな。
こんなふうに、HSPの方は自分の感情を差し置いて相手の様子に合わせがちです。
共感性の高い傾向のある特徴が関係してると言えるでしょう。
いくら大切な友達や家族でも、自分を捨ててまで合わせてあげる必要はないんだよ。
あくまでもっとも大切にするべきは自分だと忘れないでください。
HSPの方は自己犠牲をしがちな方も多い印象です。
日頃から尽くしがちな方は自分の優先順位をもう少し上げてみてくださいね。
元気に振る舞ってしまう
今日は何だか体調が悪いけど、周りに迷惑かけないようにしなきゃな。
そう思ってHSPの方がやりがちなのが空元気です。
周りに人に心配を掛けたくなくて空元気をするHSPさんは多いでしょう。
しかし、空元気は疲れますし、勘違いを助長させる要因にもなりかねません。
じゃあどうしたらいいのかな?
無理にテンションをあげる必要はありません。
人間誰しも日々なにかしらあり、同じように振る舞える人は少ないです。
だから無理に元気そうにする必要はないんだね。
気にかけてもらったときは有難いなと思えれば十分です。
その人がつらそうなときに声掛けを返してあげられたらギブアンドテイクだね!
なにかして貰ったらしてあげる心がけで罪悪感はかなり減るでしょう。
疲れやすい
友達と遊ぶのは楽しかったけど家に帰ったらすごく疲れてた……。
遊んでいるときは楽しくても帰宅したらどっと疲れが出る、は”あるある”ですよね。
HSPの方は気付かぬうちに気遣いをしてしまいがちです。
すると、気が抜けた瞬間にどっと疲労感に襲われます。
疲れを感じたときは無理をせず休みましょう。
また、疲れやすい性質をネガティブに捉えがちではないでしょうか。
楽しい予定なのに疲れるっていうのはなんとなく悪い気がする……。
しかし小さな疲れが出れば、そろそろ休まないとなと思わせてくれませんか?
小さな疲れは大きな疲れを予防するためのアラートです。
風邪のひき始めみたいなものと思うと、疲れも自分を守るために重要なんだね!
マイナスに捉えられがちな疲れも考え方を変えてみてはどうでしょうか。
環境に左右されやすい
音や匂い、湿度や温度……私たちを取り巻く環境は想像以上にさまざまな要素があります。
個人差はあれど、HSPの方はこれらの事柄に敏感な場合が多いです。
そのため、HSPではない方と同じように過ごしてもその後の疲労感が違うケースも。
静かだからいいとか明るいからいいとかでもないんだよなぁ。
自分にとってよい環境はさまざまですよね。
自分で環境のコントロールができればよいですが、外出先ではなかなか難しいでしょう。
大きな変化は望めないかもしれませんが、イヤホンや香水で対策をする手もあります。
空腹が気になる人はジッパー付きのお菓子をもっておいてもいいかも!
なるべく自分にとってよい環境に近付けるよう対策をしてみてはどうでしょうか。
一人反省会に陥りやすい
何気なく言ったあの言葉、今になってすごく気になるなぁ……。
家に帰ってから今日を振り返って反省会、なんて経験ありませんか?
こんなふうにHSPの方は気にしいな傾向があると思いますが、自分の目線で振り返ってみてください。
一日中一緒に居た人との会話を事細かに覚えていますか?
う~ん……詳細までは覚えてないかな。
さらに、自分が気になっているポイントが相手も記憶に残っているとは言い切れません。
つまり、自分の思考はあくまで自分のもので相手と共通ではないんですね。
そう考えるとちょっと気が楽になったかも。
あまりにも反省会が長引いたときは自分と相手の思考は違うと思い出してみてくださいね。
DOESをもとにHSPの特徴を紹介してきましたが当てはまる項目はありましたか?
当てはまった人は特に、次から話す疲れやすさの捉え方を意識してみよう!
疲れやすさへの捉え方3選
疲れやすいって情けない気がする……。
疲れやすさをポジティブに捉えるのはなかなか難しいと思います。
ですが、性質を変えるのはもっと困難です。
どちらかと言えば捉え方を見直す方が簡単です。
疲れやすさも悪いばっかりじゃないって知って欲しいな。
性質は容易に変えられない
HSPであることや疲れやすさは性質です。
性質というのは生まれつき備わっている素質を指します。
疲れやすい人が今から疲れるなと言われても難しいですよね。
一方で元々体力のある人には簡単だと思います。
疲れやすさは体力や気力、周囲の環境への敏感さなどさまざまな要素が影響しています。
HSPの方はその点、疲れやすさにはあまり強みをもたない傾向があるでしょう。
性質は生まれもったものですから、そのまま受け入れるのが一番簡単です。
とはいえ、ネガティブに感じがちだと思いますから次から捉え方のポイントをお話します。
性質だって思っても悪く感じてしまう人は参考にしてみてね!
自分を守ってくれる
そもそもなぜ、人間は疲れると思いますか?
う~ん……たくさん動いたら疲れるよね。
そして、疲れた後は休むと思います。
つまり、疲れは自分が壊れないためのストッパーの役割があるんですね。
疲れる段階がないと、きっと誰しも頑張りすぎてしまうでしょう。
すると、いきなり電池が切れてパタッと倒れてしまうはずです。
もしも自転車を漕いでいて、いきなり意識が飛んでしまったら恐ろしいですよね。
でも、疲れる段階があれば、息が上がってきて一休みしようと思えるのです。
疲れって酷くなる前のアラートの役割があるんだね!
そのように考えると疲労=悪いとも言い切れないと思います。
疲れは身体のSOSだから大事な反応なんだね!
人付き合いの指標になる
人付き合いで疲れるときは、相手が原因の場合もあります。
この疲れは、主に気の遣い過ぎや相手に合わせてしまい発生するものです。
もしも特定の人に会うたびに疲れを感じているようであれば気疲れの可能性があるでしょう。
この場合、自分が無理をしていると教えてくれているのかもしれません。
仕事など、見直しにくい関係もあるとは思います。
でも、友人関係とかならうまく整理するための指標になりそう。
なにもすぐに縁を切りましょう、という話ではありません。
付き合う頻度や距離を変えるなど、工夫はさまざまできます。
疲れをきっかけに自分にとって無理のない振る舞い方を探してみよう!
疲れやすさはどうしてもネガティブに感じがちだと思います。
ですが、疲れやすい=悪いだけではないのです。
疲労もうまく利用して、捉え方を変えていけるといいね。
疲れてしまったときの対処法
疲れやすさの捉え方を実践しても疲れてしまうときはあると思います。
でも、どうすればよいかが分かっていれば疲れも怖くありません。
一緒に疲れの対処法を学ぼう!
一人になる時間を作る
人と会うと疲れてしまうのはやはり気疲れが要因のケースが多いでしょう。
では、一人でいられれば気遣う必要はないですよね。
一人時間が重要と考えるHSPの方は多いのではないでしょうか。
一人暮らしならお家に帰れば大丈夫だよね。
家族と暮らしている人は、疲れを感じたら意識的に自室で過ごす時間を増やしましょう。
実家暮らしはなにかと家族の生活リズムに合わせてしまいがちです。
今日は一人がいい気分なら無理せず自分時間を過ごしましょう。
趣味に没頭する
みなさんはどんな趣味をもっていますか?
映画・音楽鑑賞、作品制作、楽器、旅行、買い物などさまざまだと思います。
趣味に没頭する時間って、集中できるから悪いことも忘れられるなぁ。
体力的に疲れてしまっているときはまず休憩が必要です。
しかし、精神的に疲れているケースでは趣味に没頭すると回復を見込める可能性も。
ただ頭の中でぐるぐる考えてるより趣味にエネルギーを向けるってものすごく有益!
つらいときは好きなものに浸りましょう。
運動をする
人と会って疲れたし、情けなさとかで頭がいっぱいになってきた……。
そんなときは身体を動かしましょう!
みなさんがネガティブ思考になるタイミングを思い出してみてください。
寝る前とかじっとしてるときが多いかな。
自分がなにもしていないとなにもできていないと捉えがちで、マイナスの頭になりやすいんですね。
また、動いていないと脳の中の酸素が余っている状態になります。
つまり、じっとしているとネガティブになりやすいのは当然なんです。
運動はなにも激しいものでなくて構いません。
散歩だって立派な運動だよ!
ぜひ悩みすぎていると感じたときは外に出て身体を動かしてみましょう。
動植物に触れる
動植物は人とは違う時間軸で生きています。
もちろん言葉も通じません。
ですが、だからこそ人間関係に疲れたときは救いになってくれます。
ペットと暮らしている方はよく分かると思いますが、動物の存在は癒しです。
言葉は通じないけど、とても癒されるよね。
つらいとき傍に寄り添ってくれたり、何もしてくれなくても見るだけで癒されます。
自宅でペットと暮らしている方はぜひ触れ合ってみてください。
今は動物カフェも充実してるから、触れ合いに行くのもいいね!
アレルギーやそもそも動物が苦手な方は観葉植物や野菜を育ててみるのがおすすめですよ。
寝る
私は悩むととにかく寝てから考えようと思います。
寝ると一回リセットされて、改めて問題を見つめ直せるんだよね!
悩みすぎたときはとりあえず寝てみるのはいかがですか?
悩んでいるタイミングはどうしても主観になってしまいがちです。
自分を責めやすいし、いいアイデアも浮かばないよね。
文章も一度寝かせるとよいと言われています。
寝かせるというのは一旦時間的な距離を置き、見直す意味です。
実際、自分もこの記事を書くのに原稿を書いてから見直すのは必ず次の日以降です。
このように、悩みから時間を置いてもう一度悩むのは解決のために重要です。
悩んだときは寝る、ぜひ試してみてね。
相談してみる
一人で考え込むと頭の中で悩みがぐるぐるとしてしまう経験はありませんか?
HSPの方は人に迷惑を掛けたくないからと、悩み相談を控えるケースもあるでしょう。
しかし、吐き出せない悩みは自分の中でどんどん溜まってしまいます。
毎日掃除をしていれば年末の大掃除はかなり楽だと思います。
ですが、日々の掃除をしておらず迎える大掃除は大変ですよね。
悩みが小さいうちに対応するのが大事なんだね。
また、溜め込みすぎるとむしろ周りの人に迷惑をかける場合もあります。
悩み相談は、実は自分のためだけでなく家族や友人のためでもあるんです。
溜め込みがちな人は 相談は相手のためでもある!って思えると頼りやすいかもね。
悩みごとは、相談相手に悩みが共有されているとスムーズです。
つまり、HSPの悩みはHSPに相談した方がいいって話?
そうです。とはいえ、HSPの相談相手は簡単には見つからないのが現状です。
そこで、Tealsホームをご紹介します!
TealsホームはHSPのためのコミュニティです。
毎月さまざまな交流イベントを開催していますので、人付き合いが苦手でも大丈夫。
イベント参加は任意なのでとりあえずHSPの人と関われる環境をもっておきたい方にもおすすめです。
興味をもたれたかたはぜひ、Tealsホームを覗いてみてくださいね。
まとめ
人と会うと疲れてしまうHSPさんに向けて要因や対策を話してきましたがいかがだったでしょうか。
疲れはどうしてもマイナスに思われがちだけど、少しでも捉え方を変えられていたらいいな。
何事も表裏一体で良い面、悪い面があります。
HSP自体もネガティブに受け止められがちですがメリットもたくさんありますよ。
HSPの良さを知りたい人は次の記事を参考にしてね!
みなさんが人と会うと疲れやすい性質を上手に受け止め生活していけるよう願っています。
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