- 今の仕事、自分に合っていない気がする……
- 自分の強み・価値観を生かして働きたい
- 自己分析のやり方が分からない
- 自分についてもっと知りたい!
就活、転職、場合によっては婚活など、
人生の転機においてよく耳にする自己分析。
そもそも自己分析とは何か、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
定義、目的、メリットを理解しないままに始めてしまうのはもったいないです。
チルティ記事の前半では自己分析について解説するよ!
自己分析のやり方はたくさんあります。
自己分析で検索すると、診断ツールが10種類以上でてきて、どの診断を使えばいいか悩みますよね。



記事を読みながらライフラインチャートをやって、自己分析をサクッと進めちゃおう!
この記事の内容
- 自己分析とは? 目的・メリット・効果的な活用法
- 自己分析が重要な理由を事例で解説
- 実践|ライフラインチャートを書いて、自己分析しよう
ぜひ参考にしてみてくださいね。
記事執筆者


キャリアコンサルタント:山本祐希
地方公務員の技術職として7年間勤務。窓口対応では、相談者の状況や不安を丁寧にヒアリングし、専門的な内容を分かりやすく伝えるのに努めた。自身がキャリアに悩んだ経験から、キャリアコンサルタントの資格を取得。現在はフリーランスとして対人支援に関する記事執筆、コンテンツ作成、マーケティング領域の業務に従事。クライアントの状況や課題を丁寧に捉えながら、考えや悩みを整理し、安心して次の一歩を考えられる伴走支援を行っている。
【保有資格】 キャリアコンサルタント
→詳細なプロフィールはこちら
自己分析とは?|目的・メリット


自己分析とは
自己分析とは、これまでの経験や行動、考え方を振り返り、自分の強み・弱み・価値観・興味関心などを整理する行為です。
- 「自分は何が得意なのか」
- 「どんな業務にやりがいを感じるのか」
- 「どんな環境だと自分らしく働けるのか」
などを、具体的な経験をもとに考えていきます。
自己分析は、今までの経験や行動から自分の特徴や傾向を分析するプロセスで、就活など、他人に自分を説明する場面で特に必要とされます。
一方で、自己理解は、主に自己分析を通して自分自身を深く理解し、ありのままの自分を受け入れていくためのものです。



簡単に言うなら、「自己分析⇒自己理解」だよ!
自己分析の目的・メリット
就活や転職活動における自己分析の目的は、大きく以下の2点です。
- 自分に合った仕事や働き方を選ぶため
- 応募書類や面接において、自己PR・経験・強み弱み・価値観・企業選びの軸など、自分自身について他者に説明できるようにするため
自己分析をしっかりしているほど、書類や面接の通過率があがり、
転職後に後悔する可能性は下がります。
就活や転職活動以外でも、自分をよく知るために自己分析するのもおすすめです。
自己分析の重要性|Aさんの事例で解説


「とにかく今の会社をやめたいです」
そう相談してくれたAさん。
Aさんは新卒入社してから7年間、事務職として働いていました。
顔を合わせてすぐ、
「もう疲れたので、とにかく転職したい」
「今の仕事を続けたくない」
とお話されたのが印象的でした。
テンプレ-8.png)
テンプレ-8.png)
テンプレ-8.png)
転職サイトの求人を眺めているけど、いいと思える仕事がなくて……
そこで、まずはなぜ転職したいと思ったのかを一緒に振り返りました。
今の状況を詳しく聞くと、
- 最近異動があり、今の業務内容が自分に合わない
- 異動するまでは楽しく働けており、会社への愛着はある
- 異動と同時に昇進しており、部下との人間関係に悩んでいる
などの事情が分かりました。
話しているうちに、
- 「今の業界や職種は好き」
- 「会社への愛着や帰属意識はある」
- 「部下との関係は改善していけるかも」
そんな言葉が出てきました。
「今の会社で状況改善を目指してから、転職を考えてもいいかもしれませんね」とお伝えしてから、
- 今の仕事を続けるか
- 転職活動を始めるか
- 今の仕事よりもAさんに合う転職先はありそうか
などをしっかり検討するために、ライフラインチャートを書いてもらいました。
Aさんのライフラインチャート


ライフラインチャートを見ると、新卒入社後、少しずつ仕事に慣れ、仕事を楽しいと感じ、異動する前までは満足度の高い状態が続いていました。
大きく落ち込んだのは、直近の異動と昇進のタイミングです。
つまり、
「今の会社を辞めたい」気持ちの背景は、
会社や職種そのものに問題があるのではなく、
- 今の部署の業務内容が合わない
- 昇進によって生じた人間関係の負担
だったのです。
ここが分かると、Aさんがどうすれば納得できるか見えてきます。
「今の会社を辞めるか、我慢して残るか」の二択ではなく、
- 今の部署でもう少し頑張って、状況改善を試みる
- 部下との関わり方を見直してみる
- 社内で再度異動できる可能性を探る
- それでも難しければ、同じ業界・職種で転職する
そんな選択肢が見えてきました。
転職サイトを眺めて「いいと思える仕事がない」と感じていたのは、
今の状況に不満はあるものの、会社や職種にはまだ愛想をつかしていなかったから。
新しい環境に負担を感じやすい一方で、現状を改善するための地道な努力ができるAさんは、面談の終わりに「同じ業界・職種の求人情報を集めながら、もう少し今の会社で頑張ってみるよ」と笑顔を見せてくれました。
Aさんのように、転職したい気持ちを深掘りすると、
- 会社そのものが嫌なのではなく、異動先の部署が合わない
- 新たに担当する業務が苦手
- 人間関係で嫌なできごとがあった
- 業務量が著しく偏っている
など、転職しなくても解消の見込みがあるケースは多いです。
転職を決める前に、自分の気持ちを深掘りしておけば、
転職後に「前職に戻りたい」と後悔せずにすみます。
Aさんもそうですが、皆さん、自分の過去を過小評価しやすいと感じています。
いざ書き出して振り返ってみると、
「あの時はよく頑張っていたな……」
「思ったより色んな経験していたんだな」
と前向きになれる方がたくさんいます。
実践|ライフラインチャートを書いてみよう
テンプレ-5-1024x341.jpg)
テンプレ-5-1024x341.jpg)



それじゃあ、実際にライフラインチャートを書いてみよう!
人生を振り返りながら一本の曲線(グラフ)を書いて、
- 満足度(幸福度)がどのように変化してきたか
- どんな出来事や経験を重ね、何を感じたか
を可視化します。
転職を考えているAさんを例に、ライフラインチャートの書き方を解説します。
初めての就活や婚活中の方も活用できるので、よければ参考にしてくださいね。
①ライフラインチャートの書き方
必要なもの
- 紙……A4~A3サイズが書きやすいです。
- ペン……消しゴムで修正できるシャーペンがおすすめ。


上の図を参考に、横軸と縦軸を手書きで記入してください。
ざっくりで大丈夫です。
縦軸はその時の満足度(幸福度)を、
横軸は年齢を表しています。
年齢は何歳から始めても構いません。
基本的には、高校や大学などの学生時代からスタートしましょう。
社会人経験の長い人は、社会人になった年から書き始めるとよいでしょう。


次に上の図を参考にして、
主な出来事を思い浮かべながら、人生の浮き沈みをグラフにしてみましょう。
上に出っ張る(凸)のは、
自分が満たされていたとき、活力にあふれていたとき、上手くいっていたときなど。
下にへこむ(凹)のは、
気分が落ち込んでいたとき、やる気が低下していたとき、上手くいかなかったときなど。
凹凸の高さや深さに正解はありません。
自分の感覚で自由に描いてくださいね。
②これまでの経験を振り返る
曲線を描けたら次は、主な出来事や記憶に残るイベントを書き込んでいきましょう。
また、そのときなぜプラスまたはマイナスだったのか、理由が分かるようにメモを入れてください。


書いているうちに、芋づる式に「あんなことがあった」「こんなことがあった」と思い出すのではないでしょうか。
後から分析するために、思いついた内容はできるだけたくさん書いておきましょう。
③共通点から強み弱み・価値観を探す
一通り記入し終わったら、
- 凸の部分に共通点がないか
- 共通点から導き出される強み
を考えてみてください。
記入例)凸部分の共通点
- 情報や資料を整理し、分かりやすくまとめるのが得意
- 仕事を覚えてできることが増えていく中で評価や信頼を得ている
- 「人の役に立っている」ときに満足感がある
記入例)そこから導き出される強み
- 情報整理力
- 調整力
- 業務改善力
- サポート力



ここで出てきた強みは、転職活動でアピールできるあなただけの強みだよ!
その人にとっての「当たり前」が強みになるので、自分のエピソードから強みを見つけるのは意外と難しいものです。
そんなときは、キャリア面談などを活用して、誰かと一緒に強みを探すのがおすすめです。



強みが分かったら、反対に弱みも見ていくよ!
弱みを確認するのは、自分にとって苦手な業務や環境を避けるためです。
強みと弱み、その両方を自覚すれば、仕事選びの軸が定まります。
記入例)凹部分の共通点と導き出される弱み
- 新しい環境に馴染むのに時間がかかる
- 環境や役割の変化で負担を感じやすい
- 人のサポートが得意な反面、指導する立場に苦手意識がある
過去をたくさん振り返ると、上手くいった経験や苦戦した経験になんとなく共通点が見えてきます。
場合によっては、困難の乗り越え方やくじける瞬間の共通点が見えてくるかもしれません。
自分自身について正しく分析できるほど、自分に合う未来を選びやすくなります。
過去を見つめるのはときにしんどい行為ですが、無理のない範囲で少しずつ理解していきましょうね。



過去に大きなトラウマがあるなど、何かしらの事情がある場合は無理しないでね
④働きやすい環境・苦手な環境を整理する
ここまでで、今までの経験と、エピソードを踏まえた強みと弱みが明らかになりました。
自分の働きやすい環境・苦手な環境は見えてきたでしょうか?
難しければ、下記のような表を紙に書いてください。
そして、働きやすい環境の下に強みを、苦手な環境の下に弱みを並べてみましょう。
| 働きやすい環境 | 苦手な環境 |
| 〇〇〇〇〇 | 〇〇〇〇〇 |
| 〇〇〇〇〇 | 〇〇〇〇〇 |
| 〇〇〇〇〇 | 〇〇〇〇〇 |
記入できたら、下の記入例を参考に、
・働きやすい環境
・苦手な環境
をまとめてみましょう。
記入例)
| 働きやすい環境 | 苦手な環境 |
| 自分の得意な「整理・調整・改善」を生かせる | 得意分野から離れた業務が中心になる |
| 周囲を支える役割を任される | 人を管理・指導する役割が中心になる |
| 業務の進め方を工夫・改善できる | 自分で工夫できる余地が少ない |
| 経験を積みながら少しずつ仕事を覚えられる | 急な異動・役割変更など変化が大きい |
| ⇒「整理する・改善する・支える」という得意な役割を通じて、周囲の役に立っている実感を持てる環境 | ⇒「急な変化への対応」や「人を管理する役割」が増え、自分の得意な仕事から離れてしまう環境 |
⑤今後のキャリアの軸に落とし込む
ライフラインチャートによる自己分析によって、
自分の経験、強み弱み、働きやすい環境・苦手な環境が見えてきました。
記入例より、Aさんのキャリア軸を考えると、
「これまでの事務経験を生かしながら、情報整理・業務改善・調整・サポートといった強みを発揮できる仕事」
がひとつの方向性として考えられます。
働く環境についても、
- 「管理職として人を引っ張るより、プレイヤーとして専門性を高められる」
- 「周囲と協力しながら、自分なりに業務を工夫・改善できる」
などが大切な条件になりそうです。
こうして整理すると、Aさんの場合は「今の会社を辞めること」が最初から答えとは限りません。
現在の会社で担当業務や役割を変更できれば、自分らしく働ける可能性もあります。
(管理職については、慣れによって悩みが解消される可能性もあります)
一方、転職する場合には、
「事務職」という職種名だけを見るのではなく、自分の強みを生かせる仕事内容や役割、職場環境かどうかまで確認する必要があります。



ライフラインチャートをやってみて、どうだったかな?
自分に合う業界・職種・会社・働き方とは何か、
少し見えてきたのではないでしょうか。
まとめ|自己分析で、今後の働き方を見直そう!


この記事では、
- 自己分析について
- 自己分析の重要性|事例解説
- 実践|ライフラインチャートで自己分析しよう
をご紹介しました。
ライフラインチャートをやってみていかがでしたでしょうか?
「自己分析できた!」
「スッキリした」
そう思っていただければ嬉しいです。
一方で、
「やってみたけど、自分の強みを見つけられなかった」
「自分の過去を客観視するのが苦手……」
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
- 「自分らしく働きたいけれど、どうすればいいか分からない」
- 「転職したいけど、悩んでいて一歩を踏み出せない」
そんな悩みを解消するための自己理解ワークを提供しています。
今後は、キャリア相談ができる面談も実施予定です。



もしも、
「何からすればいいか分からない」
「一人で悩み続けて、疲れてしまった」
そう感じているなら、まずは気軽に登録してみてね!
\LINE登録はこちらからできます/
記事執筆者


キャリアコンサルタント:山本祐希
地方公務員の技術職として7年間勤務。窓口対応では、相談者の状況や不安を丁寧にヒアリングし、専門的な内容を分かりやすく伝えるのに努めた。自身がキャリアに悩んだ経験から、キャリアコンサルタントの資格を取得。現在はフリーランスとして対人支援に関する記事執筆、コンテンツ作成、マーケティング領域の業務に従事。クライアントの状況や課題を丁寧に捉えながら、考えや悩みを整理し、安心して次の一歩を考えられる伴走支援を行っている。
【保有資格】 キャリアコンサルタント
→詳細なプロフィールはこちら










コメント