- 「晴れてフリーランスになったけれど、案件がなかなか取れない」
- 「SNSで積極的に自分をアピールしたり、交流会で営業したりするのが辛い」
- 「なぜ自分は周りのようにスムーズに仕事が見つからないんだろう……」
フリーランスになったものの、営業や案件獲得の段階で壁にぶつかり、自分を責めてしまっていませんか?
特に内向型やHSPの傾向がある方は、自分からガンガン売り込む「プッシュ型の営業」に強いストレスを感じやすく、途中で疲弊してしまったり、将来に不安を感じてしまったりするケースが少なくありません。
しかし、安心してください。
フリーランスの仕事の取り方は、積極的な営業だけではありません。
この記事では、営業が苦手な内向型・HSPのフリーランスに向けて、
- 無理なく仕事を取る具体策
- 案件が取れない裏にある心理的原因
- 自分らしく活躍するためのコツ
について、今まで多くの方のキャリア支援を行ってきたキャリアコンサルタントの筆者が詳しく解説します。
チルティぜひ参考にしてみてね!
記事執筆者


キャリアコンサルタント
安川俊亨
新卒でアパレル企業に入社し、店舗マネジメント経験を通じて「働く人の自己実現の支援」に関心が高まったことをきっかけに、その後は人材業界にてキャリアアドバイザーや企業への採用コンサルタント経験を経て、複数の企業の人事として採用・研修・オンボーディングに従事。現在も企業人事として勤める傍ら、個人でもキャリアコンサルタントとして転職支援やキャリアコーチングに従事している。
【保有資格】 キャリアコンサルタント、認定心理士
→詳細なプロフィールはこちら
営業が苦手な内向型・HSPでもできる!仕事を取る5つの方法


フリーランスの仕事獲得と聞くと、「飛び込み営業」や「異業種交流会での名刺配り」「SNSでの大規模なブランディング」をイメージするかもしれません。
ですが、刺激に敏感で一人の時間を好む内向型・HSPの方に、そうした手法は過度な消耗をもたらします。
ここからは、過度なストレスを感じずに取り組める、内向型・HSPに合った5つの仕事獲得アプローチをご紹介します。
① クラウドソーシング・仲介サイト
クラウドワークスやランサーズ、ココナラといったクラウドソーシングサービスは、フリーランスの最初のステップとして最適です。
内向型・HSPに合う理由
コミュニケーションの大部分が「テキスト(文字)」で完結するため、対面や電話のような即答性を求められません。
一言一言を慎重に推敲して送信できるため、精神的な負担を大きく軽減できます。
獲得のコツ
提案文(応募メッセージ)の丁寧さで勝負しましょう。クライアントの募集文を熟読し、「相手が何を求めているか」「どんな不安を抱えているか」を汲み取る能力は、HSPの大きな強みです。
「定型文のコピペ」ではなく、相手に寄り添った提案文を1通ずつ丁寧に作成することで、採用率は格段に上がります。
② フリーランス向けエージェント
ITエンジニア、Webデザイナー、Webライター、マーケターなどの職種であれば、フリーランス専門のエージェントを活用するのも非常に有効です。
内向型・HSPに合う理由
エージェントの専任コーディネーターが、あなたの代わりに営業活動や条件交渉(単価や稼働時間など)を行ってくれます。
クライアントと直接タフな交渉をする必要がないため、「お金の話や条件交渉が苦手」という方にとって強い味方となります。
獲得のコツ
面談時に「週○日稼働希望」「完全リモート希望」「静かな環境で集中して作業したい」といった希望条件をしっかりと伝えましょう。
あらかじめ働き方の軸や希望を伝えておくことで、ギャップのない案件を紹介してもらえます。
③ SNS・ブログでの「ポートフォリオ型」発信
SNS(XやInstagramなど)や個人ブログを活用し、自分の作品や考え方を発信しておく「ストック型」の手法です。
内向型・HSPに合う理由
自分から人に声をかけるのではなく、コンテンツをネット上に置いておき「相手に見つけてもらう(プル型営業)」スタイルです。
自分のペースで発信できるため、対人ストレスがほとんどかかりません。
獲得のコツ
「仕事ください!」とアピールするのではなく、日々の制作プロセスや、学びのアウトプット、過去の制作実績(ポートフォリオ)をわかりやすくまとめておきましょう。
静かでも質の高い発信を続けていると、「この人に丁寧な仕事を頼みたい」とダイレクトメッセージ(DM)で相談が届くようになります。
④ 知人・過去の職場からの紹介
以前働いていた会社の上司や同僚、知人からの紹介で仕事を得る方法です。
内向型・HSPに合う理由
不特定多数の初対面の人と出会う交流会とは異なり、「すでに自分の人柄や仕事ぶりを知ってくれている人」が相手です。
ゼロから信頼関係を構築する必要がないため、非常にリラックスして仕事に臨めます。
獲得のコツ
独立した際に「フリーランスとして〇〇の仕事を始めました」と一言連絡を入れておくだけでも効果があります。
また、一度引き受けた仕事を期待以上のクオリティで納品することで、「また〇〇さんにお願いしたい」「知人にも紹介したい」と、人脈が自然に広がっていきます。
⑤ オンラインコミュニティ・スクール
同じ職種や価値観を持つ人が集まるオンラインコミュニティや、受講したスクールのネットワークを活用する方法です。
内向型・HSPに合う理由
一般的なビジネス交流会のような「名刺交換と自分アピールの場」ではなく、共通のテーマや目的を持った人が集まるため、安心感のある人間関係を築きやすいのが特徴です。
獲得のコツ
コミュニティ内で他のメンバーの投稿に丁寧なコメントをしたり、些細な困りごとに回答したりと、「Give」の姿勢を見せましょう。
信頼が蓄積すると、「手が回りきらない案件を手伝ってほしい」「得意な〇〇の分野をお願いしたい」と、横の繋がりから案件が生まれることが多々あります。
「仕事が取れない…」と感じる原因と内向型ならではの処方箋


案件に応募しているのに通らない、仕事が途切れてしまう……。
そんなとき、多くの人は「自分のスキルレベルが足りないからだ」「自分には実績も人脈もないからだ」と、能力不足を原因にしてしまいがちです。
しかし、内向型・HSPの方が仕事を取れない本当の原因は、スキル以前の「思考のクセやアプローチのズレ」にあることがほとんどです。原因を正しく解き明かし、処方箋を当てていきましょう。
原因①:完璧主義が邪魔をして「行動量(応募数)」が不足している
「完璧な提案文を書かなければならない」「まだこのスキルに自信がないから応募できない」と考えすぎてしまい、行動を起こす前に疲弊していませんか?
内向型・HSPの心理
HSPの方は思考が深く、リスクを慎重に予測する傾向があります。
そのため、1通の応募文を作るのに何時間も悩んだり、「不採用になったらどうしよう」と拒絶される恐怖を感じたりして、応募数自体が圧倒的に少なくなってしまうのです。
処方箋
「7~8割の完成度でまず応募してみる」という意識を持ちましょう。
仮に不採用になったとしても、あなたの人間性を否定されたわけではなく、単に「今回の案件と条件が合わなかっただけ」です。数をこなすことで、応募文の作成スピードも上がり、心理的なハードルも下がっていきます。
原因②:自分の強みを「言語化」できておらず、謙虚になりすぎている
提案文やポートフォリオを見ても、自分の魅力や「何ができるのか」がクライアントに伝わっていないケースです。
内向型・HSPの心理
謙虚で自己主張を控えめにする気質ゆえに、「自分なんてまだまだ」「大した実績ではない」と自己評価を低く見積もってしまいがちです。
結果として、文章が控えめになりすぎて、クライアントから見ると「自信がないのかな?」と映ってしまいます。
処方箋
「すごい実績」を書く必要はありません。「納期を絶対に守る」「細やかな進捗報告ができる」「相手の意図を汲み取るのが得意」といった、姿勢やプロセスの強みを言語化しましょう。
クライアントが本当に求めているのは、派手な実績よりも「安心して任せられる誠実さ」です。
原因③:苦手な営業スタイル(対面・即興)を選んでしまっている
周りのフリーランスの真似をして、交流会に参加したり、SNSで毎日ギラギラしたアピールをしたりしていませんか?
内向型・HSPの心理
苦手な環境に身を置くことで、強い刺激を受けて疲れ果ててしまい、本業のパフォーマンスまで落ちてしまいます。
得意ではない領域で勝負しているため、魅力も半減してしまいます。
処方箋
「自分に合わない営業手法は手放す」と決めましょう。対面や即興が得意な人もいれば、テキストやじっくり作成したポートフォリオで魅せるのが得意な人もいます。
自分の気質に合った「戦場」を選ぶことが、案件獲得の第一歩です。
内向型・HSPがフリーランスとして安定・成功するコツ


フリーランスとして長期的に活躍している内向型・HSPの方は、自分の気質を「弱み」ではなく「強力な武器」として活かしています。
ここからは、成功するための具体的なコツをご紹介します。
コツ①:「量」より「質」!1件ずつの満足度を高めてリピートを獲得する
新規の顧客をどんどん開拓する営業スタイルは、内向型・HSPにとって非常にエネルギーを消費します。
狙うべきは「1度の受注から長期的にお付き合いするリピーター戦略」です。
具体的なアプローチ
1つの案件に対して、相手の期待を超える丁寧な対応を心がけましょう。
納品物のクオリティはもちろん、提出時の添え状の丁寧さ、相手の手間を減らす配慮(確認しやすいフォーマットでの提出など)を徹底します。
得られる効果
「この人に頼むと本当に楽」「安心して任せられる」と感じてもらえれば、継続案件に繋がり、新規営業をしなくても仕事が回り続ける理想的な循環が作れます。
コツ②:レスポンスの早さと「丁寧なコミュニケーション」を武器にする
クライアントがフリーランスと仕事をする際、最も恐れているのは「連絡が取れなくなること」や「意思疎通がうまくいかないこと」です。
具体的なアプローチ
メッセージをもらったら、できる限り早く返信しましょう(すぐに答えが出ない場合でも「確認いたします。〇時までにご回答します」と一次返信をする)。
また、テキストの端々に相手を思いやる言葉(「お忙しいところ恐れ入ります」「寒くなってまいりましたのでご自愛ください」など)を添えるのも効果的です。
得られる効果
HSPならではの細やかな気配りは、クライアントに大きな安心感を与えます。
特別な超絶スキルがなくても、「コミュニケーションの心地よさ」だけで選ばれる強力な差別化になります。
コツ③:自分の得意・苦手(消耗するポイント)の境界線を明確にする
フリーランスとして長く続けるためには、自分のエネルギー管理が欠かせません。
具体的なアプローチ
どんな仕事をしているときにワクワクするか、逆にどんな条件や相手だと著しくストレスを感じるかをノートに書き出してみましょう。
「電話対応が頻繁な案件は受けない」「Zoomミーティングは週〇回まで」といった、自分なりのガイドラインを作ります。
得られる効果
無理な案件を引き受けて体調やメンタルを崩すリスクを防ぎ、自分の得意な領域に全力を注げるようになります。
コツ④:自己分析を徹底し「自分だけの強み(刺さる軸)」を把握する
成功しているフリーランスは、「自分は何が得意で、誰のどんな悩みを解決できるのか」を明確に言語化できています。
具体的なアプローチ
これまでの職歴や人生経験、人から感謝されたことなどを棚卸しし、「自分の強み」を具体的に言語化します。
単に「Webライティングができます」ではなく、「金融業界の経験を活かし、初心者にもわかりやすい丁寧な解説記事が書けます」といったように、自分のバックグラウンドと掛け合わせた軸を作りましょう。
神的な余裕を生み出し、最終的に安定して継続案件を獲得できる状態へとつながります。
まとめ|コツを押さえて自分らしく活躍できるフリーランスになろう!
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フリーランスの仕事獲得において、「ガンガン営業して自分をアピールしなければならない」という思い込みを持つ必要はありません。
自分に合った獲得方法を選び、小さな成功体験を積み重ねていくことで、無理なく安定した働き方を実現することができます。
一人で悩んだら「強みの言語化」から始めてみませんか?
そうは言っても、
- 「自分一人だと、どうしても自分の強みがわからない」
- 「完璧主義が邪魔をして、一人では行動に移せない」
- 「自分にぴったりの案件の取り方を、プロと一緒に整理したい」
と感じることもありますよね。
自分の内面と向き合う作業は、一人で行うとどうしてもネガティブな思考に陥りがちです。
そんな時は、自己理解ワークサイト「UNIKO」を活用してみるのがおすすめです。
UNIKOでは、自己理解ワークや感情ログを通して、自分の悩み・思考・感情・理想を自分の言葉で整理します。
まずはあなたの気質を最大限に活かせる「自分だけの軸」を見つけることから、第一歩を踏み出してみませんか?



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記事執筆者


キャリアコンサルタント
安川俊亨
新卒でアパレル企業に入社し、店舗マネジメント経験を通じて「働く人の自己実現の支援」に関心が高まったことをきっかけに、その後は人材業界にてキャリアアドバイザーや企業への採用コンサルタント経験を経て、複数の企業の人事として採用・研修・オンボーディングに従事。現在も企業人事として勤める傍ら、個人でもキャリアコンサルタントとして転職支援やキャリアコーチングに従事している。
【保有資格】 キャリアコンサルタント、認定心理士
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