HSPで「ニュースがつらい」を防ぐには?実体験からわかった原因と対策

現代社会は情報があふれており、
スマホを開けばいつでも最新のニュースが目に飛び込んできます。

しかし、ネガティブなニュースや痛ましい報道を見ると、
想像以上に心への負担を感じてしまう場合があるのではないでしょうか。

チルティ

毎日いろんなニュースが流れてきて、なんだか心が休まらないよね

本記事では、ニュースを見てつらくなってしまう原因と、
日々の情報疲れを防ぐための具体的な対策
そして心が疲れてしまったときのリセット術を実体験を交えてご紹介します。

目次

HSPでニュースがつらいと感じて疲れてしまうあなたへ

  • 毎日流れてくる悲しいニュースを見るたびに、どっと疲れてしまう。
  • 他人の痛みが自分の痛みのように感じられて、ニュース番組を避けるようになった。

そんなふうに悩んでいませんか?

とみ

私も昔は、ニュースを見るたびに深く傷ついて、どっと疲れていました

あなたがニュースを見て人一倍疲れてしまう場合、
HSP特有の深く共感する気質が関係しているのかもしれません。

無理に情報を追おうとして自分を責める必要はありません。

まずはご自身の特性を理解し、心を守る方法を知っていきましょう。

この先の章では、HSP気質を持つご自身に向けて、具体的な対策や体験談をお伝えしていきます。

 なぜHSPはニュースがつらいと感じてしまうの?

なぜHSP気質を持つとニュースを見たり聞いたりするだけで、心が疲れてしまうのでしょうか。

その背景には、HSPが生まれつき持っている「2つの特徴的な気質」が大きく影響していると考えられます。

相手の痛みを自分の悩みのように感じるから

 HSPの大きな特徴のひとつに「共感力の高さ」があります。

他人が怒られていたり悲しんでいたりする姿を見ると、まるで自分が同じ場面にいるかのように感情移入しやすい傾向があります。

そのため、

事件や事故、災害などで苦しんでいる人々のニュースを見ると、
その悲しみや痛み、絶望感をスポンジのように吸収してしまい、
精神的なエネルギーを大きく消費しやすいのです。

刺激を人一倍強く受け取る気質だから 

また、HSPは「刺激に対する感受性が非常に高い」特徴も持っています。

  • 怒鳴り声やサイレンの音
  • 強い光や映像
  • ニュース番組で繰り返される緊迫したBGM
  • 不安をあおるテロップ
  • アナウンサーの切迫した声のトーン

などは、神経を過敏に刺激し、気づかないうちに心や体まで疲れさせてしまう場合があります。

実体験:HSPの私がこんな番組やニュースでつらくなる 

とみ

ここでは、HSP気質を持つ私が実際に日常生活で「疲れる」「しんどい」と感じる番組やニュースについてお話しします。

周りの人は平気で見ていても、自分だけなぜつらいのかと違和感を抱いてきた経験談です。

チルティ

自分だけじゃないのだな、とホッとするきっかけになったら嬉しいな。

震災や災害のリアルな報道 

大規模な震災や災害が起きたときの報道は、非常に胸が苦しくなります。

  • 被害を受けた地域の生々しい映像
  • 住む家を失った方の途方に暮れる顔
  • 泣き叫ぶ声

などを目の当たりにすると、恐怖や悲しみが直接心に流れ込んでくる感覚があります。

被害の大きさを知る大切さは頭ではわかっていても、
映像を見るたびに胸が苦しくなったり、夜眠れなくなったりするため、
災害報道が続く時期はテレビをつけるのも怖くなってしまいます。

解決して「スカッとする」はずの番組

とみ

世間では「悪者を成敗してスカッとする」趣旨のバラエティ番組やドラマが人気ですが、私はこれも苦手です。

最終的に解決するとはいえ、

前半の「理不尽に怒られているシーン」や「意地悪をされている場面」のドロドロとした人間関係や悪意のある言葉が強く印象に残ってしまいます。

チルティ

「なんでこんなひどい言葉をぶつけるのだろう」
と胸がえぐられるような気持ちになり、
結末の爽快感よりも疲労感が勝ってしまうんだよね。

ドッキリや痛そうな罰ゲーム

とみ

人が驚いてパニックになるドッキリ番組や、芸人さんが体を張る痛そうな罰ゲームも、見ていてひどく疲れます。

  • ターゲットが恐怖で顔をゆがめる姿
  • 痛みに耐えるリアクション

を見ると、

チルティ

共感力が発動してしまい「かわいそう」「痛そう」と感情がいっぱいに。

笑っている理由がわからず、人が嫌がる様子を見て何が楽しいのだろうと、
周囲との感覚のズレに孤独を感じてきました。

「HSPでニュースがつらい」の疲れを防ぐ具体的な対策

情報を完全に遮断するのは難しくても、付き合い方を工夫すれば疲れを大きく減らせます。ここからは具体的な対策をご紹介します。

すべてを知らなくてもいいと自分を許す

  • 「社会人としてニュースは知っておくべき」
  • 「世の中の出来事に関心を持たないのは無責任だ」
チルティ

そんな真面目な思い込みが、自分を苦しめていませんか?

まずは

  • すべてのニュースを知らなくても生きていける
  • 自分の心を守るほうが優先順位が高い

と自分を許してあげましょう。

知らなくて困る情報は、案外少ないです。

とみ

自分にとって本当に必要な情報だけを選び取る権利が、あなたにはあります。

映像ではなく「文字」で情報を受け取る 

テレビのニュース番組は、映像や音声、テロップなど情報量が多すぎます。

視覚や聴覚からの強い刺激を避けるため、情報は「文字」で得るようにしましょう。

新聞やニュースアプリのテキスト記事であれば、刺激的なBGMやショッキングな映像を避け、自分のペースで冷静に内容を把握できます。

チルティ

見出しを見て「これはしんどそうだな」と思ったら、
クリックせずに読み飛ばせるのもテキストならではのメリットだよ。

テレビやスマホを見る時間を決める 

  • ダラダラとテレビをつけっぱなしにする。
  • 暇なときにSNSのタイムラインを無限にスクロールする

これらは、ネガティブな情報に触れるリスクを高めます。

  • 「ニュースを見るのは朝の10分だけ」
  • 「夜20時以降はスマホでニュースを見ない」

など、情報に触れる時間をあらかじめ制限するルールを作りましょう。

時間を区切れば、無防備な状態で不意に痛ましいニュースを目にする回数を大きく減らせます。

通知をオフにして情報を遠ざける

とみ

 ニュースアプリやSNSのプッシュ通知は、今すぐオフに設定するのをおすすめします。

仕事中やリラックスしているときに
「どこかで大事故」「だれかが逮捕」などのショッキングな速報が突然画面に表示されると、
それだけで一気に心がざわつき、ペースを乱されてしまいます。

情報は「向こうからやってくる」のではなく

チルティ

「自分から必要なときだけ取りにいく」と意識を変え、
スマートフォンの通知設定を見直してみよう!

ニュースを見ない日を週に1回作る 

情報を減らすために、

「この日は一切ニュースを見ない」日を週に1回、例えば休日に設けてみましょう。

テレビの電源を入れず、スマホも手放して、外部からの情報を完全に遮断するのです。

チルティ

最初はソワソワするかもしれないけど、まず『逃げる』を自分に許してあげてね。

慣れると脳のノイズが消え、驚くほど心が穏やかになるのを感じるはずです。

意識的に情報の断食を行い、疲れた心を回復させましょう。

家族がテレビでニュースを見ているときの工夫 

自分はニュースを見たくなくても、家族がリビングでテレビをつけている場面もありますよね。

そんなときは、

  • ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンをして好きな音楽を聴く
  • 別の部屋に移動する
  • お風呂に入る

など、物理的に情報をシャットアウトしましょう。

「私はこのニュースを見るとつらくなってしまうから」と、家族に自分のHSP気質や苦手な情報をあらかじめ伝えておき、チャンネルを変えてもらうよう協力をお願いするのも手です。

人との会話でニュースが出たときは離れる

 職場での雑談やランチの席などで、悲惨な事件や芸能人のスキャンダルなど、
ネガティブなニュースが話題にのぼる場面もあります。

とみ

その場にいると感情移入して苦しくなってしまう場合は、スッとその場から離れるのが一番です。

「ちょっとお手洗いに行ってきます」「電話をかけないといけないので」など、当たり障りのない理由をつけて物理的に距離を置きましょう。

他人のネガティブな感情の渦に、無理に付き合う必要はありません。

▼さらに詳しい対策を知りたい方はこちらもチェック !

HSPでニュースがつらい気持ちになったときのリセット術

 気をつけていても、不意にニュースを目にして心が深く傷つき、疲れてしまう場面はあります。

とみ

私もニュースを見て落ち込んでしまう日があります。
そんな時に実践している、少しでも効果があったリセット術を紹介しますね。

自分に合う方法をいくつか持っておくと、いざという時でも安心できます。

窓を開けて外の空気を吸い込む 

チルティ

頭の中がニュースのネガティブな情報でいっぱいになってしまったら、まずは物理的に空気を入れ替えよう。

窓を大きく開けて、深呼吸を数回繰り返します。

冷たい風や温かい日差しを肌で感じ、外の匂いを嗅ぐと、
意識が「悲惨なニュースの世界」から
「今、自分がいる安全な現実世界」へと引き戻されます。

呼吸に意識を向ければ副交感神経が優位になり、こわばった体と心をリラックスさせる効果も期待できます。

参考:第一三共ヘルスケア:くすりと健康の情報局「自律神経を積極的にコントロールする方法とは?」

足の裏の感覚に集中する 

ショッキングなニュースを見ると、意識がふんわりと浮き上がり、地に足がついていないような感覚になる場合があります。

そんなときは裸足で目を閉じる時間が有効です。

とみ

裸足になって床に立ち、足の裏全体がピタッと地面にくっついている感覚に全神経を集中させます。

「床は冷たいな」「体重が乗っているな」と感じれば、
ざわついた思考が落ち着き、
「今ここにある自分」を取り戻せます。

温かい飲み物でホッとする

 情報疲れで心が冷え切ってしまったときは、温かい飲み物をゆっくりと味わうのがおすすめです。

ハーブティー、ホットミルク、白湯など、自分がホッとできる飲み物を用意してみてはいかがでしょうか。

チルティ

マグカップの両手から伝わる温もりや、湯気とともに広がる優しい香りが、過敏になった神経を優しくほぐしてくれるよ。

「あたたかい」「おいしい」などのシンプルな感覚に浸れば、ニュースで受けたダメージが少しずつ和らいでいくのを感じるはずです。

ふわふわしたものに触れて安心する

 HSP気質の人は触覚からも大きな影響を受ける方も多いですよね。

とみ

心がトゲトゲしているときは、肌触りの良いものに触れて安心感を取り戻しましょう。

お気に入りのふわふわのブランケットに包まったり、柔らかいクッションを抱きしめたり、ペットの温かい毛並みを撫でたりするのが効果的です。

柔らかくて温かいものに触れると不安やストレスをやわらげてくれる効果が期待できます。

モヤモヤを紙に書き出して捨てる 

ニュースを見て感じた理不尽さ、悲しみ、怒りなどの感情が心の中に溜まってしまったら、それらを一旦すべて紙に書き出してみましょう。

  • 「すべてを知らなくてもいい」
  • 「映像ではなく文字で見る」
  • 「情報に触れる時間を制限する」
  • 「なぜあんな悲惨な出来事が起きるの」
  • 「胸が痛くてたまらない」

など、どんなにネガティブな言葉でも構いません。

とみ

頭の中のモヤモヤを紙に書いて目にみえるようにすれば、感情を冷静に見つめ直せます。

書き終わったら、その紙をビリビリに破ってゴミ箱へ捨ててください。

心の中のゴミを物理的に捨てるようなスッキリ感があります。

感動する作品に触れて「安全な涙」を流す

悲しいニュースで泣くのは心がすり減りますが、
美しい物語に触れて流す「安全な涙」は、心を浄化する効果があります。

チルティ

HSPの深い共感力を活かし、心温まる映画や感動的な小説、好きなアニメなどに没頭してみよう!

素晴らしい作品を通して思い切り涙を流せば、ストレス物質が体外に排出され、見終わった後には憑き物が落ちたように心がスッキリと軽くなっているはずです。

好きな世界に没入する 

ネガティブなニュースから意識をそらすには、自分が心から好きだと思える世界に没頭するのが一番の特効薬です。

チルティ

時間を忘れて取り組める趣味はありますか?

手芸、お菓子作り、イラストを描く作業、推し活、ゲーム、あるいはパズルや塗り絵のような単純作業でも構いません。

五感を使って「自分の好きな分野」だけに集中している時間は、
外の世界のノイズを完全にシャットアウトできる、
あなただけの安全な避難場所になります。

心が喜ぶ「優しい情報」を取り入れる

 悪いニュースばかりを見ていると「世の中にはひどい話題しかない」と思い込んでしまいます。

そんな時は、あえて「心が喜ぶ優しい情報」を自分から取りに行きましょう。

可愛らしい動物の動画を見る、美しい風景の写真集を眺める、誰かが親切にしている心温まるエピソードなどを読むことです。

チルティ

世界には優しさや美しさもたくさん溢れていると、自分に教えてあげてね。

HSPの繊細な気質を「深く感動できる」感性と考える 

ニュースを見て人一倍つらい気持ちになってしまうと、

  • 「なぜ自分はこんなに気にしすぎてしまうのか」
  • 「もっと鈍感になれたら楽なのに」

と、自身の繊細さをマイナスに捉えてしまう場面もあるかもしれません。

しかし、他人の痛みに寄り添える優しさや、出来事を深く受け止める感性は、決して欠点ではありません。

悲しい話題に深く傷つく場合、それは同時に、美しい景色、素晴らしい芸術、人の優しさや思いやりに触れたとき、より深く感動し、大きな喜びを感じられる特徴でもあります。

HSPの気質を無理に変えようとするのではなく、上手な情報の避け方を身につけて、ぜひご自身の素晴らしい感性を大切に守り育てていってください。

まとめ|心が疲れたら、自分に合った方法でホッと一息

今回は、HSPの方がニュースを見てつらくなってしまう原因と、具体的な対処法、そして心のリセット術についてお伝えしました。

情報の波に飲み込まれそうになったら、

  • 「すべてを知らなくてもいい」
  • 「映像ではなく文字で見る」
  • 「情報に触れる時間を制限する」

といった対策を思い出し、自分を守る行動をとってくださいね。

心が疲れてしまったときは、今回ご紹介したリセット術の中から、あなたにぴったりの方法を見つけてホッと一息ついてください。

チルティ

自分に合った環境を大切に、一歩ずつ歩んでいこうね。

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この記事を書いた人

元小学校教員。多くの子どもたちや保護者、同僚と出会っていく中で、HSPやADHDについて学び、自分自身の生きづらさにも気づきました。現在は自分のペースを保ちながら、フリーランスとして活動中。教科書に載っていた詩の一節『みんなちがって、みんないい。』の考え方を大切にして生きています。記事を通して、あなたの「いい」に気づくお手伝いができたら嬉しいです。

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