人を好きになっても、気遣いや心配ばかりでしんどいな。
尽くしすぎるばかりで恋愛は大変な思いばっかりだな…。
この記事に辿り着いたあなたは、こんな思いを感じているのではないでしょうか。
もしかしてその悩みは”HSP”が関係しているかも!
この記事では
- 恋愛がうまくいかない理由
- HSPの恋愛あるある
について解説します。
そして、
- HSPの相性がいいタイプと悪いタイプ
- HSPの恋愛対処法
についても紹介していきます。
HSPの気質への理解が深まれば、いい恋愛ができるようになります。
最後までお読みいただけると嬉しいです。
恋愛が苦手な理由はHSPにあり!?
まずはHSPの特徴が恋愛にどう影響するのか説明します。
原因はHSPかも?
恋愛をしていると、相手の気持ちがわからず不安になったり、気遣いをしたりする場面が多くありますよね。
- 服装はこれでいいか?
- デート場所はよかったか
- 会話が続かなくなったらどうしよう
- デートしてから連絡の頻度が遅くなった気がするけど嫌われたかも…
こうした悩みが原因で恋愛を苦手と感じる人や、デート後はぐったり疲れてしまう方は、”HSP”の特徴が関係しているかもしれません。
HSPの特性
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリ―センシティブパーソン)の略称で心理学者のアーロン博士が提唱し、4つの特徴を持つと言われています。
HSPの4つの特徴DOES
- Depth of Processing(物事を深く考えて処理できる)
- Over Stimulation(過剰に刺激を受けやすい)
- Emotional Responsiveness & Empathy(共感力が高い)
- Sensitive to Subtleties(些細な変化などに気付きやすい)
HSPについてもっと詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
HSPの特徴により、他の人とは違う悩みや、苦労を感じる場合があります。
HSPの恋愛の特徴
HSPの特徴は恋愛において、メリットにもデメリットにもなります。
メリット | デメリット |
---|---|
相手への気遣いができる 聞き上手で励ましたり支えたりするのが得意 穏やか | 相手の気持ちを深読みしすぎて無駄な心配をする 相手の些細な反応を気にしすぎて疲れる 尽くしすぎて相手が依存体質になる場合がある |
HSPの特徴によりツラい経験をした人は、恋愛に苦手意識を持ってしまっているかもしれません。
しかしHSPの特徴を理解し対処していけば、HSPでも素敵な恋愛ができます!
まずはHSPがどんな場面で苦労する可能性があるか把握しよう!
恋愛に向いてない?!HSPの恋愛あるある
まずはHSPが恋愛でどんな苦労をする可能性があるのか、自己体験を踏まえながらHSPの恋愛”あるある”を紹介します。
些細な変化に振り回される
HSPは些細な変化に気づきやすいので、周りの気分や表情に振り回される傾向があります。
たとえば
- いつもは楽しく話すのになぜか元気がない
→なにか傷つく発言をしてしまったのではないだろうか - なんとなくいつもより疲れている感じがする
→自分と話すのが退屈になっているのではないか
など相手の些細な変化が気になり、頭の中がモヤモヤしてしまう場合があります。
友達に相談をしても「小さいことを気にしすぎだよ!」とよく言われるHSPさんもいるのではないでしょうか。
ネガティブに考えやすい
HSPは相手の反応で、深く考えすぎてしまいネガティブ思考になってしまう場合があります。
私は特にLINEでネガティブになってしまいます。
この二つの会話をみて多くの人はなんとも思わないかもしれません。
しかし私は、いつもとの文面の違いや、絵文字の使い方、返信の遅さで
今回は楽しくなかったのかな…。
もう次はデートしたくないと思っているのかもしれない。
と考えてしまうときがあります。
同じような経験をされたHSPさんもいるのではないでしょうか。
こちらの記事ではHSPのネガティブ思考について詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください。
気遣いしすぎて疲れる
共感力が高いHSPは、相手の表情や様子でなんとなく気持ちを察して気遣いすぎる傾向にあります。
恋愛相手だと「嫌われたくない」「好かれたい」という気持ちがあるので、必要以上に気遣いをして自分に負担をかけてしまう場合も。
〇〇をしたほうがいいかな。
でも今は不機嫌そうだから話しかけないほうがいいかな…。
このように相手の気持ちを中心に行動する状態になりかねません。
また過剰な気遣いや優しさは共依存にもつながります。
相手の気持ちを考えすぎて、厳しい意見が言えず優しくしてしまいがちなHSPには注意が必要です。
もし現在交際中の相手と
- 相手が自分に甘えてだらけきっている
- 周りの人からやめたほうがいいと言われており、自分でも離れないといけないとわかっているのに離れられない
という状況にあるのなら、今一度お相手との関係性や自分の行動について考えてみるといいかもしれませんね。
過去の恋愛を引きずりがち
HSPは繊細で感受性が豊かな方が多いので、悲しい出来事などが強く印象に残ってしまう傾向があります。
私も経験がありますが、ツラい経験や失敗が忘れられず、同じ失敗をくり返さないよう過剰に意識してしまいます。
たとえば
- がんばってデートまで行ったが楽しくなかったと言われた
→デートが怖くなって誘えなくなる - 過去に浮気された
→今の交際相手に対して過剰に浮気を疑ってしまう
恋愛に苦手意識を持っているHSPさんは、過去に失敗談があったりつらい経験をされたりした方が多いのではないでしょうか。
今回は、実体験を踏まえながら、HSPの”恋愛あるある”を紹介しました。
同じような経験をされたHSPさんもいるのではないでしょうか。
恋愛が苦手なHSPさんも、まずはHSPの特徴を理解し、どんな場面で悩みが生まれやすいのか把握してみるのもおすすめです。
相性のいいタイプ3選
恋愛は相手がいて始まるものです。
相手のタイプによっては、いい恋愛ができる時もあれば、自分ではどうしようもない時もありますよね。
次は、HSPと相性がいいタイプと悪いタイプを紹介していきます。
まず、相性がいいタイプから紹介します。
優しくポジティブ
HSPは繊細で何気ない一言にも敏感に反応する方が多い印象です。
なにか話をしているときや、提案したときに
「いや、それは違う」とバッサリ否定する人ではなく
「うん、そうだね」と一度受け入れてくれる優しい人がいいでしょう。
同じ否定をするにしても
「それは間違っていて〇〇だ!」と「うん、なるほど。けどこっちの方が正しいかもよ」
とワンクッション受け入れる言葉を挟んでくれるだけで、HSPは受け取る印象が変わります。
些細な違いで、気持ちが変わる人がHSPさんには多いよね。
なのでこういった相手の気持ちを考えたやり取りのできる優しい人がいいでしょう。
またこちらでものべたように、HSPはネガティブになる傾向があるので、ポジティブに励ましてくれる人がおススメです!
あいまいな態度をとらない人
HSPは、物事を決める時など頭の中で考えすぎてしまい答えを出すのに時間がかかる傾向があります。
そんな時、相談してもあいまいな回答しかしない人だと、前に進みません。
なので意見を出し引っ張ってくれる方がいいでしょう。
たとえば
- 夜ごはんをきめるとき、「なんでもいい」というより「〇〇とか食べたいな」と言ってくれる
- デート先を決めるとき、「行きたい場所はまかせるよ」ではなく「〇〇に行ってみない?」と具体的な案をくれる
また日常生活で、言い合いをしてしまった時なども、いつまでも無口な人よりも「〇〇が嫌だった」などはっきり伝えてくれる人がいいと思います。
不機嫌そうな態度だけ見せて、理由を伝えてくれないとHSPはずっとモヤモヤするもんね。
冷静で大人っぽい人
何か始めるとき、突発的よりも、いろんなパターンを考えてから行動しだす傾向がHSPにあります。
なので同じような行動パターンの人がいいでしょう。
たとえば
- 出かけるときは当日突然ではなく、前もって計画的
- 旅行のときは行き当たりばったりではなく、ある程度行きたいところに目星をつける
- その日の気分で、急にキャンセルなど感情の起伏が激しくない
急な変更や行き当たりばったりの行動はHSPにとってかなり精神的に疲れてしまう場合が多いので、冷静で計画的にゆっくり動ける方がいいでしょう。
相性の悪いタイプ3選
次は相性の悪いタイプについてみていきます。
「HSP」を理解しようとしてくれない人
HSPは、ここ数年で急激に広まりましたが、まだ正しく理解されていません。
HSP関連のヤフーニュースなどを見ると、コメント欄に「繊細で難しい人」「扱いが難しい」という厳しい言葉があるのも事実です。
なので、自分がHSPというのを伝えるか迷っている方も多いと思います。
伝えても、
- めんどくさい人と思われないか
- まじめに話を聞いてくれるのか
相手の反応が怖いですよね。
伝えた際に、HSPを理解する気がなさそうな人は避けたほうがいいかもしれません。
もちろんHSPの気質をすべて理解できる人はいませんので、少なくとも耳を傾けて親身になって聞いてくれる人がいいでしょう。
怒りっぽい人
怒りっぽく言葉遣いが荒い人だと、否定的な言葉や怒りをぶつけられるかもしれません。
HSPは言葉によっては、必要以上に自分を責め、落ち込む傾向があります。
また怒りや言葉遣いが自分に向いていなくても、周りの人の影響を受けてしまう方も多い印象です。
たとえば
- 店員さんに態度が悪い人→店員さんが困ってツラそうな気持ちに同調してしまう
- 初対面の人でも思った意見をズバズバいう→友達に紹介した時など常にヒヤヒヤ
- 運転中渋滞や信号待ちにイライラする→隣にいるだけでびくびくしてしまう
なのでできるだけ、怒りっぽい人は避けたほうがいいでしょう。
気遣いのない人
HSPは五感が鋭く、影響をうけやすい傾向にあるので気遣いのできない人は避けたほうがいいでしょう。
たとえば
- テレビの音を頼んでも小さくしてくれない
- 急に大声を出す
- 休みたいときでも自分の”出かけたい”を曲げない人
HSPは、一緒にいる相手が家族やパートナーでも刺激を受け負担に感じてしまう場合があります。
体調や疲れを気遣ってくれる人ではないと、不満やストレスをため込んでしまう可能性があります。
HSP恋愛対処法
最後にHSPの恋愛対処方法です。
ここまでの話を聞くと「HSPに恋愛は難しいのかな?」と思うかもしれませんが、ポイントをおさえれば困難も乗り越えられます。
HSPがいい恋愛をする方法を3つ紹介します。
HSPだと伝える
こちらでも少し触れましたが、自分がHSPであることを周りに伝えるべきか悩むと思いますし、反応が怖く勇気がいると思います。
しかし、パートナーとして一緒になりたいのなら伝えたほうがいいと思います。
HSPを隠しながらツラい時も我慢して一緒にいるのは、お互いにとっていい結果にならない可能性が高いです。
伝えにくい人は重く考えすぎず、「自分は〇〇な人だよ」という自己紹介の気持ちでさらっと伝えてみてはどうでしょうか。
伝えるときのコツ
- HSPを強調しすぎない
- HSPよりも自分はどんな場面が苦手かをしっかり伝える
たとえば
- HSPで人混みが苦手だから何日も連続ででかけるのは厳しいかも
- HSP気質が少しあって、たまに一人になりたいときがあるの
このようにさらっと伝えてみよう!
隠して無理をしても、一生貫き通すのは難しいからね。
まずは自分と向き合う
恋愛になると「相手はどんな人がタイプなんだろ?」「好かれるにはどうしたらいいんだろう」と相手軸で考えてしまいがちです。
しかし、まずはHSPの特徴を理解し「自分と向き合う」のをおススメします。
そうすれば、傷ついたり、精神的に疲弊したりする前に回避でき自分を守れます。
恋愛は、うまくいっている時は毎日が楽しくなりますが、うまくいかない時は意図せず精神を病んだり、仕事や友人環境にまで支障をきたしてしまう可能性もあります。
恋愛をしているときも自分の心を第一に考え、寄り添いましょう。
ツラく苦しい状態では、いい恋愛はできないよね!
相談相手をみつける
HSPの特徴は、友人に相談しても理解されにくい印象です。
メールの雰囲気がなんとなく元気ないから怒らせたかもしれない…どうしよう…。
デートに誘ったらOKもらえたけどなんとなく嫌がってたかもしれない。
などと学生時代は友人に相談してましたが、帰ってくる言葉は「気にしすぎ」と言われるだけでした。
同じような経験をされたHSPさんも多いのではないでしょうか。
もし周りにHSPがいない方は「Tealsホーム」をのぞいてみてください。
例えば私が所属している100名以上のHSPがあつまるコミュニティ「Tealsホーム」には、顔出しなしで気軽に相談できる仕組みも整っています。
同じHSPの気質を持っているからこそ、悩みを相談しあえたり、共感したりできる、コミュニティです。
まとめ
HSPで恋愛が苦手な人は多いと思います。
生きているだけで刺激や気疲ればかりなのに、恋愛なんて負担が増えるだけと思うかもしれません。
しかし、パートナーがいるのは家族とは違った支えになり、助けにもなります。
この記事が「HSPでしんどいのは想像できるけど恋愛をしたい!」という方の助けになると幸いです。
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