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HSPさんが人付き合いで疲れないための対処法いろいろ

あなたは、仕事やプライベートの人付き合いで疲れることはありませんか?

特にHSPの人の中には

  • 職場に苦手な上司がいて、話をするだけで疲れる
  • 友達と遊ぶのは楽しいけど、長時間一緒にいると疲れる
  • 大人数が集まる食事会へ行ったが、騒がしい場所にいるだけで疲れる

という人もいるのではないでしょうか?

この記事では、HSPで人が付き合いで疲れがちな方に向けて

  • HSPの人が人付き合いで疲れてしまう理由
  • HSPでも人付き合いに疲れないコツや対処法

について解説します。

私自身もHSP気質で、小さい頃から人付き合いには非常に苦労しました。

しかし、自分が人付き合いに疲れる理由を知って、疲れにくいコツを意識した結果、人付き合いで深く悩むことが減りました。

また、他人に振り回されずに過ごせるようになりました。

チルティ

HSP気質でも人付き合いが上手く出来るようになれば、毎日の生きづらさが少しでも解消するかもしれないね!

人付き合いに悩んでいる方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。

目次

HSPの人が人付き合いで疲れてしまう理由

HSPさんが人付き合いで疲れてしまうのは、気質や性格の影響が大きいと言われています。

一つひとう見ていきましょう。

空気を読み過ぎる

HSPの人は空気を読むのが得意だと言われます。感受性が高いことで、相手の表情、声、トーンで相手が何を思っているのか何となく分かるという方が多いです。

それによって、自分の意見よりも周囲の意見に合わせる傾向があります。
そのため、興味がないこと、楽しくないと思っていても無理やり周囲と合わせて関わることで疲れてしまいがち。

機嫌が悪い人がいると、自分のせいで機嫌が悪くなっているわけではなくても「私のせいで機嫌悪くなってしまったのかな…」と感じ取ってしまい、それがずっと気になってしまいます。

さらに、相手の何気ない一言を深読みして、ネガティブなことを考えてしまいがちです。

相手に嫌われなたくない、傷つけたくない気持ちがあり、自分を犠牲にして、無意識に相手に行動を合わせてしまうことで、人付き合いに疲れてしまうのです。

価値観が合わない

学生の時に毎日一緒に過ごし、とても気が合って仲が良かった友人でも、社会人になると、仕事、結婚、出産、育児など、環境や状況が変わっていきます。

それぞれが抱える悩みや話が合わなくなり、段々価値観が合わなくなってしまいます。

また、学生では価値観が合わない人と避けることができても、社会人では価値観が合わない人でも付き合わざるを得なくなります。
そうすると、会ったり話したりするだけでも疲れてしまいます。

自己肯定感が低い

HSPさんで自己肯定感が低い場合は、それも原因かもしれません。
自分に自信がなく、周囲と比較して「自分はダメな人だ」と劣等感を感じて傷ついてしまいがちです。


相手にどう思われているのかを常に考えてしまい、本音が言えないこともあります。
自分自身を否定し、認めないことで相手にも認めてもらえないと考えてしまいます。
相手の行動や言動をネガティブな方向で受け取ってしまいがちです。

また、昔の失敗や相手に言われて傷ついたことがトラウマとなり、いつまでも覚えてしまい落ち込んでしまいます。

これらのことから、人と会う時に、無意識に相手と自分を比較してしまうことで人付き合いに疲れてしまうのです。

大勢で集まるのが苦手

HSPかつ内向的な場合は、会社の飲み会や、学校のクラス会など、大勢で集まって行うイベントが苦手になりやすいです。

大声で騒ぐ、タバコなどの臭いがキツい、上司や先輩に気を遣わないといけない…など、苦手な要素が集中し、どう振舞えば良いか分からず、常に気を張った状態になってしまいます。

ずっと気が張った状態となり、疲れてしまうので早く帰りたいと思っても先に帰ると切り出せずに最後まで残ってしまうこと多くないでしょうか?

普通の人なら楽しいと思えることでも、内向的なHSPの人は辛い、疲れるという方が強く出てしまいます。

無意識に外向的に振る舞ってしまう

世の中は、ここ数年でグローバル化が加速し、欧米人的な外向型の文化が取り入れられています。
「フットワークを軽くしよう」「人脈作りが大切」「自己主張しよう」など外向的な行動を身につけていかないと損をする社会になってしまいました。


HSPの傾向がある内向型の人はそれに合わせるかのように無意識に外向的に振る舞ってしまいます。

本来、聞き上手な内向型の人が外向的に話したり、積極的にアピールしたりすることでストレスが溜まり、疲れてしまうのです。

HSPでも人付き合いに疲れないための対処法(仕事編)

前項では、HSPの人が人付き合いに疲れてしまう理由について解説していきました。

この項では、人付き合いに疲れないように過ごすための対処法を仕事とプライベートに分けて1つひとつ解説していきます。

嫌なことは極力避ける

とにかく苦手なこと、嫌いなことからは出来る限り避けましょう。
他人を優先するのではなく、自分優先で考えてみましょう。

例えば、嫌な人と過ごさなければいけない時には、仕事以外の接点を作らない、席をずらして視界に入らないようにするなどの工夫をしてみてください。

ただ、どうしても嫌なこと、苦手なことでも仕事上向き合わなければいけないことがあると思います。
その時には、「最悪死ぬことはない」と腹をくくってや対処するしかないです。

結局、壁を超えないといけなくなってしまうのですが、目的を果たせたら、「私は苦手なことでもちゃんと出来てエラい!」のように自分自身を思いっきり褒めてあげて下さい。

褒めることで自己肯定感が上がり、だんだんと自分優先で物事が考えられるようになっていきます。

周りに頼る

会社の中で話しやすくて頼れる人が一人や二人はいると思います。その人に積極的に頼ってみましょう。

仕事は与えられた物事に対して、結果が出せるのが重要です。
それに辿り着く過程についてはそれほど見てくれないです。

途中でどんなに苦労しても結果が出せなければ、評価は悪い方向になってしまいます。
これが、頑張っているのに評価されない原因です。

もちろん、他人に依存しすぎるのは良くないですが、人に頼るのが苦手なHSPさんであれば、ちょっとやり過ぎかなというくらいがちょうど良いです。

上手く周りを頼ることでだんだんと人付き合いに疲れにくくなっていくでしょう。

シングルタスクで物事を考える

仕事を1つずつ順番に進めるシングルタスクで物事を考えてみましょう。

複数の仕事を同時に進めるマルチタスクが苦手なHSPさんも多くいます。
マルチタスクは出来れば早いのですが、メンタルをやられて何も出来なくなってしまえば元も子もありません。

自分の抱えている仕事を紙などにリストアップしてみて、期限が近い順に並び替えてみて、期限が近いものから一つずつ処理してみて下さい。

「そんなのわざわざ書かなくても分かる!」と思っていても騙されたと思って紙などに書き出してみてください。

こうすることで自分の考えが整理できて仕事がやりやすくなります。

HSPでも人付き合いに疲れないための対処法(プライベート編)

この項では、プライベートでの人付き合いに対して疲れないコツを解説していきます。

会いたくない人と無理して会わない

会いたくない人とは無理して会う必要はありません。可能であれば縁を切ってしまいましょう。

ただ、何らかの事情で付き合いが必要な場合、必要最低限な付き合いをしましょう。
こうして、人との付き合いの境界線を明確にすることが大切です。

境界線を明確にしないと他人に振り回されて時間を浪費しますし、人付き合いに疲れます。
ドライになることは悪いことではありません。自分の身を守るために必要です。

真面目なHSPさんだと、みんなと仲良くしなければならないと考えてしまいがちですが、自分を第一優先して気持ちよくいられる人間関係を作りましょう!

一人の時間を確保する

仕事でも同じことが言えますが、プライベートでも一人の時間を確保することが大切です。

一人暮らしなら仕事から帰ってきたり、友人と遊んで帰ってきたりすれば自然と一人になるので良いですが、家族と一緒に過ごしているとなかなか難しいと思います。

ただ、HSPは感受性が高いため、一人でいられる時間を確保して心をリセットしないと疲れてしまいます。
トイレの個室、車の中、仕事終わりにそのまま家に直帰せず、どこかカフェなどに寄るなど、探せば一人でいられる場所・時間帯はあると思います。

一人になって落ち着くことを意識して生活するようにしましょう。

自分の直感を大切にする

自分の直感を大切にし、物事で迷ったときには直感に従いましょう。

HSPは他人優先で物事を考えてしまいがちなので、考えた結論が本当は自分が望んでいない結論になることが多いです。
人付き合いは生きている以上、どうしても避けられないことです。

時間も労力も費やしてしまう部分だからこそ、自分の気持ちに素直になることが必要です。

例えば、TwitterのフォロワーさんとツイートやDMでメッセージをやり取りしていて、「この人とは合わないな」と感じたら距離を置くようにする。

場合によってはミュートしたり、ブロックしたりすることも必要だと思います。
無理して付き合う必要はないです。

人と付き合っていて何か違和感を感じたら、自分自身の直感を頼りに修正してみてください。
そうすることで、無駄に消耗することがなくなってきます。

直感は曖昧でアテにならないと考えがちですが、自分自身の人生経験の蓄積から導き出したものですから、ある意味合理的です。

HSPでも人付き合いに悩まない心を作る習慣

これまで、HSPさんが人付き合いに悩む理由とその対処方法について解説しました。
この項では、人付き合いに悩まない心を作る習慣について紹介します。

特に仕事では嫌なことを避けたくても避けられないことが多いと思います。
そういった時に人付き合いに悩まない習慣を身につけることで疲れが解消できます。

人付き合いに悩まないために様々な習慣がありますが、この記事ではマインドフルネスと運動、相談できる環境作りの3つに絞って解説します。
私自身、この3つが最強の習慣だと考えているからです。

マインドフルネス

マインドフルネス(mindfulness)とは、自分の身に今起きていることに意識を集中させて、自分の感情・思考・感覚を冷静に認識して、現実を受け入れることです。

HSPさんは

「頭の中で考えがグチャグチャしている」
「頭の中でグルグルとずっと同じことを考えている」

そんなことが多いのではないでしょうか。

マインドフルネスはそんな頭の中のグルグルを解消させ、脳をスッキリさせます。
Google社も採用しているほど、非常に効果的な方法です。

マインドフルネスの手段は様々あります。
Googleで調べてみますと、特に「瞑想」が多く出てきます。

瞑想とは、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことです。
目を閉じて思いをめぐらせられれば瞑想できるのですが、HSPの人は目を閉じて考えると、ネガティブな考えが次々と出てきてしまうのではないでしょうか。

私自身もついネガティブなことを考えがちで、瞑想しようにも違うことを考えてしまいます。

そこで、色々と調べてみて、次の方法を試してみました。その結果、短時間で頭の中がスッキリして効果的でしたのでご紹介します。

4:4:8呼吸法という方法です。

呼吸法の手順

  • 楽な姿勢をとる
  • 息を軽く吐き切る
  • 4秒かけて息を吸う
  • 4秒息を止める
  • 8秒かけて息を吐く
  • 3~5を4回繰り返す

特に道具を使わずに短時間で実践可能です。
緊張緩和、イライラ抑制、不安解消、ストレス解消、脳疲労のリセットなどに効果があります。

会社の休憩時間や、通勤前、昼休み、就寝前にも効果的です。
ぜひ試してみて下さい。

運動

人付き合いに疲れない心を作る習慣として運動も効果的です。
運動をすることで脳内ホルモンのセロトニンとドーパミンの分泌を促します。

セロトニンとは、精神を安定させ、気分を高揚させる働きがあります。
幸せホルモンとも呼ばれています。

HSPは人付き合いのストレスを受けやすい。その結果、セロトニンの分泌が低下するケースもあるかもしれません。
運動してセロトニンの分泌を促すことで、ストレスに耐えるメンタルを作ることができ、人付き合いに疲れにくくなります。

一方、ドーパミンとは、幸福物質と呼ばれる脳内ホルモンのことです。
運動をしてドーパミンの分泌が増えることで、幸せな気持ちになって意欲が増す、集中力がアップする、ポジティブ思考になれる効果があります。

この2つの脳内ホルモンの分泌を促してくれる運動がHSPにはおすすめです。

私も週に1回程度、ジムに通って筋トレをしております。
筋トレで身体を動かし、汗をかくことでスッキリとした気持ちになれます。
運動に集中することで自然にネガティブなことは考えなくなります。

さらに、セロトニンやドーパミンの分泌を促してくれてポジティブな気持ちになることができます。

ジムで筋トレでなくても例えば、自宅周辺をジョギングしてみるのも効果があります。
外に出て運動することが出来なかったり、面倒な人は、自宅で有酸素運動が出来るものをGoogleで調べてみたり、Youtubeなどで検索して動画を見ながら実践してみるのも良いです。

運動して汗をかいてセロトニンやドーパミンをたくさん分泌させ、人付き合いに疲れない心を作りましょう。

相談できる環境作り

5人に1人が当てはまるとされるHSP気質ですが、同じHSP気質で悩んでいる人はなかなか周りにいないです。

最近では働き方にも多様性が生まれ、様々な働き方が出来るようになりました。

しかし、HSPという言葉自体は一般社会にはそれほど浸透しておらず、周囲の人に理解されずに悩んでしまうことがあるかと思います。
人付き合いで悩んで周囲に相談したくても相手が非HSPですと理解してくれないことが多いのではないでしょうか。

そこで私がご紹介するのは、たくさんのHSPさんが集まるコミュニティ「Tealsホーム」です。

Tealsは、HSPやうつ病経験者や発達障害など、社会に抑圧されがちな人の個性を発揮できる世界を目指している会社です。
才能のダイバーシティの開放を目的とし、すべての人が本来の価値を発揮できる社会を作るために活動しています。
このコミュニティでは、同じHSPの人たちと関われる交流会があり、同じ悩みを持った仲間と繋がれます。

同じHSPの仲間とつながれることで人付き合いに悩んでしまっても相談できる場所があると安心感が増します。

自分の中で相談できる環境を作り、人付き合いに負けない心を形成していきましょう。

まとめ

今回は、HSPの人が人付き合いで疲れてしまう理由と疲れないようにするコツ、人付き合いに疲れない心を作るための習慣についてをまとめました。

HSPは感受性が豊かであるがゆえに、人付き合いに疲れてしまいます。

なかなかすぐに人付き合いを変えることは難しいですが、少しずつでも自分優先の人付き合いに変えていくことで疲れなくなっていきます。
まずは、自分自身を大切にして、心地の良い人間関係を築いていきましょう!!

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この記事を書いた人

小さい頃から人見知りで内向的な性格が故に学校に馴染めず生きづらさを感じていた。学生の時は勉強で何とかなったが、社会人になってから人付き合いが上手くいかず人間関係に悩んでしまう。さらに激務が重なり不安障害を患い、現在も心療内科へ通院中。不安障害になってからその原因を調べていくうちにHSPの存在を知り、自分にも当てはまることが判明。自身もHSPの気質に苦労しながらも、「自分のペースで好きなことを取り組み、生きていきたい」「同じ男性のHSPで悩んでいる人が生きやすい世の中にしたい」と考え、現在活動中。

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