「恋愛がしんどい……」と感じているHSPさん、こんな悩みはありませんか?
- 恋愛疲れしやすい理由を知りたい
- しんどくなったときの対処法が分からない
- 疲れない恋愛をするにはどうすべきか悩む
HSPは恋愛だと日頃よりもっと悩むからしんどく感じやすいよね。
そこでこの記事では
- HSPが恋愛でつらくなる理由
- しんどく感じたときの対処法
- 疲れない恋愛のための9つの方法
をご紹介します!
具体的なシチュエーションを交えながらお話ししますので、ぜひ実際に想像しながら読んでみてくださいね。
恋愛がしんどく感じる場面7選
まず、HSPが恋愛をつらく感じやすい場面について具体的にご紹介します。
まさに今悩んでいる方はもしかすると強く共感できるシーンがあるかもしれません。
それではさっそく見ていきましょう。
依存しがち
最近、相手からの愛情表現が少なくて不安になる……。
それ、もしかすると依存しがちのサインかもしれません。
特に「自分を過小評価する・ネガティブ思考である・自尊心が低い」といった傾向のある方は要注意です。
HSPは些細な変化に敏感なため、依存が強まると過度な不安にかられる可能性も。
恋愛をすると相手の変化に強い意識が向くため、元々敏感なHSPは疲れやすくなるでしょう。
気を遣いすぎる
HSPの方は周囲の変化に気付きやすいため、自然と気遣いができる方が多い傾向にあります。
私は友人に母親みたいと言われた経験がありますがみなさんはどうですか?
気遣いができる分、年上に見られやすいのはHSPあるあるではないかと思います。
相手にとってはいいかもしれないけど、自分はすごく疲れるんだよなぁ……。
気配りができるのは美点ですが、気付かぬうちに自分を犠牲にしているかもしれません。
デート場所が苦手
付き合い始めの頃は特にデートといえば外出だと思います。
しかし、外の環境はHSPにとってはストレスに感じるケースも多いです。
繁華街や遊園地など人混みは要注意です。
デート場所が苦手で恋愛に疲れている場合は自分にとって心地のいい場所を提案してみましょう。
HSPの方は自然や動物などに触れられる場所で心穏やかにいられる傾向があります。
動物園、山や川などで自然体験をするなどを候補に取り入れてみてはどうでしょうか。
尽くしすぎてしまう
気遣いができる方も多いHSPさんですが、そのせいで尽くしすぎてはいませんか?
たとえば、相手の具合が悪そうだと自分が忙しくても献身的に看病するなどです。
自分よりも相手を優先できるのはいいんだけどね……。
HSPの方は自分に疎くて相手には敏感な方も多い傾向があるため、知らず知らずのうちに疲弊しがちです。
また、尽くしすぎると見返りを求める気持ちが生まれる場合も。
日頃からほどほどに、を意識できるとよいですね。
相手の機微に悩まされる
恋愛になると、誰しも相手の一挙手一投足に深い意味を見出そうとするはずです。
今日の自分のあの発言がよくなかったと後悔する日もあるでしょう。
逆に相手の意味深長な言動に想像が膨らみドキドキするタイミングもありますよね。
つまり、HSPの方は良くも悪くも相手の些細な反応に考え込みやすいのです。
反応の真意は相手しか知らないため、答えのない問いに悩んでしまいます。
考え込む時間が恋愛をしんどく感じさせている要因かもしれません。
感情が振れやすく疲れる
HSPのみなさんは自分がどんな状態だと心が安定していると感じるでしょうか。
多くの方は感情がぶれていないときが安定であり、安心でいられるはずです。
そのように考えると恋愛はそもそもHSPを安定から遠ざけているかもしれません。
じゃあ、恋愛しない方がいいのかな……。
いいえ。一緒にいて穏やかでいられる人など相性を見極めればむしろ強い幸福を感じられるでしょう。
HSPの安定には穏やかさが重要ですので感情の振れ幅を意識して見るとよいでしょう。
自分の気持ちをうまく伝えられない
自分の気持ちを言語化する作業はなかなか難しいですよね。
しかし、恋愛において相手に自分の気持ちを伝えることは重要になります。
相手を気遣い本音を我慢するシーンもあり、しんどく感じるときもあるでしょう。
HSPの方は言語化が難しい感情を察する能力に長けている傾向がある反面、いざ口にしようとすると悩むケースも。
まずは紙に気持ちを書き出してみるなどして潜在意識の言語化に取り組んでみてはいかがでしょうか。
HSPが恋愛疲れしやすいワケ
共感するシチュエーションはたくさんあったけど、実際なんで恋愛にしんどくなりがちなのかな?
ここではHSPがなぜ恋愛をつらく感じやすいのかをお話しします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
HSPの特徴「DOES」
HSPにはDOESと呼ばれる特徴があります。
DOESは4つの特性の頭文字をとったもので、以下のようになっています。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
D 深く物事を処理する
Dは、一つの出来事に対しあれこれ考え込む特徴を指します。
具体的には相手の何気ない言動に深い意味を見出そうとする、などです。
物事を多角的に捉えられるため、意見を求められる場では重宝される思考でしょう。
一方で、ぐるぐると問題に囚われやすいというウィークポイントでもあります。
恋愛においては、相手の立場で物事を考えられる反面、相手の何気ない言動に深い意味を見出し落ち込む恐れも。
深い処理能力はあくまで具体的な出来事に使う、を意識するといいかも!
問題が発生した際の解決方法を見出すために使う力としては素晴らしい能力です。
しかし、答えのない感情などの問いにこの力を使うと悩みの沼にはまりますので要注意です。
O 強く刺激を受けやすい
Oは刺激を過度に受けやすい特徴を表しています。
五感を中心に考えると、日常の刺激は具体的に以下のようなものが考えられるでしょう。
たとえば
視覚:ニュースでの事故のシーン、映画のグロテスクな表現など
聴覚:救急車の音、人の話し声など
嗅覚:煙草のにおい、排気ガスのにおいなど
触覚:ざらざらした質感、チクチクする服など
味覚:辛いもの、苦いものなど
これらは、非HSPにとっても得意といえるものは少ないでしょう。
しかし、HSPにとっては苦痛に感じるほど刺激を受けてしまうものも多いです。
恋愛で考えると相手の香水のにおいがきついとかあるかも。
逆に、HSPは好ましい感覚にはより幸福を感じられるとも捉えられます。
E 共感力が強い
Eは共感力の強さを示しています。
共感力は恋愛でもメリットに働くケースが多く、相手の悩みに自分事のように寄り添えます。
しかし、HSP自身は共感力の強さゆえに疲弊しがちです。
相手の気持ちに同調できるからこそ、自分の感情が揺れ動きやすいんだよね。
他者からは評価される一方で、自分からするとつらい瞬間が多いところが共感性の高さの悩みとなります。
共感力の高さでストレスを感じている方は、相手との壁を意識して交流するとよいでしょう。
たとえ、パートナーであっても他人は他人、自分は自分の意識をもってください。
慣れると共感しつつも引っ張られにくくなるかと思います。
S 些細なことにも敏感
最後のSは小さな出来事への敏感さを指しています。
二つ目のOの、強く刺激を受けやすい性質ともリンクしてしている特徴です。
先程、五感を中心にHSPが苦手に感じやすいものをあげました。
それらは、非HSPにとっても心地のよいものとは言い切れません。
しかし、非HSPであれば不快だと感じる気持ちが一瞬であったり、その日のうちに忘れてしまうパターンが多いでしょう。
HSPの場合は、小さな出来事からつらい気持ちを感じ、増幅してしまうケースもあります。
悪化すると精神や体調の不良を引き起こす危険性も。
苦手を克服するのは難しいので、騒音が気になるときは耳栓やイヤホンを使うなどできる対策をしてみてくださいね。
疲れない恋愛のための9つの対策
HSPが恋愛をしんどく感じやすい悩みについて、DOESという特性からお話ししました。
では疲れやすさに対して実際にどんな対策を講じればよいのでしょうか。
今回は9つの具体策をご紹介しますので自分に合ったものを試してみてくださいね。
相談してみる
相手に直接相談するのも一つの手です。
とはいえ難しく感じると思いますので、家族や友人など第三者の相談相手を見つけておきましょう。
友達も家族も相談するとなるとハードルが高いなぁ……。
そんな方にはTealsホームをご紹介します!
TealsホームはHSP向けのオンラインコミュニティです。
現実ではまだ珍しいHSPの集まりのため、HSPを理解してくれる仲間がたくさんいますよ。
定期的にイベントの開催もしていますので気軽に交流もできます。
興味のある方は、ぜひTealsホームを覗いてみてくださいね。
趣味に打ち込む
みなさんはどんな趣味をもっていますか?
僕は雲のベットの上で寝るのが好き!
趣味といわれると、なんだか格の高いものに感じる方もいるかと思います。
しかし、自分が好き、心地よいと感じるものであればなんでも構いません。
私はベットの中で寝たり、ぼーっとしたりする時間が好きなので、休日はほとんど布団の中です。
とはいえ、室内にこもりすぎると日照時間の少ない時期は鬱っぽくなる危険性も。
散歩など外出できる趣味もあると理想的ですね。
一人時間をつくる
付き合っている人がいる方は特に、相手とずっと一緒にいたいと思うかもしれません。
また、相手から共に時間を過ごしたいとお願いされるパターンもあるでしょう。
しかし、HSPにとって人と関わらない自分だけの時間はとても重要です。
相手がいると無意識に気を配るから、誰にも気を遣わない時間=一人時間なんだよね。
どれだけ相手と一緒にいたいと感じても、意識的に一人時間を作るとよいでしょう。
一人の時間が相手との適切な距離感を作りますし、相手の大切さを再確認もできます。
HSPだと打ち明ける
相手とより深い信頼関係を築くためにも、HSPだと打ち明けてみてはどうでしょうか。
何事もですが、HSPの性質も良し悪しの両側面をもっています。
とはいえ、実際の生活の中では悩むケースが多いと思いますので、素直に悩みを伝えてみるのも一つの手段です。
ただし、理解してもらいやすいよう、どんな悩みがあるかなど具体的に話しましょう。
病気ではなく性質だと伝えることも忘れないでくださいね。
理解してもらうために伝える側も理解されやすい話し方を意識するとよいです。
自分磨きに取り組む
恋愛に対して依存っぽくなってしまうと感じる方には自分磨きがおすすめです。
依存感は自分に対する自信のなさが要因の一つかもしれません。
そのため、自分磨きをして努力したと思えるものをもっていると自信がつきます。
具体的には資格勉強や筋トレ、ファッションやメイクの研究などです。
自信を得られるのはもちろんですが、努力している姿は相手にとっても魅力的に映るでしょう。
自分のための行動が結果的に相手にもいい影響を与えられるなら一石二鳥ですね。
恋愛の捉え方を見直す
みんなは恋愛をどんなふうに考えてるかな?
周囲がパートナーのいる人ばかりの環境は特に、恋愛は人生に必須のものと思う方もいるかもしれません。
しかし、恋愛自体が心を揺さぶられる状況に置かれるため、苦手に感じるHSPは多いでしょう。
恋愛は目的ではなく手段です。
相手よりも恋愛が先立っている方は、捉え方を見直しましょう。
一度冷静になり、恋愛が幸せになるための必須条件ではないと理解すると気が楽になるかもしれません。
自分のペースを崩さない
HSPの方は相手の雰囲気を察知する能力に長けているため、つい相手に合わせがちです。
相手が求めるからとLINEでの連絡に長時間付き合うなどやっていませんか?
初めは楽しくても、次第に相手のペースでの生活に疲れてしまうでしょう。
付き合いが長くなるほど、本音を言える関係は重要ですので、ペースが合わないと感じたら素直に伝えましょう。
それでも理解が得られない場合には、パートナーを見直した方がよいかもしれません。
相性のよい相手に巡り合う
恋愛には相性があります。
HSPさんは特に相手からの影響を受けやすいため、相性のよい相手を探すと疲れにくくなるでしょう。
具体的に、優しい人、穏やかな人、気配りのできる人、価値観の違いを受け入れ合える人などがおすすめです。
HSPの方は直観力がある方も多いと思いますので、自分の感覚も大事にしてみてください。
自分の感覚や他人の意見、調べた情報など適度に組み合わせて俯瞰できるとよいでしょう。
相手と距離をとって考えてみる
人はつらいと強く感じるとき、どうしても視点が主観になりがちです。
たとえば、今のパートナーに嫌われたらもう恋愛ができないと感じているなら客観視が不足している証拠です。
こちらの内容であれば、今世界人口は約80億人である事実を知ってから捉えなおすとどうでしょうか。
それだけいるならこの恋がダメでも新しい人に出会えるかもって少し思えた!
ぜひ一度距離をとって考え、相手を見つめなおしてみましょう。
自分がありのままでいられる恋愛をしよう!
今回はHSPが恋愛で感じるしんどさについてお話をしてきました。
今恋愛をされている方、過去つらい思いをした方、恋愛に踏み切れていない方などさまざまだと思います。
HSPという性質は、正直恋愛に苦しむ可能性が高いかも。
しかし、それは相手によって大きく変わります。
相性のよい相手と出会えたとき、HSPは恋愛で感じられる幸福も人一倍です。
だからこそ、焦らず自分に合った人を見つける作業がとても重要なのです。
恋人の有無は関係なく、みなさんが自分らしく心穏やかに過ごせる日々を祈っています。
コメント