「HSPの子供は不登校になる?」と不安な保護者の方は多いかもしれません。
すでにHSPのお子さんが不登校になって、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
- HSPで感受性が強く学校生活に馴染めない
- 友人や先生に気を使いすぎてしんどくなっている
- 真面目に勉強しているけれど精神的に疲れてしまう
るつHSPだけど、親に心配をかけたくないので、小学校時代は我慢して学校に行っていました。



我慢した先にあるトラウマを考えると、不登校も一つの良い選択肢になるんだよ。
この記事では、以下の内容をご紹介します。
- HSPのお子さん=HSCの特徴
- HSPのお子さんが不登校になる場合のよくある理由
- HSPのお子さんが不登校になったら保護者が取る行動



HSPのお子さんが明るい未来を歩めるよう、この記事が参考になれば幸いです!
HSPの子供は不登校になる?と不安な保護者の方へ


「HSPの子供は不登校になりやすい」という声を聞くことも多いかもしれませんが、
必ず不登校になるとは限りません。
確かにHSPは「音に敏感」「集団に合わせると疲れやすい」「誰かの言葉に傷つきやすい」などの特徴があります。
そのため保護者の方が「うちの子は、学校でひといちばい苦労するのでは?」と心配してしまうのは当然でしょう。
しかし「HSPが学校で苦労する」というのは思い込みで、楽しく学校生活を送るHSPのお子さんもいます。
HSPの子は周りの子への思いやり深さや、得意科目の勉強で集中力を発揮する可能性も高いです。
しかし別の言い方をすると
「HSPだから不登校になるわけではないけれど、不登校になる可能性もゼロではない」のです。



HSPのお子さんの特徴と、不登校になり得る理由をチェックし、正しい対処法を見ていきましょう。
HSPの子供=HSCの特徴「DOES」とは?
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HSP「Highly Sensitive Person」の子供をHSC(Highly Sensitive Child)と呼びます。
「ひといちばい敏感な子供」という意味で、「ひといちばい敏感な成人」を指すHSPとの違いは、単に年齢の違いです。
「HSCは遺伝する」と言われることもありますが、すべてがそうとは限りません。
最新の研究でも、親がHSPだからといって、子供がHSCになるとは限らないと結論付けられています。
HSCの特徴「4つのDOES」
HSCには「4つのDOES」という以下の特徴があります。
【DOES】
- Depth of Processing(処理能力の深さ)
- Over Stimulation(刺激に敏感)
- Emotional Responsiveness & Empathy(感情に反応し共感)
- Sensitive to Subtleties(些細なことに敏感に反応)
【具体例】
- Depth of Processing:物事を深く考え、何事も完璧にこなそうとする
- Over Stimulation:休み時間に校庭のような騒がしい場所を嫌がる
- Emotional Responsiveness & Empathy:国語や道徳の授業で感動的な物語に心が動かされる
- Sensitive to Subtleties:教室内のちょっとした音が気になり、勉強に集中できない
DOESの詳細については、以下の記事も参考にしてみてください。





どの特徴も毎日の学校生活で敏感に感じていると、少し疲れが出やすくなりそうです。



それでもHSCの長所は学校生活で役立つこともあるんだよ!
HSCの長所をチェック
HSCには以下の長所があるケースが多いです。
- クラスメイトへの気配りがうまい
- 先生や友人が求めていることをすぐ理解できる
- 細かい点によく気が付いて積極的に人助けできる
- 勉強やクラブ活動など求められたことに真面目に取り組める
HSCは物事を深く理解でき、周りの人の感情にも寄り添って、求められていることを的確に実践できます。
学校生活では周囲の信頼を得やすく、行動が高く評価されれば、良い成績を修められるでしょう。
HSCの短所をチェック
HSCは真面目で繊細だからこそ、以下のような短所も抱えやすいです。
- 心身ともに疲れやすい
- クラスメイトの冗談を真面目に受け取って傷つきやすい
- 完璧にできない時は自分を責めたり、自己否定に陥ったりする
ささいな言動や相手の表情から感情をくみ取り、悪い方向に考えすぎたり、ストレスを抱えたりしやすいかもしれません。



これらの特徴は「HSCが不登校になりやすい」と言われる理由にもつながってきます。



HSCが不登校になってしまう理由をしっかり確認することが、対策の第一歩だよ。
HSPのお子さんが不登校になる場合の理由
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HSCだから不登校になるわけではありませんが、HSCが学校を休むケースはあります。
パターンを知って正しく対処するためにも、まずはよくある理由を見ていきましょう。
真面目ですべて完璧にこなそうとする
保護者や先生、友人からの期待に応えようと、ひといちばい頑張れるのがHSCさんです。



何事も真面目に完璧に取り組んで、いつも気を張っていると、いずれ疲れちゃうよね。
テストで悪い点数を取って「もっと頑張れたのに……自分なんて価値がない」と、落ち込む子もいるかもしれません。
全部で完璧な成果を出そうとした結果、苦しくなり、逃げ場を求めて学校から離れてしまう可能性が考えられます。
集団に合わせようとしすぎて疲れる


学校では集団生活を送ることになり、人との協調性が求められます。
誰かとペアになったり、グループを作ったりするなど、周りのペースに合わせる場面が多いです。



HSCは優しく、相手を尊重できるから、自分の意見を控えて相手に合わせるタイミングもあるかもしれないね。
集団の意見や行動に合わせすぎる場面が増えると、
自分の言いたいことが言えなかったり、振り回されていると感じたりします。
徐々に集団生活に疲れてしまい、学校を休むようになるかもしれません。
騒音の多い環境で刺激を受ける
学校には大きな声で叫んだり、勢いよく走り回ったりするクラスメイトもいます。
思慮深くおとなしいHSCは、やんちゃな子たちが出す声や音を不快に感じたり、驚いたりしやすいです。



休み時間や給食の時間には、全学年の子たちが一斉に騒いだり、作業したりするため、落ち着かないHSCもいるでしょう。
騒音をストレスに感じ始めると、学校という環境自体が苦痛になってしまいます。
先生や友人の評価が気になりいつも緊張している
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先生や友人からの評価が気になって、いつも緊張して疲れてしまう子もいます。
成績を伸ばし、相手の期待に応えようとする意欲は本当に素晴らしいものです。
しかしいつも高い評価を得られるか気にしていると、気が休まらなくなってしまいます。
「もっと気楽に生きられたらいいのに…」と、自己否定してしまう子もいるかもしれません。
この状態は大人のHSPの人にも多く見られます。
保護者で自分がHSPの方の中には「出来の良い子に育てなきゃ」と、
いつも緊張している方もいるのではないでしょうか。



HSPのお子さんがいる方や、自分がHSP当事者の保護者さんは、ぜひのぞいてみてね!
【HSPのお子さんが不登校になったら】保護者が取る正しい行動
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もしHSPのお子さんが不登校になったら、保護者の方が正しい行動を取ることで、問題を解決できます。
落ち着いて順番に見ていきましょう。
【筆者は登校をつづけてトラウマに】無理に学校に行かせず休ませる
筆者は小学校時代、クラスメイトの気持ちの裏を読みすぎてしまうHSCでした。
しかも、学校といった特定の場所で誰とも口をきかない「場面緘黙症」もあり、
クラスにうまく馴染めなかったのです。
「笑顔で話しかけてくれるクラスメイトも、なにも喋らない私のことを、本当は良く思っていないんだろうな…」
そう考えていると、実際に相手が別の子に、筆者の悪口を言っているのが聞こえてしまったこともあります。
これ以上嫌われないように、ひたすら相手の言うことに従い、きついことを言われてもじっと耐えました。
息苦しい日々を送りながらも、家族に心配をかけたくなくて、そのまま小学校に6年間通いつづけます。
すると大人になってから、小学校時代の悪夢を毎週見るようになりました。
休むべき時に休まず、無理をした結果、心にトラウマが残ってしまったのです。



学校に行きたくないお子さんは、心の奥でSOSを出している可能性があります。



まずはゆっくり休ませてあげて、心の傷を抱えているならしっかり回復させることが大切だよ!
お子さんが安心するような声掛けをする
お子さんの不安をあおるような言い方をせず、休んでも大丈夫だと感じられるような声掛けをしてみてください。
と、お子さんの不安やストレスがやわらぐよう寄り添ってあげましょう。
筆者は周囲の大人から
「学校を休んだら、将来仕事に就けないよ」「不登校は不幸になるよ」などと言われて育ちました。



大人の言うことは正しいと考えていたため、学校を休むのが怖くなり、どれだけつらい時も登校をつづけたのです…。
学校でのつらい思い・経験を重ねると同時に、
休んだらおしまいだという不安を抱えながらの生活はしんどいものでした。
お子さんの好きなことで自己肯定感を高める
お子さんは単に休むだけでは、
部屋の中で鬱々とした気分になり、ネガティブな感情に支配されてしまうリスクがあります。
好きなことや得意なことに没頭すれば、
お子さんの自己肯定感が高まり、前向きに行動しやすくなるためおすすめです。
好きなもので成果が出ると自信につながり、将来の目標が見つかることもあります。



なにが好き・得意かわからないお子さんの場合、保護者の方が一緒に見つけていきましょう。



スポーツでも絵を描くことでも、ぜひ自己肯定感が高まる趣味を見つけてね。
【筆者は部屋が救いに】お子さんが疲れずに過ごせる場所・空間を作る
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HSPのお子さんが、学校を休みたがっているのは「刺激の多い場所に行きたくない」という意思表示だと思われます。
なによりも家を安心できる場所にすることで、
刺激が多い空間で頑張ってきたお子さんも緊張から解放されやすくなります。
お子さんが学校に行かずゲームや漫画に没頭していると、心配になるかもしれません。
しかしお子さんにとって、家で過ごす時間は、学校で消耗したエネルギーの充電時間です。
筆者の場合
筆者は小学校で頑張りすぎて、ついに高校で不登校になりました。
その時期には、部屋で好きな歴史小説を読む時間が救いになったものです。
成績と出席状況が悪くなっていく中、将来への不安はもちろんありました。
結果的に「歴史を題材にした物語を書く」という夢を見出し、
行きたい大学も見つかって、高校は通信制コースで頑張ることに。



心を消耗させたHSCにとって、安心できる部屋にこもって好きなことに没頭する生活は、前に進む時間にもなり得ます。
HSPの特性を正しく理解して第三者のサポートも受けてみる
お子さんのペースを尊重しようにも
「不登校のまま、引きこもってしまうのでは…」など心配の種は尽きないでしょう。
情報を積極的に収集することは、お子さんだけでなく、保護者の方の悩みを解決する糸口にもなるかもしれません。
たとえば文部科学省の情報を見ると、ICT教材による自宅学習を、出席扱いにすることを推奨し始めていました。
不登校でも将来不利にならないよう、社会がサポートする動きが出てきており、
解決策が見つかりやすくなっている印象です。
参考:不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて|文部科学省
不登校生の支援をしてくれる学習塾やNPO団体など、第三者のサポートを受けてみるのも手です。



HSP当事者が運営するTealsホームも、HSPへの理解が深まる情報が盛りだくさんだよ!
まとめ


勉強への意欲や人への思いやりなど、HSPのお子さんには多くの強みがあります。
もしお子さんが学校を休みたがっているなら、現在の環境ではうまく力を発揮できていないのかもしれません。
保護者の方はお子さんの決断を尊重して、休む勇気を出してくれたことを認めてあげてください。



HSP当事者のメンバーが多くいるコミュニティ・Tealsホームの情報も参考に、明るい未来を目指して進んでみてね!










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