自分の子供がHSCなのか、HSPの人の過去から分からないかな?
HSPが幼少期にどんな様子だったのか知れる機会は意外と少ないですよね。
今、HSPの自覚があるけれどHSCだったのかな?
HSPは過去に要因があるのか気になる方もいらっしゃると思います。
この記事では
- HSCとは?
- HSPは子供の頃、HSCだったのか検証
- HSPである筆者が子供の頃にして欲しかったこと3選
を紹介します。
私的な話が多くなりますので、HSPの過去の一例として参考にしてくださいね。
HSCとは?
HSCってHSPとは違うの?
HSPという言葉は聞いたことがある方もHSCは初耳かもしれません。
ここでは、HSPとの違いを中心に説明します。
HSPとの違い
HSCは、ハイリー・センシティブ・チャイルドの略称です。
一方HSPは、ハイリー・センシティブ・パーソンの頭文字をとっています。
つまり違いは子供か大人かってことかな?
そうです。簡単にまとめると、HSCが繊細な子供、HSPが繊細な大人を指します。
対象の年齢が異なるだけなので、繊細さや敏感さといった特徴は同じなのです。
セルフチェックをしてみよう
自分の子供がHSCか確認したい!
HSPのあなたが過去HSCだったか知りたいケースもあると思います。
そこでHSPの提唱者、アーロン博士によるセルフチェックリストで確認してみましょう。
13個以上当てはまると、HSCの可能性が高いと言われているよ!
HSCだったか知りたい方は過去の自分を思い出しながらチェックしてみてくださいね。
また、本記事では筆者の経験談が中心となります。
HSCについてより詳しく知りたい方は以下の記事もあわせて参考にしてね!
HSPは子供の頃「HSC」だった?
HSPって子供の頃はHSCだったのかな?
そんな疑問にお答えするべく、HSPの自覚がある私が実際に過去を振り返ってみました!
あくまで一例となるので、参考として読んでみてくださいね。
【実体験】HSCチェックリストで当てはまった項目
ここからは私がセルフチェックをしてみて当てはまった項目を中心にお話します。
ぜひお子さんや自分の過去と比べてみてね!
厳しい罰を与えるよりも、優しく間違いを正す方が言うことをわかってくれる
つまり、怒られるのが怖いって感じかな?
まさにそうで、怒られるとトラウマになっていました。
親に激しく怒られた過去や学校でミスを指摘された経験は今でも鮮明に覚えています。
思い返すと「怒られる→怖い→ミスをしないようにしよう」と、消極的な意識でした。
もちろん、教育という視点ではときに叱ったり罰を与える必要もあるでしょう。
しかし、HSCの場合は過度な恐怖に繋がるケースも。
HSCかに関わらず、子供のミスはまず優しく諭してみるといいかも!
大きな変化にはうまく対応できない
受験や入学など、環境や雰囲気が大きく変わる状況で私は体調を崩しがちでした。
HSP同様、HSCには五感に敏感な傾向が見られます。
それは、ポジティブとネガティブのどちらの影響にも言える特徴です。
ポジティブならいいんじゃない?って思っちゃうけど……。
楽しい出来事も、テンションが上がりコントロールできないパターンも考えられます。
HSCは変化の大きい状況に対し過敏な傾向があります。
もしお子さんがHSCなら、元気なときも燃え尽きないように様子を見てあげてね。
完璧主義なところがある
私は昔から、中途半端が苦手な性格だったと思います。
周りからはそれがしっかりしている印象に見られたようです。
しかし、自分としてはあいまいな感じが苦手だったり失敗して恥をかきたくない意識だったと思います。
独自のこだわりがあるって表現だと伝わりやすいかも?
具体的な私の体験談として、自分は運動があまり得意ではなかったのですが、行事にマラソン大会がありました。
リタイアやビリが怖くて、休みの日にひたすら走り込みました。
その様子が結果として、完璧主義の印象をつけた要因のひとつのかなと感じます。
他人の苦しみによく気がつく
少々的外れかもしれないのですが、私は転校生と仲良くなるケースが多かったです。
幼稚園と小学校では途中からクラスの仲間になる転校生がいました。
そしてどちらも振り返ると、転校生と仲良くしていた記憶があります。
もちろん気が合うから、という理由でずっと一緒に居たんだと思います。
とはいえ、幼いながら転校してきたら不安が多いかなとか想像していたのかもね。
苦しみに気付く、とはまた違うかもしれませんが他人の悩みに気付きやすいところはあったかもしれません。
静かな遊びが好き
中高生になると活動範囲が広がり、友達との遊びで繁華街など賑やかな場所に向かうケースもあるでしょう。
しかし都会は音や匂い、人混みなど疲れる要素が多いです。
本当はつらくても友達付き合いで我慢しちゃうこともあるよね。
また、小学生以下の子の中には一人遊びが好きなケースも。
自分も思い返すと、ゲームやお絵描きなど黙々とできる遊びの方が好きだった記憶です。
HSCだった人の話を聞くと、フルーツバスケットが苦手だった、などの意見もありました。
たしかに、席に座れるかハラハラして僕も苦手だった……。
誰かと一緒にする遊びは無意識に気を遣ってしまうので疲れやすく苦手だった印象です。
うるさい場所を苦にする
人混みやゲームセンター、大通り沿いや駅のホームなど音の大きい場所は街中に多くあります。
音の多い・大きい場所はつらさの他に、気になって集中できないケースも。
避けられるならいいけど、参加しないといけない学校の行事とかだと避けるのは難しいよね……。
体育祭や文化祭などはその代表といえるでしょう。
ちなみに私の場合は高校生くらいで騒音の環境が苦手という特徴が出てきた気がします。
色んな特徴が一気に出るんじゃなくて、それぞれのタイミングで出てくる可能性もあるのかもしれないね。
あくまでも個人差があると理解しましょう。
知らない人がいると、一番良い時の実力を発揮できない
こちらも少々ニュアンスが変わるかもしれませんが、私の場合は誰かに見られている状況が苦手でした。
学校だと授業中に先生が巡回していたりするよね。
はい。見られているとそちらに気をとられ、筆が進まなくなりがちでした。
今でも見張られている感覚が苦手で、人目があると普段通りでいるのは難しいです。
子供だと家の外の環境だったり、授業参観のような行事の日はイレギュラーな日になるでしょう。
私と同じように監視されている感覚になり苦手な子もいるのではないかと思います。
お家を安心できる場所にしてあげられるといいよね。
お子さんや自分の過去に当てはまる内容はあったかな?
自分はHSCだった自覚はあまりなかったのですが、意外にも当てはまる項目がある結果となりました。
【実体験】HSPのチェックリストで当てはまった項目
今回、筆者は過去を思い出しながらHSPのセルフチェックもおこなってみました。
というのも、幼少期でも思い返すとHSPのチェックリストに当てはまる項目も多かったからなんですね。
たとえばどんなことが当てはまったかな?
実際に当時を回想しながらHSPのチェックリストも確認したので以下で結果をお話しますね。
ぜひ皆さんもお子さんや過去の自分を想像しながらのHSPセルフチェックもしてみてくださいね。
他人の気分に左右される
自分が怒られたりミスをしたりして落ち込むケースは一般的だと思います。
しかし、人が怒られていたり、喧嘩している人たちを見たりして感情が揺れ動くのはHSPの傾向の一つです。
「自分が直接的に関わっていなくてもつらくなる」のがポイントと言えそうです。
たしかに、家族の空気感が悪いと苦しくなってたりしたかも。
今もですが、子供のときも感受性が強く、他人の気持ちを汲みやすかった気がします。
忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
忙しいと引きこもりたくなる特徴は正直今の方が強いかなと思っています。
子供の頃はどうだった?
たとえば友達と遊んだとき、そのときは楽しくても帰宅すると意外と疲れていたケースがありました。
体力とは別に、一人になる時間を求めてしまうのはHSPにある傾向のようです。
お子さんが自分の部屋にこもりたい!ってときは静かに見守ってあげるのが吉かも。
豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
一見素晴らしい特徴のようですが、自分の場合は少し違う気がします。
というのも、学生時代は授業中に物思いにふけってしまう場合が多かったからです。
真面目に聞いているように見えて、先生に当てられ焦るケースもしばしばでした。
想像力はむしろ授業に活かしてしまうのがおすすめ!
国語や社会なんかはストーリーがあるのでやりやすいですよ。
短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
私の場合、学生時代はテスト勉強でオーバーヒートしてしまいがちでした。
おおよそ予定を立てていても、体調面などでどうしてもうまくいかないんですよね。
勉強が思ったように進まず、不安で涙するタイミングも多かったです。
こうあるべき!って気持ちもさらに不安感を煽るんだよね……。
自分は今でもこの特徴が強いので、物事へのこだわりをある程度に留める意識をしています。
特に学生だと勉強がすべてと感じがちでより焦ると思うんです。
もしお子さんが勉強でつらくなっちゃっていたら、大丈夫だよと一言声をかけてあげてね。
ミスをしたり物を忘れたりしないよういつも気をつけている
HSCのチェックリストの際に少しお話したように、自分にとって「ミス=恐怖」の意識がありました。
「褒められたい」よりも、とにかく「怒られること」に対しての恐怖がありました。
「みんなの前で怒られたら…」「先生の印象を悪くしたら…」と不安が常に頭にあった記憶です。
ミスに気を付けているのはリスクを避けているんだね。
はい。波風が立たない日々が自分にとっての平穏だったと思います。
今でも同じように感じているので、忘れ物や失敗には注意しています。
世間的には立派かもしれませんが、個人的にはすごく気になるのでつらさもあるのです。
過去を振り返りながらHSPのチェックリストも見てきましたがいかがだったでしょうか。
子供のときでもHSPの特徴が当てはまったりするんだなぁと思ったよ!
ぜひHSPの項目も同時に確認してみてくださいね。
私が幼少期に心掛けて欲しかったこと3選!
チェックリストでお子さんがHSCかもと分かったら、どんなふうに接するべきか悩みそう。
そうですよね。そこで私が幼少期にして欲しかったことをお話します。
3点に絞ってあるから参考にしてみてね!
親の言い合いがつらい
これはHSPの「他人の気分に影響されやすい」っていう項目に関連してそうだね。
周りの環境に対して敏感になりがちなので、親の在り方は大きく関わっていたのかも…と思います。
とはいえ親も一人の人間ですから、喧嘩や言い合いはどこの家庭でもある話でしょう。
喧嘩をするなではなく、気を付けて欲しいポイントは場所と長さです。
HSCは目の前で喧嘩が起きていると五感で強い刺激を受けてしまう傾向があります。
また、長い間険悪なムードが漂うとそれを察知するケースも。
できれば子供のいないところで喧嘩し、かつさっと仲直りできると理想的だね!
気遣いに気づいて欲しい
HSCの子は、気が利くタイプも多いのではないかと思います。
周りをよく見ているから、先回りして行動できる子が多いのかもしれないね。
他にも、一般的には嫌がる傾向のある汚れ仕事(トイレ掃除など)を率先しておこなう場合も。
誰がやるかという気まずい空気が苦手で進んでやるパターンもあると思います。
優しさを利用されるケースもあるから注意して見てあげた方がいいかも。
また、お礼を言われたいから動いている訳ではなくとも、感謝されると嬉しいものです。
ぜひ、ご家庭では気付いたときに感謝の声掛けをしてあげてくださいね。
悩みを打ち明けやすい環境づくり
子供の頃はよく悩んでも相談できなくて抱えちゃう場合が多かったかも。
HSCは「相談=迷惑」と思い込んでいるケースもあるため気にかけてあげましょう。
具体的なサインとしては、体調の変化、言葉数、考え事をしている様子が続くなどです。
これらはあくまで一例ですので、いつもと違うと感じたら声を掛けてあげてくださいね。
大丈夫?って聞かれると大丈夫って答えちゃうかもだから、近況の会話を振るのがおすすめ!
また、「悩みを話してくれると嬉しいな」という言い方をしてあげると、相談のハードルが下がるかもしれません。
ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
HSPではない親御さんがHSCについて理解するのは難しい部分も多いと思います。
今、HSPの自覚がある方もHSPの悩みを相談する場所って簡単に見つけられないよね。
TealsではHSPの方が集まるコミュニティを運営しています!
HSPの方はもちろん、HSCの親御さんも歓迎です!
定期的に交流会などもやっているから関わりをもちやすいよ。
HSP特化の相談場所はまだ少ないのが現状なので、ぜひTealsホームを手段の一つとして考えてみてくださいね。
HSPの子供の頃はHSCとは限らない
自分の過去を思い返したとき、私がはっきりとHSPの傾向が見られたのは高校生くらいからだと思います。
高校生というと、もうかなり大人に近いのでHSCだったかは少々違う気もします。
ですが、HSCのチェックリストで当てはまる部分もかなりありました。
つまり、HSPだからHSCだったとは言い切れず、逆もしかりだと思います。
HSPやHSC自体、あくまで気質なので病気ではありません。
大事なのは一括りにせず個性と向き合う心がけだね!
HSCのお子さんをおもちの方は、本記事を参考にしつつ柔軟に接してあげてみてくださいね。
まとめ
これまでHSPの私が過去を振り返る形でお話してきました。
ひとつ気になったのが、チェックリストの項目がマイナス傾向の表現が多かった点です。
しかしHSCやHSPはネガティブな側面ばかりではありません。
今回はチェックリストに沿った内容にしたため、ポジティブな捉え方がしにくかったと思います。
もしHSPについて良い面を知りたいと思った方は以下の記事を参考にしてね!
私はHSPの自覚が遅く、人生の分岐点で大きく悩み苦労してきました。
だからこそHSCの方にはぜひ、自分の得手不得手を早い段階で理解してもらえたらと思います。
HSCの親御さんにはぜひそのサポートをして貰えたら嬉しいです。
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