- 今後のキャリアに悩んでいる
- なんとなく不安だけど、何が不安なのか分からない
- 自己理解に興味がわいたけど、どうすればいいんだろう?
「自分らしく生きよう!」と言われる今日この頃。
チルティ自分らしいキャリア構築や人生選択に憧れるけど、
そもそも自分のことがよく分からないよ……
満足できるキャリアを選ぶために、自己理解を深めてみませんか?
この記事では、キャリアコンサルタントの筆者が以下の内容をご紹介します。
- キャリアの悩みでよくある課題12選
- 自己理解の大切さ|事例紹介
- 自己理解とは?キャリア形成に影響する4つの要素
- 自己理解を深める具体的な3つの方法
記事執筆者


キャリアコンサルタント:山本祐希
地方公務員の技術職として7年間勤務。窓口対応では、相談者の状況や不安を丁寧にヒアリングし、専門的な内容を分かりやすく伝えるのに努めた。自身がキャリアに悩んだ経験から、キャリアコンサルタントの資格を取得。現在はフリーランスとして対人支援に関する記事執筆、コンテンツ作成、マーケティング領域の業務に従事。クライアントの状況や課題を丁寧に捉えながら、考えや悩みを整理し、安心して次の一歩を考えられる伴走支援を行っている。
【保有資格】 キャリアコンサルタント
→詳細なプロフィールはこちら
キャリアの悩みを整理する上で自己理解が重要な理由


キャリアに悩んでいる方が抱えている課題はさまざまです。
よくある課題例
| ① | 自己理解 | 自分の強み・弱み・価値観・興味がわからない |
| ② | 仕事理解 | どんな仕事・職種・働き方があるのか知らない |
| ③ | 自己効力感 | 自分にできると思えない、自信がない |
| ④ | 将来への展望 | なりたい姿や目指す方向性が見えない |
| ⑤ | 意思決定力 | 選択肢はあるが決められない、正解を求めすぎる |
| ⑥ | 行動力 | 考えてばかりで行動に移せない |
| ⑦ | 情報収集 | 必要な情報を集められない、情報に振り回される |
| ⑧ | キャリア形成スキル | 経験・スキルの積み上げ方がわからない |
| ⑨ | 自己肯定感 | 自分の価値を認められない、他人と比較してしまう |
| ⑩ | キャリアの主体性 | 会社や周囲任せで、自分でキャリアを考えてこなかった |
| ⑪ | 固定観念・思い込み | 「転職はリスク」など、思い込みで選択肢を狭めている |
| ⑫ | 相談できない・支援を利用できない | 一人で抱え込む、相談相手がいない、他者を頼れない |
※ここに記載していない原因もあります。
上記の課題の中でも、自己理解は自分の人生やキャリアを考えるために重要な土台です。
自分の強みや価値観、興味を理解していなければ、自分に合った選択ができません。
この章では、自己理解が重要な理由を解説します。
自己理解の大切さ|事例紹介


自己理解はなぜ重要なのでしょうか。
ここでは、自己理解が不十分なまま仕事を選び、価値観が合わなくて苦労した事例を紹介します。
事例①経理から企画職へ(Aさん)
Aさんは、数字を見て分析するのが好きだったので、経理の仕事を選びました。
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実際に働いてみると、毎日決められた手順で数字を確認し、伝票を処理するルーチンワークにやりがいを感じられず、日々苦痛を感じるように……。
そこでAさんは、自分は何をするのが好きなのか、改めて考えました。
企画職に転職して、今ではやりがいを感じながら楽しく働いています。
事例②人と話すのが好きで営業職に就いた人(Bさん)
Bさんは、人と話すことが得意で、コミュニケーションを取ることが好きだったため、営業職を選びました。
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いざ働き始めると、売上目標の達成が強く求められ、顧客にとって本当に必要だと思えない商品まで勧めなければならず、次第に仕事がしんどくなっていきました。
このままではいけないと思ったBさんは、自分の価値観を深掘りして考えました。
その後、キャリアアドバイザーの仕事に転職し、相談者の悩みを聞きながら、その人に合った仕事探しを支援して楽しく働いています。
二つの事例から分かること
好きや得意を知っているだけでは、十分な自己理解とはいえません。
Aさんは「数字を扱うこと」、Bさんは「人と話すこと」が好きだと理解していました。
しかし、実際に働いてみると、自分の価値観と仕事内容が合わず、やりがいを感じられませんでした。
二人に共通していたのは、「なぜそれが好きなのか」「それを通して何をしたいのか」という部分まで理解できていなかったことです。
自己理解では、「なぜ好きなのか」「どんな瞬間にやりがいを感じるのか」「仕事を通して何を実現したいのか」など、できる限り深く掘り下げて理解するのが大切です。
そもそも自己理解とは?キャリア形成に影響する4つの要素


自己理解とは、自分の価値観や興味・関心、強み、考え方などを深く理解することです。
自己理解が深まると、自分に合った仕事や働き方を見つけやすくなり、キャリアの方向性を考える際にも役立ちます。
キャリア形成における自己理解では、主に次の4つの要素を整理することが大切です。
- 価値観:何を大切にしているか
- 興味・関心:何が好きか、どんなことに興味があるか
- 強み・得意:他の人よりも得意なことは何か
- 適した環境:どんな職場環境が働きやすいか
それぞれ詳しく解説します。
価値観|仕事で何を大切にしたいか
価値観とは、価値を判断するときの根底にあるものの見方です。
「みんな同じように思っているだろう」と思い込みやすいのですが、
実際のところ、価値観は人によって大きく異なります。
「世間ではこういうのが評価される」などの固定観念から離れて、
自分自身の価値観を理解するのが大切です。
仕事における価値観の例
- 社会に貢献したい
- 高い収入を得たい
- 人の役に立ち、感謝されたい
- 自分のアイデアを形にしたい
- 新しいことに挑戦し、成長したい
- 家族やプライベートの時間を大切にしたい
興味・関心|どんなことに心が向くか
ここで言う「興味・関心」とは、自分が自然と関心を持ち、もっと知りたい・やってみたいと心から思える物事です。
例えば、
- 人と話すのが好き
- 数字やデータを分析するのが楽しい
- 人の心理や行動についてよく考えている
- 機械やプログラムの仕組みを理解している
- 新しい商品やサービスについて調べるのが楽しい
- 普段から文章を書いたり、情報を発信したりしている
ここに挙げきれないくらい、興味・関心の対象は人によって千差万別です。
人は興味関心がある分野について、自然と情報を集め、学習を続けやすい傾向があります。
ただし、興味関心と、それを仕事にしたいかどうかは別です。
例えば、料理をするのが好きでも、飲食店で長時間料理を作り続けたいとは限りません。
強み・得意|どんな能力があるか
比較的得意で、周囲に貢献したり成果につなげたりできる能力や特性を強みと呼びます。
例)
- 人をまとめるのが得意
- 相手の話を丁寧に聞ける
- 新しいアイデアを思いつく
- ルーチンワークを続けられる
- 計画を立て、着実に実行できる
- 複雑な情報を分かりやすく整理できる
強みと聞いて、特別な才能や資格、専門スキルを想像するかもしれませんが、
特別な能力である必要はありません。
例えば、自分では当たり前だと思っている「人の話を最後まで聞けること」も、
相手の悩みや要望を正確に把握するために役に立つ強みです。
蛇足ですが、上手に傾聴できる人は意外と少ないです。
自分にとって当たり前なことほど、強みになります。



当たり前すぎて、自分で強みに気づかない人も多いよ!
適した環境|どんな働き方が自分に合うか
安心して働き続けられる職場環境や働き方を選ぶのも大切です。
以下のような観点で考えてみましょう。
- 一人で集中する仕事と、チームで協力する仕事のどちらが合うか
- 競争が激しい職場と、協力を重視する職場のどちらが好きか
- 決められた手順に沿って働きたいか、自由に工夫したいか
- リモートワークと出社中心の働き方ならどちらか
- 残業や休日出勤はどの程度許容できるか
同じ仕事内容でも、職場環境によって働きやすさは大きく変わります。
4つの要素を組み合わせて考える
自分の価値観や興味、強み、適した環境を理解していれば、
仕事を選ぶ際の判断基準が明確になります。
例)
- 価値観:人の役に立つことにやりがいを感じる
- 興味・関心:人の心理や悩みに興味がある
- 強み・得意:相手の話を丁寧に聞き、情報を整理するのが得意
- 適した環境:一対一でじっくり話せる環境が合っている
上記の人の場合、キャリアアドバイザーや相談支援などの仕事が選択肢になるでしょう。
納得のいくキャリアを選ぶために、
この4つの視点から自分自身を深掘りしてみてくださいね。
自己理解を深める具体的な3つの方法
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自己理解って大切なんだね!
でもどうやって自己理解すればいいんだろう?
おすすめの自己理解の仕方を解説します!
①ジョハリの窓|自己理解ではこれを意識しよう!


ジョハリの窓は企業研修などでもよく使われる自己理解の考え方の一種です。
自分についての認識を、次の4つに分類します。
- 開放の窓:自分も他人も知っている自分
- 盲点の窓:自分は気づいていないが、他人は知っている自分
- 秘密の窓:自分は知っているが、他人は知らない自分
- 未知の窓:自分も他人も知らない自分
自分が知っている自分の領域を広くするためには、
②と④を新たに知ろうとする意識が大切になります。
自己理解では、
・①と③ すでに知っている自分の解像度をあげること
・②と④ 知らない自分を知っていくこと
その両方が大切です。
②感情や行動の記録|日常の出来事から自分の傾向を知る
自分の価値観や興味関心を知る方法としておすすめなのが、感情や行動の記録です。
何を感じて、どう行動するのか、それらは自分自身を知る手掛かりになります。
感情や行動から自己理解を行う方法は大きく2種類です。
- 過去を振り返る
- 現在から始める



過去につらい経験がある人は、無理に振り返らないで。もしも考えていてしんどくなったら、途中でやめてね
①過去から振り返る方法
〈簡易版〉
これまでの人生で印象に残っている出来事を思い返して、その時の感情と自分の選択を書き出します。
【記入例】
- 出来事:アルバイト先で作業の無駄が多いと感じた
- 感情:非効率な作業にイライラしたが、改善できたときは嬉しかった
- 理由:無駄を減らして、効率よく仕事を進めたいと思ったから
- 選択や行動:作業の手順を見直し、店長に改善案を提案した
この経験から見えてくる自分の特徴
- 価値観:効率性や合理性を大切にしている
- 興味・関心:仕組みを考えたり、改善したりするのが好き
- 強み:問題点に気づき、改善策を考えて行動できる
一つの経験だけで自分の特徴を決めつけるのではなく、
複数の出来事を振り返って、共通する感情や行動はないか探しましょう。
〈詳細版〉
丁寧に過去を振り返るのであれば、ライフラインチャートを利用してください。



過去に詳しく説明した記事があるから、参考にしてね!


②現在から始める方法



日記形式で、今日から記録をつけるのもおすすめ!
毎日でも、気が向いた日だけでもOK。
印象に残った出来事について次の4つを参考に書き溜めていきましょう。
- 出来事:何があったのか
- 感情:そのとき、どう感じたのか
- 理由:なぜ、そう感じたのか
- 選択や行動:そのとき、自分はどうしたのか(これからどうしようと思うか)
理由や行動については、書けるときだけでも大丈夫です。
楽しみながら続けましょう。
長く続ければ続けるほど、自分の考え方や行動の傾向が見えてきます。



今まで知らなかった自分にも出会えるかも!
まとめ|自己理解は一日で終わらないので、楽しく続けよう
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この記事では、
- 自己理解の大切さ|事例紹介
- 自己理解の4つの要素
- 自己理解のやり方3選
をご紹介しました。
「自己理解をやってみようと思った」
「実際に自己理解の方法を試してみて、自分への理解が深まった」
そう思っていただければ嬉しいです。
一方で、
「自分一人で考えていてもよく分からない」
「感情の記録とか、一人でやっても三日坊主になる」
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
キャリアの悩みを解消するための自己理解ワークを提供しています。
今後は、キャリア相談ができる面談も実施予定です。



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記事執筆者


キャリアコンサルタント:山本祐希
地方公務員の技術職として7年間勤務。窓口対応では、相談者の状況や不安を丁寧にヒアリングし、専門的な内容を分かりやすく伝えるのに努めた。自身がキャリアに悩んだ経験から、キャリアコンサルタントの資格を取得。現在はフリーランスとして対人支援に関する記事執筆、コンテンツ作成、マーケティング領域の業務に従事。クライアントの状況や課題を丁寧に捉えながら、考えや悩みを整理し、安心して次の一歩を考えられる伴走支援を行っている。
【保有資格】 キャリアコンサルタント
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